俺はコナミ君 作:クエン酸ドラゴン
先ずこの世界に来て驚いた事、それはカード単品の金額だろう。
前世では1000円以下だった開闢がこちらの世界では億の単位で売られているのだ。レアリティ関係なく億単位つくためカード販売だけで金持ちになれそうだ。
何でそんな額がつくのか、それは圧倒的な3000ラインの攻撃力に容易な召喚方法と上げればキリがないが前世で強カードとして取り上げられた一部のカードは最低ライン万単位で売られている。
それと同時に需要に対しカードの枚数が少ない事、これも高騰の原因なるのだろう。だがそんな一方で攻撃力が1000以下のカードは10円などで安売りされている事が多い。
この前なんて幽鬼うさきやエフェクトヴェーラーが他の雑魚カード(クズではない)に紛れてストレージで安売りされていたのだ。衝動でまとめ買いしてしまった。
それとこの世界には融合しシンクロ、エクシーズなどのエクストラデッキの概念が非常に薄いというかそもそも眼中にないといったようでどのショップでもエクストラ関係のカードは売られていなかった。もしかしてエクストラ無しで通ってるのかもしれない。
でもこれらは全て遊戯王ARC-V基準ならば仕方がないだろう。現在エクストラを使用するような場所はLDSか遊勝塾だろうから。それに確かこの世界では其々の召喚法に別れた次元があるらしい。その次元で無ければ一般化していないのだからな。
さてここまでは問題ないだろう、それよりも俺の高校生活の方が心配だ。試しに買わされる教科書を見てみると当たり前だが殆ど歴史が前世と変わっていた。
歴史にも遊戯王、デュエルモンスターズが関わっており遥か昔は石板で行う儀式だったとかカードとなったのは1900年からとかの本であった。世界大戦の代わりに全世界デュエル大戦があったり、世界は1枚のカードから生まれたというヌメロン教が活動したりと正に遊戯王の世界と言ったところである。
そしてもう一つの心配はそのデュエルモンスターズの事だ、色々とデュエルショップなどを見て回っているがその殆どが脳筋デッキで行っていた。
パーミやバーンやエクゾなんてのは見当たらず只管装備や素で相手を殴り倒して勝つ、そういうコンセプトばかりしか目にしていない。となると使用するデッキには注意した方が良いのだろか?
脳筋はホープとかで充分なんだけれどもそれを使用するとLDSに睨まれる、かといってバウンスやハンデスは嫌われそうだし。
当分はデッキ構築に気をつけた方が良いだろう。
にしても最近は尽く運が良い、パックを買えば必ずと言って良いほどレアカードが当たる。この前はダムドがパラレルで当たったのだ。
念のために値段をショップの店長に尋ねると数千万もするらしい。供給不足とは何だったのだろうか………。
それと今はまだ原作が始まっていないようだが榊遊勝氏が失踪したというのが大々的にニュースになっていた為後3年はかかるだろう。
そうなると原作開始時俺は大学か就職していることになる。中学生の中に成人まじかの男が混じるのだ……年齢的に厳しいな。
まぁ原作が始まるまではのんびりとデュエルを楽しませてもらおう。そして原作時は原作キャラが頑張ってくれるだろうからノータッチで良いだろう。
そう結論付けて俺はショップ内にいるデュエリストに声をかけていく。
「おい、デュエルしろよ(すいません、俺とデュエルしてくれませんか?)」
若干の勘違いを生み出しながら………。