俺はコナミ君   作:クエン酸ドラゴン

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vジャンプ……買えんかった。
それで落ち込んでました。気がついたらもう4日も立っているという。
泣きたい。


8

第1回戦も大方終わり俺は観客席に座って他のデュエルを見ている。

 

デュエルフィールドでは巨大なモンスターがデュエリストと共に雄々しく戦っている。

 

…………のだが、俺はその光景を見てなんと言うか言葉に表せないモヤモヤを感じていた。

 

デッキ構成?そんなもの、エクストラ無し縛りの時点で気にする必要はないだろう。それにデュエリストがデッキを信じていればちゃんとデッキが応えてくれる。

 

ではデュエリストのレベル?それこそまさかというものだ。

ここの大会に参加しているデュエリストはそれぞれ大会を優勝した強者なのだ。運命力は相当なものだろう。

 

簡単な話だ。ただデュエル出来る回数が非常に少なく、更に待ち時間が長過ぎるのだ。控え室でデッキ構築をし続けるのはもう飽きてしまった。

 

他人とのデュエルを見ているとコッチが早くデュエルをしたくて仕方がなくなる。

 

そんなモヤモヤな状態で麗華さんと一緒に観戦していると後ろから視界を塞ぐように両手が迫り「だーれだ?」と囁かれた。

その声に聞き覚えがありその人物の名前を呟く。

 

するとそこには自身が勝ち上がった大会の決勝戦の相手、藤原雪乃がいた。

 

どうやら彼女は俺に敗北した後直ぐに違う大会に出場し見事優勝してこの大会への参加資格を手に入れたというのだ。

 

この話を聞いて「大会って一回のみじゃなかったのか」という間抜けな感想を言いそうになったが直ぐさま「また君と戦えて嬉しいよ」と返し誤魔化した。

そう返すと雪乃は少し照れたのか頬を赤らめ「もう……遊羅ったら」と呟く。

全く関係のない話だが何気にちゃんと名前を呼ばれたのは今回が初めてのような気がしてならない。何時もはコナミ君としてしか呼ばれず酷い時は鬼畜王だ。その為少し感動してしまった。

その事を話すと雪乃は微妙そうな顔で「た、大変なのね………………」と慰めてくれた。

マジで良い人や、久々に人と会話できた気がする。

途中で麗華さんとヒソヒソ話をし、顔を真っ赤にして「私も……それ位耐えなければ、でも心の準備が」とブツブツ呟いていたが大丈夫だろうか?

後なにが「やりましたよコナミ様」なんだ麗華さん。

その後俺は妙に纏わりついてくる麗華さんを無視して雪乃と話をして時間を潰し気がついたら第1回戦の全てが終了していた。

「私の新しいデッキで今度こそ貴方をイカせてあげる」と冗談交じりにウィンクされ雪乃はその場を去っていった。

 

雪乃の新しいデッキか……また儀式デッキなのか?それとも全く別のカテゴリーなのか?

その答えは対戦出来る時を楽しみに取っておくことにする。

 

さぁ、第2回戦の始まりだ!

 

 

 

 

 

………………………………ところで俺が雪乃と話している間ずっと触れて涙目になっている麗華さん?

何で俺の服の端を握り締めてるの?

 

はい?放置プレイはまだ耐性がない?もっと弄って?

………………………知らんがな。




主人公は無自覚S、間違いない。
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