Grand Theft Auto : One Cent Assassin 作:Dolenon
「動くな!」
多数の警官がリーパーに拳銃を向ける。リーパーは手にしていたグロックを捨て、ゆっくりと両腕を挙げながら振り向く。そしてその足元には大量の一セントコインが散らばっていた。
真っ赤な血を吸い込んだ大量の一セントコインと共にリーパーは、ふと笑う。
「終わったよ。全てな……」
◇
数ヶ月後、LCPDの資料室で一人の若い男性警察官が資料室の主である年老いた警察官に声を掛ける。
「あのー、先輩……このOCA事件の資料はどこに?」
「ん? ああ、例の事件か……数ヶ月前とは言え、リバティーシティ史上最悪の大量殺人だ」
資料室の主はタバコを口にくわえ、ライターで火をつけるとタバコの煙を吸い込み、そして吐き出す。
「十年前のフランシス国際空港の虐殺事件が引き金となった……ビージの野郎は結局奴らの餌食になり、ビージが保護した日本人のガキは殺し屋へと成長……そのはてがチャイナタウンでの大量殺人……いや、一対多の抗争と言えば良いか。チャイニーズマフィアの連中はしばらくビビっておとなしくしていると思うが……まぁ、あのガキは死刑台送りだな」
「はぁ……で、資料は」
「ん?そりゃ……あー、まだ上がってきてねぇや。悪いが担当の奴から貰ってこい」
「そうですか……わかりました」
若い警察官が資料室から立ち去ったあと、資料室の主は天井を眺めながらつぶやく。
「ビージ……あんたは大馬鹿野郎だ……」
◇
チャイナタウン大量殺人事件。
きっかけはビージの死から始まった。
ビージからの依頼で三合会の幹部を暗殺した、だがそのことによる報復でビージは拷問の末殺害された。
封筒でビージの指と死体の写真を送られたリーパーは、大量の1セントコインとAK47等の大量の銃器を携え、チャイナタウンにある三合会の本部に乗り込み、三合会との抗争に踏み切った。
結果、幹部数名を殺害し、構成員も大量に殺害し、1セントコインをばらまいた。
「……お、お前……」
「ビージから聞いてる。十年前、フランシス国際空港で虐殺を指示したのがあんただって、理由も警察の目をそらすためだけだということも……」
「な……な……」
「十年前のツケだ」
手にしていたグロックの銃口を男に定め、そして引き金を引いた。放たれた9ミリ弾は、男の眉間を貫いた。
「ば……か……な……」
倒れる男、立ち尽くすリーパー,、盛大に鳴り響くパトカーのサイレン。
「動くな!」
多数の警官がリーパーに拳銃を向ける。リーパーは手にしていたグロックを捨て、ゆっくりと両腕を挙げながら振り向く。そしてその足元には大量の一セントコインが散らばっていた。
真っ赤な血を吸い込んだ大量の一セントコインと共にリーパーは、ふと笑う。
「終わったよ。全てな……」
◇
さらに数ヶ月後、死刑執行のため、電気椅子に座っていた。
「……」
リーパーは……かつて奏と言う名の少年は、最後に残した言葉。
「くそったれな世界がマシになることを願う」
スイッチが押された。
◇
『次のニュースです。先ほどチャイナタウン大量殺人の罪で死刑の判決を言い渡された男が、電気椅子による死刑執行が行われました。この事件は……』
人が死んでも、世界は変わらず、今日もリバティーシティはいつもの日常を繰り返す。
「お父様のお帰りだ!」
イタリアからの移民船が来た事以外は。
END
約5〜6年かかって下した決断は打ち切り……。
アイデアの枯渇とストーリー構成の無計画による崩壊、文才の無さが合わさった結果、行き詰まり、次話投稿しなくなり、約5〜6年放置となってしまいました。
打ち切りの決断は安直かもしれませんが放置するよりかは……。
いつかリベンジしたいと思いますが、いずれまた。