~IS~最強と天災の幸せ物語   作:五段AB

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どうも五段ABです( ´ ▽ ` )ノ

今回で遊園地編は最後です!

それでは今回もザシュっと頑張りましょう!


遊園地 後編

龍美と千冬は薄暗い通路をゆっくり進んで行く。

 

龍美が前を歩き、その後を千冬がピッタリとくっついて歩く。 時折、不気味な悲鳴や音が聞こえるたびに千冬はびくっと震え、握りしめている裾を強く握り直す。 言うまでもないが龍美の服の裾である。

 

「もうすぐ出口?」

 

千冬は、相当怖いのか普段の凛とした話し方から一転、昔の千冬の話し方に戻っていた。

 

「まだ入ったばっかりだよ? 千冬ちゃん」

 

千冬は、そういえばそうだと思い出し顔を曇らせる。

 

「そうえば、入り口のところに書いてあったけど、ここのお化け屋敷けっこう長いみたいだよ」

 

実は、この遊園地のお化け屋敷は無駄に長いことで有名なのだ。 なんでも日本で一番長いとかなんとか。

 

それを聞いた千冬はさらに顔を曇らせ涙目になりつつある。 それを見た龍美は千冬の手を優しく握った。 龍美の突然の行動に千冬は顔を真っ赤にさせる。 千冬が何も言えずわたわたしていると、

 

「少しは怖くなくなった?」

 

龍美は笑いながら聞く。 千冬は無言でこくりと頷いた。

 

「束ちゃん達も待ってるから行こっか」

 

龍美と千冬はまた歩き出した。 このとき、確かに千冬の中の恐怖は無くなっていた。 その代わりに嬉しいけど恥ずかしいという感情が胸いっぱいに広がっていた。 この感情を千冬はよくわかっていなかったが、不思議と不快ではなかった。

 

 

あの後、龍美と千冬はなぜかわからないが一回も脅かされずに出口に着いた。

 

「なんか・・・よくわからないとこだったね」

 

「・・・うん」

 

龍美と千冬が歩きながら話していると、

 

「遅いよ〜ちーちゃ〜ん、たつ兄〜。待ちくたびれてフードコート一周してきちゃったよ〜・・・ってなに仲良く手を繋いでるのさ!?」

 

束に指摘され千冬は慌てて手を離した。千冬がなにを慌てているのかわからず、龍美は首を傾げる。

 

「こっ、これは違うんだ!」

 

千冬は顔の前で両手を勢いよく振る。

 

「ちーちゃんだけずるい! 私だって手を繋ぐんだ!」

 

束がわーわー言っていると、

 

「はい」

 

龍美が束の手を握る。 束は突然手を握られ固まる。

 

「た、たつ兄・・・」

 

束の顔がみるみる赤く染まっていく。

 

「ん?」

 

龍美は笑顔で束を見る。

 

「ふにゃぁ〜」

 

束はへろへろと崩れていく。

 

「た、束ちゃん!?」

 

この後、時間にして一時間、束はずっとふわふわしていた。

 

 

 

〜お土産コーナー 〜

 

束が完璧に復活したので龍美たちはお土産コーナーに来ていた。

 

「たつ兄〜みてみて〜!」

 

束は犬耳を着けている頭を突き出す。

 

「似合ってるよ束ちゃん」

 

龍美は束の頭を撫でた。

 

「ん〜♪」

 

束は気持ちよさそうに目を細めなでなでを堪能していた。

 

「でも、やっぱりこっちの方が似合うかな」

 

龍美は犬耳を取りうさ耳を着ける。

 

「うん♪ やっぱりこっちの方が似合ってるよ」

 

龍美はまた頭を撫でる。

 

「さっすが! たつ兄! わかってるぅ!」

 

束は嬉しそうに笑う。 束はその勢いのまま、

 

「それじゃあ、この束さんがみんなに似合うのを選んであげようではないか!」

 

束は手をわきわきさせながら龍美たちに近づいていく。

 

「め、目が怖いよ? 束ちゃん?」

 

龍美に同意するように箒と一夏は頷く。

 

「だいじょ〜ぶ・・・怖いのは最初だけだから・・・」

 

数分後、一夏と箒の悲鳴が店内に響き渡った。

 

 

しばらくして、

 

「ふぅ〜やっぱり束さんのチョイスは完璧だぜ!」

 

束は満足気にうんうんと頷く。 龍美たちは、束が選んだものを着けられていた。

 

龍美は黒猫、千冬は狼、一夏は犬、箒は狐をそれぞれ着けていた。 一夏は犬耳をふにふにと触り不思議な感触を楽しみ、箒は恥ずかしそうにもじもじする。 千冬は少し気になるようで片方の耳を軽く弾くように触る。 そんななか龍美は、

 

「・・・なんで僕だけこれを?」

 

「もちろん似合ってるからだよ!」

 

束はぐっとサムズアップする。なぜか龍美だけ猫の手のグローブもセットで着けていた。 龍美には珍しくため息を吐く。 千冬がこっそり写真を撮っていたのはひみつである。

 

その後、束が全員分を購入しみんなで写真を数十枚撮るのだった。

 

 

 

〜帰路〜

 

龍美たちは電車に揺られながら帰っていた。 一夏と箒は疲れたようで龍美にもたれかかるようにして寝ていた。 向かい側には千冬と束が座り、束は千冬にもたれかかり寝ていた。 いつもなら押しのける千冬も今回は肩を貸していた。

 

「今日は楽しかったね」

 

「ああ、またみんなで来たいな」

 

龍美と千冬は束たちが起きないように小声で話す。 しばらく二人で話していると、千冬が小さく欠伸をした。

 

「千冬ちゃんも寝てていいよ?」

 

龍美に言われ千冬は頷きゆっくりと目を閉じる。 やはり疲れていたのか直ぐに寝息が聞こえてきた。

 

「・・・たつ兄・・・ありがと」

 

千冬はそう呟く。 龍美は優しく微笑み、またみんなで来たときのことを考えくすくす笑うのだった。




束「やあやあ! みんなの心のオアシス束さんだよ〜! 今日も束さんの素晴らしさを「ちょっと待ったぁ〜!」ん?」

作「地獄からもどって来たぞ!」

束「また君か〜めんどくさいからまた穴に落ちてくれるかな?」

作「いいのかな? そんなことをして」

束「? どういうことなのさ?」

作「これを見よ!」 バーン!

束「後書き司会者決定戦?」

作「そう! いつも読んでくださってる方々にアンケートで決めてもらうのさ!」

束「ふ〜ん、まあど〜せ束さんが1位だけどね」

作「それは皆さんが決めることさ・・・勝負だ! 篠ノ之束!」

〜アンケート候補者〜

•作者(五段AB)

・篠ノ之束

・根暗明里

作&束「なんか一人増えてる!?」

明里「なんか面白そうだから参加しようかなと・・・フヒッ」

作「しかもキャラ忘れてただろ!」

明里「いやいや・・・フヒッ」

作&束&明里「活動報告の方にてアンケートをお願いします!」

作「次回は2連続で小話やります!」

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