バトルシップイレブン ~艦娘とサッカー少年達の出会い~   作:ヒビキ7991

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Episode3/激闘! 長門VS天馬!!

長門「では松風、早速だが秘書艦の私が

   お前に命令を下す・・・」

 

天馬「はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長門「・・・今すぐ仲間の二人と共に

   この鎮守府から出ていけ。

   以上だ・・・」

 

 

 

 

 

天馬「えっ?」

 

吹雪「えっ?!」

 

 

 

 

 

 

一同「えええええええええっ?!」

 

 

 

赤城「どうしてですか長門さん!

   今回あの状況で勝てたのは、彼ら3人の

   お陰と言っても過言ではありません!

   あの時、もし彼らが来てくれてなかったら、

   私達は確実に全滅していました。」

 

川内「そうだよ!

   天馬達がいたからこそ勝てたのに!」

 

長門「だからと言ってこのまま鎮守府に

   止まらせる訳にはいかん!

   ましてや外海の人間などごもっともだ!

   艤装のテクノロジーを悪用されるかもしれん。」

 

睦月「そんな・・・」

 

那珂「そんなの、那珂ちゃんは認めない!」

 

長門「お前達、もう一度言うぞ?

   今すぐこの鎮守府から出ていけ。」

 

神童「・・・仕方ない。

   二人とも、出ていくとしよう・・・」

 

剣城「・・・はい。」

 

 

神童と剣城は席を立ち、その場を離れようとした。

だが天馬はその場から動こうとしない。

 

 

長門「何をしている?

   今すぐ出ていけと言うのがわからんのか?」

 

 

すると突然、天馬は席を立ち長門の前に近づく。

 

 

長門「やっと出ていく気になったか?」

 

天馬「ええ・・・

   でも長門秘書官、一つお願いがあります。」

 

長門「お願い?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天馬「俺と勝負してください!」

 

 

一同「えええっ!?」

 

長門「勝負だと?」

 

天馬「長門さんと俺の1対1で勝負を行い、

   俺が長門さんに勝つことができたら、

   俺達をこの鎮守府の仲間と認めてください!」

 

 

長門「大した自信だな・・・いいだろう。

   結構は今日の夕方、港前で行う。 

   せいぜい、楽しませてくれ。」

 

 

長門はそう言うと店を後にした。

話を聞いていた一同は、天馬が長門に勝てるとは

思ってなかった。

 

 

吹雪「天馬君、本気なの?」

 

赤城「長門さんはああ見えて、鎮守府の守護神って

   言われてる艦娘なのよ。

   今のあなたじゃ勝てるわけないわよ……」

 

天馬「だからって、このままノコノコと

   帰るわけにはいきませんよ!

   俺に皆を守れる力があるってことを

   長門さんに証明してやるんだ!」

 

 

天馬は店を跳びだし、ある場所に向かった。

 

 

神童「おい天馬!」

 

剣城「何処へ行く気だ!」

 

 

剣城と神童、そして吹雪・睦月・夕立は

天馬の後を追いかける。

 

 

 

 

 

 

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~港 桟橋~

 

 

天馬は最初にやって来た桟橋の灯台へやって来た。

そして、灯台の扉を開けて灯台の中に入った・・・

 

 

 

と思いきや、扉の先は廃ビルの中。

 

 

天馬「よかった、まだ繋がってた!」

 

 

天馬は廃ビルの外へ出ると、木枯らし荘に向かった。

 

 

 

 

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~木枯らし荘 104号~

 

 

木枯らし荘に着いた天馬は、ボストンバッグに

ジャージとスパイクを詰め込み、何やら

支度をしていた。

 

 

秋「どうしたの天馬?

