Grand Theft Auto : One Cent Assassin   作:Dolenon

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本作には暴力的な表現が含まれております。


ゲイ・トニーの憂鬱

 トゥルルルル、トゥルルルル。機械的な着信音が携帯電話のスピーカーから流れる。リーパーは、受話ボタンを押してから喋る。

「はい」

『あら、リーパーちゃん。お久しぶりねぇ』

「トニーさんですか。久しぶりです、ルイスさんも元気でしょうか」

 電話の相手はゲイ・トニーことアントニー・プリンス。リバティーシティでも指折りの大富豪の一人である。そしてリーパーの言ったルイスとは、そのゲイ・トニーのボディーガードであり親友であるルイス・ロペスのことである。

『ええ、もちろんよ。私もルイスも元気元気。でもね、ちょっとやっかいな事が起きちゃって…』

 どこかゲイ・トニーの声に陰りを感じたのかリーパーは引っかかりを感じた。

「なにかトラブルでも?」

『ええ、メゾネット9は知ってるわよね』

「ええ、トニーさんのお店ですから。ビージ叔父さんもたまにお世話になってるみたいで」

『いいのよ! リーパーちゃんの義理の親だからね』

 ゲイ・トニーの言葉にリーパーは、密かに安堵を覚える。

「それで、本題は?」

『ああ、そうなのよリーパーちゃん。うちのメゾネット9で働いている子の一人が悪質なストーカーに悩んでるみたいなの』

 ストーカー、その言葉にリーパーは静かな怒りをあらわにする。

「それはそれは、酷い男がいるものですね。ビージ叔父さんには?」

『もちろん伝えてあるわよ。ビージちゃんにストーカーの情報を渡してあるから、きっちりお仕置きしなさい』

 お仕置きの辺りがやけに強い口調になったあたり、ゲイ・トニーもストーカーに怒りを覚えていることをリーパーは感じ取った。

「了解です」

『ごめんなさいね、一セントだけでこんな野蛮な仕事を任せちゃって』

「いいんですよ。トニーさんにもお世話になっていますから」

 それだけ伝えてリーパーは電話を切る。グロックをコートの内ポケットに突っ込み、ビージに電話をかける。

「ビージ叔父さん、トニーさんから情報は?」

『ああ、リーパー。お前のところにも連絡が行ってたか。情報は来てるぞ、いつも通りの場所に置いておくからな』

「了解」

 電話を切り、リーパーは愛用の白のKURUMAに乗り込む。

 

 

 情報を回収したリーパーはすぐに、目的地であるオルダニーのとあるアパートへと向かう。リーパーの標的はグルッソ・ゴーザー、どこにも属さない単なるチンピラであり、ストーカーの常習犯である。前科十犯の極悪人であり、ストーカーの果てに殺人を犯す傾向もあり、投獄されるたびにリバティーシティ市議の高い地位についている父親が釈放を要求する。

「ふぅん。生粋のゴミだな。殺すのが世のためだろうな」

 ガチャッと音を立ててグロックのスライドを引く。弾薬がチャンバーに入ったのを確認して、セーフティを解除してからKURUMAから降りる。

「さて、仕事の時間だ」

 サイレンサーを取り付けてからリーパーは裏口へ回り込む。誰もいない事を確認してから建物の中に入る。

「さてと、FxxKで最低な男からはマグナムを取り上げないとな」

 足音を出さないように細心の注意を払いながら階段を上がる。散乱しているゴミなどに目もくれず、グルッソの住まうアパートの一室の扉の前にたどり着くと同時にサイレンサーを取り付けたグロックを構える。

「ゴーザーさん、お届け物です」

 ノックしてから配達員のフリをする。ガチャリと音を立てて扉が開くと同時にリーパーは扉を開けた人物の腕を手に取って素早く押し倒す。

「情報通りだな。グルッソ、お前は馬鹿をやったな」

 左手てグルッソの口を塞ぎながら右手でグロックの銃口をグルッソのマグナムに当てる。

「最低で最悪なド変態野郎にお仕置きだ」

 引き金を引く。その単純な動作でグロックから放たれた銃弾はグルッソのマグナムを貫いた。

「!!!!!!!!」

 あまりの痛みにグルッソは雄叫びを挙げる。だが、口を塞がれていたため周りには聞こえなかった。グルッソのマグナムからは血がドクドクと流れる。

「じゃあ、そろそろ処刑の時間だ」

 そういうと同時に、グルッソのズボンをずりおろし、トランクスもずりおろしてむき出しになった後ろの穴にグロックのサイレンサーをねじ込んだ。

「もし生まれ変わったなら、ストーカーなんてやめることだな」

 それだけ伝えて、無慈悲に引き金を引く。

 

 

「トニーさん、仕事が終わりました」

『あらやだ、はやいわね』

 仕事の終了報告をゲイ・トニーに伝えながらリーパーは夜空を見上げる。

「ええ、あいつは男としての機能を失ったどころか二度とストーカーをすることが出来なくなりましたので」

 それだけを伝えながら燃え盛るアパートの一室を眺める。

『ありがとう。これでうちの子も安心して仕事を続けれるわ』

 ゲイ・トニーの声から安堵感を感じ取ったのかリーパーはホッとする。

「また、困ったときはいつでも言ってください」

『もちろんよ。あと、例の件も情報を集めているから……ごめんなさいね、すぐに出せなくて』

 例の件、すなわち十年前の事件に関する事。リーパーはゲイ・トニーの謝罪に対し「いえ、こちらこそこんなことを頼んでしまってすいません」と答えた。

 しばらくして消防車のサイレンがけたたましく鳴り響く。

「では」

『ええ、またねリーパーちゃん』

 ピッと音をたてて通話が切れた。リーパーは再びKURUMAに乗り込み自宅へと帰る。




ようやく第二話できたよー!
というわけで今回はゲイ・トニーからの依頼をこなすシンプルな話です。
うまく描けているか不安だが。それ以上にゲイ・トニーの口調あっているのだろうか。
暗殺なんでド派手な感じじゃなく静かな感じで。だけど後処理はド派手。
完全に原作の話をガン無視しているのでどうかなと感じだけど……ま、いっか。
最近はiPadやらiPod touchやらMacbook proやらでマカーになっちまったぜw
それはそれとして久しぶりにGTA IVやろうかな。(ただし箱○版しか持ってない)
もし見かけたらそんときはボッコボコにしちゃってくださいw
ゲーマータグは[fordforeset]です。
……続きが思い浮かばん!!!
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