「うう・・・」
放課後机に突っ伏しているお馬鹿の所に歩み寄る。
「どうした?いっちー悩み事か?出来る限りならきいてやるぞ」
「じゃ、ふたつほどいいか?」
「おうど~んとコ~イ(笑)」
「茶化すなよ。真面目な話なんだ」
「スマン」
「代表者決めのことなんだけどさ、なんであんないいかたしたんだよ?お前らしくもないだろ?」
「平たく言えば、お前の為でもあるんだぜ」
「おれの?」
「そう、あのまま何事もなければ、彼女は本気で戦う事もなく試合に挑む事になっていたぞ。お前、それでいいのか?」
「良くないだろ、やるからには全力でやなけりゃ意味ないろ」
「だからだよ。というか、お前があそこで師匠に質問しなければ全力じゃない彼女と 戦う事になってたんだよ」
「でもそのせいで、あいつに・・・」
「何、元から嫌われていたっぽいからきにするなよ。ただ、それが決定的になっただけだよ。ただクラスで浮く事になりそうだけどな」
ま、それでどうなる訳でもないしな。
「それで、もう一つの頼みって?」
「勉強・・・教えてくれ。もう何が何だかさっぱり解らないんだこのとうりだ」
と言い頭を下げるイッチー、まぁしょうがないか。
「わかったよ。俺のわかる限りで良いなら、教えてやるよ」
「ほ、本当か?ありがとな将平」
「ああ、織斑君に如月くん。まだ教室にいたんですね、
よかったです」
「「はい?」」
とそこにきたのは山田先生だ。書類を片手に持ちながら俺たちの席までやってきた。
「えっとですね、寮の部屋が決まりました」
そう言って部屋番号の書かれた紙とキーをよこす山田先生
「オレ達の部屋まだ決まってなかったですか?前に聞いたはなしだと、一週間は自宅から通学する事になっていますけど」
「そうなんですけど、事情が事情なので一時的な処理として部屋割りを無理やり変更したらしいです。・・・・二人ともそのあたりの事、政府から聞いています?」
まっ、確かに校外に出た瞬間に襲われでもしたらいやだし何より勧誘してくる人たちと関らなくて良いのが一番のメリットだな。
「そういうわけで今日から寮暮らしです。そして度々申し訳ありませんが、織斑君は相部屋、如月君は本当に申し訳ありませんが物置を改修した個室になります」
「いいなー将平、個室なんてラッキーじゃん」
「いや説明聞いていたのかイッチー?元は物置だぞ。ああそれと山田先生、質問が」
「はい、なんでしょう?」
「部屋の件は了承しました。ただ調べ事がしたいときの機材なんかはどうなり ますか?」
「それは、明日まで待ってくれませんか?流石に一日では・・・それで如月君だけ
本日の課題の期限は明後日までとのことと、織斑先生からの指示です」
「わかりました。オイ、イッチー荷物取りに帰ろうぜ?」
「安心しろ。荷物なら私が手配しておいた。ありがたく思え」
ドンっと、バックを二つ降ろす。あれ?荷物もうちょっとあったはずなんだが?
「あれ?荷物が若干少ない気がするんですけど・・・」
「ああ、生活必需品だけだけだからな。着替えと携帯電話の充電器があればいいだろ」
「いやいや、それだけじゃないでしょ。俺の荷物、多分ホテルから持ってきたのは 分かりますけどすけど、他の私物はどいしました?」
「ほう?曲りなりにも女子高にあんないかがわしい物を持ち込むつもりとは、
貴様いい度胸だな」
うぐ、バレテマス。
「将平・・・一体どんな物を持ってこようとしたんだよ・・」
「見るな、そんな目で俺を見ないでくれ」
イッチーお前も、男だろ。その辺に気にならない男なんて居ないだろ。
と思ったがコイツ、シスコンだからな。
レベルの高い姉が近くにいれば、耐性はばっちりなのかな?
