今回は、遊園地本編です!
深くは語るまい!( ̄▽ ̄)
それでは今回もバビッと頑張りましょう!
「どこから行こうか?」
龍美は園内マップを見ながら聞く。
「あれ乗りたい!」
一夏が指をさしながら言う。
龍美がそれを見ると、それはちょうど落ちるとこだった。
「あれに乗りたいの?」
「うん!」
その乗り物とは・・・
乗る者は皆悲鳴をあげる・・・
そう、この遊園地で一番人気の乗り物ジェットコースターだ。
「みんなは、ジェットコースターでいい?」
「私はなんでもいいぞ」
「私もなんでもいいかなぁ〜」
千冬と束はとくに気にすることもなく言う。
「・・・」
しかし、箒だけは俯き黙っていた。
「箒ちゃん?」
箒は、龍美の声にビクッと肩を震わせゆっくりと顔を上げる。
箒は、目尻に涙を溜めていた。
「みんな・・・」
龍美は、真剣な顔で振り返った。
「実は・・・」
千冬と束は、緊張しながら次の言葉を待った。
「僕、ジェットコースター苦手なんだよね」
龍美達の間に沈黙が流れる。
「・・・それだけ?」
束が、おそるおそるきく。
「うん」
千冬と束は、同時にため息を吐いた。
「な〜んだ、そんなことかぁ、てっきりお財布でも忘れたのかと思ったよ」
「そんなことをするのは束、おまえぐらいなもんだろ」
「む! さすがの私でもお財布は忘れないよ! ほら! あ、あれ?」
束は、肩掛けバックの中を必死に探していたがしばらくして固まった。
「・・・まさか」
「え、えへへへへ」
束は、 頭の後ろに手を当てながら、
「お財布忘れちゃった♪」
千冬は、額に手を当てため息を吐いた。
「冗談のつもりだったのだがな」
「いや〜束さんもびっくりだよ」
束は、うんうんと頷きながら言うのだった。
〜ジェットコースター〜
「行ってくるね!」
一夏は、ジェットコースターの入り口を見つけると駆け出した。
「走ったら危ないぞ」
千冬は、一夏の後を急ぎ足で追う。
「箒ちゃんも行こ?」
束は、箒に目線を合わせにこにこ笑いながら言う。
しかし、箒は龍美の後ろに隠れてしまう。
「ん? どうかしたの箒ちゃん?」
首を傾げながら聞いてくる束、箒は龍美に助けを求めるような目を向ける。
「ごめんね束ちゃん、僕が一人で待つのが寂しいって言ったら、箒ちゃんが一緒に待ってくれるって言うからお願いしたんだ」
「う〜ん、そっかぁじゃあ仕方ないね」
束は、少し寂しそうな顔をしながら言う。
そんな顔を見た箒は、
「お姉ちゃん、後でコーヒーカップ乗ろう?」
少しはにかみながら言った。
さっきまで、寂しそうな顔をしていた束は笑顔を浮かべ、
「もっちろんだよ! 約束だよ! それじゃあ行ってくるねぇ
!」
そう言うと、束は猛スピードで千冬達を追っていった。
束が入っていくのを見ていた、龍美は急に上着の裾を引っ張られた。 引っ張られた方に顔を向けると、箒が裾をぎゅっと握っていた。
「・・・ごめんなさい」
箒は、泣きそうな声で言った。
「どうして?」
龍美は、箒と目線を合わせ優しい声で聞く。
「だって、私のせいで乗れなかったから・・・」
箒は、顔を俯かせながら言った。
そんな時、箒は頭を優しく撫でられた。
箒がゆっくりと顔を上げると、笑顔を浮かべている龍美がいた。 箒は、わけがわからず首を傾げた。
「僕は嬉しかったよ? 箒ちゃんが僕を頼ってくれて。 それに、僕は箒ちゃんのお兄ちゃんだよ?」
龍美は悪戯っぽく言った。
「それに、こういう時はありがとうって言って欲しいかな」
それを聞いた箒は、
「・・・ありがとう! たつ兄!」
笑顔で言うのだった。
どうでしたか?
実は、前後編に分けるつもりはなかったのですが思ったより長くなるので分けました(−_−;)
次回で遊園地の話は終わりの【予定】です!
それではまた次回もお楽しみに( ´ ▽ ` )ノ
感想、質問、応援メッセージ、お待ちしてます( ´ ▽ ` )ノ