踏み台改心型『追っかけ』転生者!?   作:かんろ

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とりあえずもう一話投稿です。・・・サブタイトルに悩み、前、中、後にしようと考えました。それと知ったか豆腐様!貴重な意見をありがとうございます!参考にしてやってみましたがどうでしょうか?ではどうぞ!


第6追 オリ主発見からの・・・追っかけ!?(中編)

明かりすらもつかない深い闇、そこは何があるのかも全く分からない場所であるはずだが。

 

そこに明らかに物が動くであろう音が聞こえた。

 

「いつつ・・・ここは・・・?」

 

そう、オリ主と大蛇との戦いの衝撃で崩れた地面に巻き込まれたルーサーである。

 

彼は自分の上にある瓦礫をどかしながら、辺りを見わしていた

 

「・・・これじゃあ、辺りがみえないな」

 

ルーサーはそう言いながら、洞窟を抜けようとしたさいに使った魔法を使い始める

 

その瞬間

 

「うお・・・!?」

 

暗かった洞窟は一気に明るくなったのである。明るくなった洞窟の周囲はルーサー達が落ちたさいに共に落ちた瓦礫が無数もあった

 

「そ、そうだ!アブソリュート・・・アブソリュートはどこにいる!?」

 

ルーサーは共に落ちた大切な相棒のことを思いだし、辺りの瓦礫を必死にどかしながら、探している。

 

「どこだ・・・!?アブソリュート・・・どこにいる!?」

 

ルーサーとて、アブソリュートのことは誰よりも知っている。自分が無事だったのだから、アブソリュートも無事であるとはどこか冷静な部分が告げている。

 

だが・・・だが・・・もし無事ではなかったら?

 

アブソリュートが何らかの原因で無事ではないという状況だったら?

 

その考えがルーサーを焦らせている大きな要因となっている

 

「ここじゃない・・・!ここにもない・・・!」

 

瓦礫をどかしてもどかしてもアブソリュートが見つからないことにルーサーはだんだんと焦燥感を感じていく

 

もしかしたら・・・!?もしかしたら・・・!?

 

ルーサーが考えていた不安が当たっているかと思った時である

 

「・・・!見つけた!」

 

ルーサーはついに瓦礫の中にいたアブソリュートを発見できた

 

瓦礫の中にいたアブソリュートはルーサーが不安にしていたこととは裏腹に、対して傷がついてないことが確認出来た

 

「・・・・う、ううん・・・ここは・・・?」

 

ルーサーがアブソリュートを発見したと同時に、光を浴びたおかげなのかアブソリュートが意識を取り戻していた

 

「・・・アブソリュート!!」

 

ルーサーはアブソリュートが意識を取り戻したことに歓喜し、とっさに抱き付いてしまった

 

頭ではアブソリュートがきっと無事であることは分かっている

 

けれどもやはり不安だったのだ、分かっていもしっかり見ないと怖かったのだ

 

ルーサーはその不安と恐怖から解放された喜びで抱き付いたのだ

 

「る、ルーサー!?」

 

アブソリュートはアブソリュートで混乱の極致に達していた。目が覚めたら涙顔のルーサーがいきなり自分に抱きついてきたのだから

 

けれどもひとつ分かっていることは自分を心配してくれてこうしてくれているということであった

 

「・・・ルーサー、私がこの程度だと死なないことは分かっているでしょ?」

 

「・・・だけど・・・だけど・・・!」

 

「・・・うん、分かってる。だからありがとうルーサー」

 

アブソリュートはルーサーに感謝の気持ちを募らせながら、自分からも強く抱き締めていった

 

 

 

 

 

ルーサーとアブソリュートが互いを抱き締めあってから数分たったのち、二人は大変赤い顔をしていた

 

「・・・・あの・・な」

 

「え、ええっとね」

 

互いに崩れた瓦礫を椅子がわりにしながらまともに話せない始末だ。

 

このようになってしまった原因は互いに・・・

 

「(あれ?これって物凄く恥ずかしいことをしのではないか(かしら)」

 

と思ったこと一点である

 

「る、ルーサー!ここ、やけに明るいわね!」

 

羞恥心を反らすためか、アブソリュートは赤い顔をしながら回りを見渡していく

 

「あ、あぁ。俺が明かりをつけたとたん、一気に明るくなったな」

 

そこにルーサーも乗ったらしい。彼もまた赤い顔をしたがら周囲を見ていく。

 

「えっ?一気に明るくなった・・・?」

 

アブソリュートはルーサーの言葉に疑問を覚え、地面を調べていく

 

地面はごつごつしていたが、所々透き通るように綺麗な場所がある。そこに明かりが入っており、そこから次々と光が反射していくのを見られる

 

「ルーサー・・・これ、地面の一部が鏡よ」

 

「えっ?」

 

「うん、間違いない。この洞窟、地面の一部が鏡で出来ているわ」

 

地面を調べていくうちになんとか羞恥心も抜けきったらしい。いつもの顔へと戻ることが出来たアブソリュートはルーサーにそうつげる

 

「・・・鏡なんて珍しいな、この世界では鏡なんて貴重品だぞ」

 

ルーサーも同様にアブソリュートが地面を調べていくうちにもとに戻ることが出来たらしい

 

