インフィニットストラトス アナザー   作:ニコラシカ

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第十二話 ブロンドプリンス&シルバーラビット

 あの無人機襲撃から時間がすぎ、季節はそろそろ梅雨に入りそうな六月初め。

中間テスト等の行事も終わり、今やっているのは

 

「はいここまでで何か質問は?」

 

 休日の教室で一組のクラスメイトが集まっている。今この場に居ないのはイッチーとセシリーの二人。

 

 今行っているのは先月、とっつぁんに頼まれたIS技能向上の件についてだ。因みに

先の二人が居ないのは、イッチーはここらでガス抜きを含めた休日を過ごさせリフレッシュが目的。セシリーは代表候補生としての仕事らしい。まぁふたりとも参加する事ができても参加させないけど。

 

 理由は簡単イッチーは居るだけで周りの女子が騒ぎ出して訓練どころではない。セシリーは代表候補生、まだまだ伸びしろはあれど一定のラインは超えているので除外。

むしろ代表候補生たちにはむしろ指導の側をお願いしたいし。

 

「はい、如月くん」

「何かな?四十院さん」

「先程の擬似専用機は追加される機体の搬入を待ってからでもいいですか?」

「そうだね。まぁ学年別トーナメントギリギリに搬入されるから

ねそこはしかたないし。只カタログスペックは後で配布するから。それらを見てよく

考えて決めてほしい」

 

 今日彼女たちに説明したのは数日前HRの時間に師匠達に時間を貰い、IS技能の向上をしたいものは今日この時間に集合と言ったら全員参加という結果。そしてまず彼女たちに言ったのは擬似専用機プランの説明だ。

 ISの殆どは訓練機と言う名のオールメイトモードになっているため専用機に比べて圧倒的に機動や錬度に差がつく。まぁそこが専用機と訓練機の違いなのだが。

 

 その根本を解決するために用意したのが、擬似専用機システム、通称DWS(ダミーワンオフシステム)である。この間のメールを飛ばしこのシステムを開発をしたスイスの企業、ロッテッルとの契約で導入見返りは普通に全てのデータを本社に送る事であった。

 

 このDWSを使えば専用機に近いスッペックがだせるらしい。欠点は単一能力と二次以降の形態変化が不可能という点だけ。なんでもこの欠点のせいで、国に採用されなかったらしい。ま、国からしたら無理だとしても、学園的にはこれほどありがたいシステムはない。

 

 これを先生達に見せたときには、大喜びしていた。USBサイズの媒体で持ち運びは簡単。機体にダウンロードさせる時間も数分と何かあった時でも迅速に対応できる。そして擬似的とはいえ、自分だけの機体。これに愛着がわかないものは居まい。それによりIS習熟の錬度も飛躍的に上がる。

 

 まさに量産機の為のシステム。次に説明したのが、機種の追加。更に二機種増やした。合計4機種で運用していく。増やしたのは中遠距離型の完全な射撃系の機体もう一機は、電子戦系の指揮官機。

 

 彼女たちに言ったのは、この二機が納入され次第DWSをどの機体で使用するかを決めてもらうことであった。それまではDWSの基本運用とISの基礎訓練に時間を費やすのである。一組で成果が出次第、他のクラスにも導入されるのである。

 

「じゃあ質問が泣ければ今日はここで解散とします」

 

 号令ともに解散され、皆思い思いの考えがあるのかまばらに散っていく。

 

「如月君!」

 

 そこには谷本さん、相川さん、香田さんの元気娘たちであった。

 

「どったの?」

「もしもう機体を決めた場合って、DWSはもう使っていいの?」

「まぁ、問題は無いけどいいの?一応機体搬入されたら試乗も出来るんだよ?」

「ウーンそうなんだけどさ、ほら如月君前に言ってたじゃない?

『上手くなりたければ、たった一つの機体に乗り続けて錬度を上げるのが一番上達の近道』ってさ。それにカタログも見たけどあたし達は、今在る機体で問題ないしむしろ愛着が湧いちゃってさ他の機体に乗るのもね」

 

かえってきた答えに驚いた。言い方は悪いが、彼女たちの明るさは好ましいがたまに、そのバイタリィティが少々悪目でたちもする。彼女たちの意識的なものが少しづつではあるが変わってきているのだろう。

 

「わかったよ。とりあえず先生たちに聞いてみる。結果は後でメールで報告する」

「うん、ありがとう。じゃまたね」

「ばいばーい」

 

