暁と白夜も問題児たちと異世界からやってくるそうですよ?   作:ひらひら輪舞

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さっさと会うとこまで作成。
以外に時間がかかる^o^


gift1 問題児始動。

「わっ」

「きゃ!」

6人は大空へと放たれていた。実に上空4000Mという高さに。全員が落下に伴う圧力に苦しんでいた。白い軍服の男はそこまででもなさそうであったが。

6人は同様の感想を口にしていた。

「ど・・・どこだここ!?」

眼前には見たことのない風景が広がっていた。

 

 

ニャァァァァァァァァァァァァァァと叫んでいる猫を尻目に6人は4000M上から落下していた。

緩衝材として用意してあったであろう薄い水の幕を何度か通過することにより減速に成功していた。最後には広い湖に着水していた。湖に着水する頃には減速仕切っており、無傷で済んでいたが猫はどうしようもない。

その猫も猫と一緒に飛ばされてきた少女が急いで回収されたが。

「.........大丈夫?」

『じ、じぬがぼおぼた・・・・!』

思ったより大丈夫だった猫に安堵しながら他のメンバーと一緒に陸に上がっていた。

そんな彼らもこんな歓迎の仕方に罵詈雑言を飛ばしていた。

「し、信じられないわ!まさか問答無用で引きずり込んだ挙句、空に放り出すなんて!」

「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ。」

「.........いえ。石の中に呼び出されては動けないでしょう?」

「俺は問題ない」

「そう。身勝手ね。」

ソリの合わなそうな二人はフンッと鼻を鳴らしながら同時にそっぽを向いた。他のメンバーは服に染みている水を絞っていた。

そんな中一人の少女が水を絞りながら尋ねた。

「此処.........どこだろう?」

「さあな。まあ、世界の果てっぽいものが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねえか?」

彼女のつぶやきに金髪の少年が答えた。ここにいる誰もが知らないことは明白だった。

「まず間違い無いだろうけど、一応確認しとくぞ。もしかしてお前達にも変な手紙が?」

「そうだけど、まずは"オマエ"って呼び方を訂正して。ーーー私は久遠飛鳥よ。以後は気をつけて。それで、そこの猫を抱えているのは?」

「.........春日部耀。以下同文」

「そう。よろしく春日部さん。それじゃそこの野蛮で凶暴そうな貴方は?」

「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と容量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」

「そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君」

「ハハ、マジかよ。今度作っておくから覚悟しとけ、お嬢様」

そんな態度に頭を抱えている飛鳥を他所に十六夜はこう切り出した。

「そんじゃそこに仲良く一緒に座っているカップルと白い軍服か?着たお兄さん達は?」

「それじゃ俺から自己紹介を。俺は七夜志貴。七夜って呼んでくれ。ただの冴えない殺人鬼でございます。」

「そんな挨拶するものじゃないでしょ!全くもう。私はレン。この馬鹿の使い魔よ。あと、この馬鹿には殺人をさせないように言ってあるから。心配しなくても良いわよ。」

いきなり殺人鬼と名乗った七夜に周りの人が身を引いたが、レンの言葉に注意は怠らないものの少しは安心したようだ。

「我の番か。我の名はアカツキ。訳あって本名は名乗れない。十六夜が言ったように我は軍人であっている。まあ、一般兵でしかないがな。」

全員の自己紹介が終わったところで十六夜が確認に迫った。

「さっき俺七夜達にカップルって言ったんだが否定しないんだな。」

「まあ、そんなものだろ。なあレン?」

「バ、バカ!そんなはっきり言わないでよ!恥ずかしいでしょ!」

レンの態度に周りのメンバーが納得してしまった。こいつらバカップルだと。

 

 

そんな彼らを遠くから覗く人影があった。

(あの白い軍服の人と小さな少女はマトモそうですが、他の人は問題児ばっかりですねぇ・・・。

あともう少し慌ててくれてもいいんじゃ・・・)

どうやら落ち着きすぎていて出る機会が測れていないようだ。

 

