ゾイド After War   作:西川の兄貴

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第13話 蒼虎 黒虎 帝都占拠

同じ頃・・・

 

「なっ・・・

あの爆発の規模は・・・

まさか、首都を自爆させたのか?」

 

「そういうことさ。

もっとも、ガイロス軍は撤退済み・・・

爆破したのは軍施設のみ。

爆破に巻き込まれたのはそっちの部隊だけだけどね。

さて、これで、僕は君を足止めしなくてよくなった・・・

そして、君の軍は被害甚大・・・

どうだい?

この辺で休戦っていうのは?

君がまだやるってんなら相手するけどね。」

 

リーゼが不敵に笑う・・・

 

「ふん・・・

ならば貴様を早急に仕留めて、体制を立て直すまでよ・・・」

 

「ふふ・・・

いいのかい?

もう気づいてると思うけど、僕のレイズタイガーには君のブラストルタイガーのサーミックバーストは効かない。むしろこっちのエネルギーになる・・・

対する君は迂闊に打てない上に射撃仕様のゾイド・・・

さらにこっちには三銃士まで合流した。

君にとっては不利この上ない。」

 

リーゼは余裕を崩さない。

レイズタイガーの背後から金と銀のセイバータイガーが歩み寄る。

皆、弾切れで重荷となった武装を排除して丸腰だが、目立った損傷もなく、問題なく戦えるだろう・・・

 

「そういうことじゃ!

我らとしても陛下を裏切った貴様の息の根をここで止めてもよい。自ら選べ!」

 

「ふん・・・

言わせておけば・・・

だが、ここで戦えば私はともかく、こちらの被害も計り知れん・・・

勝負は預けよう・・・

だが、忘れるな・・・

次は貴様らの最後だ・・・」

 

 

「ふっ・・・

楽しみにしておくよ・・・」

 

そのまま4体の虎がネオゼネバスの軍勢を横切り、合流地点へ走り出す・・・

 

 

 

 

ガイガロス内に集結し、体制を立て直すネオゼネバス・・・

 

 

「申し訳ありません。

私が指揮をとっていながら・・・」

 

「なに・・・

気にするでない。

ギル中佐・・・

貴官は適切な指揮をとり、被害を最小限に抑えてくれた。

よもや帝都を爆破するなど誰も予想できんさ・・・」

 

「はっ・・・

ところで、ゲイル准将・・・

今後に関して陛下は何と?」

 

「それなら、今、陛下との通信が繋がるところだ・・・」

 

 

指令室のモニターが点灯する・・・

 

「ゲイル准将、ギル中佐・・・

今回の戦いご苦労であった・・・」

 

「はっ・・・

ヴォルフ陛下!

全ては陛下の理想のために・・・」

 

「陛下!

次の目標は?」

 

「フっ・・・

ギル中佐よ。

焦るな・・・

我らは2大大国の首都を手にいれたのだぞ・・・

今は沈黙を守り、そこで戦いの準備を整えろ・・・

こちらもじきに準備が整う・・・

そうであろう?

ヒルツよ・・・」

 

画面の中でヴォルフの隣にヒルツが歩み寄る・・・

 

「えぇ・・・

今しばらくで完璧に奴らを消し去る準備が・・・」

 

ヒルツが不敵に笑い、通信が終了する。

 

 

一方、ガーディアンフォース本部・・・

 

「みんなよくやってくれた・・・

おかげで作戦もうまくいった・・・」

 

シュバルツが皆をねぎらう・・・

 

「あぁ・・・

確かに作戦はうまく行ったが、奴ら、めちゃくちゃ強え・・・

次のやり方考えなきゃ、こっちの被害がとんでもねぇことになる・・・」

 

「まったくだ。

大気圏外からの大量降下ゾイドの爆撃の他に、化け物みてえなゾイド・・・」

 

不安を述べるバンにアーバインが続ける・・・

 

「けど、その分解析も進んでるわ!」

 

フィーネが続ける・・・

 

ドクターDが説明を続ける・・・

 

「まず、リーゼが戦ったブラストルタイガーじゃ・・・

こいつは知っての通り、デスザウラーに対抗するために古代ゾイド人が生み出した伝説の3つの虎型ゾイトのうちのひとつじゃ・・・

こいつは砲撃戦等型で、大気中から熱を吸収してエネルギーとし、サーミックバーストと呼ばれる砲撃を行う。

非常に高熱なエネルギー弾ゆえに、装甲で防御することは不可能じゃ・・・

続いて、バンとレイヴンが戦ったガンギャラドじゃ・・・

こいつは、旧大戦の時に帝国がデスザウラーに匹敵する兵器を作ろうとして開発したものじゃ・・・

主な武装は三連衝撃砲、火炎放射器、パルスレーザー砲、そして、ハイパー荷電粒子砲じゃ・・・

このハイパー荷電粒子砲は連射こそできないものの威力ならデススティンガーにも匹敵する・・・

さらに厄介なことに、身体中をアイスメタル装甲で覆ってある・・・これにより、こいつには光学兵器の類は、たとえ荷電粒子砲であっても通用せん。

また、陸戦モードと空戦モードにチェンジすることによって陸戦ゾイドとしてのパワーを持った空戦ゾイドとなっておる・・・」

 

「なんてやつらなの?・・・

なにか対抗できるものはないの?・・・」

 

ムンベイが悲痛の声をあげる・・・

 

「わしがなんの対策もとらんとおもうか?

これをみてみい。」

 

モニターに格納庫が映し出される・・・

 

 

「まずはこれじゃ!

レイヴンが撃墜した中で修理できるものを回収し、出力等を調整し、なんとか使えるようにした。これらは、ハーマンの提案で共和国のレオマスター達に与えることにする。」

 

格納庫にはネオゼネバスが使っていた紅いブレードライガーとジェノザウラーが・・・

 

「しかし、ジェノザウラーの方は修理可能なのは少なくてな・・・

そして、このうちの1体はスペキュラーとの合体のために調整してリーゼのジェノザウラーを復活させる・・・」

 

「僕のジェノザウラー・・・」

 

「ゆえに、またしばらくスペキュラーを借りるでな・・・

そして、ザビンガも完成したゆえ、アーバインのワイツウルフもワイツタイガーとしての力を発揮することができる・・・

そして、これは実験段階なんじゃが・・・

エヴォルトといって、戦闘中にゾイド自身が身体を組換えて、形態を変えるシステムがある・・・

これは本来ゾイド単体でやるものだが、技術も時間もない。じゃが、理論的にはオーガノイドが作るエヴォリューションコクーンによる進化を一瞬でおこっなっておることがわかった。そこで、オーガノイドの力を借りて、このシステムを完成させようと思う・・・」

 

 

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