 そういい彼女たちと別れ、食堂に向かい食事をとる事にした。

今日のご飯は、チーズリゾット、キッシュそしてオニオンスープああ、このIS学園のいてよかったと思う四割は食堂でのご飯だこんなにいいものが毎日食えるなんてなんて幸せなのだろう。

 

「ここいいかな?」

 

顔を上げると、ノノ、岸原さんに四十院さん鷹月さんそして

 

「きさっち~今日も美味しそうなご飯だね~」

 

我がクラスのマスコットのほほんさんである。因みに余談だが、更にここにセシリーがはいると、なかよしグループが出来る

 

「ノノ、成長したな~」

「余計な世話だ」

「シノノンたらてれてる~」

 

おい、のほほんそれ以上いくと被害がひどくなる

 

「まぁまぁ、皆速く席に着きましょ」

 しっかり者の鷹月さんの促しで皆席に着き始める。

 

「そいえば、皆はDWSの機体は大体はきめたの?」

「わたしと理子はもうきめた」

「私達は一回試乗してから決めようかと」

「なるへそ、なるへそノノは打鉄なのは丸わかりだからほって置いて、岸原さんは何にしたの?」

「うん、ラファールにね」

 

 ほう

 

「でもこのDWSはなかなかいいよね。擬似的とはいえ専用機をもらっている感覚になるなんて夢見たい」

「きさっちは中々にいい仕事をしたよね~」

 

そんな他愛の無い話でわいわいと楽しんでいると

「そうだ、箒さんこの間の相談ですけど、多分可能だと思いますよ」

 

ん?

 

「ほんとか?神楽」

「ええ、今回このDWSのおかげで、箒さんの好みの機体に仕上がると思いますから、これがプランです」

そういいながら小型ディスプレイを受け取りデータを見たノノが一言

 

「すばらしい」

 

そのデータを見せてもらったが

 

「なにこれ?」

 

 そこに写っていたのは装甲増加をして基本防御力を底上げし、そして重量が増して機動性を補うためにスラスターや補助ブースターをつけていやがる。 平たく言えば重装甲による急加速、一撃必殺、距離があるのなら一瞬で詰めるものだ

 

「こんな、扱いにくい機体にしてどうすんだよノノ?」

「ふん、これくらいしないと心もとないし、次の学年別トーナメントに優勝できないからな」

「何?ノノ優勝するつもりなの?」

「そうだ、でないと一夏と・・・ってなんでもない!!」

 

あやしい

 

「皆、何か聞いている?」

「ごめんなさい。箒さんとの約束で」

「そういうことで」

「ごめんね如月君」

「残念だねキサッチ」

「・・・デザート奢るけど?」

「「ゴチ」」

 

岸原さんとのほほんが裏切った

 

「裏切り者!!」

「だって如月君とのお茶イベントだよ?これを逃すなんて私にはできないよ」

「キサッチのお菓子チョイスはハズレガないからね~」

 

理由を聞いてみると

 

「優勝したらイッチーに付き合ってと?」

「うむ」

「ノノ」

「な、何だ?」

「大胆だな~」

「お前のせいだろ!!」

 

そんななんて理不尽。確かに先月末にノノがイッチーの部屋から引越し俺がそこにスライドした。因みにノノ新しいルームメイトはセシリーである。

 

「まぁ、がんばれ。じゃ二人ともサロンに行こうか」

「「お~~~~」」

 

そのまま、美少女二人と楽しいお茶会を過ごした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後

「やっぱりハヅキ社かな?」

「私はミューレイがいいな」

 今彼女たちが話している内容は、ISスーツの話題だ。まぁ完全にスク水の親戚な

ようなものだが。

 

「如月君と織斑君はISスーツは何処のなの?」

「俺は特注品らしい。どこのかは知らないけど将平は?」

「ブルック社の物を使っているよ」

 

 社名を出した瞬間数名の女子達の反応が凄かった

 

「ブルック社ってオーストラリアの?」

「ああ」

「あの有名ブランドのを使っているなんてどうやって手に入れたの?」

 

今言われた言葉どうり、ブルック社はISスーツの分野におけるトップ企業である。

 

「別に何社から使ってくれっていわれて。試着して気に入ったのがこれなだけ」

 

 そういうと周りから切望の声が響く。けどこれもギブ&テイク、俺という広告塔を手に入れて会社の株価は右肩上がりになったらしい

 

「席に着け。HRをはじめる」

 

その瞬間、皆規律正しく席に着きそれを確認した師匠は発言する

 

「諸君、おはよう。今日からISの実地訓練が開始される。訓練用とはいえ。ISが兵器である事にかわりはない、各人気を引き締めるように。

なおISがスーツが届くまで学校指定のスーツを使うように忘れたものは水着で

受けろ。それすら忘れたものは下着だがな」

 

ピク

 

「いや見学にしよう。どこぞの馬鹿が一人大喜びしてしまう」

 

 その瞬間、クラスメイト全てがこっちを見た。

 

「いや待て。なぜ皆俺を見る!?男はもう一人居るでしょうが!」

 

 抗議するも

 

「しょうがないよ。織斑君と比べたらね~」

 

グサ!

