8月中に投稿する予定が、流れに流れて今に至りますm(__)m
久しぶりなのでどうかわかりませんが、
それでは! どうぞ!
2017/8.15修正
兄さんがいなくなってから一週間が経った。
たった、一週間でも私と束を絶望に突き落とすには十分過ぎる時間だった。
卒業式の日・・・兄さんがいなくなってからの、春乃さんたちの行動は早かった。 その日のうちに、警察に捜索願を出し、近所の知り合いに片っ端から声をかけ目撃情報を集めていた。 けど、一つとして有益な情報はなかった。 どれも、卒業式の前の話だった。 卒業式を区切りとして、春休みに入るため私と束も文字通り、昼夜関係なく捜し回った。 隣町、隣県にだって行った。
だが、なに一つとしてわかることはなかった。
あれから、一ヶ月が経った。
学校も始まり、兄さんを捜す時間があまり取れなくなった。 だが、兄さんの事が頭から離れることはなかった。 束は、学校に来なくなった。 ずっと、自分のラボに籠り何かを作ることに没頭している。
兄さんは、まだ見つからない。
事件から三ヶ月経った。
私も束も、進級して中学二年生になっていた。 相変わらず、束はラボに籠りきりで学校に来ない。 私は学校からの帰りに、ほぼ毎日ラボにより、束と話す。学校での事、最近起きた何気ない事、そして最後に兄さんの事。 最初は、兄さんの捜索の進捗具合だが、だんだんと兄さんとの日々を懐かしみだしてしまう。 だが、私も束も兄さんは帰ってくると信じている。
必ず帰ってくると・・・
兄さんがいないまま、夏休みになった。
束の研究も大分進展したのか、もうすぐ完成らしい。 私にも手伝って欲しいらしいが・・・束の事だ、いつもと同じように、なにか仕出かすつもりなんだろう。 そんなことを思いつつ、夏休みは過ぎていった。
夏休みも、あと一週間で終わりというところで束から研究が仮ではあるが完成したと連絡が入った。 束に呼ばれ、ラボに入ると束はにやにやと、なにやらにやついていた。
「何をにやついているんだお前」
「およ? ちーちゃん! ナイスタイミングゥ! いや〜研究が仮完成したから、前々から言ってたお手伝いしてもらおうと思ってね!」
「それは構わないが、何をすればいいんだ?」
束は勢いよく布を取る。 全体的に白く騎士を思わせるような佇まいだった。 束は、身振り手振りでいろいろ説明をする。 【インフィニット・ストラトス】、略して【IS】と言うらしい。 宇宙空間での活動を想定して開発した、マルチフォーム・スーツ・・・と言われてもピンと来なかった。 機能とかの話ではない。 これが兄さんと何の関係があるのかが、わからなかった。
「・・・束」
「ん? なーに? ちーちゃん」
「束、お前はずっと研究を続けてきた、だがこれは兄さんとなんの関係があるんだ?」
自分でも、お門違いな質問をしてるのはわかる。 だが、聞かずにはいられなかった。
束は、すっと表情を引き締めた。
「私はね、無限に広がる宇宙を見たいし知りたいんだ。 だから、どこまでも飛んでいける翼を作ったの。 でもね、ちーちゃんには話したけど昔の私はこんな風に考えられなかったんだ。 たつ兄が・・・たつ兄が私の手を引いてくれた。 だから・・・」
束は、ぽろぽろと涙を流し始める。 しかし、涙を流しつつも顔を上げ私を見る。 その目はしっかりとしていた。
「ちーちゃん!たつ兄はもうこの街、それどころか日本にいないかもしれない! だから、このISでたつ兄を捜すんだ!」
束が言うには、ISが実装されれば全世界で適性検査を行うことになる。それと同時に、兄さんの情報を流せば必ず見つかるはずだ・・・なら
私もそれが一番良い手段に思う。 ISについて詳しいことは、殆どわからないが、
「束、私にもなにかできることはないか?」
その台詞を待ってましたと言わんばかりに束はにこにこ笑みを浮かべる。
「そこにある機体に、体を預けるみたいに寄りかかって!」
「こんな感じか?」
「オッケー! 今からフィッティング始めるから、少しそのままでいてねぇ〜」
私は特に気負うことなく体を預ける。 はぁ、束のやつ 「お前失礼なことを考えてるな?」
「べべべべ、べっつに〜! ちーちゃんの気のせいだと思うよ!」
「はぁ、まったく」
こいつ、うまく誤魔化せたと思ってるな。
・・・兄さん、束と一緒に迎えに行くから待っていてくれ
どうも、読んでいただきありがとうございますm(__)m
数週間、執筆作業から遠ざかっていたので読んでいて不快に思われた人もいるかもしれません。 本当に申し訳ないですm(__)m
部活の掛け持ちやら大学のレポートやらで時間がなかなか取れなくてですね・・・
しかし! これからも頑張っていくのでよろしくお願いします!
明里「おい、私の出番ないやんけ」
感想、質問、誤字脱字の報告、等々、お待ちしてます( ´ ▽ ` )ノ
2017/8.15修正