Fate/in時雨&リニス   作:鎌鼬

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雁夜おじさんのサーヴァント召喚でさぁ!!

皆のテンションがおかしいのは気にするなぁ!!




狂戦士

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えーこんばんわ~皆さん。現在の時刻は午前2時、つまりは草木も眠る丑三つ時アワァァァァァァァァァタァァァァァァァァァイム!!!!!!!!!」

「「YPAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」

 

 

午前2時に地下で矢鱈ハイテンションないい年をした大人たちがいた。というか俺たちだった。こんな時間にここにいるのは雁夜のサーヴァントの召喚のため。俺と爺さんは付き添いだが。へ?鶴夜?今頃馴染ちゃんとよろしくヤってるんじゃないかな…………(遠い目)ちなみにハイテンションな理由はアルコールが入っているため。だけど酔っている訳ではない。アルコールが入って高揚しているだけなのだ。ちゃんと意識はっきりしてるか確認したから間違いない。

 

 

「で雁夜、聖異物は決めたのか?」

「あぁ、色々と考えたけどこれにすることにしたよ」

 

 

結局色々と取り揃えた聖異物の中から雁夜が選んだのは…………木片だった。それを選んだのか。

 

 

「理由は?」

「直感」

「シンプルだな」

「だがそれがいい」

「「Oh yes!!」」

 

 

なんか知らないけどハイタッチ。こりゃあ駄目かもしれんわ。

 

 

「兄貴、結局聖異物の説明してくれなかったけどこれって何なんだ?」

「ありゃ?爺さんも分からなかったのか?」

「その木片が遠い時代の物だとは分かるが正体までは流石に分からんかったよ」

「ふーん…………じゃあ答え合わせといこうか」

「「ヒューヒュー♪」」

「この木片の正体はー?」

「「この木片の正体はー?」」

「実はー?」

「「実はー?」」

「なんとー?」

「「さっさと言えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」」

「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

 

あぁ!!蟲が!!蟲が!!ってか雁夜と爺さん!!てめぇらノリノリだったのにいきなり素面になるんじゃねぇよ!!酔いが覚めちまったじゃねぇか!!

 

 

「ったく…………人間の半分のサイズのゴキブリ突っ込ませるなよな。年甲斐も無く叫んじまったじゃないか」

「俺と爺さんで改造したゴキブリ十匹を瞬殺した、だと…………!!」

「雁夜、やはりゴキブリを二足歩行にするべきじゃったのぅ」

 

 

それは不味い。火星から来たじょうじじょうじ言うのになっちゃうから止めてくれ。

 

 

「はいはい、おふざけはここまでにしてそれの正体教えるから。聞き逃したらその鼓膜ぶち破るから」

「サラリと怖いことつけ加えるなよ!!」

「体を蟲に変えれる儂には死角はない」キリッ

「あ、爺さんの場合には家中にバルサ●ばら撒くから」

「やめろよ…………やめろよ…………!!」

「んじゃ、教えるぞ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その木片の正体は円卓の騎士たちが囲んでいたテーブルの、つまりは円卓の破片だ」

 

 

「円卓っていったら…………ブリテンの円卓の騎士の事か!?」

「いぐざくとりぃ」

「なるほど…………それならば呼び出せるのは円卓の騎士の内の誰かと言うことになるのぅ…………時雨が探したにしてはずいぶんと博打よのぅ」

「仕方ねぇだろ、他には見つからなかったんだから。それで、それを使って喚ぶならバーサーカー喚んでくれ」

「バーサーカー?なんでだ?」

「クラススキルの狂化によるステータスの底上げが第一。第二にセイバークラスに当てはまる奴がほとんどで既にセイバーは喚ばれてるから。第三に俺って一部を除いて円卓連中から嫌われてたから」

「第一の理由は分かった、第三の理由は自業自得だな、でも第二の理由は何だ?」

「そこら辺は後で教えてやるから。だけど雁夜、俺の知ってる奴だったら令呪使って狂化のスキル解除してやってくれないか?」

「バーサーカーの狂化の解除って…………そんなこと出来るのか?」

「出来なくは無いぞ?ただ対魔力の高いサーヴァントなら令呪の重ね掛けもせねばならぬがな」

「いや頼むって、ランスロットとかバーサーカーよりもセイバーで喚んだ方が強いんだって。それにバーサーカーを解除するから魔力の消耗も抑えられるしな」

「…………分かったよ。だけど、バーサーカーが暴走したら兄貴抑えてくれよな」

「もちろんOKOK」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、さっきまでのハイテンションも成りを潜めて雁夜は真剣な表情で爺さんの蟲の体液で描かれたサーヴァントを喚び出す為の魔法陣の前に立っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「素に銀と鉄。

 

礎に石と契約の大公。

 

降り立つ風には壁を。

 

四方の門は閉じ、王冠より出で、

 

王国に至る三叉路は循環せよ」

 

 

 

閉じよ。(みたせ)

閉じよ。(みたせ)

閉じよ。(みたせ)

閉じよ。(みたせ)

閉じよ。(みたせ)

 

繰り返すつどに五度。

 

ただ、満たされる刻を破却する」

 

 

 

 

「――――――告げる」

 

 

 

 

「 汝の身は我が下に、

 

我が命運は汝の剣に。

 

聖杯の寄るべに従い、

 

この意、この理に従うならば応えよ」

 

 

 

「誓いを此処に。

 

我は常世総ての善と成る者、

 

我は常世総ての悪を敷く者。

 

されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし。

 

