魔法少女リリカルなのは 天使とスケベの輪舞 作:ロシアよ永遠に
世界はあらゆる可能性に満ちている。
それは大樹の幹枝のようにいくつもの枝分かれを経て、そしてやがては末端…つまりは滅びを迎える。
数多ある次元世界も、もしかしたら一つの平行世界である可能性も否めない。
そんな世界の一つから、1人の男が消された。
贖罪…と言うわけではない。
あの時ただ見た平和な世界。ドラグニウムという新たなる高エネルギー源を巡って、世界は滅び、新たな地球に移り住むことになった。本来の彼ならば、そのことに責任を感じず、新たな世界で思い通りに事を進めるために暗躍していたのだろう。
しかし、これが分岐した。
1人の少女と出会い、そして本来の彼が歩むべき道とその想いは違う方向へと向かう。
自らの野望の道ではなく。
自らの作り出してしまった世界の修正。
居場所を求めるノーマ達…
そして何よりも、自分に寄り添ってくれた少女を優しい世界に導くために。
目を開ければ、広大で、そして澄み切った青空が視界を支配した。
流れる雲と、ポカポカと身を照らす暖かな太陽と、髪を撫でるような優しいそよ風。そして緑豊かな草の香り。心地良く囀る小鳥の鳴き声。
他者から見れば、今の自分は目を丸くしていると称するだろう。それほどまでに今の状況が理解できていなかったのだから。
「む…ここは…何処だというのだ…」
ムクリと身体を起こす。自身の身体を見やるも、特には異常ない。言うなら少し身体が重く感じるくらい、か。次いで周囲を見渡せば、鼻腔をくすぐる草の香りそのままに、広々と、そして青々と茂る草原が広がっていた。
「…ここは…。ふむ。」
上空から周囲を見渡すのが手っ取り早いと判断し、浮遊しようと念ずる。
が、身体は全く、これっぽっちも動こうとしない。
「…どういうことだ…?」
次いで転移しようとするも、うんともすんとも言わない。『力』そのものが使えないのだ。
「ふむ…。」
彼は少しこめかみに指を当て思考を研ぎ澄ませる。
「どうしたものか。力が使えない以上、現状を打破する手立てはない。だから選択肢は三つ…
一つ、とりあえず歩いてみる。
二つ、寝る。
三つ、とりあえず踊る。」
「踊ったら楽しいの?」
「とりあえず気分は前向きになると思うがね。」
「ふ~ん、ボクは戦ってるときの方が楽しいと思うぞ。」
「その感性は人それぞれだよ。……ん?」
背後から声がするので振り返れば、黒いワンピースを着た青い髪の少女が、興味津々と言う表情で彼を見ていた。年は…十代前半か。まだ幼さとあどけなさが残る。勝ち気そうな紫の目が目を引いた。
「ところでキミ、誰?」
「随分と唐突に聞いてくるものだ。…そうだね。一言で言うなら…」
「もしかして、迷子か?」
「いやそう言うわけでは……ふむ…ある、のか?」
まぁ確かに右も左もここが何処なのかも解らない状態を世間一般では迷子と呼ぶのだろう。認めたくないが認めるしかない。
「だったら素直にそう言えば良いのにサ。王様や皆に事情を話してみない?」
「王様、とな?」
「そう!偉そうで、実際偉いんだけど。」
(ここの王族か何かか?…なんにせよ、接触できるのであれば接触するか。)
「…わかった。キミの言う王様なる人物に会わせてくれないかい?私としても今の状況をどうにかせねばならないのが現状なのでね。把握というものも必要だ。」
「よゆーOK!じゃ、着いてきなよ。」
そう言うと彼女は意気揚々と来た道であろうルートを通り、目的の王宮なのであろう場所を目指して歩いて行く。彼としてもこの接触が、願わくば良い方向に転がることを思い、後に続いて歩を進めた。