  急に荷物なんか詰め込んで。」

 

天馬「ちょっと特訓してくる!」

 

 

天馬は荷物を持って木枯らし荘を後にすると

再び廃ビルへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

~鎮守府 桟橋 灯台前~

 

 

一方、天馬の後を追っていた神童と剣城は

灯台の前にいた。

どうやら途中で見失ったようだ。

さらにそこには、吹雪・睦月・夕立の3人もいる。

 

 

吹雪「なんで、灯台に来たの?」

 

神童「実は、俺達はここから鎮守府に来たんだ。」

 

睦月「この灯台から?」

 

剣城「信じてくれないかも知れませんけど

   俺達、どうやら別世界から

   来たみたいなんです。」

 

夕立「別世界?」

 

 

 

 

神童と剣城は、吹雪達にこの鎮守府へ来るまでの

経路を話した。

 

 

 

 

吹雪「・・・なるほど。

   で、その扉の先がビルの一室ではなく

   ここだったと・・・」

 

睦月「本当なのかなぁ?」

 

夕立「ちょっと除いてみるッポイ!」

 

 

夕立は灯台の扉を開けようとドアノブに手を伸ばす。

が、その前に扉が開き天馬が出てきた。

 

 

吹雪「天馬君!」

 

天馬「吹雪さん!

   何でこんなところに?」

 

睦月「それはこっちの台詞……」

 

 

夕立は開いた扉から灯台の中を見る。

その先は灯台の中ではなく暗い通路だ。

 

 

夕立「さっきの話、どうも本当ッポイ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

 

~鎮守府 港~

 

 

夕方、鎮守府の港の海には、艤装を装着した

天馬と長門が、港の埠頭には吹雪達

第三水雷戦隊を始めとする艦娘達が勢揃いしていた。

そして、那珂の右手には何故かマイク。

 

 

那珂『さあ、間もなく始まります!

   司会実況はこの私、艦隊のアイドル

   那珂ちゃんでーす!

   それじゃ対戦者を紹介しちゃうよ!

 

   先ずは・・・世界のビッグ7!

   怒れる41センチ砲!

   鎮守府の守護神、長門さん!』

 

 

長門「ウム・・・」

 

 

那珂『対するは・・・期待の新星!

   艦娘の誰もがビックリする驚異の破壊力!

   宇宙戦艦ヤマト、松風天馬君!』

 

 

天馬「この戦い、絶対に勝ってみせる!」

 

 

那珂『ルールは、2人に1対1の砲雷撃戦を

   行ってもらい、先に相手の砲塔を全て

   破壊した方が勝利でーす!

   ただし、 艦載機を使ってでの雷撃、

   連射式の砲台を使っての砲撃は

   反則とします!』

 

 

天馬「確認します!

   俺がこの勝負で勝ったら、俺達3人を

   鎮守府の仲間と認めてください!」

 

長門「私が勝ったら、お前達3人はその場で

   鎮守府から出ていってもらう。」

 

 

吹雪「天馬君、頑張れー!」

 

那珂『さあ、間もなくバトルスタートです!

 

 

   3・・・2・・・1・・・』

 

 

長門・天馬「主砲、三式弾装填・・・」

 

 

 

 

 

那珂『スタート!!』

 

 

長門「全門斉射!!」

 

 

ズドーン!

 

 

天馬「撃ち方始め!!」

 

 

ズドーン!

 

 

スタートの合図と共に、天馬と長門は主砲から

三式弾を放つ。

放たれた三式弾は二人の丁度中間でぶつかり

爆発し煙をあげる。

 

 

天馬「副砲、エネルギー装填!

   撃ち方始め!」

 

 

バシューン!

 

 

天馬は手の甲の副砲からショックカノンを

長門に向けて放つ。

長門は紙一重で攻撃を避けるが、一発が長門の

右副砲に辺り、損傷した。

 

 

那珂『おっと!

   長門さん副砲を一つ損傷!

   先制は天馬君です!』

 

 

雷「いいわよ天馬!」

 

電「頑張れなのですー!」

 

 

長門「なかなかやるな……

   では、今度はこちらからだ!」

 

 

ズドーン!ズドーン!ズドーン!

