インフィニットストラトス アナザー   作:ニコラシカ

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とりあえず生暖かい目で見てください。


第一話クラスメイトは殆ど女子

        

 インフィニットストラトス,通称『IS』、平たく言えばマルチフォームスーツ。元は宇宙開発用に作られたのだがこのISは現行の兵器を軽く凌駕する性能を持っている。そうなればどうなるか?宇宙開発そっちのけ、軍事面での有用、その後紆余曲折ありスポーツ競技に転換され今に至ると。

故に現在、世界中がISの開発に心血を注いでいる。しかし欠陥というか特性というかISは女にしか動かせないのだ。そのおかげで男尊女卑ならぬ女尊男卑の風潮が蔓延している。そして未来のIS操者育成するために作られたのがここ私立IS学園、平たく言えば女子高だ。

さて、この状況をどう説明するべきか?周りの女子達から来る視線という視線。ハッキリ言うとキツイ。何で俺だけがこんな目にあうんだろうか?いや、俺だけというのも語弊があるな。正確に言えば俺達になるな。

一番前に座っているもう一人の男を見てみる。あいつも俺と同じ状況だな。これだけでちょっとは安心できるというか、あいつとは三年ぶりになるけど昔と全然変わらんな。という間にあいつの自己紹介の番になったのだが、色々考え事でもしているのだろうか?

目の前に居る教師の言葉に反応していない。しかしあの人は本当に教師なのだろうか?幼い顔立ちに眼鏡をかけているせいか更に幼さに拍車をかけている、平たく言えば可愛い。が!、あのけしからん豊満なけしからんバストはどうなっているのだ!・・・大事なこと何で二回言ったよ。

所轄一言で表すなら『炉利巨乳眼鏡ッ娘!』我ながら漢字だけでここまで他人を的確に表現できるとは自分のセンスが恐ろしくオモ・・スパーン・痛い。

「貴様は、目上の者に対する礼儀を弁えろ。そしてほかの者の話を聞け」

「し、しょお・・・・」

スパーン

「織斑先生だ。貴様も其処の織斑と同じこと言わせるな。そして諸君私が織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物になる操縦者に育てるのが私の仕事だ。私の言うことは良く聞き、よく理解しろ。出来ない者には、出来るまで指導しよう。私の仕事は弱冠十五歳を十六歳までに鍛えぬく事だ。逆らってもいいが、私の言うことは聞け!

いいな。」

「キャーーーーーー本物の千冬様よ!」

「私、お姉様にあこがれてこの学園に来ました!北九州から」

「千冬さまにご指導頂けるなんて幸せです」

「毎年、よくこれだけの馬鹿者が集まるものだ。感心させられる。まぁいい、おい如月さっさと自己紹介をしろ。時間を無駄にするな!」

コワ!師匠この中で怒るなとは言いませんが、もちっと優しくして欲しいです。

「ハァ、さて淑女の皆様方初めまして、俺の名前は如月将平、俗に言う世界で二番目にISを動かした男だ。趣味はチェスを少々、そしてゆったりとしたときの中で楽しむティータイムだ。美味しい茶菓子等が有ったら教えてくれると嬉しい。この先どうなるかわからないが、まぁ一年間よろしく」

そして軽く微笑んでみる。さてこんな物かなと思い席に着こうとした瞬間、黄色い悲鳴がこだました。

「キャーーーー!眼鏡の知的クール男子よーーーー。」

「織斑君のワイルドタイプもいいけど如月君の知的な感じも堪らないいわ」

「お母さん、女に生んでくれて有難う!」

オイオイ、なんでこんな挨拶ごときでここまで盛り上がれる。そんなんと言うか最後の子よ、こんなことで親に感謝するなんて君はどれだけ不憫な生活を送ってきたのか。

「ハァ如月、挨拶だけ取るなら及第点だが、最後の笑いはいらん、気色悪い。余り此処の小娘共を楽しませるな」

「キショって、いや師・・じゃない、織斑女史何事も第一印象は大切ですよ?」

「まぁいい、余りハメをはずすなよ。収拾するこっちのみにもな

れ。さあショ-トホームルームはこれで終わりだ。諸君等にはこれから半月でISの基礎知識を学んでもらう。その後実習だが半月で体に染み込ませろ。いいか、いいなら返事をしろ。出来なくても返事をしろ。私の言葉には返事をしろ」

いや師匠、アンタどれだけ半端ないこといっているのか理解しているのかな?そんなこんなでSHが終わり周りの女子達は俺たちを少しはなれた位置で見ている。そこらから「声掛けなさいよ」とか「どっちにしようか」等の声が聞こえる中、この空気に耐えられないのか、もう一人の男子、所轄世界で始めてISを動かした男子がこっちに来た。

「よお、久しぶりだな将平」

「あぁ、大体三年ぶりだな一夏」

こいつの名前は織斑一夏、ガキの頃から小6の途中まで過ごした幼馴染みだ。ちなみに我らが担任、織斑女史とは姉弟だ。この男を一言で言い表すなら、俗っぽく言えば弱気を助け強気を挫く熱血主人公君かな。そして織斑一夏を語る上で欠かせないのが、ギャルゲーも真っ青なフラグ性能に尽きる。

歩く天然ジゴロやフラグ製作所と女に困らないスキル保有しているが、それらのスキルを帳消しするスキル唐変木をもって恋愛スキルはプラマイゼロといった所か。それ以外には気が利くのになんでかね?世の中バランスが大事なのかね?

