バトルシップイレブン ~艦娘とサッカー少年達の出会い~ 作:ヒビキ7991
~MI近海 合流地点~
赤城達 第一機動部隊は、棲地MI近海にある小島で
大和達を待っていた。
しかし合流地点に大和達は現れず、一同は仕方なく
索敵をしながら来るのを待ったが・・・。
金剛「大和達、来ませんネー。」
比叡「霧島達が場所を伝えているハズですから
先に来てると思ってたのですが・・・。」
雪菜「この天気だと索敵がうまくいかなくて
敵も味方も見つからないかしら?」
利根「吾輩のカタパルトが不調でなければ…」
天馬「可笑しいなぁ…
大和さん、絶対に張り切ってるハズなのに…」
飛龍「赤城さん、どうします?」
赤城「う~ん…」
(無線封鎖しているとはいえ、敵の勢力圏に
留まる時間が長いほど、敵に発見される
可能性も高くなる…
けれど、今動いてしまえば大和隊と合流
できなくなってしまうかもしれない。
私の取るべき道は…)
加賀「進みましょう、赤城さん。」
突然、加賀が口を開いた。
加賀「合流のために数艦を残し、私たちは索敵を
続けながら先行すべきです。」
赤城「・・・そうですね。
吹雪さん、金剛さん、天馬君、雪菜さん
あなた達はこの集結ポイントで待機。
大和を要する攻略主隊と合流後、全速力で
私たちを追ってきてください。」
雪菜「えっ?」
吹雪「でも私、赤城さんを護衛するために…」
赤城「勝つためには、私達第一機動部隊と
主力艦隊の密の連携が必要です。
それに、天馬君の考えたオペレーション
ライトニングを実行するにも、主力艦隊は
必要になります。
だからこそ、あなた達にお願いしたいのです。」
天馬「確かに、赤城さんの言う通りです。」
金剛「ブッキー、私達で大和達を待ちましょう!」
吹雪「・・・はい!」
こうして、赤城達は合流地点に
吹雪・天馬・雪菜・金剛を残し、
棲地MIへと向かった。
天馬(何だろう、この前の様な嫌な予感がする・・・。
いや、前よりずっと強い・・・。)
不安に思う天馬は、矢筒から薄いグレーの矢と
藍色・赤・黄のストライプの矢を取りだし
薄いグレーのファルコンとモンスターペイントの
ファルコンを放った。
そしてその後、両肩にカタパルトを出現させ
コスモゼロ・アルファ1とアルファ2を放った。
天馬「古代さん、山本さん、加藤さん、篠原さん
皆さんは赤城さん達の後方から監視及び
護衛をお願いします。
それと、敵機動部隊に気づかれたくないので
通信は暗号打電で、飛行中はステルスモードで
お願いします。」
『OK!』
4機は赤城達を追うため、全速力で飛んでいった。
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~棲地MI近海 エリアA~
数分後、MI近海を航行していた赤城達は
筑摩の零式水偵が得た情報を聞いていた。
遥か前方には、棲地MIとおぼしき火山島が見える。
筑摩「・・・何ですって!?
棲地MIに飛行場姫が!?」
加賀「今ならおそらく奇襲が成功します。
このまま放置して主力艦が来たら、戦艦たちに
甚大な被害が・・・。」
赤城「そうですね・・・。
(これで、正解だったかも知れません!)
第一機動部隊、一航戦、二航戦に命じます!
艦載機を爆装!
飛行場姫への攻撃を開始します!」
3人「はいっ!」
赤城・加賀・蒼龍・飛龍は第一次攻撃隊として、
九九式艦爆を数機を棲地MIに向けて放った。
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~棲地MI~
その頃、棲地MIにいる飛行場姫は遠くから来る
赤城達の第一次攻撃隊の存在に気づいた。
飛行場姫「・・・来タカ。」
飛行場姫は、後ろ髪の一部を滑走路に変化させ
白球形の戦闘機を数機発進させた。
第一次攻撃隊は敵戦闘機の存在に気づき、敵の
攻撃を避けると共に、飛行場姫へ爆撃を行った。
飛行場姫の辺りはたちまち、火の海と化した。
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~棲地MI近海 エリアA~
蒼龍「第一次攻撃隊、奇襲に成功!
飛行場姫は被害甚大!」
比叡「やったー!」
飛龍「第一次攻撃隊より、更に入電!
河、河、河!」
赤城「第二次攻撃ノ要ヲ認ム、ね。」
加賀「どうします?」
赤城「( こちらの損傷は数機の艦載機のみ。
敵が発進させることのできた攻撃隊は僅か…
これなら勝てる…! )
わかりました!
