東方平々凡々録   作:さんま(北海道産)

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成太について少し出ます

まぁ能力についてですがね


東方平々凡々録 11 「もうこれ.....終わりじゃないですか?」

その少女は言った

 

「あそぼ」

 

これほど殺意のある言い方は初めてだ

殺される事がなかっただけだと思うが

 

少女はレミリアの服を赤くしただけの色違いだ

だが決定的に違うのは

羽だ

枝の様な細い棒の様な物が背中から生えていると....思う

前から見ているので確認はできないが

その枝に生っている果物の様に

宝石の様な、綺麗な色取り取りの結晶がぶら下がっていた

結晶かもわからないが今は見た様子だとそれに近い

あれを羽と言うのも甚だ怪しい

 

「あそぼうよ、だれか」

 

彼女は言う

冷たい声で

静寂の中

 

「なぜ妹様がここに!?地下をだれか開けたの?」

 

咲夜さんが叫ぶ

絶叫に近い

妹様?

誰かの妹か?

いや、この場合誰かの妹なんて決まっている

 

「私、フランドール・スカーレット」

 

やはりスカーレット姓か

というとレミリアの妹か

 

「フランドールって言うのか、私は霧雨魔理沙だ!よろしく」

 

この状況で挨拶返すのかよ

いやこの状況だからこそ

刺激しないほうがいいのかもしれない

黙っていたらどんな事するかわかったものじゃない

 

「僕は複井 成太といいます」

 

なぜか思いっきりしたであろう子に大人の対応をした

だって怖いもん

 

「博麗霊夢」

 

ぶっきらぼうに答える霊夢

この状況だけは読んでくれたか

 

「ふーん、面白そうな人ばかり」

 

ニヤニヤしながら言う妹

ニヤニヤはニヤついているとかのレベルではない

ラスボスの嘲笑に似ている

 

「フラン!なにしているの!?早く地下に戻りなさい!」

 

「お姉様ばかりズルい!私も遊ぶ!」

 

「妹様!お戻りを」

 

「咲夜もそんな事言う!」

 

複雑な家庭環境なのであろう

こんな子に地下に行けって言うんだ

きっと特別な何かがあるはずさ

だから敢えて聞かないでおこうと心に決めた....のに

 

「おい、地下ってどうゆう事だ?」

 

切り込む魔理沙

まぁいいんだよ

人間わからない事は聞けばいい

恥ずかしい事ではない

だけどそれはまずいのではないか?

 

「あの方はフランドール•スカーレット様

レミリア様の妹でございます、あの方は狂気に囚われ

てしまいその自身の能力を乱用し止める事のできない

状態になりました。そこでお嬢様はひとまず地下に幽閉し

今まで直そうと躍起になっていました」

 

要注意人物ではないか

危険度MAXではないか

狂気怖

 

「何故地下から出られたの!?フラン!」

 

「知らない、勝手に開いていたもの」

 

誰だよそんな事したの!?

.....って待て、確かさっき貰った手紙って地下にあったと

言っていたな、魔理沙は

という事は.....

 

あいつか

 

あんにゃろー余計な事を!

 

「ねぇ、早く遊びましょうよ」

 

そう言うと霊夢の方に右手を向けた

 

「ぎゅっとして....」

 

嫌な予感がした

 

「逃げろ!霊夢!」

 

まずい!何かが起こる

さっきの音に関係がある!

 

「わかって...ぐ!」

 

避けようと飛ぶ姿勢になった霊夢

だが

ガクッと

膝をついた

連戦が体に応えたのだろう

 

まずいまずいまずいまずい

 

「どかーーん!」

 

刹那

霊夢の立っていた地面が抉れた

爆音と共に床にクレーターが出来た

立ち込める煙

 

「霊夢!」

 

叫ぶ魔理沙

 

「大丈夫よ、魔理沙」

 

少し離れたところになに食わぬ顔でいた霊夢

 

よかった間に合って

さてさて

この能力

強力過ぎる

 

「ありとあらゆる物を破壊する程度の能力」

 

「それがフランの能力よ」

 

淡々と

紡ぎだすように

レミリアは言った

 

狂気

破壊

 

揃っていやがる

話し合いも期待出来ない

取引も望めない

唯一解決出来るのが

 

戦い

 

さて...