辿り着いたのは何の変哲もない一軒のログハウスともとれる作りの住居だった。言うなれば田舎にあるような風景。広々とした敷地内には、畑や井戸といった、自給自足の生活を営んでいるのが判る。
「ここがその…王宮かね?」
「おーきゅー?…ん~、家って意味ならそうなるのかな~。ボクの他にも王様含めてあと5人で暮らしてるんだ。」
「そ、そうか。」
驚くやら何やら解らない。もっとこう…明けの御柱のような厳かで優雅なものを予想していたが、まさか…。
(いや、考えようによってはこれがこの世界なりの王宮なのかもしれない。木材を使うということ自体が優雅な物であることなのかもしれんな。仮に異世界であるとしたら、だ。そうなるとマナの社会とは違う意味で興味が惹かれる。これはなかなか…)
「おーい!ブツブツ言ってないで入ってきたらどうなのさ?」
「あ、あぁ。すまないね。」
ドアを半開きにして、既に身体を王宮(仮定)に入れつつも、顔だけ出してこっちを見てくる少女。窘められて、トリップしかけた思考を一旦止め、彼女に続いて中に入った。
小綺麗に整えられた王宮(想定)には、この世界の花を生けられた花瓶をはじめ、レースのカーテンに淡い色使いのカーペット等々、まさに女性の住む一般家庭と名状出来るような、そんな飾り付け。
「王様!ただいまぁ!」
「おぉレヴィ、戻ったか。…して、薪は拾ってきたのか?」
「……てへ!忘れちゃった!でも他に拾ってきた物があるんだ!」
「うぬという奴は…む?他の拾い物とな?」
案内してくれた少女はレヴィと呼ばれ、白髪で毛先が少し黒い王様と呼ばれた少女に窘められていた。王様と呼ばれた少女は彼に気付いたのか、疑しく、それでいて変人を見るような目で睨んでくる。
どうでも良いが、薪の代わりなのか私は?と、男は困惑してしまう。
しかし…青いエプロンを装備し、お玉を片手にしたその姿は…
「お、おかん…?」
「初対面で開口一番何だその呼び名は!我は王!ロード・ディアーチェなるぞ!」
「お、王様!落ち着いて!どうどう!」
レヴィによって羽交い締めにされて、お玉で恐らく撲殺にかかるディアーチェは制止させられている。青筋をこめかみに立て、おんどりゃ噛み付くぞ!と声に出さずとも心境を察するに難くない。
「王、余り暴れないで下さい。埃が立ってしまっては、せっかくの昼食が台無しです。」
台所の奥から出て来たのは茶髪の髪を肩口当たりで切り揃えた少女だった。
「初めまして、シュテルと申します。」
お淑やかに、それでいて静かにシュテルと名乗る少女はスカートの両端をつまみお辞儀する。その姿は様になっており、片足を軸足の後ろで爪先立ちしているのはポイントが高い。
「…一応我らは皆名を名乗った。次は貴様の番だぞ。」
「そう言えば…ボクも名前を聞いてなかった、なんて呼べば良いの?」
「そうか、それは失礼した。…そうだね、名を名乗らないのはレディに対して失礼に当たるな。」
そう言うと彼は、お辞儀をし、右手を大袈裟に振って上半身の下に回す。シュテルがしたように、片足を軸足の後ろで爪先立ちするのを忘れない。
「私の名はエンブリヲ。よろしくお願いするよ。」
「エルトリア?」
「そうです。それが我々の住む世界の名前なのです。」
3人娘と向かい合って椅子に座るエンブリヲは、彼女達による説明に対して思わず聞き返してしまう。
「ま、我らがここに居るのは一つの侵略行為よ。王たるもの、侵略せずして何の王よ。…慢心はせぬがな。」
「元々この星は死蝕と呼ばれる惑星の病気により、人が住むには難しい土地でした。しかし王はこの星を侵略を建前に、死蝕をどうにかしようと移り住んだのです。」
「シュテル…!貴様…!」