残りの機体も爆装させ、飛行場姫攻撃に
向かわせましょう!」
赤城・加賀・蒼龍・飛龍は第一次攻撃隊と同様、
九九式艦爆数機を第二次攻撃隊として放った。
だがこのとき、一同は上空から敵の艦載機が、
はるか後方から隻眼ヲ級率いる機動部隊が狙って
いることに気づいていなかった。
だが、赤城達のすぐ後方を飛行する古代達は
敵艦載機の存在に気づいていた。
山本『後方より、機動部隊と思われる艦隊が
接近しています!』
篠原『上空にも、敵の艦載機とおぼしき飛行機を
多数検知!』
加藤『戦術長、どうする?』
古代『俺達の任務は、あくまで偵察と護衛だ。
こちらから手を出せば、機動部隊が甚大な
被害を受ける。
今しばらくは、敵の動きに注意しよう。』
すると・・・
山本『後方より、敵艦載機数機が急速接近!』
篠原『ここで撃ち落としてやろうぜ!』
古代『そうだな。
これより敵艦載機の迎撃に向かう!』
古代達は直ちに機体を180度転回させ、
敵艦載機の集団に向かって猛スピードで飛行する。
敵艦載機集団も、古代達に気づいたのか速度を上げ
真正面から突っ込む形となった。
古代達は敵艦載機に照準を合わせ、ミサイルの
発車準備をする。
だが、敵艦載機集団は上下左右にカーブを描きながら
分散し、古代達をかわした。
古代『しまった!』
古代達は急いで機体を再び180度転回させ
敵艦載機集団を追いかける。
古代『加藤、ヤマトに暗号を打電!
羊達ハ狼ノ眼差シヲ受ケタ!』
加藤『了解!』
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~棲地MI近海 合流地点~
その頃、合流地点では吹雪達が大和達を
待っていたが、未だに来る気配が無い。
金剛「来ませんネー、大和達。」
雪菜「何かトラブルでもあったのかしら?」
金剛と雪菜が大和達が来るのを待つ頃、吹雪は
何やら一人で考え込み、天馬はずっと耳をすまし
古代達からの通信を待った。
すると・・・。
天馬「・・・コスモファルコン100番機より
暗号を入電!
羊達ハ狼ノ眼差シヲ受ケタ!」
吹雪「えっ?」
金剛「ワッツ?」
雪菜「どういうこと?」
天馬「赤城さん達が敵の機動部隊に
狙われてるってことです!」
吹雪「っ!?」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
~棲地MI近海 エリアA~
一方、赤城達は後方から敵に狙われているとも知らず
棲地MIに向けて進んでいた。
が、夕立がふと後ろを見たとき・・・。
夕立「敵襲ー!」
一同は始めて敵艦載機の存在に気づいた。
艦載機は赤城達に向けて魚雷を放つ。
北上「来たね!」
比叡「させませんから!」
夕立「選り取り緑ッポイけど、嬉しくないッポイ!」
北上・比叡・夕立は、砲撃で艦載機を攻撃する。
赤城「皆さん、直掩機を!」
加賀「赤城さん、直上!!」
赤城達の真上から、爆装した複数の敵艦載機が
急降下してきた。
艦載機は爆弾を落とすと同時に、赤城達に対して
容赦ない銃撃を仕掛けてきた。
ドカーン!
加賀「うわあああ!!」
赤城「加賀さん!」
加賀は爆撃をモロに食らい大破。
赤城も銃撃によって、飛行甲板を破壊され、
弓の弦を切断されてしまった。
蒼龍、飛龍も傷を負い中破。
さらに・・・。
夕立「敵艦、多数接近!」
九時の方向から、敵の雷巡数隻が近づき
赤城達に向かって砲撃・雷撃を仕掛ける。
敵の容赦ない攻撃に、第一機動部隊は成す術が
なかった・・・。
赤城(どうして…
こんな事態だけは避けようと…
なのに…)
夕立「赤城先輩、直上!!」
赤城「っ!?」
直上から、爆装した艦載機が赤城に向かって
急降下していた。
赤城(やっぱり、抗えないの?
運命には…)
赤城は絶望し、その場で呆然としていた。
そして、敵の艦載機が爆弾を投下しようとした
その時だった・・・。
バシューン! ドカーン!
突然、2つの青い光が艦載機のボディを貫き
艦載機が目の前で爆発した。
赤城「・・・っ!?」
赤城は突然の出来事に驚き、辺りを見た。
すると、目の前に二人の人影が見えた。
吹雪「赤城先輩!」
天馬「大丈夫ですか!?」
赤城「吹雪さんに、天馬君!?」
「私達もいますよ!」
天馬と吹雪に続いて一人の少女が、多数の
銀色の艦載機と共に現れた。
赤城「雪菜さんまで!?
いったい・・・。」
『俺達が読んだんだ。』
突然、赤城の無線に誰かの声が聞こえてきた。
声の正体は、コスモファルコン100番機の加藤だ。
赤城「あなたは?」
古代『宇宙戦艦ヤマト航空隊 隊長、加藤三郎!