汝、狂乱の檻に囚われし者。

 

我はその鎖を手繰る者。

 

汝三大の言霊を纏う七天、

 

抑止の輪より来たれ、

 

天秤の守り手よ!!」

 

 

暴風のような魔力の奔流が吹き荒れ、目も眩む程の閃光が輝く。雁夜と俺は事前に用意していたグサランかけてたから大丈夫だけど、『大丈夫じゃ、問題ない』とか言ってた爺さんが目をやられたらしく、『目が!!目がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!』とか叫んでいる。何やってんだこの爺さん(ドン引き)

 

 

そうして、魔法陣の中央に雁夜が喚び出したサーヴァントが現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

憎い

 

憎い

 

憎い

 

自分の産まれる原因となったあの王が

 

自分の正体を明かしたときに、蔑む様な目で見ていたあの王が

 

彼が死ぬ原因を作ったあの王が

 

あの王が憎い

 

あの王が憎い

 

あの王が憎い

 

出来るのであるなら、あの王を殺したい

 

あの王と戦い、その手で殺されてなお

 

この狂気は自分から離れる事はない

 

だが、

 

しかし、

 

もし、

 

叶うのであれは、

 

もう一度、

 

彼に会いたい

 

兄のようであり

 

父のようであり

 

自分が憧れたあの男にもう一度会いたい

 

この身に宿すのは狂気

 

されどこの想いは劣化することはない

 

拒絶していた自分に手を焼いてくれ

 

あれらから孤立していた自分の面倒を見てくれ

 

王から拒絶された時に、泣き止むまで抱き締めてくれた彼に、

 

もう一度会いたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ーーーーーーーーー狂気に堕ちてなお、その胸に抱くのは純粋な愛情。素晴らしい。故に、私が手を出そう。女神の為の歌劇を演じる彼の歌劇を添える華となりたまえ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな、よくわからない声を聞きながら、その身は現世にへと喚び出された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーーーーーーーこれが、俺のサーヴァント…………?」

 

 

雁夜の喚び出したサーヴァントは純白の鎧と、赤黒い稲妻を纏いながら、沈黙していた。あれ?こいつはーーーーーーーーーそうか、お前が来たか。

 

 

「■ーーーーーーーーー」

 

 

バーサーカーの顔が上がり、俺のことを視界に入れると、初めてバーサーカーはそれらしい反応を見せーーーーーーーーー

 

 

「■■■■■■■■■■■■■■ーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

「なっ!?バーサーカー!?」

 

 

俺に向かって突貫してきた。突然のことに雁夜の反応は遅れ、目を押さえながら地面を転がっている爺さんの助けは期待できそうにも無い。本当に何やってんだ爺さん(困惑)

 

 

「はぁしゃあないーーーーーーーーーおいで」

 

 

バーサーカーの突貫に俺がしたことはーーーーーーーーー手を広げて、迎え入れる体制を取っただけ。雁夜の驚いている顔が見えるけど心配はいらない。他の奴なら兎も角、こいつが俺を傷つけることは有り得ないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………マジかよ」

 

 

結果、バーサーカーは俺の腕の中に飛び込んできた。魔力放出でもしたのか予想を越える勢いだったがなんとか殺すことは出来た。まぁ足場の石畳が壊れて犠牲になったけど。

 

 

「■■ーーーーーーーーー■■ーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

「よしよし…………雁夜、悪いけど狂化解いてくれるか?」

「い、良いけど…………大丈夫なのか?」

「へーきへーき。こいつだったら心配いらないよ」

「分かったよ…………令呪を持ってバーサーカーに命じる!!『理性を取り戻せ』!!」

 

 

雁夜の手から令呪が消える。

 

 

令呪とはサーヴァントとの契約の証にして、サーヴァントに三度限りでどんな命令でも遂行させ、使い方によっては奇跡すら起こすことが出来る絶対命令権でもある。三回使えば令呪は無くなり同時に聖杯戦争への参加権を無くすことになるが、逆に言えば二回は奇跡を起こす事が出来る。

 

 

そして雁夜の令呪が消費され、バーサーカーのクラススキルである狂化が解除された。

 

 

それと同時に、バーサーカーの纏っていた鎧の兜が取れて素顔が明らかになる。

 

 

絹のような光沢を放つ金髪、

 

エメラルドのような碧眼、

 

中性的で可愛らしい顔は、涙で汚れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久しぶりだな、モード」

「シグレ…………シグレ…………!!!」

 

 

雁夜の喚び出したサーヴァントは、円卓の騎士でありながらアーサー王に叛逆した騎士、モードレッドだった。

 

 

 






皆がハイテンション★原因はお酒が入ってるからです。ただし我を忘れるほどには飲んでません。召喚時には酔いは覚めてます。

鶴夜は馴染に(性的な意味で)補食されました。時雨と雁夜と臓硯が気を効かせて防音処置をした為に子供たちにはバレてません。

雁夜の選んだ聖異物は円卓の破片でした。選んだのは直感。これ良さげだな~という軽い理由です。

バーサーカー召喚。雁夜がバーサーカーを喚んだのは原作通り、ただし湖の騎士では無いです。時雨が雁夜にバーサーカーを喚び出すように言った理由は次回バラします。

召喚、からの狂化キャンセル。出来るよ…………ね?令呪使ったら出来そうなのでやらせてみました。これでバーサーカーで喚ばれたけどクラス的にはセイバーに成りました。

モードレッドとの再会。どこかの水銀が手を出した模様。お前のせいか。


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