超下位存在君の無駄な努力   作:龍崎悠司

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鬱☆初投稿!

UQ HOLDER!の二次創作の自己満小説です。

コンビニやら古本屋やらでの立ち読みレベルで書き始めたので不安ですが、ちょいちょい書いてこうと思います。

誤字・脱字、設定の勘違い等のご指摘ありましたら感想欄にでもおねがいします。
あ、もちろん感想も待ってます。


序章~黒い靄の男
プロロ~グ…自己紹介?


 

 

 

 不死。

 

 

 

 それは古来より生者が望む境地。

 

 

 

 不死身。

 

 

 

 辿り着きたいと多くの者が手を伸ばし、しかし掴み取ることの出来ないもの。

 

 

 

 不老。

 

 

 

 求めて止まぬ。しかし、排して止まぬ。人の枠を超えた化け物。

 

 

 

 不死人(フシビト)

 

 

 

 そんな、辿り着いてしまった化け物はそう呼ばれる。

 

 

 

 

 

 

 そんな不死者たちが集まる互助組織がある。

 

 組織名はUQ(悠久)ホルダー。

 

 これは、不死人たちの中でも異端である一つの存在の無駄で無意味で無理矢理な奮闘物語である。

 

 

 

 

 ―――――………

 

 

 

 闇にすら成り得ない黒があった。

 

 ただ集まるしかなかった塵芥は。

 

 いつの間にか、雫になっていた。

 

 

 

 ―――――………

 

 

 

 

 

「おりゃぁぁああああああ!!」

 立派な旅館の廊下で元気な叫び声が聞こえる。

 その声は分かりやすく移動していた。

「今日も精が出るな、二百円兄貴」

「頑張れよ、二千万兄貴」

「うるせー!その呼び方やめろっての!!」

 厳ついあんちゃんたちにからかわれながらも、速度を落とさず作業を続ける。

 全力で雑巾掛けをする少年は近衛刀太。

 彼はこの旅館で二千万の借金を背負い、時給二百円で働いているUQホルダーのナンバーズである。

 UQホルダーとは雪姫という名の吸血鬼が組織した不死人で構成されたファミリー。鬼男や猫娘を始めとする、人の世を外れた者達の互助組織。人の理を外れた人間以外の徒党であるため、常に人の世からはじき出され蹂躙され、忘れさられる者達、つまりは少数派・弱者の側に付き、カタギには被害を及ぼさないことをモットーとしている。

 簡単に言えば、人外によるお助け組織である。

 新東京の沖合10kmにある温泉宿の「仙境館」は彼らのアジトだ。

 そこを法外な激安時給で掃除する刀太は下っ端にしか見えないが、その実UQホルダーの幹部である不死身衆(ナンバーズ)の一人。

 UQホルダーの多くは百鬼夜行の亜人たち。並みの生き物に比べれば大分頑丈という程度でしかない。

 その中でナンバーズはその不死身度が高い者たちを指す。不老不死の吸血鬼をはじめとして、不死性を有する神魔妖怪、神酒・霊薬・賢者の石などの不死のグッズの使用者、電脳化・ロボット化などの科学的不死者、命のストック(残機)をもつ者、死なない呪いがかかった者、死ぬと転生するセーブポイントを設置している者、人体改造をしている者など、数多くの不死人が所属する。

 刀太や、一緒にやって来た時坂九郎丸、その後にスカウトされた佐々木三太はほんの少し前に入った新人だ。

 特に刀太はナンバーズの中では実力不足。雑務を任されるのも当然と言えた。

「やぁ、刀太さん。今日もお疲れ様です」

「おぅ!サンキューな。……って、誰?」

 そこに声を掛ける少年が一人。

 見た目は十六、七歳。スーツ姿なのを見るとナンバーズではなさそうだが、珍しい。

 というのも、大体の構成員は強面のおっさんばかりでヤの付くとんでも業にしか見えないのだ。子供の姿をした者もいるが、スーツは着ていない。故に珍しいのだ。

「これは失礼。僕は靄傘黒斗(もやかさくろと)、末端の組員です」

「そっか、俺は近衛刀太だ。よろしくな」

 刀太が握手しようと手を差し出すが、黒斗は握ろうとせずに仰々しくお辞儀する。

「こちらこそ、以後お見知りおきを」

「?ほら、なら握手しようぜ。友達の証だ」

 友好的な、というより素で言っている刀太に首を横に振る。

「いえいえ、それには及びません。自分のような末端にはそのような行為は出来ません」

「いーから、ほら!」

 黒斗の言葉に耳を傾けず、強引に掴みに掛かる。

 

