暁と白夜も問題児たちと異世界からやってくるそうですよ?   作:ひらひら輪舞

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ロリ登場です。
今回から纏めて言うときは【】これでいきます。

因みに私iPhone 投稿なんでルビ振れないのでそこが見辛くなっておりますご了承下さい。

因みにアカツキさんは今の所猫耳の店員さんとくっ付ける予定でございます。
あくまで予定は未定。アカツキさんの相手何か面白い案があればやるかもしれません。
アカツキさんの性格に合わせてという制約はありますが。

それでは説教からスタート!



gift3 才能証明

日も暮れ、噴水広場で合流した黒ウサギは話を聞いた途端怒り出した。

「な、なんであんな短時間に"フォレス・ガロ"のリーダーと接触し、喧嘩売っちゃってんです!?「ゲームの日取りは明日!?「敵のテリトリー内!?「準備する時間もお金もないですよ!?「そもそもなんの考えがあってそうなったんですか!?「話聞いてます!?」

【ムシャクシャしてやった。今は反省している。】

【ムシャクシャしてやった。今は余裕しかない。】

余裕そうな顔をしているのは七夜、レン、アカツキである。

【あの程度に負けるほうが難しい。】

「黙らっしゃい!」

そんな黒ウサギを嗜めるように十六夜は切り出した。

「まあまあ。 別にいいじゃねえか。見境なく喧嘩売ったわけでもあるまいし。」

「十六夜さんは面白ければいいと思ってますけど、このゲームは得られるのは自己満足だけですよ?」

黒ウサギの持つ契約書類"ギアスロール"は主催者権限を持たない者たちが"主催者"となってゲームを開催するときに必要なギフトである。

そこにはルール、チップ、景品などが記されており、誓約書の役割を持っている。

「何々?参加者が勝利した場合、主催者は今までの罪を全て認め箱庭の法の下処罰をうけ、コミュニティを即時解散とする。ーーー確かに自己満足だ。リスクを負ってまで即刻潰そうとしてるんだからな。」

因みに飛鳥達のチップは罪を見て見ぬ振りだ。

「時間をかければ立証できます。だって子供達は.........」

「無論立証自体は可能であろう。だが逃げられてしまえばそちらの方が被害は増える。」

箱庭の法は外に逃げられてしまえばその場で実力を発揮することができなくなる。だがギアスロールで縛ってしまえば箱庭の外に逃げ出すことはできなくなる。

「それにね黒ウサギ。私は道徳云々よりもあの外道が外にでて私のテリトリー内にいることの方が気に食わないの!」

「あとは、あいつみたいなやつは何度も繰り返すに決まっている。そっちの方が危険だろ?」

「ま、まあ..........厄介かもしれませんケド.........」

「僕もガルドを逃すべきではないと思います。」

ジンも意思をしっかりと持った少年の顔をしていた。

「はぁ~~~~仕方のない人です。まあいいデス。腹立たしいのは私も同じですし。まああそこ程度なら十六夜さん1人でなんとでもなるでしょう。」

「何言ってんだ?俺は参加しないぞ?」

「おうおう。くんなくんな。」

十六夜と七夜の会話に慌てて待ったをかける。

「だ、駄目ですよ!皆様は同じコミュニティの仲間なんですからちゃんと協力しないと」

「そうゆうことじゃねえよ。黒ウサギ。」

十六夜の真剣な顔に驚く。

「いいか?この喧嘩は、こいつらが売った。そんであいつらが買った。何に俺が手を出すのは野暮ってもんだろ?」

「分かっているではないか。それに黒ウサギにも我々の力を見せておく必要があるだろう?」

「.........ああもう、好きにしてください..........」

########################################################################################

 