 

「そこの変は、男のこって感じ満載だし♪」

 

グサグサ!!

 

「だってキサッチ、ムッツリだし」

 

 ぐはっ!!!のほほん、貴様以外に酷い奴だ。

 

「・・・不埒者が」

 

 やめてノノ!!俺のライフはもうゼロよ。

 

「はいはい、ダイジョブですわよ将平さん。私はあなたが紳士なのは知って

いますから」

 

 おお、女神だ。今目の前に美の女神が降臨なされた。

 

「・・・変態のな」

 

 ブッ!!!皆笑を堪えてやがる。

 

「イッチーーー!!テメー後の模擬戦でボコボコにしてやる!」

「ウルサイ!!」

 

 スパーン!!

 

「全く、では山田先生HRを」

「あはは。えっとそれでは今日は転校生を紹介しますね。

しかも何とふたりです」

「「「「「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」」」」」

「じゃ、入ってきて下い」

「失礼します」

「・・・・・」

 

 転校生が入ってきた瞬間クラスのときが止まった。そりゃそうだ其処に居たのは

 

「シャルル・デュノアといいます。フランスから来ますしたこの国では色々不慣れな事が多いかと思いますが、皆さんよろしくお願いします」

 

どっからどう見ても

 

「・・・男?」

 

誰かがそう呟いた。

 

「はい、こちらに僕と同じ境遇の方たちがいらっしゃるとお聞きして本国から転入を」

「きゃ・・」

「はい?」

「「「「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」」」」

 

 オッフ。久しぶりのソニックウエーブだ。

 

「男!!3人目の男子!!!」

「しかもうちのクラス!!!」

「美形!!守ってあげたくなる系の!!!」

「爽やかイケメンの織斑君、クールな知的系眼鏡男子の如月君そしてそこに

守ってあげたくなる金髪の王子様系のデュノア君がくるなんて、これでカツル!!」

「お母さん、ほんとに産んでくれてありがとう!!!」

 

だから最後、言い過ぎ言い過ぎ。

 

「あー、さわぐな静かにしろ」

「そうですよ。まだ自己紹介はおわってません」

 

 そう、いまもう一人の男子に隠れてはいるがもう一人転校生がいるのだが、何と言うか今の今まで騒ぎがあったのに動じずにそこにたっていた。

 

「・・・・・」

 

まだ一言もしゃべらずにたたずむ転校生。銀の髪を腰までなびかせなぜか黒眼帯。

その感じはどこかロボットのように無機質な感じがした。

 

「挨拶をしろラウラ」

「はい教官」

 

教官?

 

「ここでは教官と呼ぶな。私は教師でお前は生徒だ。織斑先生と呼べ、いいな?」

「了解しました」

 

まさかガチな軍人が来るとは

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

「「「「・・・・・・・・」」」」

 

うわ、さっきまでののりが完全になくなっちまった。

 

「あの、以上ですか?」

「以上だ」

 

 その言葉に山田先生が泣きそうになってる。肝心の転校生はイッチーの前に立ち

 

「貴様が織斑教官の弟か?」

「?そうだけど」

「!!貴様が!!」

 

 そう言うやいなやイッチーをいきなしひっぱたきやがった。

 

「何すんだよ!!」

「認めない。貴様が教官の弟などど」

 

 そういうや、転校生ラウラ・ボーデヴィッヒはつかつかと今度は俺の席に来て

 

「貴様が噂のゲシュペンストか」

「そうですよ。フロイライン」

「ふん。どれ程のものかと見て似れば所詮はただの噂か。大した事ないな」

 

 

 数秒にらみ合い

 

「はぁ、さっさと席に着け、ボーデヴィッヒ。これでHRは終了する。各人次の授業に遅れるな。では解散」

 

その号令と共に皆行動し始める。さて俺も移動しますか

 

「おい、男子二人。デュノアの面倒を見てやれ。同じ男子だろ」

 

ああ、忘れてた。

 

「あらためまして、初めまして。ぼくは」

「ああ、すまんが挨拶は後に急ぐぞ」

「え?」

「織斑女史?多少のおくれは見逃して?」

「すると思うか?」

 

 ですよね~

 

「行くか。」

「おお」

「え?え?」

 

走りながら状況を説明していく。すると

 

「あっ!!転校生ハッケーン!!」

「オオ!!男子フルコンプ状態!!」

 

 俺達は景品じゃない!!!