「王様優しいもんね!子鴉ちんやクロハネにツンツンしながらも優しくしてたし。」
「えぇい!うぬら喧しいわ!!そう言うことはペラペラ口にすることではない!ここの自然が元に戻った暁には、恐怖と力による王政を築いてくれるわ!今はその下積みよ!!」
なるほど、この3人は王とそれに仕える家臣かと思う立ち位置かと思えば、それも含めて姉妹のようにも見える。目の前のやりとりを見ていると、自然と頬がほころんできたのが自覚できたが、それを隠すために目の前に鎮座して居るティーカップに淹れられた紅茶を口に運ぶ。程よい温度で、それでいて豊かな茶葉の香りが鼻腔と口内を支配する。
「…なるほど、君達のことはよく分かった。ならば次は私の番になるかな。」
「うむ、許可しよう。遠慮せずに話すが良い。」
もみくちゃしていた3人の中でディアーチェは声だけは威厳たっぷりに宣言する。
「かつて私は1人の科学者だった。私が生まれ育った時代、母星は深刻なエネルギー問題に瀕していてね…、太陽光、火力、水力、風力、原子力、どれをとっても増えすぎた人口を賄うには出力が不足していた。そんな中で高出力エネルギーを私は生み出した。それがドラグニウム。」
「どらぐにうむ?」
「そう。それによってエネルギー問題は解決したはずだった。しかし、だ。強すぎたエネルギー故に、その使用目的は生活のためにではなく兵器としての転用を招いてしまったのだ。結果として私の居た星は全世界を巻き込んだ戦火に包まれ、文明は崩壊してしまったのだ。」
そして決断した平行世界への渡航と移住。
本来の星での失態を糧に、裕福な暮らしを基盤と出来るよう、高度情報化社会のテクノロジー『マナ』を実用化させ、人類をそれに適応させることで、平和の先にある次の進化へと昇ることを期待した。
しかし、マナの利便性と平和への堕落により、人類は進化を止めた。加えて稀に生まれるマナに適応しない人類『ノーマ』の出現。エンブリヲの思い描いた計画とは懸け離れた方向へと軌道はズレていった。
「愚かだったのだ…私は。ただ1人の人間に過ぎないのに、人類を導こうなどとは。…それだけに、今まで自分のしてきた事への身勝手な贖罪かも知れないが、二つの星の統合に辿り着いた。」
「統合…と言うのは、単に政府などの統一…等という簡単な話ではなさそうですね。」
「無論だ。二つの星。それを次元レベルで一つのものにしようと考えた。…その計画は4人の賛同者による大きな貢献により、恐らくは…。」
「話は分かった。」
先ほどから口をつぐみ、腕を組んで目を閉じていたディアーチェがここで口を開いた。
「大方、その計画とやらの反動でエルトリアに飛ばされたと言うのが話のオチであろう?」
「私もその様に推測しているが。」
「それで?元の星に帰れぬとしたら、うぬはどうするつもりなのだ?」
「む…。」
考えてはいたが、余りそうあって欲しくないケースだ。勿論、計画が上手くいったのであればそれを見届けることを望んではいる。しかし、平行世界への移動ならばまだしも、別世界への跳躍ともなれば、エンブリヲには打つ手という物がない。
「それにだ、平行世界同士の統合。そのような事をすればどのような物になるか、それこそ想像が付かん。もしかすると崩壊すら起こしているかも知れんな。」
「その辺りは問題はないはずだ。」
エンブリヲが言うには、局所的に統合を一時的に起こすことで、二つの世界の融和を高め、それを防ぐように努めていたという。
「ねーねー、詳しい話はわかんないけどさ。ブリブリはこれからどーするのさ?」
「ブリブッ……!?」
「そうですね。次元渡航、と言う技術はあれど、どれ程の距離があるのか、それ以前に同じ時間軸にある世界なのか皆目見当が付きません。」
