「さて、授業を始める前に質問しよう。如月これはどういうことだ?まさか先ほどの私の言葉を聞いていなかったのか?」
ハァ~、やっぱりこうなりましたか。今俺の目の前に居るのは、出席簿という妖刀を持った我らが担任織斑千冬女史。下手なことをほざけば脳天直撃間違いなしであろう。
「いえ、こちらから岸原さんに席の交換を頼んだんですよ」
「そんな事は言わなくても分かっている。私は許可も無く勝手に席を代えた理由を述べよと言っている」
イヤイヤ初めから犯人は俺一択って、もうちと生徒を信じようよ師匠。
「下らんこと考えてないでさっさと答えろ」
「・・・では、まず織斑女史はあまりハメを外すなと仰いましたが、席を代える程度の事がそれ程大それた事ではないかと、さらに言わせて頂ければ、許可と言いましたが、そもそも先程そなような事は言っておりませんでしたし校則にも無かったので、許可をもらう必要がなかったのです」
「相変わらずぬけぬけと口からポンポン出るな貴様の軽口は、マァいい今回は見逃してやろう。これ以降勝手に席を代えぬようにそれ以前この教室内で私に逆らわぬよう」
ッホ助かった。ともった瞬間、スパーンと妖刀が俺の頭にクリティカルヒットした。
ホワイ?
「しかし言ったはずだぞ、目上の者を敬えと、本来なら十発は下らないが、その口の利き方だけの一発で勘弁してやろう」
「・・・・・寛大なお心使い感謝します、織斑女史」
「では授業を始める、山田先生後はお願いします」
といいそのまま俺の後ろで山田先生の授業聞いている師匠。拙い此処も死地か!!
「~であるからして、ISの基本的な現時点で国家の認証が必要であり~」
山田先生の可愛らしい声に耳を傾け背後におわす師匠の痛い視線に晒されながらも授業はつつがなく進んでいく。
今説明を受けているのは初歩の初歩というか取扱説明書みたいなものである。しかし、その中で約一名おかしな行動というかキョロキョロ周りを見ている男が一人、俺は一応師匠に目配せしイッチーを指したのだが今は我冠せず状態だ。
贔屓ではない筈なんだがな?その時イッチーの態度にきずいたのか山田先生が
きいてきた。
「織斑君何かわからない所がありますか?」
「えっと・・・殆ど・・・わかりません」
「ぜ・全部ですか?えっと・・織斑君以外で今の所が解らない人はいますか?」
誰も手を上げない。俺?ちゃんと解っていますよ。本当だよ。おや?
師匠がイッチーの所に
「織斑、入学前の参考書は読んだか?」
「古い電話帳と間違えて捨てました」
スパァン。 いい音だな~。
「必読と書いてあっただろうが馬鹿者。後で再発行してやるから一週間以内に覚えろ、いいな」
まぁ、入学の期間も考えれば一週間は妥当だな。しかしアイツはほんとやってくれるな~。こっちは笑いを堪えるのに必死だよ。
「よぉ、馬鹿者(笑)」
「何でオレこんな目に・・・」
「っま、頑張れよ。お前が頑張らないと師匠の名に傷が付ぞ」
「わっかてるよ。それにしても将平、お前は解るのか?」
「ッン、そりゃw「ちょっと、よろしくて」「「っへ」」
俺たちの会話に、いきなり声をかけられ思わずアホまるだしな声を出してしまう
俺たち。
「マァ、なんですの?そのお返事。わたくしに話しかけられただけでも、光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるのでは無いかしら」
「オレ、君が誰だか知らないし」
「わ、わたくしを知らない、このs「ミス、セシリア・オルコット。イギリスの代表候補生で今年の入試主席の淑女だよ。イッチー、クラスメイトの名前位は覚えておけ」そ、そうですわ」
俺の説明に満足したのか、若干怒りがおさっまたらしい。
しかし彼女から滲み出る女子が偉いオーラには若干ウンザリする。ISを動かせるのは女性だけ、だから女は偉いと思う勘違いな考えを抱く女性が多いこの世の中。まぁ、その存大な態度はそれ以外のところからかな。
なんか高貴なオーラがあるのは解るがその高慢な態度が無ければ、確実に可愛い良い女の部類に入るのに。
「あ、質問していいかな?」
「ふん、下々のものの要求に応えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ。」
「代表候補生って何だ?」
ガタタタタタン!この瞬間俺を含めたクラスの全員がずっこけ、俺は思わず突っ込まずにはいられなかった。
「イッチー、代表候補生とは国家代表の候補者達の事を指すんだよ。まぁ簡単にいえばエリートなんだよ」
「そう、エリートなのですわ!」
俺の説明に気を良くしたのか、顔が悦にひったっている。
「全く、世界で初めてISを動かした男と聞いて多少は期待していましたが、知性の欠片もありませんわね」
「そう言わないであげるかな?ミス、オルッコット。
其処の奴が馬鹿なのは認めるが、昨日今日レベルの奴が此処の授業に追いつくには時間がかかる。貴き者なら、率先して下々の為にその英知を貸してやってはくれないかな?」
その瞬間、彼女から先程と同く睨まれた、敵意?いやこれはどちらかといえば嫌悪感か、俺本当に何かしたのかな?