天馬から、あんた達をこっそり監視及び
援護するように命じられてたんだ。』
赤城「天馬君が?」
天馬「航空隊、全機発艦!」
天馬はコスモファルコン全機を発艦させていた。
加藤『まあ、予想外の邪魔が入っちまったせいで
援護出来なかったのは事実だがな…』
赤城「ですが、助かりました。」
雪菜「赤城さん、今は敵の艦載機を
何とかしなきゃ!」
赤城「ええ、でも・・・。」
天馬「赤城さん、これをっ!!」
天馬は赤城に、自分の使っている弓を
投げ渡した。
赤城は見事にキャッチし、そしてすぐ矢筒から
矢を取り出し構えた。
赤城「天馬君・・・ありがとうございます!
一航戦の誇りに賭けて…
稼働機、全機発艦!」
赤城は発艦できる機体を全て放つ。
加藤『戦術長、俺達も行こうぜ!』
古代『ああ!
航空隊はこれより、敵艦載機の撃墜に向かう!
これ以上、奴らの好きにはさせるな!』
『了解!』
古代の指示で、ヤマト航空隊は敵艦載機の
撃墜へと向かった。
雪菜「さあ、あなた達も行ってらっしゃい!」
雪菜の指示で、雪菜の艦載機達は
コスモファルコンの後に続いた。
吹雪「加賀さんと比叡さんは、至急退避を!」
加賀「大丈夫、平気よ。」
比叡「そうです!
ここで逃げたら、お姉様に叱られます!」
「よくぞ言ったネ、比叡!!」
比叡「えっ!?」
いつの間にか、比叡の直ぐ近くには金剛の姿が。
比叡「お姉様!
来てくれたんですね!」
金剛「私だけじゃありまセーン!
フォロ・ミー!
皆さんも、ついてきて下さいネー!」
金剛の目線の先には大和たち主力艦隊と、
修理中のはずだった翔鶴と瑞鶴、そして神童と
棲地ALに向かっていたハズの剣城がこちらに
向かっていた。
比叡「榛名に、霧島まで…」
天馬「剣城!?
なんでお前がここに!?」
剣城「棲地MIに飛行場姫がいると、筑摩さんの
零式水偵からの通信を偶然聞いてな。」
神童「それを聞いた途端、大急ぎでこっちに
飛んできたらしい。」
赤城「翔鶴さん、瑞鶴さん…」
瑞鶴「高速修復剤が、なんか急に手配されてさ!」
翔鶴「大和さんに追い付いちゃいました♪」
吹雪「大和さんに?」
大和「それはまた後でお話ししましょう。
・・・MI攻略主力艦隊、旗艦大和!
推して参ります!!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
~棲地MI~
飛行場姫「仲間ヲ何人呼ンデモ無駄ダ。
オ前達ハ、私ニ勝ツコトハ絶対ニ
出来ヌノダカラナ!」
飛行場姫は再び、白球形の戦闘機を大量に放った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
~棲地MI近海~
天馬「敵機多数、発進を確認!」
瑞鶴「五航戦 瑞鶴!」
翔鶴「五航戦 翔鶴!
全航空隊、発艦始め!」
瑞鶴と翔鶴は、直ちに艦載機達を出撃させた。
天馬「俺達も行きますよぉ!」
吹雪「はいっ!」
天馬と吹雪も、艦載機の後に続き先行する。
赤城(一撃・・・いえ、それまでに至る全ての行動で
この子達は変えてしまった…
私たちが必死に抗おうとしてできなかった
何かを…
天馬君、吹雪さん、あなた達は一体…)
大和「やっと、この時が来ました。
ずっと悠久の昔から、私は待ち望んで
いたのかも知れません・・・。
皆さんと手を取り合い戦う、この時を・・・。
左舷、砲戦用意!三式弾装填!」
大和は主砲の照準を飛行場姫に合わせる。
天馬「主砲、副砲、三式弾装填!」
天馬も大和と同様の手順を取る。
大和「第一、第二主砲、斉射!」
天馬「全砲門、撃ち方始め!」
ズドーン!!
二人はほぼ同じタイミングで三式弾を放ち、
二人の周囲は荒波をたてる。
二人の放った三式弾は飛行場姫の直上で爆発。
大量の弾子が雨のように降り注ぎ、飛行場姫は
炎の海へと消えた。
吹雪「やった!」
大和「まだです!」
炎がおさまり、飛行場姫が姿を現した。
飛行場姫は防壁を張り、三式弾の攻撃を防いでいた。
天馬「さすが姫クラスの深海棲艦、手強い……」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
~棲地MI~
飛行場姫「コノ程度ノ攻撃デハ、私ハ倒セヌ。
何度デモ、何度デモ沈ンデイキナサイ。」