「…そうか、それは困ったね。…いや、行ったところで居場所は無いのだろうが。」
「…というと?」
「簡単な話さ。統合された世界。そこには既にその世界で生を受けた『私という概念』が存在するのさ。」
つまり、その世界に自分が赴いたとて、イレギュラーたる自分は弾き出される存在。そうなると、同一の存在が同じ世界に存在する。それはどんな事象を引き起こすか判らない。
「ふん、つまり、帰ったところで家が無いと言うことか。無様な物よ。」
「…反論は出来かねるね。」
「そして王はこう言うでしょう。『我にかしづくのであれば、臣下として置いてやっても良い。』と。」
「シ、シュテル…!?」
「さっすが王様!オデコが広い!」
「それを言うのなら、懐が広いでは無いかな?」
ディアーチェの思惑とは別に、あれよあれよと話が進んでいく。正直面白くは無い。しかし、こうして困っている人を捻くれながらも助けてしまう。そんな所が彼女の美点であり、シュテルやレヴィが付き従う所以であった。
「遅くなりましたが昼食にしましょう。レヴィ。3人を呼んできてください。確か菜園にいるはずですので。」
「OK牧場!」
勢いよく飛び出していった元気娘を見送り、シュテルとディアーチェは昼食の仕上げに取りかかる。
「…僭越ながら私も…。」
「うぬは座って待っておれ!」
怒鳴られた(´・ω・`)
「我等が紫天一家の昼餐を貴様に振る舞ってやる!腰を抜かすほどのなぁ!その舌に悲鳴を挙げさせてやる故、覚悟しておくのだ!フハハハハッ!!」
「訳しますと、『ご馳走を作るので、お腹を空かせて待っていて下さい。』と言うことです。」
「なななな何を訳の分からぬ翻訳をしておる!?シュテル!やはり貴様…」
「王、スープが煮立ってますよ。」
「ぬあっ!?」
何とも騒がしく、そして賑やかなものだ。二人のやりとりを見て、エンブリヲは自然と頬が綻んでしまう。
こうした和やかな時間はいつ以来だろうか?
かつてこの星に来たる以前、ほんの暫くではあるが、似たような時間を過ごした。子供達への絵本を探したり、コスチュームプレイに興じたり。
世界統合という目的の傍ら、あんな時間を過ごせたことがとても印象的だった。
人類統括という名目のもと、千年の時を過ごしてきたエンブリヲにとっては、とても斬新だったのだろう。頬杖をつき、恐らく別の不確定性世界の自分を知る本来の世界の人々がみるならば驚くであろう程の、とても穏やかな表情を見せていた。
「何をにやにやしておるのだ。」
不機嫌そうに眉をひそめるつつ、ディアーチェは振り返った。手には味見用の小皿。恐らく味付けのチェックを行っているのか。とても様になっている。
「いや、特に何も無い。気にしないでくれたまえ。」
「ふんっ。」
どうやらあまり好まれていないのか。まぁ初日でどうこう言うつもりも無いが、それでも第一印象はよろしくないと感じた。
「たっだいま~!!」
勢いよく開けられた玄関。そこからぞろぞろとレヴィに続き、赤、ピンク、金の髪をした少女らが入ってくる。
椅子に座り振り返ったエンブリヲを見て、三者三様であるが驚きの表情を見せる。
「あらら、レヴィの言ってたことは本当みたいね~。ホントに男の人みたい。」
「ようこそエルトリアへ!ゆっくりしていって下さいね!」
「………(おずおず)」
桃色の髪の少女は興味深げにエンブリヲをまじまじと見つめ、赤髪の少女は歓迎ムード全開、金髪の少女は怖がっているのか二人の陰に隠れている。
「あぁ、しばらくになる…かは解らないが、よろしく頼むよ。」
正直に言うと、ディアーチェとシュテルの作る料理はとても美味であった。