「では、物は相談ですが、ティーセットとチェス盤だけは、返して欲しいのですが」
「フッ、安心しろあの二つは貴様の部屋に置いてある。なにせ値の張りそうな物そうだったからな。相変わらずあの二つだけには妥協せんな」
その言葉に、安心したよ。あの二つまで無くなったら、発狂しかねない。
「それでは、時間を見て部屋に行ってくださいね。夕食は六時から七時、寮の一年生用食堂でとってください。ちなみに各部屋にはシャワーがありますが、大浴場もあります。学年ごとに使える時間は違いますが・・・えっと、その、お二人は今のところ使えません」
「あー、そうですね」
「えっ?どうしてだ?」
「イヤダ、イッチーのエッチ。女の子と一緒に入りたいなんてフケツー」
「ちょっ!そんなわけないだろ。どんだけ変態なんだオレは」
「えっと、それじゃあ私たちは会議があるので、これで。二人ともちゃんと寮に帰るんですよ。道草くっちゃだめですよ」
そう言い、教室を後にするお二方。さて今日は疲れたし、さっさと寮に行きますか。兎に角部屋の確認DA。
「ここ、本当に物置っだったの?」
渡された部屋の地図道理に来たのだが。そこそこな広さでビックリした。絶対、畳み四畳くらいに思ったからな。ん?床になにやらメモが、何々。
『このような、物置にお前をすませる事になり、その事については済まないと思う。しばらくの間はここで我慢して欲しい。何点か注意事項を伝えておく。まず急な改装のため、簡易キッチンの類は無い。冷蔵庫は小さいが間に合わせで用意しといた。お湯等が欲しい時の為にポットを置いておく。食堂に行けばお湯などは貰える用手配しておいた。家具等必要なものが在れば後日、私か山田先生に言えば受注しよう。そしてシャワーだが当然の如く無い。なので一夏の部屋のシャワーを使え、幸いアイツのルームメイトは箒だ、細かい事は三人で話し合え。最後に余り心配をかけるなよ?馬鹿弟子。貴様も一夏とおなじ私にとって家族同然なのだからな。
追伸 因みにお前の部屋の隣は寮長室、私の部屋だ。つまらぬ騒ぎをおこすなよ』
はあ、本当にあの人のは敵わないな。こういうさり気無い優しさが本当に有り難い。 とりあえずは飯でも食うか。
いやー、さすが国立だけあって飯が美味い!!色んな多国籍な料理があって何にしようか迷うな。この間は、周りの視線なんてなんのその、さて今日のメニューは和食です。鯖の定食にミニサラダ後は、とろろだな。ウマウマ、走り出した箸は止まらない。
うむ美味であった。明日以降も楽しみだな、さてポットにお湯ももらったし、シャワーでも借りにいきますか。
コンコン
「誰だ?」
「あー、ノノ?俺だけど開けてくんない」
「どうした?何か困り事か」
「ああ、実は俺の部屋にシャワーがなくてな、師匠からお前たちの部屋のを借りろと言われたのだが」
「そうか、それは不便だな。シャワーはそこだから好きに使ってかまわんが、シャワーを使う時間は私が七時から八時の間で、その後八時から九時が一夏になっている。すまないが将平お前はその後になるが構わないか?』
「別に構わんぞ、汗なんて流せればいい程度だし、・・・所でノノ一つ聞きたいの だが?」
「なんだ」
「なんで、イッチーは床で伸びているんだ?」
「知らん!」
「いや、知らんことn」
「知らんと言っている!!さっさとシャワーを浴びろ」
「・・・了解」
またなにかやらかしたなアイツは、大方ラッキースケベでも発動したのだろう。さぁ、シャワーでも浴びよう。
サッパリしたー。シャワーからでたら、イッチーも流石に復活していた。
「おう、イッチー邪魔しているぞ」
「将平もこっち来てお茶でも飲めよ」
「そうだな。二人ともまだ中身は残っているのか?無ければ淹れるが」
「そうだな。頼む」
「オレのもよろしく」
「了解」
さて、お茶の準備準備♪
「そう言えば、お前一人部屋だそうだな?お前の部屋にも女子が押しかけてたいへんだったろ」
「いや、多分俺の部屋に来ようと思う奴は居ないと思うぞ」
「なんでだよ、ここだってさっきまで結構な人が集まってたのにさ、なぁ箒」
「まったく、原因はお前だろ一夏」
「あ~、まぁ暫くの辛抱だろ?どうせその内皆慣れるだろうし、最初の質問だが、オレも部屋の隣には寮長室つまり師匠がいるのだよ。皆その辺りは慎重になるだろ、 ホイお待ち」
と二人にカップを渡す。
「頂こう。・・・・美味いな相変わらずお前の入れるお茶は」
「ああ、なんだろうな?これ飲むと落ち着くんだよな」
「お褒めに預かり光栄の至極」
「お前、今朝も言ったが何時からそんな軟弱な奴になったのだ?日本男児なら、もっとシャッキッとしろ」
「そうか?将平はいつもこんなもんじゃなっかたか?」
「いや、昔はふざけてはいても、もう少し芯も自信も無駄にある奴だった。何か言われたらその十倍は返ってきたぞ」
「箒いいすぎだろ」
流石に言いすぎかと思ったイッチーが声をかける。
「かまわんさ。でもノノ。あれからもう六年だ。性格や考え方なんて幾らでも変わるさ。何時までも同じってわけにもいかないよそれに今の状況だと、この先どうなるかも分からないんだから」
「すまん」
「ノノが気にする事じゃないさ。さてそろそろおいとまするよ」
「もう帰るのか?」
「あまり遅くに出歩くと師匠に殺される」
多少おどけて見せると二人が笑い出した。そんなに面白かったかな?
さて部屋に戻り紅茶を飲みながら明日の予習でもしますか。
予断だがその後一時間に一回は師匠の怒鳴り声が響き中々寝れなかった。
第三話 了