 すかっ。

 

「あれ?」

 黒斗は掴まれそうになった手をひょい、と上に挙げる。

 しかも、ものすご~~~く意地悪な顔をしながら。

「この!そら!今度こそっ!」

 

 ひょい。すかっ。ひらり。

 

 何度挑戦しても簡単に躱されてしまう。

「あぁもう!なんで避けんだよ!?」

「それは当然。僕は友達が欲しいと思ってませんから」

 その言葉を刀太は信じられないと目を丸くする。

「いやいやいや、んな寂しいこと言うなよ」

「そう言われても……」

 本気で困った顔をする黒斗に刀太は決意する。

「よし、決めた!絶対お前を俺の友達にする!」

 高らかに宣言する。

「絶対だかんな!」

「やめてください、お願いします」

 そんな宣言に返ってきたのは、まさかの全力土下座。

 しかも、ゴッ!とか音がするくらいの勢いでのジャンピング土下座だった。

「そんなに嫌かよ!」

「刀太君、何してるんだい?」

 コントみたいなやり取りをしていると、横から声が掛かる。

「よぉ、九郎丸。ちょっと聞いてくれよ」

 美少女にしか見えない、長い黒髪をサイドテールにしているイケメンが現れた。

 彼(?)の名前は時坂九郎丸。彼もまたUQホルダーのナンバーズの一人である。

「なぁ?ひどいだろ?」

 事情を説明された九郎丸は難しい顔をする。

「う~ん、でもいきなり幹部に話しかけられたら身構えてしまうのではないかな?」

 そう言うが、九郎丸も変には思っている。

 何をそんなに刀太に対して警戒しているのだろうか、と。

 はっきり言って、刀太は馴染みやすい。

 自分が彼らを標的とする不死狩りだと分かっても、強引に友達にしてしまう。そこには、打算や計算はない。

 ただ、友達になりたいだけ。

 それがしっかり伝わる。そして基本誰とでも仲良くなれるのが、この近衛刀太という少年である。

 それをここまで全力で拒否するということは、何かしらの理由があるのかもしれない。

「まぁまぁ刀太君、嫌がってるのに無理矢理はよくない」

 とりあえず九郎丸は、刀太を落ち着かせることにする。

「それと、黒斗さん……だったかな?刀太君はこれでも本気だから、そう警戒することもないよ」

 やんわり言ったつもりだが、全力で首を横に振る黒斗。

「いやいや!自分のようなカスにはそんな恐れ多い―――」

「お前、あんまりそういうこと言うなよ」

 自分を卑下する黒斗を刀太は遮る。

「俺だって何にも持ってないけどさ、それでもこうして全力で生きてる。だから、あんまり自分のこと悪く言うなよ」

 希望溢れる力強いその言葉に、黒斗の表情が消え―――

「あなたたち、何をしてるの?」

 そこに、新たな声が掛かる。

「!夏凛先輩」

「どうしたんですか?夏凛殿」

 日本刀とハンマーを持った、どこぞの学校の制服を着たショートカットの女の子―――UQホルダーナンバーズの一人、結城夏凛だった。

 自分達に用があるのか、と聞いた九郎丸に首を横に振ることで答える。

「用があるのはあなたよ」

 指を指した相手は、黒斗だった。




はい、ここまで読んでくださりありがとうございました。
ゴッ!Σm(_ _)m
時系列的には学園での事件を解決して三太が仲間になってすぐ、ですね。
そこに無理矢理オリジナル話をねじ込んでます。

え?巻数少ないんだから最初から介入しろ?

すみません、手元にコミックすら無い上、セリフとかあんまり間違えたりしたくないので許してください!金欠なんです!
完全に暴走特急見切り発車ですが、それでもよければお付き合い願います。
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