王と言うだけに、こうやって自ら料理をすることに対して疑問を投げかけたところ、
『王たるもの、臣下の示しとならずして何とする?』
と、まるで息を返すかのように答えが返ってきた。
なるほど、誰かが言っていたか、『キングが動かなければ、兵は動かない』。確かに的を射ている。…どこかの元姫君もそうだったのだろうか?DRAGONの姫君はそうしていたな。確か。
カチャカチャと洗い物を片付けるディアーチェと、窓からは得物であろうハルバードにも似た漆黒の斧と青い長剣を、それぞれレヴィと赤髪の少女―アミティエ・フローリアン―が、暑苦しく叫びながら素振りをしている。桃色の髪の少女―キリエ・フローリアン―はというと、確かキョクトウという地の伝統芸能と思われるイケバナ、彼女手ずから育てたのであろう花を生けている。それぞれが昼下がりの時間、エンブリヲは手持ち無沙汰だった。状況説明と、これから世話になる旨については既に話は付いているだけに話題が無い。
しかし、
「む…?」
ソファに座り、シュテルと金髪の少女―ユーリ・エーベルヴァイン―が何かしらの設計図をモニターに開き、意見を交わし合っている。
「やはり浄水プラントのパイプ配置が上手くいきませんね。」
「しかし、余り広げすぎてはポンプ圧に負荷がかかりすぎます。しかし、どうにかこの一帯にパイプを…。しかし、電力供給も…。」
「ならばこうするのはどうだい?」
突如として横から伸びてきた手が設計図を書き換え、見る見るうちに配線を組み替えていく。その動きは、どこかのスーパーコーディネーターのOS書き換えを彷彿させるかのように手早く、そして着実であった。
「…っ!なるほど。こう言う配置は盲点でした。」
「なに、一つの社会を組み立てるとなれば、こう言った知識も自ずと必要になるのでね。役立てたなら何よりだ。」
「凄いです…!ありがとうございま…す…っ!?」
書き換えを終えて、二人が感心する。しかし、その行為を行ったのがエンブリヲその人であることに気付いたユーリは、瞬時に、まるで一陣の突風が吹き抜けたかと錯覚するほどに素早く、恐らく自室に続くであろう扉を潜って、勢いよく閉めた。ばたんっ!と言う音を残し、洗い物をしていたディアーチェ、そして生け花をしていたキリエもあっけ取られる。
「すいませんエンブリヲ。あの子はすこし人見知りが激しくて。」
「ふん、彼奴が人見知りなのは昼餐前の態度で解るであろうに。かのような性格の、しかも女子にいきなり近付くなど、貴様は女の扱いを知らんのか?」
「…む。その台詞は…否定できかねるな。」
不確定性世界の他のエンブリヲからの記憶。その世界でのエンブリヲが好意…と言うよりは執着していた少女からの台詞が脳裏に浮かぶ。
『キモい髪型でニヤニヤしてて服のセンスもなくていつも斜に構えてる恥知らずのナルシスト!』
『女の扱いも知らない千年引きこもりの変態親父の遺伝子なんて、生理的に絶対無理!』
(やれやれ、随分と向こうの私は嫌われていたのだな。まぁ、あのような所業をした彼…いや、私には言い訳のしようも無いのだが。)
我が事ながら、恥ずかしいものだと苦笑してしまう。
女の扱い、か。
(思えば、彼女に会うまでは、女は『モノ』と考えていたのだろうね。その事に気付かぬまま、彼の世界の私はあの娘に討たれたのだろう。)
だからこそ思う。
私は彼とは違う。
違う世界の同一人物でも、平行世界が存在するように、エンブリヲもまた違う考えを持つに至るのであることを。
そして、彼はこの世界でやるべきことを見つける。
「ディアーチェ。私に魔法とやらは使えるのかい?」
天才と呼ばれ、皮肉を込めて『神様』とまで言われるほどに培った知識の使い道。その向かう先を…。