~IS~最強と天災の幸せ物語   作:五段AB

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どうも五段ABです( ´ ▽ ` )ノ

相変わらず投稿遅くてすいませんm(_ _)m

今回の話から物語が大きく動くことになります!

それでは! どうぞ(^_−)−☆ ∑(゚Д゚)ふあっ!?


狂い出す日常

卒業式の日の朝、龍美はいつもより早く起き準備をしていた。 生徒会長として、一人の卒業生としてお世話になった学校を見ておくためだ。 時間にすると、普段に比べ一時間ほど早い。 龍美が、玄関で靴を履いていると、恭弥と春乃が歩いてくる。

 

「今日の答辞、楽しみにしてるからな」

 

「ちゃんと、ビデオも撮るからね」

 

「なんか、変にプレッシャーかけてない?」

 

「そんなことないわよ〜それより、早く行くんでしょ?」

 

「なんか、腑に落ちないけど・・・いってきます」

 

「「いってらっしゃい」」

 

龍美は静かに扉を閉めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぇー、なんでわざわざ来なきゃいけないのさ〜」

 

束は、机に突っ伏し足をバタバタさせている。

 

「仕方がないだろ。 卒業式には、全員参加がこの学校の義務だからな」

 

一年生は、卒業生を送るために各々の教室で待機。 体育館では、卒業式が行われている最中なのだ。 しばらく、唸っていた束が急に立ち上がる。

 

「よし! たつ兄の答辞を見に行こう!」

 

「待て」

 

「ぐぇ」

 

千冬の後ろを、走り抜けようとした束は後ろ襟を掴まれ声をあげる。

 

「別に直接見に行かなくても、春乃さんが撮ったのを見ればいいだろ」

 

「ちっちっちっ、わかってないなぁ〜ちーちゃん」

 

千冬は、腕を組み続きを促す。

 

「単純なことだよ。 たつ兄を、生で見るかテレビの画面越しで見るか・・・さて、かっこいいのはどっちかな〜?」

 

千冬は、腕を組んだ状態でしばらくいたが、すっと席を立ち歩いていく。 束は、にやにやしながら後について行く。

 

「勘違いするなよ。 私は、兄さんの答辞を他の生徒がちゃんと聞いているかを確認するだけだからな」

 

「はいは〜い! 私もだよ〜」

 

二人は、足早に教室を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二人は体育館の前に到着する。

 

「見るのはいいが・・・どこから中に入るんだ?」

 

千冬は、辺りを見回すが入れそうな場所はない。

 

「ふっふっふっ、こんなこともあろうかと!」

 

束は、位置的に体育倉庫にあたる部分の窓を勢いよく開ける。

 

「体育倉庫の窓を改造しておいたのだ!」

 

「・・・後で戻しておくんだぞ」

 

普段の千冬だったら怒っていたが、今回は自分も同じ立場なので強く言えないのである。 二人は、体育倉庫の中に忍び込み、体育館に繋がる扉を数センチ開ける。 ちなみに、千冬が上で束が下に位置するところから覗いている。

 

「卒業生代表、答辞、桜井龍美」

 

「よかったね、ちょうどたつ兄の番だよ!」

 

「ああ」

 

二人は、そわそわしながら龍美が壇上に上がるのを待つ。 しかし、しばらく待っても龍美は壇上に上がらない。 次第に、卒業式に参加している生徒や保護者たちも、ざわつき始める。 そんななか、一人の教員からアナウンスがかかる。

 

「元生徒会長の桜井くんは、体調不良のため欠席されています。 代わりに、元副会長の・・・」

 

「いったいどうしたんだ?」

 

「あ! あそこ!」

 

千冬が困惑しているなか、束がある方向に指をさす。 千冬が目を向けると、恭弥と春乃が教員に連れられ体育館を出て行くのが見えた。

 

「・・・なにか起きたのか? 束、何かわかるか?」

 

千冬の問い掛けを聞くよりも早く、束はポケットから携帯端末を取り出し必死に何かを探し始める。 瞬間、束は勢いよく窓から飛び出した。

 

「おい! どこに行くんだ!」

 

千冬も束と同じように飛び出し、後を追う。束は、物凄い速さで道を走っていく。

 

「くそっ! 追いつけない!」

 

千冬は束の後を追って走り続ける。 しばらく走り続け、束は急に止まった。そして、周りを何度も見回したかと思うと、道の隅を探し始める。

 

「いい加減何があったか教えろ」

 

千冬は、息を切らして束に問い掛ける。 束は、千冬の方を見ずに無言で端末を投げる。 千冬は、それを取り画面を見ると、ちょうどこの辺りで赤い点が点滅していた。

 

「いったいこれは何なんだ?」

 

千冬に顔を向けなかった束が、やっと千冬と視線を合わせる。

 

「たつ兄にプレゼントしたペンダントだよ・・・いつか役に立つと思って、発信機をつけておいたんだ」

 

「っ!! 束!!」

 

千冬は、束の胸ぐらを掴む。 束は、何の抵抗もせずに掴まれる。 しばらく、お互いに無言で睨み合っていたが千冬は息を吐くと、ゆっくりと手を放す。

 

「・・・とりあえずこの件は、兄さんも含めて話し合うべきだ。 それと、点滅してる座標的にこの塀の向こうだろう」

 

「ありがとう、ちーちゃん」

 

千冬と束は、少し高めの塀を飛び越え敷地内に入る。 二人は、龍美がいないかを探す。 しかし、龍美は見つからず千冬には次第に焦りが見え始める。 そんなとき、

 

「・・・ちーちゃん」

 

「見つかったのか!?」

 

千冬は、勢いよく束の方に振り返る。 しかし、

 

「これ・・・」

 

束が持っていたのは、無残にもネックチェーンが引き千切られた、龍美にプレゼントしたロケットペンダントだった。




作者「いかがでしたか? 前話で何かしら事件が起きますよって匂わせてましたけど・・・」

明里「これは予想できなかったわ」

作者「よしっ! 明里さんを上回ったぜ!」

明里「は?」

作者「マジすいません!」

明里「次回もお楽しみに」

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