 

「者共!!出会え出会えい!!!」

 

 どこぞの暴れん坊●軍だ!!うぉ、本当に出できたー!!!

 

「本当に金髪の王子様!」

「しかも織斑君と如月君付き」

「ジュルリ」

 

 マジコエ~~~から。身の危険を感じながらも何とか更衣室にたどり着く。

 

「ここまでくれば大丈夫だろ」

「あ~~久しぶりに追い掛け回されたわ」

「ごめんね」

「気にすんなよ。この学園じゃこんな事は日常茶飯事なんだからそれより改めまして、俺は織斑一夏。一夏でいいぜ」

「如月将平だ。呼び方は好きにしてくれて構わない」

「うんよろしく。僕のシャルルでかまわないよ」

 

さて自己紹介も終わったところで。

 

「早く着替えるぞ2人とも時間がない」

「そうだ。シャルルも急がないと千冬姉に叩かれるぞ」

 

そののまま俺は一列隣のロッカーに移動した。デュノアも反対側で着替え始めた。

「なんだよ二人とも。別に裸を見られて恥ずかしいわけじゃないだろ?」

「お前は女子の想像力を甘く見ている」

 

 この間、俺とイッチーの薄い本を偶然みてしまい軽く吐き気を催した。

因みに如×織だった。噂だと逆Bもあるらしい、憂鬱だ

 

「はははははh」

 

デュノアの乾いた笑が響く。着替えが終わりアリーナ向かう道の途中

 

「そういば、シャルルのISスーツって何処のだ」

「うん、デュノア社のフルオーダ品なんだ」

「あのさ、苗字が同じなのって」

「ウン、父が社長をしていてね」

 

やはりか。

 

「だからか、なんかいいとこの出の感じがするというか気品が

漂っている気がしてさ」

「いいところ・・・か」

 

 は~イッチーめ地雷を踏んだな。おいこっちにフォローを求めるな

 

「そこの馬鹿はほって置いて急ぐぞ。マジでやばい」

 

二人をせかしたが

 

「遅い!!」

 

バシ!バシ!バシ!指導が入りました~

 

「どういたしましたの?」

「しょうがない、あんだけの数にせめられたら無理だって」

「そういうことにしときましょうか」

 

 信じてほしいなー

 

「さて、まずあ他の生徒に見本の演習見させるか。凰、オルコット前に出ろ」

「え~なんでアタシが」

「こういうのは見世物の気がして気が乗りませんわ」

 

二人とも不満たらたらだな

 

「上手くいけば、あいつらに良い所を見せられるぞ」

「代表候補生の実力を見せてあげるわ」

「皆様に見本を示すのも、貴族として当然の事ですわね」

 

チョロイ、二人とも何を言われたか知れないがチョロスギだ

 

「で?相手はセシリアって事でいいのかしら?」

「ふん、返り討ちにしてあげますわ、鈴さん」

 

 目の前に火花がばっちばっちしてるね

 

「馬鹿者、早とちりしすぎだ。お前たちの相手は」

「どいてくださ~~~~~~~い!!!!!」

 

上を声が響き気がつくと目の前にドカンとでかい音がした

 

「なんですか?今のは」

 

 土煙が晴れるとそこに居たのは山田先生であった。がしかしそこにはもう一人いた。

 

「あの、織斑君困ります。授業中にこんな」

 

イッチーの奴山田先生に突っ込まれて緊急展開をしたは良いものの威力は殺せなかったか。それにしてもいつもながらなんでアイツはこうもラッキースケベがおきるんだ?

だがしかしあれはちょっと、うらy

 

「将平さん?何をお考えなのですか?」

 

BTに包囲されている。

 

「せ、セシリー!?い、いやイッチー大丈夫かなって」

「嘘おしゃっい。鼻の下が伸びておりますわよ?」

 

うぇ!!