椅子から立ち上がった黒ウサギは水樹の苗を手に取りコホンと切り出した。

「そろそろ行きましょう。本当ならば歓迎会を開くつもりだったのですが.........不慮の事故続きで今日はお流れとなりました。この埋め合わせはまた今度にでも。」

「いいわよ。無理はしなくて。私たちのコミュニティは崖っぷちなんでしょ?」

その発言に黒ウサギはジンの方を見ると申し訳なさそうにしていた。

「申し訳ございません。皆さんを騙すのは気が引けたんですが.........黒ウサギ達も必死だったので」

「もういいわ。私は組織の水準はどうでも良かったもの。」

「私も良いわよ。廃墟なんかじゃなきゃ。男衆もそんなやわじゃないでしょうしね。春日部さんは?」

「私も特にないよ。.........あっでも.........」

「どうぞ気兼ねなく。大それたものでなければ用意はできるかと。」

「いや大したことじゃないんだけど三食お風呂付きの寝床があればって思っただけだから。」

その言葉にジンは罰を悪くさせる。ここでは水は買うか遠くから引っ張ってくるしかなく、風呂というのは一種の高級品となっていた。

その顔に気づいたのかすぐさま取り消そうとしたが

「それなら心配いりません。十六夜さんが大きな水樹の苗を手に入れてくださいましたから。これで水を買う必要もなければ水路も復活しますよ!」」

一転して明るい顔を取り戻す二人。

「私たちの世界は水はありふれたもので毎日入れたけど場所が変われば文化も変わるね。今日は理不尽に池に落とされたから入りたかった所よ。」

【それは同意する。】

「あぅぅ.........それは黒ウサギの管轄外ですよ.........」

「それじゃ今日はこのままコミュニティに帰る?」

「ジン坊ちゃんは先におかえりください。ギフトゲームが明日なら"サウザンドアイズ"に皆さんのギフトを鑑定していただきたいと。この水樹のこともありますし。」

十六夜は頭を傾げて

「"サウザンドアイズ"?コミュニティの名前か?」

「YES。"サウザンドアイズ"とは特殊なコミュニティで瞳のギフトを持つ者たちによる群体コミュニティ。箱庭全てに精通する超商業コミュニティです。幸いこの近くに支店があるので。」

「ギフトの鑑定とは?」「勿論、ギフトの秘めたる力、起源を鑑定することデス。自分の宝を正しく把握することはいいことです。多くの力を引き出すきっかけが解るかもしれませんし、自分の力の元は気になるでしょう?」

「ほう。もしかしたら俺はそっちに呼び出されていた可能性もあるのか。」

「七夜さんは自分の力をご存知で?」

「まあな。」

「取り敢えず向かうとするか。向こうでも話くらいはできるだろう?」

「それもそうですね。」

そう言って黒ウサギは十六夜達を連れてサウザンドアイズに向かった。

街並みの美しさに見惚れていると。

「桜の木.........では無いわよね?花弁の形も違うし、夏にはもう散ってるはずだもの」

「なに言ってんだ?まだ初夏になったばかりだろ?居合の入った桜が残ってても可笑しくねえ」

「.........二人とも何言ってるの。今は秋でしょ?」

「恐らくだけど、みんなバラバラの世界から来たんじゃないの?それなら季節の違いにも納得がいくでしょうし。」

「その通りでございマス。皆様の歴史や文化の違いもあるはずですよ」

「一種のパラレルワールドってやつか。」

「近しいですね。正しくは立体交差平行世界論と言うものなんですが.........話すと長くなりますので今度ということで。」

曖昧に濁し、目の前にある建物の前に立った。青旗に向かい合う聖女の紋章。これがサウザンドアイズの紋章なのだろう。

看板を下げる店員に黒ウサギは待ったをかける。

「まっ」

「待ったは無しですよ。お客様。うちは時間外営業を行っておりません。」

「商売っ気のない店ね。」

「全くです!閉店時間5分前に客を締め出すなんて!」

「文句があるなら他所へ。あなた達には今後一切の出入りを禁じます。出禁です。」

「出禁!これだけのことで出禁とはお客様を舐めすぎでしょう!?」

後ろで別にそこまで慌てなくても自分の力なら理解してるし・・・という目線のレン達を背に黒ウサギ達は騒ぐ。

「なるほど。"箱庭の貴族"であるウサギのお客様を無下にするのは失礼ですね。中で入店許可を取りますので、コミュニティ名を宜しいですか?」

「.........うっ」

「俺たちはノーネームって言うんだが。」

「ほほう。ではどこの"ノーネーム"様でしょう。良ければ旗印を提示していただけませんでしょうか?」

今まさに旗、名前のないコミュニティのデメリットが出てきてしまっている。

(ま、まずいです。サウザンドアイズの商店はノーネームお断りでした。このままでは本当に出禁になってしまう。)

