緋弾のアリア~風のデュエット~ 作:狂った朱
第二弾 再会
「さて、試験はどこであるんだ?」
「強襲科の棟だよ~」
今日は、東京武偵高校の入学試験。
俺達が、その試験を受けに来た理由はある二人との約束を守る為だった。
「とりあえず、強襲科に行くぞ」
「それは、わかってるんだけどさ,,,,,。どうする?アレ助ける?」
そう言う玲奈の指差す方には女子生徒が、不良の男子生徒達に追われている姿があった。
「見てみぬふりをするのはな,,,,,。気分が悪い」
そう言いながら俺は、背中に掛けていたドラクノフを手に取りスコープを覗いた。
sideキンジ
東京武偵校の入学試験を受けに来た俺は、ある意味ピンチを迎えていた。白雪が不良に追われていたからだ。いや、不良自体は問題じゃない。問題なのは、この体勢だ。今、俺は白雪に覆い被さっている。さらに白雪の制服もめくれこのままじゃ、なってしまう。女子の前じゃなりたくないのになってしまう。
ドクン
この血流は、あぁなってしまう。あのモードに,,,,,。。ヒステリアモードに,,,,,。
「ふぅ、相変わらずおっちょこちょいだな、白雪。ちょっと待ってろすぐに終わらせる」
そう言いながら白雪の頭を撫でると白雪は「キンちゃん様」と呟いた。
「おい、イチャイチャしてんじゃねえよ」
「その子は俺達と遊ぶんだからな」
「お前も遊ぶなら俺達の後にしな」
そう言いながら不良達が近づいてくる。東京武偵校の制服を着ているところを見ると多分先輩の様だな。
先輩でも、女の子に手を出すなら容赦はしない。
「そんなに寄ってたかって恥ずかしくないの~?」
張り詰めた空気の中そんな間延びした声が響いた。
sideキンジend
玲奈side
雷斗がドラクノフを構えるのと同時に私は駆け出した。雷斗なら、合わせてくれる。長年一緒にいる私の唯一の家族だし。
「そんなに寄ってたかって恥ずかしくないの~?」
不良達の後ろに陣取ってそう声をかける。
「なんだ?。このガキ」
「結構かわいいじゃねえか」
「そこの女と一緒に俺達が先輩に対する礼儀を教えてやるよ」
本当に救えない。恥ずかしくないのだろうか?。こうこんな奴らには、少しばかり痛い目に会ってもらおう。
「そこの、男子」
「何かな?」
「一人任せたよ」
そう言うと、その男子生徒は
「俺に全員任せてくれないのかな?。女の子に任せるのは気が引けるんだけど」
そう言ってくるけど、
「コイツらにイラついているんだから、やらせてよ」
そう言いながらプレッシャーをかける。するとその男子は
「そう君が言うなら任せるよ。強いみたいだし、なら俺は真ん中の奴をやらせてもらうよ」
しぶしぶ、そう言ってくれた。ならやる事は一つ。
「わかった。合わせてね,,,,,3,2,1,GO!」
そう言うなり私と男子は同時に駆け出した。真ん中の奴はあの男子に任せてるから私は右端の奴を、まずみぞおちを殴ってダウンさせる。そして左端の奴は、顎を殴って脳震盪を起こさせて動けなくさせて制圧終了。男子の方も私が脳震盪を起こさせるのと同時に不良を背負い投げで相手を倒していた。あの程度とはいえ、ここまで速攻で終わらせるとは中々の強さだなと関心してると、男子が
「後ろだ‼」
そう叫んだ。
そんなに後ろの鉄パイプを持って殴ろうとしている奴がそんなに危険なのだろうか。
バン
そう音がしたのと同時に鉄パイプを持っていた奴が呻き声を上げた。どうやら、鉄パイプを持っていた腕にドラクノフを当てられたようだ。だけどまだ私を殴ろうとしていると第二射が脇腹、第三射が右膝に当りそいつが倒れた。男子が呆然としていると私の携帯が鳴ったので電話に出る。
『後ろががら空きだったぞ。気を付けろ、玲奈』
「いやいや、雷斗を信用しているから気を抜けるんだよ?」
『喜んでいいのか悪いのか,,,,,まぁいいそっちに合流する』
side玲奈end
side雷斗
「さて、行くか」
歩き出して一分で目的の場所に着いた。
「あんたが、さっきの狙撃をしたのか?」
着くなり、女子に覆い被さっていた男がそう聞いてきた。
「そうだが」
「そうか、すまない助かった。お前達の名前を聞いていいか?」
「俺は、風宮 雷斗。こっちは、「風宮玲奈だよ~」一応双子の妹だが似てないとか無しだ。二卵性の双子だからな」
そう言うと、その男は何か引っ掛かった表情をして少し考え出した。
「風宮?,,,,,そうか‼お前ら、俺だよ遠山キンジだ!」
これが俺達と幼馴染みの遠山キンジとの東京での再会だった。
次回はまともに、戦闘をする予定です。お楽しみに~