 

「嘘ですわ」

 

・・・・やられた。そしてイッチーの方も

 

「死ね!!一夏!!!」

 

 阿修羅と化したスズネの双天牙月を投げられ

 

「ハッ」

 

 山田先生は体勢を立て直し、ライフルを展開しそして

 

「フッ」

 

ドン!ドン!ドン!

 

なんと驚くべき事に投げ飛んできた双天牙月をライフルで打ち落としたのである。

そりゃ皆も驚いている。

 

「山田先生は、元代表候補生だ。これぐらいの芸当は朝飯まえだ」

「昔のことですよ。それに候補生どまりでしたし」

 

 いや山田先生が候補生の時の代表って、師匠でしょ?そうなると候補生のレベルも

自然と引きあがるから、山田先生の実力が相当に高い事が伺える。

 

「今からお前たちに二人には、山田先生と戦ってもらう」

「本気で言っているんですか?」

「ああ、今のお前たちでも勝てるかどうかだな」

 

その言葉の意味を理解したのかスズネの表情が一変し

 

「セシリア、気合い入れなさい。油断していたら一瞬で墜ちるわよ」

「ええ、わかっておりますわ鈴さん。あの体勢での射撃の腕を見る限り、並みの操縦者ではありませんし。正直、山田先生の事を見くびっておりましたわ」

 

ISは飛翔し模擬戦を開始し始める。まず二人は前衛と後衛のポジショニングで

はじめたか。BTを使わずライフルで相手の機動の幅を狭め、そこをスズネで落とす

さんだんか。

 

「中々ですが、甘いですよ!」

 

 そんな堅実な布陣での戦闘をしいらている中、山田先生の操縦機動は文句なく一流の操縦である。ライフルの陽動を完全に読みきり、そこからスズネへの攻撃を手数が少ないながら確実にダメージを与えいる。

 

「さて、デュノア。山田先生が使用しているISの解説をしてみせろ」

「はい、先生が使用しているのは―――――」

 

 デュノアの説明が続いている中、3人の戦闘は激しさを増していく一進一退の攻防に見えるがやや先生が有利か

 

「そこまででいい。そろそろ決着がつくか」

 

 今まで、牽制に徹していた。山田先生が始めて攻勢にでた。無理のない理想的な軌道スピードで銃のバリエーションを代えてのトリッキーな攻撃に二人のエネルギーが0になった。周りにいた子達は唖然としてた。

 代表候補生を二人同時に相対しての完勝。しかもいつもオドオドしている山田先生

がである。

 

「さて、これでIS学園の教師のレベルはわかっただろう。以後敬意をもって接するように」

 

 ほどなく、降り立ってくる三機。そのうちの二人の顔は悔しさに満ちていた。

「二人ともご苦労だった。どうだ?山田先生は強かっただろう?」

「「・・・・」」

 

 無言で肯定する二人。二人の連携は悪くなかった。この短期間で互いに癖などある程度理解していたし、バリエーションもそこそこ用意をしてあったに関らず

有効打につながらず完敗。教師とはいえ訓練機に負けたのだ。二人の顔は暗かった

 

「へこむのは勝手だが。お前たちはよくやった方だ。なにせこの時期の山田先生に攻めさせたのだからな」

 

 

「だいたいこのぐらいの季節になると調子に乗る輩が湧いてきてな戒めのためにいつも模擬戦をさせるのだが、大抵は攻めずにサッサと終わる。それを省みれば十分に健闘した。日ごろの訓練の成果もいくでている。これからも励め」

「「はい!!」」

 

 ほんとこの人は人をその気にさせるのが上手いな。しかも珍しく周りへのフォローも入れているし、認めてんのかな

 

「さて、時間はもう少しあるか。ではもう一人ほど模擬戦をしてもらう。如月お前だ」

「了解」

 

 前に出て凰呀を展開。山田先生の方に向き

 

「それではよろしくお願いします」

「なに勘違いをしている?貴様の相手は山田先生ではない」

「え?」

「私だ」

「「「「えええええええーーーーーーーー!!!!」」」」

 

驚きの声がアリーナにこだました。

 

                 第十二話

      

                   了

 

 

                   次回予告

  

              「単なる憂さ晴らしだ」

 

           「嫌だね、おまえと戦う理由がない」

 

           「ドイツ人は頭までホットなのかな?」

 

             「ゲシュペンスト、貴様ァ!!」

 

                「・・・すまない」

 

             インフィニットストラトス

 

                 アナザー

 

                VS最強

 

          「自身の決断・・・空しい言葉ですわね」

 

 

     

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