そう思いながらも俺たちは拳を突き合わせる。まぁガキの頃からの挨拶みたいなもんだ。

「今までどこに居たんだよ。急に居なくなって皆心配したんだぜ?」

「すまんな、イッチー、その事について余り詮索しないでくれると助かるこっちも色々あってね」

「マァいいさお前がそう言うなら詮索しないよ、けどその呼び方も懐かしいな。その呼ばれ方の方がしっくりくる」

「そうか?」

「あぁ、っていうか千冬姉がここで働いていたなんて、まったくしらなっかたぜ」

「あの人のことだから、IS関連の仕事をしているとは思ったけどまさかIS学園の教師とはね~、相も変わらずの人だな師匠は」

「・・・ちょといいか」

「「っん」」

声を掛けられ、そちらを向くと其処にはもう一人の幼馴染みが居

た。

「「・・・箒」」

彼女の名前は篠ノ之箒。昔俺とイッチーが子供の頃お世話になっていた剣術道場の娘さんで一緒に切磋琢磨した中だ。

しかし君も変わらんね。そのポニーテイルといい強気なふいんきは、ただまぁ出るトコはちゃんとでてるね。特に・・・・ゲフンゲフン

「久しぶりだな、ノノ」

「ああ、本当に久しいなその呼び方は、お前も元気そうで何よりだ将平。しかし何だ?さっきの挨拶は!貴様は何時からあんなに軟弱な男になったのだ!」

「師匠といいノノといい、もうちと俺たちの事きずかってくれんのかね?」

「まぁいい、お前は意味もない行動はしないからな。所で・・・その・・・一夏・・・・ちょっといいか?」

「え!?オレ?でも将平は?」

「あ~気なするなイッチー、俺はこれからやらなくてはならない大事な大事な用事があるのだよ」

と言いながらノノの方を向くと、表情が俺達の会話ごとにコロコロ変わる変わる、まぁ最終的には俺を睨んでいるのだが。

「では、行くぞ一夏!」

「おい待てよ、箒」

行く前に、目配せだけで、礼を言うノノ。いやちょっとは素直にお礼を言おうよ。顔はブスッとしているくせに体から出てるふいんきは嬉しそうじゃないか。

さて、こちらも快適な学園生活を送る為にがんばりますか!現在俺の席は、丁度クラスの真ん中に位置する。しかし此処では何かと不便だ。ということで俺は窓側の一番後ろに居る子に交渉することを決めた。まぁ廊下側のほうが学校生活を送る上で何かと便利だが、今のアソコは死地だ。それも掛けなしの。そんな勇気は無いので窓側だが、今のうちに行動を開始しなければこちらの動きが封殺される。

「少しいいかな?岸原さん」

「えっ!わたし。っていうかわたしの名前覚えてくれたんだ」

「うん、クラスメイトじゃないか当然だよ。それでお願いが有るんだけどいいかな?」

当然といえば当然だ。これから交渉をするのに相手の名前を知らないなんて、印象が悪くなるし下手をすれば今のご時勢、何言われるか解ったもんじゃないし。

「で、頼みって何かな?」

「いや、そんな難しい事じゃないんだ。俺と君の席を交換して欲しいんだ」

「えっ!如月君の座っていた席と交換・・・」

この瞬間、周りの女子達から「いいな~」という声がそこらから聞

こえた。

「駄目かな?」

というが断る理由は無いだろう。なぜなら彼女と男子の席の距離は離れている。其処にほぼ真ん中に位置し二、三前にはイッチーも居る、そして此処で代われば他者よりアドバンテージもかせげる。まさに一石二鳥なのだ。

「うん!いいよ!」

と力強く頷く岸原さん、なんか仕草が可愛いいね。

「ありがと。お礼に今度一緒にお茶でもどう?」

「えっ!本当!」

「当たり前だよ。無理なお願いをしているのはこっちなんだから」

「ねぇ、如月君もう一ついいかな?」

おや?これはちょち予想外。

「何かな?一応出来る範囲での事ならいいけど」

「大丈夫だよ、そんな無理難題じゃないよ。この間新しいデジカメを買ってね、・・・っそ、それでもしよかたら・・・一緒に」

な~るへそ、ツーショットがご所望なのね。っま、お願いとしては御手ごろだし、いいかな。

「俺なんかでよければ、全然かまないよ」

「本当!?ありがとう」

「いやいや、お礼を言うのはこっちの方だよ。それじゃ早速で悪いんだけど」

「うん!そうだね」

「岸原さん、本当にありがとう」

彼女に掛け値なしの礼を述べる。しかも師匠に気色悪いと言われた微笑でこれくらいのサービスはしとかないとね、まぁまたもや周りから黄色い悲鳴がきこえるがそこはスル~~。一端席に戻り荷物をまとめ移動しようとする時、金髪のクルクルロールの子にメッチャ睨まれた。確か彼女は、セシリア・オルコット嬢。なにかしくったかな?まいいかそれより問題はこの後だ。程なくしてイッチーとノノも戻ってきた。二人とも俺の席が替わっていることに不思議そうだったが、もうすぐ授業が始まるので何も言わずに席に着いた。心なしかノノの機嫌は最高潮のようだ。

 

          第一話 了

 

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