「まぁいいですわ。無知な者と、誇りなき媚びへつらう者。あなた達が泣いて頼まれたなら教えて差し上げてもよっくてよ。わたくし入試で試験管を倒した、ただ一人の生徒ですから」
「あれ?オレも倒したぞ教官」
「は・・・?わ、わたくしだけと聞きましたが?」
「女子ではっておちじゃないのか?」
あ~彼女、プルプル震えてる。よっぽどプライドに触ったんだろうな。
「まぁまぁ、少しはおちちこうよ。ミス、オルッコット。ほら倒したといいてっも、皆より試験レベルをおとしている場合だってあるじゃないいか」
「これが落ち着いて・・・・」
更に何か言おうとしたとき、休み時間終了を告げるチャイムが
「っ・・・・!また後できますわ!逃げない事ね!よって!」
と言いながらも、ポーズを決めて自分の席に戻るミス、オルコット。
「それではこの時間は実践で使用する各種装備の説明をする」
っお、この時間は師匠の時間か。でも、師匠ちゃんと人に教えれるのかな?あの人、確実に実技型のひとなのだが。昔の記憶からそんな事を思いだす。ノノがとある事情で引越した後、剣の道をどうしようか迷った時に師匠に教えてもらえるように頼みに行った。いや、とても大変だったね、教えてもらうのに。もともと剣の道を究めようとしたわけでもなく、体力等をつける目的等で始めた訳で、その事をノノに言ったときは超怒られた。剣の道を何と心得る、みたいな感じで。師匠もその事を知っていたから、最初は断られたけど、がんばって交渉等や師匠の友人でもあった姉にお願いして、たまに稽古をつけてもらえるようになった。その頃からあの人の事を師匠と呼ぶようになったかな。師匠の教えは超実戦。なんせ初めて教わった日に、マジモンの刀を握らされた時なんか、軽く引いたよ。その後、稽古の日には毎回ズタボロにされた。その日の終わりに、次までの課題なんかも言い渡されて。ほんっとに懐かしいなあの頃が。
「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな。クラス代表者とはそのままの意味だ。対抗戦だけでなく、生徒会の開く会議や委員会への出席・・・・まぁクラス長だな。ちなみにクラス対抗戦は入学時点での各クラスの実力推移を測るものだ。今の時点でたいした差は無いが、競争は向上心を生む。一度決まると一年間変更はないからそのつもりで」
わぁ、さらりとめんどくさい役職話を投下したなあの人。
「はいっ。織斑君を推薦します」
という声が聞こえ、慌てるイッチー、ハハッ超テンパッテんなアイツ(笑)
「私は、如月君を推薦します」
な、なん・・・だと。
「如月君かぁ~。それもいいよね、わたしもそれでかまい ません」
・・・貴様もかブルータス。
「オレも将平がいいと思うぞ」
ばっ!この馬鹿イッチー!俺達に票を集めさせてどうすん
だよ!
「では、候補者は織斑と如月の二名か・・・他にはいないかいなければこの二人の決戦投票になるが」
「はい、織斑女史。俺はミス、オルコットを推薦します」
俺の発言で、視線が俺とミス、オルコットにあつまる。
「ほぅ、推薦理由は何だ?如月」
いや、なぜ他の生徒には聞かなくて、俺だけに聞くの?
「彼女はイギリスの代表候補生ですよ?平たく言えば今現在このクラスの暫定トップに位置する訳です。我々が出るよりも勝率はグッと上がります。俺は勝つためなら、1%でも勝つ確立の上がる方法を提案し実行に移します。それが、例え他人に任せる事に事になろうともです。」
「ふっ、相変わらずだな如月。だが貴様の言葉通りなら、貴様が代表になれば早い話だろ?」
その言葉には黙るしかない。周りのクラスメイト達はこの問答が気になって皆、俺に注目する。それはイッチーやノノも例外ではない。そして何も言わない俺の沈黙を肯定と捕らえたのか師匠は話を続ける。
「それでは、投票に入る、候補は三人、織斑、如月、オルコットこの三人の中かr」
「お待ちください織斑先生、わたくしはこの方法に納得がいきません!」
師匠に抗議するミス、オルコット。まぁ当然か。
「申し訳ありませんがそのような選出は認める訳にはいきません。大体、物珍しいからだけの理由で男がクラス代表なんてありえません。
しかもその内の一人は必須参考書を電話帳と間違えてた余りか、ISについての知識を学ぼうとしない。
これでは仮に代表に選出されたとしても恥をさらし、このクラス全体のレベルを疑われてしまいます!私はこの学園に自身の修練と国の威信を背負い入学したのであって何も学ぼうとしない彼ら如きに割く時間はありません」
いや~まさかここまで言われるとはびっくりだ。まぁ、推薦したのは俺だし代表を彼女に譲ろうとしたからその通りなんで すけどね。
「ではオルコット、貴様は投票以外に何か提案があるのか?」