「で、呼び出されたはいいけどなんで誰もいねぇんだよ。この状況だと、招待状に書かれている箱庭とかいうものの説明をする人間が現れるもんじゃねえのか?」

「そうね。なんの説明もないままでは動きようがないもの。」

「 .........。 この状況に対して落ち着きすぎているのもどうかと思うけど。」

「全くだ。しかし落ち着いているのは悪くないことだ。今慌てるのは得策ではないな。」

「ならそこにいる人に聞いてみるとするかい?」

と七夜が周りに聞くように一点を集中しながら言った。

「なんだ、貴方も気づいていたの?七夜。他の人は?」

「当然。かくれんぼじゃ負けなしだぜ?そっちの猫を抱いてる奴も気づいていたんだろ?」

「風上に立たれたら嫌でもわかる。」

「・・・へえ。面白いなお前。」

「私もね。もう少し立つ場所とか考えないと。鼻が聞く人にはあからさま過ぎて。」

「まあ、視線がずっと向けられていればな。大したことでもないだろう。」

全員が最初からわかっていたのか少女の方に視線を向けていた。そこで彼女は観念したのか物陰から姿を現した。

「や、やだなあ皆様方。そんな狼みたいな怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ?ええ、ええ、古来から孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心に免じてここは、一つ穏便にお話しを聴いていただけたら嬉しいでございますヨ?」

「断る」

「却下」

「お断りします」

「出来ると思うか?」

「甘いわね」

「少しは考えるべきではないのかね?」

「あっは。取りつく島もないですネ♪」

降参のポーズをとる黒ウサギ。だが彼女はしっかりと値踏みをしていた。

(肝っ玉は及第点。この状況でNOと言える勝気は買いです。まあ、扱いにくいのは難点ですが。)

そんな彼女を他所に耀が黒ウサギの後ろに回っており・・・

「えい」

「フギャ!」

彼女の耳を思いっきり引っ張っていた。

「お、お待ちを!耳を触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を抜きにかかるとはどういう了見ですか!?」

「好奇心のなせる技」

「自由にもほどがあります!」

「へぇ?このウサ耳って本物なのか?」

十六夜も耳を触り始める。

「・・・なら、私も。」

飛鳥も耳に触り始めた。

「ちょ、ちょっとお待ちをー!」

そんな彼女の絶叫をほかの3人はため息交じりで見ていた。

 

「ーーーあ、あり得ないのですよ。まさか話を聞いてもらうために小一時間も消費してしまうとは。学級崩壊とはこのような状況を言うにちがいないのデス」

「いいからさっさと進めろ」

「お前たちのせいだろ?好奇心旺盛なのはいいけどな。」

涙目の黒ウサギの事が流石に哀れに見えたのか七夜は彼女のフォローをした。

そのこともあってか他のメンバーも彼女の話を『聞くだけ聞こう』と言う程度ではあるが耳を傾け始めた。

黒ウサギは咳払いをして気持ちを切り替えるように咳をして両手を広げながら

「それではいいですか?皆様方。定例文で言いますよ?言いますよ?さあ、言います!

ようこそ、"箱庭の世界"へ!我々は皆様方にギフトを与えられた者達だけが参加できる『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼンさせていただこうかと召喚しました!」

「ギフトゲーム?」

「そうです!既に気づいていらっしゃるかと思いますが皆様方は皆、普通の人間では御座いません!その特異な力は修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵でございます。『ギフトゲーム』はその"恩恵"を用いて競い合うためのゲーム。そしてこの箱庭の世界は強大な力を持つギフト保持者がオモシロオカシク生活できる為に作られたステージなのでございますよ!」

その言葉にレンがわずかに反応したがそれに気づくものはマスターの七夜だけであった。

黒ウサギは箱庭の素晴らしさをアピールしていた。そんな彼女に質問するために飛鳥は挙手をした。

「まず初歩的な質問からしていい?あなたを含む"我々"とはあなたを含めた誰かなの?」

「YES!異世界から呼び出されたギフト保持者は箱庭で生活するにあたって、数多とある"コミュニティ"に必ず属していただきます♪」

「嫌だね」

「縛られるのは好きじゃないな」

「属していただきます!そして『ギフトゲーム』の勝者はゲームの"主催者"が提示した商品をゲットできると言うとってもシンプルな構造となっております。」

「.........主催者って?」

「様々ですね。暇を持て余した修羅神仏が人を試すための試練と称して開催することもあれば、コミュニティの力を誇示するために独自開催するグループもございます。特徴として、前者は参加自由ですが主催者が主催者なので難解で凶悪なものが多いですが見返りは大きいです。新たな"恩恵"を得ることだってあります。後者はチップが必要で参加者が敗北すると主催者にすべて渡されるシステムでございます。」