 

「戦うしかないけど....戦えますか?」

 

戦えない奴が言う

失礼ですが...と付け加えておく

 

「きつそうね、みんな」

 

それぞれ力を使い果たしていた

絶望的だ

4人で突っ込めばいいのではと思い提案したが

 

「妹様には分身できるスペカがあります、使われれば

苦戦以上は間違いないでしょう....。」

 

最後の希望も絶たれた

こうなればもう....

 

「降参しかないですね」

 

言った側から気づいたが

彼女が要求したのは あそび

言わば命や金などではなく

純粋に戦う相手が欲しいのだ

降参しても彼女にはメリットがない

故に選択肢は

 

戦う

 

Onlyだ

 

「もうこれ....終わりじゃないですか?」

 

消える様な小さな声で言った

実際かなりまずい

他の案がないか考えようとした時

 

「あるわ、必勝の策が」

 

久しく強気な霊夢

迫力がある

 

「必勝の策?なんだよそれは?」

 

思わず聞き返す魔理沙

そうだろう

必勝までと言い切ったのだから

 

「必勝....というか可能性が一番高い案ね」

 

この状況でも涼しげに言い放つ霊夢

おい、さっき危なかったろ

なんて心の中でツッこんだ

 

「博麗の巫女!それを早く教えなさい」

 

「わかったわよ....それはね」

 

少しの間が空く

そして静かに

言った

 

「成太が戦う」

 

ほわい?

 

 

 

 

「それはない」

 

ぴしゃりと言うレミリア

 

「この男には霊力も魔力も妖力も感じられない」

 

「普通の一般人よ、五秒で殺されるのがオチね」

 

呆れた様に言った

俺でも五秒は持つのか

 

「そうね、このままではね」

 

「このまま?」

 

「そう、こいつの能力をつかえばいいの」

 

能力だと!?

なに言ってるのだ

そんな物あるはずはない

俺は一般人

言わばノーマルピーポーだ

そんな俺に能力などと

 

「そろそろ隠すのもいい加減にしたら?」

 

こいつ面倒だな、みたいな顔で言う

おいおい

そっちこそいい加減にしろよ

能力なんてもんはこっちでは一度も

 

「宴会」

 

「?、宴会がどうした?」

 

「後半記憶ないでしょ?」

 

「あぁ、そうだが....」

 

「実は使っていたり....!」

 

「なんだと!?」

 

いやいや待て待て

それはそれはまずい

面倒である

 

「その慌てぶり...本当なのか?成太?」

 

魔理沙は怪訝そうな顔でこちらを覗き込む様に見る

 

「いやそれはない、あでも宴会ではそんなテンション

だったしいやでも待て待て」

 

あかん

落ち着け

素数だ、こんな時こそ素数だ

..........

 

素数ってなんだっけ!?

 

「あんたの能力の芸面白かったわ」

 

「この次の宴会、異変解決祝いの場でやって欲しいものだわ」

 

霊夢はクスクスっと笑う

いや確かにそうゆう系ですがね

 

「なんの能力なんだ?」

 

魔理沙は興味津々だ....

 

「私も気になるわ、早く言いなさい」

 

レミリア殿までも....

 

「フラン様を止められる能力なら....」

 

そんな期待しないでよ.....

 

さてさて

これは仕方ないかな

 

「あ、あとさっきは助けてくれてありがと」

 

そんな適当に言われても

 

「助けた?成太が?」

 

「ええ、さっきの爆発から」

 

「そうなのか...あれは成太がやったのか....」

 

「瞬間移動したみたいな感じだったが....」

 

「まさか瞬間移動?それが能力?」

 

魔理沙の答えは残念ながら

 

「NOだ、答えは....」

 

「時を止める能力だ」

 

どよめく一同

 

「私と同じ......!?」

 

一番大きなリアクションありがとう

でも厳密には違うのだよ

 

「今は...でしょ?」

 

「そうだな...」

 

「どうゆうことなんだぜ?」

 

こんがらがってきただろうが今は妹の相手だ

 

「妹さん、というわけで僕が相手をしましょう」

 

「成太が?いいの?すぐに壊れるよ?」

 

壊れる.....ね

死を意味するのだろう

 

「大丈夫です」

 

何せ僕には

 

「友情パワーがありますから!」




次回 最終決戦
我らの成太!イケイケ成太!

調子に乗ってすいません
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