師匠の言葉に彼女は自信を持って提言した。
「決闘ですわ」
「おういいぜ、四の五のいうよりわかりやすい」
彼女の言葉にイッチーが間髪いれず肯定する。
「言っておきますけど、わざと負けたりしたらわたくしの小間使い・・・・いえ、奴隷にしますわよ」
「侮るなよ。真剣勝負で手を抜くほど腐っちゃいない」
「そう。何にせよ、ちょうどいいですわ。イギリス代表候補生のこのわたくし、セシリア・オルコットの実力を示すまたとないきかいです」
売り言葉に買い言葉でポンポンと勝負の算段がついた。血の気が多いな。もちっとクールにいこうぜ、クールにさ。
「ハンデはどのくらいつける?」
「あら、さっそくお願いですか?」
「いや、俺がどのくらいハンデをつけたほうがいいのかなと」
うわぁ、アイツ素で言ってるよ。と思ったとき、周りからドット笑がおきた。
「織斑君それ本気でいてる?」
「男が女より強かったのって、大昔の話だよ」
「織斑君は、それは確かにISを使えるかもしれないけど、それはいいすぎよ」
「・・・じゃあハンデはいい」
「ええ、そうでしょうそうでしょう。むしろ、わたくしがはんでをつけなくてはならないかと迷ってしまうくらいですわ?日本の男子はジョークセンスがあるのね」
いや~ミス、オルコット。その男は冗談でもなく本気で自分にハンデを付けて君と戦おうとしていたんだよ。だが友が馬鹿にされるのはあまり気持いいものではないね。
「さて話はまとまったな。それでは勝負は一週間後、第三アリーナで行う。まずは織斑とオルコットが戦い、勝者がそのご如月との試合を行う事にする」
「うぇ!織斑女史なぜ俺まで戦う事になっているんですか?」
「貴様も推薦されているんだから当然だ」
「千冬n・・・じゃない織斑先生、なんで最初にオレと将平じゃないんだ?普通は挑戦者同士が戦って、勝ったほうがアイツにいどむもんだろ」
といい、オルコットに向かって指を指すイッチー。そこにこいつ解ってねーというような溜め息をつき師匠がせつめいする。
「はぁ・・・織斑、確かにお前の言っている事は正論で正しい。だが先程私は言ったはずだ、如月が代表になったほうが勝率が高いと」
「えっ?それじゃ・・・」
「もっと解りやすく言ってやろうか?この中でなら如月が一番強く、代表に相応しいということだ。だから私は貴様とオルコットに先に戦えと言ったんだ」
その瞬間クラス中の視線が俺に集約された。オイオイ困るよ織斑姉弟!変に目立つでしょ!?あぁ、ほらミス、オルコットがマジ睨んできたよ。
「貴方、わたくしを馬鹿にしていますの!!」
彼女の怒りの叫び、クラス中がシンと静まりかえる。その怒りは先程のイッチーの時の比ではなく、その瞳にはあきらかに怒りの色を帯びている。
「貴方はどこまで人を侮辱すれば気が済むのですか!?わたくしを代表に推薦しておきながら本当は力があるのに何もせず、それどころか他人に媚び諂い、女の陰に隠れ何もしない。そんな、誇りも無い貴方がなぜ此処に居るのですか?はっきり言わせて頂きます。貴方が目障りです。ここで成すべくこともなく何もする気がないのなら今すぐにでもここから立ち去って下さいませんか?貴方のような人間と同じ空間に居ること事態、不愉快でたまりませんわ!」
「オイ!お前何言ってるのか解ってるのかよ」
「貴方こそ解らないのですか?織斑一夏。この男は此処に居る全員を見下していることに」
「えっ?」
「この男は、自分の事しか考えていませんわ。他人を利用する打算的な人間。そんな人間は周りに害でしかありません」
これは、仕方ないか。そう思い彼女の問いに答える。
「あまり、苛めないで欲しいなミス、オルコット。織斑女史の
言っている強さは直接的な物であって、戦闘には色々な事がお
きる。その事を踏まえ君を推薦したんだよ。それに誇りはあるのかと聞いたね?・・・誇り?俺には要らないよそんな下らない物、そんなくだらない誇りなぞ胸に抱くくらいなら、そこらの犬に食わせたほうがマシだよ」
「・・・わかりました。誇り無き者いえ、如月将平。既に誇りを捨てさっている貴方との問答に意味等なかったのですね。それでは、わたくしオルコット家が当主、セシリア・オルコットがここで貴方に宣戦を布告いたしますわ」
「・・・その宣戦を受けよう。だがその前に、一夏を倒さなければ俺とは戦えないけどね」
「安心なさい。彼との勝負には必ず勝ちますわ。もちろん全力
で、始めは戯れ程度にと考えていた自分が愚かに思えますわ。そんな事をしたら貴方と同じなのだから」
「もう、いいか。そろそろ授業を始めるぞ。三人ともさっさと席に着け」
こうして入学一日目にして、面倒な事に巻き込まれるハメになった。
第2話 了
一応原作セシリアの授業内過激発言はIS学園内とはいえちょっと国際問題臭が半端ないのでチョイチョイカットしました。