 

 

長門は主砲と副砲から三式弾計9発を上向けに放ち、

曲射砲での砲撃を行う。

長門の三式弾は天馬の真上から落下していく。

 

 

天馬「曲射砲ですか……

   こんなの場所を変えれば!」

 

長門「甘い・・・!」

 

 

 

長門の三式弾9発は天馬の頭上、約10メートルの

辺りで突如爆発。

 

 

バババババババババッ!!

 

 

そして大量の弾子が雨のように降り注ぎ

天馬を直上から攻撃する。

 

 

天馬「痛い痛い痛い!

   なんだこれ!?」

 

 

ドカーン! ドカーン!

 

 

弾子の数発は二つの主砲に命中。

装甲を貫通し破壊した。

 

 

那珂『あーっと!

   長門さんの三式弾攻撃が炸裂っ!!

   天馬君、一気に主砲二つを損傷!

   これは痛ーいっ!!』

 

 

天馬「くっそぉ!

   これでも喰らえ!!」

 

 

ズドドドドドドドドーン!!

 

 

天馬は脛と股の艤装から、ミサイル式の魚雷を

計16発、長門に向けて発射。

魚雷は長門目掛けて勢いよく飛んでいく。

 

 

長門「ふんっ!」

 

 

ズドーン!

 

 

長門は主砲の砲撃で魚雷を撃ち落とす。

だが、魚雷1発を撃ち落としそこね、

長門の右主砲に直撃。

 

 

ドカーン!

 

 

黒い爆煙をあげて主砲を損傷。

同時に長門自信を中破まで追い込んだ。

 

 

天馬「もう一丁!!」

 

 

ズドドドドドドドドーン!!

 

 

天馬はミサイル式魚雷16発をもう一度

長門に向かって発射する。

 

 

長門「同じ手は2度も食わぬ!」

 

 

ガンッ!

 

 

長門は魚雷が目の前に来たと同時に、内1発を

足で蹴り返す。

蹴り返された魚雷が他の魚雷にぶつかり、

全ての魚雷が一斉に大爆発を起こす。

だが、うち1発が生き残り飛んでくる。

天馬は魚雷の行き先にあるものを見た。

そして、あるものの前で盾となり魚雷を食らった。

 

 

ドッカーーン!!

 

 

命中し爆発した魚雷は今までにない爆風と爆音をたて

天高く爆煙をあげる。

爆煙がおさまると、そこには艤装が大破し

傷だらけの天馬がいた。

唯一無事だった手の甲の副砲二つも、破壊され

煙をあげていた。

 

 

那珂『あーっと!

   天馬君の砲塔全てが破壊されました!

   この勝負、長門さんのしょ・・・』

 

 

長門「いや・・・私の負けだ………」

 

 

那珂『えっ?』

 

 

天馬は体を後ろに向けると、

こう言った。

 

 

 

天馬「大丈夫でしたか?」

 

 

 

天馬の視線の先には、自分を応援してくれていた

吹雪がいた。

 

 

吹雪「天馬君、なんで・・・?」

 

長門「たとえ、戦いを捨ててまでも

   大切な仲間を命懸けで守る・・・

   彼は戦いよりも、仲間を選んだんだ。

   実にすばらしい。」

 

天馬「長門秘書艦・・・」

 

長門「松風・・・いや天馬、私の負けだ。

   約束通り、お前達3人は今日から

   この鎮守府の新たなる仲間だ!」

 

 

天馬「長門さん・・・!

   ありがとうございます!!」

 

 

天馬は長門に元気よくお礼をした!

 

 

那珂『さあ皆さん!

   天馬君の勝利と我々の仲間となったことを

   祝って胴上げしましょう!!』

 

一同「おおー!!」

 

 

天馬「えっ?

   ねえ、ちょっと皆さん!?」

 

 

試合を見ていた艦娘達が天馬の周りに集まり

そして天馬を胴上げする。

 

 

『ワーッショイ!ワーッショイ!ワーッショイ!』

 

 

天馬「ちょちょっと皆さん!

   やめてくださーい!」

 

 

 

 

胴上げの掛け声と天馬の叫び声が

鎮守府全体に響き渡る。

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