「.........いやぁそのぉ.........私たちに旗印はあり「いぃぃぃほおぉぉぉぉぉぉ!久しぶりだ黒ウサギィィィィ!」

 

黒ウサギは白い髪の和服を着た少女に強烈なタックルをもらい。街道にある浅い水路に吸い込まれた。

「きゃあーーーーー............!」

ぽちゃん。ドップラー効果が発生するほどの速度で突っ込まれた黒ウサギ。

「なあ店員。この店にはドッキリサービスがあるのか?なら俺にも別バージョンで是非。」

「ありません。」

「なんなら有料でも。」

「やりません。」

そんなやりとりの中

「・・・レン。やってみないか?」

「お断りよ!」アセアセ

「(´・ω・`)」

満更でもない七夜夫婦は置いといて。

「し、白夜叉様!?どうして貴女が下層に!?」

「そろそろ黒ウサギが来る予感がしておってな。フフ、フホホフホホ!やはりウサギは触りごごちが違うのう!ここが良いか!ここが良いか!」

「し、白夜叉様!ちょ、ちょっと離れてくださいよ!」

引っぺがしそのまま店に向かって投げる。それを七夜が受け流し、十六夜が足で止めた。

「パス。」

「ほいさ。」

「お、おんしら!飛んできた美少女をパスして足で受け止めるとは何様だ!」

「殺人貴様と、」

「十六夜様だぜ。」

【以後よろしくな。和装ロリ。】

初対面には決してやろうとはしないやり取りにアカツキは気にしないことにし、質問を始めた。

「失礼。うちの馬鹿どもが迷惑をかけた。ところでこの店の者かね?」

「おお、こっちの男性はまともじゃった。そうだとも。この"サウザンドアイズ"の幹部様で白夜叉様だよ。軍人さん。仕事の依頼ならそこのご令嬢の年齢の割に発育の良い胸をワンタッチ生もみで引き受けるぞ。」

「オーナー。それでは売り上げが伸びません。ボスに怒られます。」

冷静な声で店員が釘をさす。

濡れた服、ミニスカートを絞りながら、

「うう.........まさか私まで濡れることになるとは.........」

「因果応報ってところかな。」

『お嬢のいう通りやな。』

そんな1人と一匹を尻目に白夜叉は十六夜達を見回すと

「ふふん。お前たちが黒ウサギの新しい同士か。異世界の人間が私の元に来たということは.........ついに黒ウサギが私のペットに「なりません!どうやった起承転結があってそうなるんですか!?」ブーブー!」

「まあいい。中に入るが良い。立ち話もなんだろう。」

「お待ちください。良いのですか?彼らはノーネーム。規定では」

「ノーネームだとわかっておきながら名を訪ねる、性悪店員に対する詫びだ。身元は私が保証する。それにボスに睨まれたなら私が責任を取ろう。」

むっとする店員。彼女はただルールに則っただけである。機嫌を悪くするのは当たり前だろう。

そんな店員に睨まれながら黒ウサギ達は門をくぐっていく。

「悪いね☆」

七夜は通り際にこう言った。無論機嫌がもっと悪くなるのは当たり前だろう。

「誠に申し訳ない。全面的にこちらが悪かった。この安い頭でよければいくらでも下げよう。」

アカツキのフォローで幾分かマシにはなったが。

門をくぐり、庭をでて一室に案内された黒ウサギ達。

「生憎と店は閉めてしまっていての。私の私室で勘弁してくれ。」

少し広い和室に向かい合って座ることになった。

レンは七夜の膝の上だが。

「見せつけんなよ七夜。」

「悪いね☆」

大きく背伸びして白夜叉はこちらに向かって座った。彼女の着物はいつの間にか乾いていた。

「さて、改めて自己紹介でもするかの。私は四桁の門、3345外門に本拠を構えている。"サウザンドアイズ"幹部の白夜叉だ。黒ウサギとは縁があってな。コミュニティ崩壊後もちょくちょく手を貸している美少女だとでも思っておいてくれ。」