アブソリュートからつげられた言葉に驚きの表情をしながら、地面を見つめる

 

「えぇ、まさかこんなに・・・!!ルーサー、あれを見て!」

 

鏡の反射を辿りながら洞窟の周囲を見渡していたアブソリュートはある一点に注目し、ルーサーに叫ぶ

 

「・・・!抜け穴があるぞ!」

 

鏡が反射を繰り返しているおかげか、洞窟の一部分に抜け穴があることが発見することが出来た

 

その抜け穴の先にもどうやら鏡があるようで所々反射を繰り返しながら道を作っていた

 

「あの道を辿れば・・・もしかして・・・!」

 

「あぁ!やみくもに探すよりかはいい!あの道を辿るぞ!」

 

二人は鏡によって示された道に希望を託しながら、その道へと進んでいった

 

 

 

 

鏡によって示された道を抜けると、そこには巨大な湖が広がっていった

 

その湖は湖の底まで覗けるかと思えるほど透き通っており、またその湖からは神秘的な何かを感じさせる湖であった

 

「この山の下にこんな湖があったのか・・・!?」

 

「綺麗な湖・・・」

 

ルーサーは山の下にこんな湖があることに驚愕し、アブソリュートはただただ、この湖が綺麗なものだと思うしか出来なかった

 

そして全く別の・・・いや、ある意味ルーサーに近い反応をしたものがいる

 

 

 

 

「なんですか・・・!?なんですか!?この湖!!私、こんなのがあるなんて知りませんよ!?」

 

そう、アブソリュートとルーサーの様子を見ていた女神である。女神はルーサー達が抱き合った所を興奮しながら、見ていた後、その湖を見た瞬間一気に血が降りてしまった

 

「いや、しかし女神様・・・異世界ですし、知らないのは当然かと」

 

「違います!天使36号!」

 

女神と一緒に見ていた天使が彼女をいさしめようと声をかけるが、女神の一喝により、その言葉は途切れてしまう

 

「確かに普通ならそうです、しかし私は彼らに興味を持ち、一通りこの世界について調べのですよ!?けれどもあの湖はどこにも存在しなかったのです!まるでこのためだけ(・・・・)に用意したように!しかし、それはあり得ない!彼らは物語の中心(主人公)ではない!そのためだけに用意されるなんてないのに・・・!」

 

よほどあり得ない事態なのか、女神はもはや焦燥しきった顔で天使に詰め寄る

 

天使は女神の一喝、なによりも女神が詰め寄ったことに怯えながら、ふとルーサー達を見る

 

「め、女神様・・・!」

 

「なんですか!」

 

天使はもはや泣き顔になりながら女神にルーサー達の危機を伝える

 

「湖の底に・・・巨大な影が・・・!」

 

「えっ・・・?」

 

天使の言葉により、女神は慌ててルーサー達がいる画面を見る

 

「こ、これは・・・!?逃げなさい!!ルーサー!アブソリュート!」

 

女神は湖の底にある影を視認したのち、大声で叫ぶ。彼らにこの声が伝わらないことは分かっている、けれども女神はそう叫ばずにはいられなかった

 

 

女神がルーサー達に叫んだと同時に、ルーサー達がいた湖には異変がおきはじめていた

 

洞窟事態に揺れがおきはじめていたのである、そしてそれと同じように何かがぶつかるような音も聞こえ始めた

 

「なんだ!?オリ主達がまだ戦い続けているのか!?」

 

「わ、分からないわ!けど何故突然起きたの!?」

 

ルーサーとアブソリュートは突然起こり始めた揺れにバランスを崩れそうになりつつあるもなんとか保ちながら上を見上げている

 

そしてルーサー達が上を見上げたと同時に湖から大量の泡が現れ始める

 

「・・・なんだ・・・この音・・?湖からか!?」

 

ルーサーは泡にいち早く気付いたらしい。咄嗟に湖を見ると辺り一面に泡が広がっている

 

「な、何が起きているの!?もうなんだか分からないわよ!」

 

「俺だって分からん!だけどこの揺れと音の原因はきっとこの泡だ!」

 

パニック状態になりそうなアブソリュートをルーサーは原因であろう泡を指しながら、落ち着かせようとする

 

そうして、二人で泡を見つめた時・・・

 

『グギャァァァァァ!!』

 

そんな大きな叫びと共に泡が一気に消え去っていった

 

そして消え去った泡の代わりに現れたのは・・・

 

全身を黒い靄でつつみ、姿がまったく分からない・・・巨大な蛇だった

 

「なによ・・・コイツ」

 

アブソリュートが抱いた感想はそれしかなかった、全身が全く分からず、突然現れた謎の怪物・・・

 

もはや意味が分からない、それしか思えなかったのだ

 

「・・・ッ!」

 

ルーサーもアブソリュートと同じような感想を抱いていた。しかし一つ違うことはあった、それは

 

「構えろ!アブソリュート!」

 

「!え、えぇ!」

 

戦かわなければ目の前の怪物に呆気なくやられてしまうことに

 

アブソリュートもルーサーの言葉に気付き構えたと同時に

 

黒き大蛇は二人に襲い掛かった

 




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