やるきのないIS操縦者 〜lazy boy   作:永夜の報い

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UAが2000超えるよ。
やったね。すごいね。


序章 Ⅵ

アリーナに降り立つと同じ打鉄が見えた。

 

「…へぇ、男のくせにISで飛べるんだ」

 

「…」

 

「無愛想ね。これだから男はイヤなのよ」

 

「……」

 

「それじゃあ、さっさとやられて頂戴」

 

「……………………………………………」

 

『始め』

 

試合の開始が告げられた。

 

▽▽▽▽

 

 

メロス(わし)は激怒した。

かの邪知暴虐の(女尊男卑のクソヤロウ)を叩き潰すと心に決めた。

『始め』

 

試合が始まったようだ。確か打鉄にはブレード<葵>と、アサルトライフル<焔火>が標準装備されているとかなんとか。

 

「来い、焔火!」

 

相手がそういうとゴツいライフルが現れた。

ぱない。

あれがコールか初めてみた。そして気がついた。

 

口頭コールしたってことは、

相手も初心者じゃん

試しにちょっと様子を見ることにした。

 

「何もしてこないの?所詮男なんてこの程度ってことなのね。初めての試合相手がアンタで良かったわ。ただの的だものね」

 

イライラしてきた。

それにしてもよく喋るなコイツ…【警告!ロックされています】…おう、それではそろそろ動きますか。

 

「葵を2振りちょーだい」

 

シュワン、と音をたててブレードが両手に出現すると同時に撃ってきたようなので丁度いいから試しに切ってみた(. . . . .)

 

 

 

 

▽▽▽▽

 

 

 

私は代表候補生だ。

今は成り立てのヒヨッコだけれど、いつの日か国家代表になるだろう。IS適性だってAだし試合だって何度も勝利している。

なのに…なのになんで‼

 

「なんで私がっ!エリートの私がっ!男で初心者のアンタに負けんのよ!!!」

 

「坊やだからさ」

 

 

▽▽▽▽

 

勝負は一瞬にして決まった。

焔火の弾丸を切り捨てた槭樹は瞬間加速(イグニッションブースト)をして呆気にとられている自らの敵の懐に入る。

次に容赦無く右のブレードで地面に叩きつけ左のブレードですくい上げた。

最後にこれでもかと言わんばかりの勢いを載せた回し蹴りで壁まで吹っ飛ばし、叩きつけられた所でISが解除された。

試合終了である。

けっして代表候補生の少女が弱いわけではなく、槭樹のISの操縦に対する才能が常軌を逸脱していたのだ。

確かに少女には才能があり、エリートだったのかもしれない。しかし、彼女が百万人に一人の天才だとしたら彼は数十億人に一人の天才なのだ。もちろん適性Sである。

もし、少女と槭樹が一般的な筆記テストで勝負をしたのならば槭樹は惨敗していただろうが…

 

 

 

 

 

 

▽▽▽▽

 

 

 

「アンタ本当にこれが始めての試合なの!?私は騙されないわよ!!!」

 

「まさに孔明の罠状態だな」

 

儂は困っています。

ピット?に戻ってくると山田さんがすげえ勢いで褒めてくれた。IS操縦者として歴史に名前を刻めますよーとか、モンドグロッソ…ISの大きな大会でブリュンヒルデ狙えるとか、興奮しているようでなに言っているのかわけがわからないよ。大体ブリュンヒルデになれるってなにさ。

儂は男だよ。

山田さんを諌めていると、いきなり扉が開き代表候補生さんが現れた。…面倒臭いテンションで。

 

「わかった!!!アンタ何か仕込んでたんでしょ!?怒らないから早く言いなさい!さぁ!!はやく!!!」

 

「対戦相手が負けを認めない件について」

 

「私は負けてなんかいない!!男なんかに…たかだか一度二度ISに乗っただけの奴に……」

 

「……」

 

「なんで私がっ!エリートの私がっ!男で初心者のアンタに負けんのよ!!!」

 

「坊やだからさ」

 

「…っ!!」

 

「少なくとも男だとか、女だとか、そんな些細なこと気にして慢心している内は絶っ対に儂には勝てません。」

 

「……………………あぁそう」

 

代表候補生のカノジョは現実にぶつかり成長したことだろう。頑張れ若人!

 

「えっと…彼女は槭樹君より一つ上ですよ?」

 

「…細かい事気にしたら負けだと思っていますから。それより、僕は合格ですかね?」

 

「はいっ。文句の付け所の無い完璧な勝利でしたよ。」

 

こうして懸案事項は消え去ったのだった。

儂の勝利だっぜ!!見たか世界!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかし、これからも色々難癖をつけてくる可能性も……って大丈夫ですか!?」

 

こりゃもうだめかもしれんね……………

 

 

 

 

▽▽▽▽

 

 

「ぱうわう〜」

 

日も暮れる夕刻、儂は今大きなホテルにぶち込まれている。ちなみにお値段が一泊でおいくら万円もするそうです。

あの後研究所をでて車で数時間ガタガタ。儂はいつの間にかまた眠ってしまったのでここがどの辺りだか皆目検討も付かない。何でもここで誰かと合流するんだってさ。

儂は一人この先のこと考えながら奇声を上げていた。決して催眠術に掛かった訳ではない。

………考えた結果、逃げるなら今が最後のチャンスだと思った。

もしも世界中の権力が儂一人に集中したら躱し切る自信が無いし、山田さんは合流するって言ってたしこれ以上人数が増えたら失敗するかもしれない。

儂は鞄を開け、或る物をコールした。

 

「スパイ映画のアレ〜」

 

そう、アレである。

なんか爪が付いている物を飛ばし、引っ掛けてすすす〜って移動できるアレである。俗に言うワイヤーフックだ。

…なんでこんな物をいれたのだろうか?

 

「使うからいいけどね〜。…とうっ」

 

窓を開けて誰もいない事を確認した。いける!

ワイヤーフックをホテルの隣にあった凄く…大きな木に引っ掛けて、窓から飛び降りた。

「ぶぇ」

 

ちなみに儂がいた階が下を見て、人がゴミのようだ〜ってできる位の高さだったので正直心配だったが、何とか今儂は地上にいる。これで晴れて自由の身だ〜!!

 

「すまない。ちょっと道を聞きたいのだが」

 

「はい?」

 

幸せって長くは続か無いものなのか、其れとも儂が神様とやらに嫌われているのか。

 

「うん?お前、十五夜槭樹じゃないか?」

 

どっちにしろ、

 

人生とは 上手くいかないもののようだ。

 

 

 

 

そして物語のステージは学園へ………

 

 

 

 

 

 

 




でも、どれ位がミスタッチなんだろう…
お気に入りに登録してくれた方々、誠にありがとうございます。とても良い燃料になっています。投稿する力が湧いてくるようです。(文章力も湧いてきたらなぁ…特に戦闘描写)
次から本編かな…急いで読み直さないと。

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