「ああもう、本当に助かってますよ。」

自己紹介に耀が反応した。

「その外門、って何?」

「箱庭の階層を示す外壁にある門ですよ。数字が若いほど首都の中心部に近く、同時に強大な力を持つものが住んでいるのです。」

ここ箱庭には七つに分割して階層が作られている。外から7、6・・・・と外門によって仕切られており内側に行くにつれて強大な力を持つ。4桁にもなれば名のある修羅神仏が割拠する完全な人外魔境となる。黒ウサギは箱庭を上から描いた絵を見せると

「........巨大玉ねぎ?」

「いえ、超巨大バームクーヘンではないかしら?」

「蛇の目か?」

「一番近いのがバームクーヘンだな。」

身も蓋もない感想に肩を落とす黒ウサギ。

「ふふ。うまいこと例える。その例えならここは1番外の薄い皮だな。更に分けるなら、東西南北の区切りで東側にあたる。世界の果てに一番近いところになるな。あそこはコミュニティこそないが強力なギフトを持った生物が多い。ーーーその水樹の持ち主とかな。」

「して、誰が、どのようなゲームで勝ったのだ?知恵比べか?勇気を試したか?」

「いえいえ。これは十六夜さんがここに来る前に、蛇神様を素手で叩きのめしたのですよ。」

「なんと!クリアではなく直接的だと!?ならばそこの童は神格持ちか?」

「いえ。黒ウサギはそうは思いません。神格なら一目見ればわかるでしょうし。」

「む、そうか。しかし神格を倒すには同じ神格を持つか、互いの種族によほど崩れたパワーバランスがある時だけのはず。種族のレベルなら蛇と人はどんぐりの背比べだぞ。」

神格とは神のことではなく、その種族の最高の存在に変化させるギフトである。

蛇なら巨躯の蛇神に。

人なら現人神か神童に。

鬼なら天地を翻す鬼神となる。

神格を持つことにより他のギフトも強化される。コミュニティの多くは神格を手に入れ自身のコミュニティを強化することを狙っている。

「白夜叉様は蛇神様とお知り合いだったので?」

「知り合いも何もない。アレに神格を与えたのはこの私だぞ。何百年も前だがの。」

「ならあんたはあの蛇より強いのか?」

「当たり前だ。私は東側の"階層支配者"だぞ。この東側の4桁以下のコミュニティには私に並ぶものはいない。最強の主催者じゃからの。」

その発言に七夜、レン、アカツキ以外の問題児が食いついた。「ふふ・・・なら私達があなたに勝てば、私たちは東側最強のコミュニティになるのね?」

「無論そうなるの。」

「そりゃ景気のいい話だ。探す手間が省けた。」

「抜け目のない童達だ。依頼しておきながら私にギフトゲームを挑もうとするとは。」

「え?ちょっと皆様!」

「俺たちは嫌だからな。」

「ええ。やらないほうが身のためだと思うんだけど?」

「今はまだ敵う相手では無いだろう。」

「そんなこと言うなよ。勝てるかもしれないだろ?」

「良いのう。私も遊び相手には常に飢えておる。」

「ノリがいいわね。そういうの好きよ。」

「ふふ、そうかーーー始める前に一つ聞いておくが。」

「なんだ?」

 

 

「おんしらが望むは"挑戦"かーーーーもしくは"決闘"か?」

 

 

刹那、十六夜達に変化が起きる。視覚は意味をなくし、様々な情報が目の前を回り始める。脳裏をよぎるは、黄金色の穂波が揺れる草原、白い地平線の覗く丘。森林の湖畔。記憶のない情景を流転を繰り返し、足元から六人を飲み込む。

投げ出されるは、白い雪原と凍る湖畔ーーーそして、水平に太陽が廻るせかいだった。

「........なっ.........!?」

「あーあ。ごら言わんこっちゃない。」

「ふむふむ。彼奴らよりも強大な存在か。」

十六夜達は余りの異常さに息を呑み、七夜は呆れたように、アカツキは過去戦った相手との記憶に馳せていた。

ここは遠く薄明の空にある星はただ一つ。緩やかに世界を水平に廻る、白い太陽のみ。

「今一度名乗りして問おうかの。私は"白き夜の魔王"ーーー太陽と白夜の星霊・白夜叉。おんしらが望むは、試練か"挑戦"か?それとも対等な"決闘か?」




白夜叉様をボスっぽくして終わらせてみました。
次回。グリフォンと戦う。
乞うご期待。

それにしてもギフト名が決まらない・・・
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