「後者は俗物的ね・・・チップは何を?」

「様々になりますね。金品・土地・権利・栄誉・人間・・・そしてギフトを掛け合うことも可能です。才能を他人から奪えばより高度なギフトゲームにも参加できるでしょう。但し、敗北したなら自身の才能を取られてしまいますがーーー」

「そう。なら最後に質問させてもらっても?」

「どうぞどうぞ♪」

「ゲームそのものはどうやったら始められるの?」

「コミュニティ同士のゲームを除けば期日内に登録すればOK!商店街でも商店が小規模のゲームを開催しているのでよかったら参加していってくださいな♪」

「成る程。この世界はギフトゲームこそが全てで、言うならば"法"か。」

アカツキは納得したように頭を縦に振りながら話した。

「ふふん。中々鋭いですネ。しかしそれは八割正解の二割間違いです。我々の世界でも強盗や窃盗は禁止ですし、金品による物々交換も存在します。ギフトを用いた犯罪など以ての外!そんな不逞な輩は悉く処罰します!ーーーが!しかし!『ギフトゲーム』ならば勝てばかけたものを総取りするルールです!商品も店側が提示したルールをクリアすればタダで手に入れることができます!」

「あらあら、中々野蛮なのね。」

「御最も!しかし"主催者"は全て自己責任でゲームを提示しています。つまり取られるのが嫌ならば最初からゲームを開催するなということです。」

黒ウサギは箱庭の説明を終えたのか、封書を出した。

「皆さんの召喚依頼を出した黒ウサギは皆さんの質問に答える義務がありますが、まだ見てもいないものを質問するのは難しいでしょう。なので、ここから移動して私たちのコミュニティに移動しようかと思っているのですが如何でしょう?」

「まてよ。(まっただ。)(待ちなさい。)(まて。)まだ俺(我)(私)が質問してないだろ(でしょ)」

笑みをなくしている十六夜と、いつの間にか目が紅くなっている七夜、周りに冷気を振りまいているレン帯電でもしているのか耀の抱いていた猫が嫌そうにしているのを無視しているアカツキが立って黒ウサギに目線を向けていた。

「.........なんの質問でしょうか?ゲームですか?ルールですか?」

立ち上がった人達は同じことを思っていたのか代表するように十六夜が言い放った。

「そんなものは"どうでもいい。"腹の底からどうでもいい。黒ウサギ。ここでお前に向かって質問してもルールが変わるわけでもない。世界のルールを変えるのは革命家だ。プレイヤーじゃねえ。俺たちが聞きたいのはたった一つのことだ。」

と十六夜が他の人の気持ちを代弁したところで皆揃って口を開いた。

「この世界は........."面白い"か?」

「多くの奴と........."殺しあえる"か?」

「この世界は........."可愛いものが沢山あるの?」

「この世界は........."美味い飯はあるのか?」

 

 

「ーーーyes。『ギフトゲーム』は人知を超えた者達のための新魔の遊戯。箱庭の世界は外界よりも格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪・・・七夜さんはちょっと難しいとは思いますケド・・・」

 




黒ウサギ登場まで。
以外とすすまねぇ・・・
因みにアカツキさんは我とかいて"おれ"と読みます。
最初のくだりが終わりました。以外と難しいものですね。
キャラの特徴を出すのに一苦労です。アカツキさんは一人称に印象がないのでわかりやすくしました。俺は3人も要らないですしね。
七夜さんですが体術だけだと詰む恐れがあるので魔眼装備です。本家の志貴さんも魔眼があるのでそのままコピーされたものだと思ってください。
飛鳥さんと白レンの話し方が同じだったのを打ち始めて気づきました。
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