やるきのないIS操縦者 〜lazy boy   作:永夜の報い

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現実ってなんだろうな。


第一章
1、現実って……こわい


織斑一夏は居た堪れない気持ちであった。

 

 

 

 

 

…おかしい。俺は何故殆どIS関係者の為の学校であるIS学園にいるのだろうか?俺が男には動かせないはずのISを動かせちゃったからですねわかりたくありません。今、1年1組の占めて28人程の女子生徒の視線を感じる。正直キツイ。

 

後から全国的に男がISを動かせるか検査したところ、どうやらもう一人男でISを動かせるイレギュラーが発見されてそいつも同じクラスらしいのだが………

 

現在、ホームルームが始まる5分前であり、担任の先生らしき女性が教壇に立っているにもかかわらず俺の隣の席は空席であった。こいつは初日から遅刻するつもりなのだろうか。

 

教室前方の扉が開き、誰かが入ってきた。やっとこのレーザーの様な視線から解放される……

 

俺は初対面の二人目の顔を見ようと顔を上げた。

 

…何かを口の中でモグモグと噛んでいた。朝食を食べながら移動していたのだろうか。あっ、飲み込んだ。

 

 

 

 

▽▽▽▽

 

 

 

危ない危ない、学校始まるの今日だってすっかり忘れていた。もうちょっとで初日から遅刻するところだった。山田先生が教壇に立っていたので挨拶する。

 

「山田先生、おはようございます」

 

「おはようございます、十五夜君。明日からはもうちょっとはやめに来るよう心掛けて下さいね」

 

「いやぁ今日からだってすっかり忘れていたもので。ははは…」

 

そんじゃ席につくか。…一番前か、寝てたらばれそうで嫌だなぁ、よっこいそ。あっ、右隣の席一人目さんでねぇけ。IS学園側の配慮かな。やさしい。

 

「全員揃いましたねー。それじゃあSHR(ショートホームルーム)はじめますよー」

 

おぉう、儂待ちだったのか。なんか申し訳ないです。

 

「私は山田真耶といいます。皆さん、一年間よろしくお願いしますね」

 

…周りの反応が無い。山田先生が狼狽えてるのがわかる。山田先生がメンタルめちゃくちゃ弱い事を知っているので反応しようかね、可哀想だし。

 

「よろしくお願いします、山田先生」

「!はいっ!よろしくお願いしますね」

 

山田先生、儂かなりSAN値削れました。もうたすけられますんので一人でがんばって…

 

「では自己紹介をお願いします。えっと、出席番号順で」

 

出席番号順かぁ〜。長そうなのでちょっと今までの事を振りかえってみようか…………

 

 

 

 

 

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「知らない天井だ」

 

オッス、オラ槭樹‼

世の中にはすっげえヤツらがいっぱいいるなー。いやほんとに。

あれれ〜おかしいぞ〜。儂確かにホテルからの大脱出成功させたはずなんだけど…いつの間にやら何処やらのベットの上である。あら不思議。

ちなみにホテルではない。天井にはこだわりがあるのだ!

 

確か…降り立った後ナニカと出会ったような…

 

「気がついたようだな」

「ん?」

 

誰かが部屋に入ってきたようだ。

あれ?この人どこかで…女……黒いスーツ……うっ!あたまが!

…とかやってみるテスト。

 

 

▽▽▽▽

 

 

 

 

わしのだいだっそう!!をじゃましたのはいまめのまえにいるにんげんさんだったんだね。びっくりだよ。それでここはどこなの…えっ、あいえすがくえんさん?…えっ、わしなんきん!!されちゃったの!?

 

「ゆっくりできない〜」

「安心しろ。ゆっくりなどしている暇など無い。それとその巫山戯た口調をやめろ、今すぐ」

 

どうしてそんなこというのぉぉぉ!!

パアンッ!

 

持っていた資料で引っ叩かれたようだ。

 

「いたひ…」

「やめろと言っているだろう」

「サー!イエス!サー!」

 

…心でも読めるのかこの人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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パアンっ!

 

うぉっ!びっくりした。

「誰が三国志の英雄か、馬鹿者」

いやどちらかというと呂布のような……

 

パアンッ!

 

わし は きぜつした!

 

 

 

 

▽▽▽▽

 

 

 

「おっす、俺は織斑一夏。一夏って呼んでくれ、これからよろしくな!」

 

目が覚めると休み時間だった。なにそれこわい。

 

「何でいきなり自己紹介?」

「だって気絶してたから」

そうでした。

 

「儂、十五夜槭樹。よろしくなワンサマー」

「ワンサマー!?」

「よォ〜ワンサマー。良い天気じゃあないか〜」

「…頼むからワンサマーはやめてくれ」

「冗談半分だ一夏。こちらこそよろしく頼む」

「………半分は本気かよ!」

 

もちろんさ!!

本気で何も言わなかったらワンサマーって呼んでやろうと思ってた。

 

「いいおもちゃ…話し相手になりそうだ」

「人で遊ぶ気満々じゃないか……」

「儂ツッコミがずっと欲しかったんだよ」

 

とにかく、良い友人になれそうでよかった。

 

「…ちょっといいか」

「え?………箒?…すまんちょっといってくるわ」

「おぅ!!いってこい!逝ってこい!」

「漢字おかしいだろ!?」

 

一夏がログアウトしました。もげちまえ。

知り合いのようだったが…興味ないからいいや。

 

儂は考えることをやめた。

 

 

 

 

 

 

▽▽▽▽

 

 

 

 

 

一夏たちはギリギリに帰ってきた。

え〜次は〜二時間目〜二時間目〜教科書はこちらです。

というか、相変わらず教科書分厚すぎワロタ。そこらへんの辞書やマンガ雑誌より分厚いから初見じゃ教科書だとわからないかもしれない。

 

真面目に授業を受けていると、隣の一夏の様子がおかしい。

 

「織斑くん、何かわからないところがありますか?」

 

おぉ!山田先生が先生っぽい!流石だなぁ。

 

「先生!」

「はい、織斑くん!」

 

軟禁状態の時すごく解りやすく教えてくれたし、今のこうやって生徒に手を差し伸べる様なんて素晴らしいではないか!よかったなワンサマー、副担任が山田先生で。ちゃんと聞いておけよ。

 

「ほとんど全部わかりません」

 

一夏……お前はツッコミではなかったのか……

見ろよ、山田先生顔引きつってるぞ。

 

「え、えっと……他に今の段階でわからないって言う人はどれくらいいますか?」

 

もちろん儂は大丈夫。先生の顔色を見てみると相当マズイようだな。

 

「………織斑、入学前の参考書は読んだか?」

「古い電話帳と間違えて捨てました」

 

一夏……お前…ボケも出来たのか?

…いや、ボケが来たのか?

 

パアンッ!!

 

あぁ、出席簿が心なしかさっきより大きな音をあげている。

 

IS学園は今日も平和なようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




5がつ 21にち

ちゅうかんてすと きたー

ひどいてん なのであか て

まずいで す

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