書いていて
成太は関西人かよ?っと思ってしまった
宴会を見て思う
人は群れる生き物だ
人は一人では生きていけない
これは本当だと思う
ぼっち嫌だもの
みんなでワイワイしたいもの
でも中には一人の方がいいって言う人もいる
すごいものだ、寂しくないのだろうか?
そんなとき一人の女性に会った
アリス•マーガトロイド
魔法使いだ
金髪で軽いワンピースの様な服を着ている
馴れ合いが嫌いなわけではなく
まして一人が好きでもなく
ただ一人であった
しばらく彼女を見つめる
何かをいじっている様だが.....?
それほど大きくない
手のひらに収まるか収まらないか程の大きさ
ふむ....見る限り多分あれは
人型の玩具
人形だ
あの歳の人がいじるには少々羞恥心が沸くと
思うが....そんな気は一切ないらしい
淡々といじる姿を観察する
しかしこんな風に凝視しているものだから
「えっと、何か用?」
アリスは遠慮深かそうに聞いてきた
一人の男が女性である人を凝視する
世が世なら下手をすれば不審者扱いだ
「いや、何しているのかな?て気になって」
「人形の身体検査」
人形の身体検査?
何だろう?人形の何を測るのだろうか?
アリスはそのまま何事もなかった様に
人形を隅から隅まで見回す
人形はドレスの様な物を着ている
正直ドレスとかその類は詳しくないので
頭にリボンで金髪
「終わったよ、上海」
「シャンハーイ」
突如人形は動き出した
アリスの手のひらから離れると宙に浮き
自立したのだった
そしてアリスの周りをグルグル回り始めた
「すごいな」
「一応魔法使いだからね」
現代の女の子が喜ぶ魔法だな
女の子の事は完全に把握したわけではないが
人形が自立する
これは憧れた事でもあり夢ではあるのではないか?
上海と呼ばれる人形が無事動き出したので
安堵の様子を浮かべてその場に座った
彼女は近くにあるグラスを手に取り
飲み干した
「なんでこんな隅にいるんですか?
あっちに混じればいいじゃないですか?」
「別に一人が好きってわけではないけど
大勢ではしゃぐのが疲れるのよ」
「疲れたらいいじゃないですか?
楽しいですし」
「私はインドア派なの」
インドア派
主に家の中を中心に遊ぶ人達 または人
外に出るよりも家でゆっくり過ごしたり
ゲームをしたりTVなどを見たり寝たりと
インドアもインドアで楽しい
「成る程、インドア派ですか」
「そういう事」
インドアならインドアで固まればいい
それに本当に嫌ならこの宴会にこないと思う
宴会は強制ではないはず、多分任意
「あっちに魔理沙とかいるし呼んでこようか?」
「魔理沙!?....えっとその....よろしく」
瞬間顔を赤くした様な気がしたが
今はおどおどしている
何か魔理沙とあったのだろうか?
兎も角頼まれたのだ
呼んでくる
「なんだアリス?私に用か?」
呼んできました
因みに反田は霊夢に捕まった
べろんべろんの霊夢の絡みがかなり面倒だった
払っても払ってもくるので反田を差し出した
そして逃げてきた
知りもしない奴を差し出されたのに霊夢は
そのまま連れて行った
「成太...これが放置プレイという奴か?」
笑顔で言った反田
ちょっと違うな、いやだいぶ違う
きょどるアリスと困惑する魔理沙
先に口を開いたのはアリスだった
「あ....その....二人で一緒に....その」
「二人で何するんだ?」
「えっと...お...お話を....」
「べつにいいけど?」
さてと...どうやらお邪魔の様だ
成太はクールに去るぜ
「例の外来人、ありがとう」
アリスは言った
例の外来人か
一応名前があるんだけどな.....
「僕には複井 成太って名前があります」
「私はアリス
アリス•マーガトロイド」
知っている
だって魔理沙の話によく出ていたからだ
その名前は耳にタコが出来るほど聞いた
さて宴会の輪の中に戻るか
しかし本当に女性しかいない.....
二度目の宴会で確信できた
歓迎会の時は違和感で終わっていたが今は疑問だ
これだけいていないのもおかしいものだ
人里にはちょくちょくいたのだからいると思うのだがな
もう少し探してみるかな
「お?あなたは複井さんではないですか?」
呼び止められた
何か急いでいる様な口調というかせっかちというか
そんなに急がなくても....と言ってあげたい
兎も角振り返る
白のシャツに黒のミニスカで髪はショート
そして黒い羽
カラスの様な羽が生えている....のか?
背中を確認したら一番いいのだが
頭には梵天だったっけ?みたいなのがのっていた
山伏がのせていそうな感じだ
「えっと.....誰ですか?」
「おっと自己紹介をしないといけませんね、
私は射命丸 文(しゃめいまる あや)これでも新聞記者です」
「あ....あの文々。新聞の方ですか?」
「お?読んでくれたのですか?」
「はい、僕の記事を読みましたよ…ところで
異変の記事ってどう調べて書いたんですか?」
「はい!それはですね、後ろから少しずつ
付いて行っていました!」
どうしてこう隠れて付いてくる人が多いのか....て
あれ?でもそれならどうして外から撮ったのだろう
あの天使の写真は外からだったから疑問に思った
「あの小さなコラムみたいな記事の写真って外から撮ってませんでした?」
「へぇー、そんなとこまで読んで頂けたんですか」
えへへっと
照れ臭そうに笑う
こう見ると天狗であるということを忘れる
なんだ、幻想郷の妖怪って普通だな…
「さすがに勝負事になれば外からとりますよ、邪魔になりますし
生憎あそこは窓が多かった為よく撮れました」
「清く正しい射命丸!ですから」
そう言うと新聞記者は笑った
命を懸けているのであろう
自分がこんなにも熱中できたことがあったろうか?
真っ直ぐ自分のやりたいことに向き合っている
だからこそこんなにも輝いているのだな
羨ましい
「ところで少しお話いいですか?」
「まぁ少しなら」
「能力の件ですね」
「俺の能力は状態や性質を複製する能力っと言いまして
他人の能力や口癖などを真似ることが出来る能力です」
「成る程!だから霊夢さんの夢想封印を撃てたんですね!
便利そうですね、その能力」
「でも人がいなければ自分なんて何の役にも立たないですよ?
実際今も能力を複製していないのでほぼ一般人です」
「そんなことないですよ、素敵な能力だと思いますよ」
「あ...ありがとうございます」
能力で色々あったからな
こうこの能力を褒められるのは照れ臭くなってくる
そして受け入れられている安心感
そんな気分に浸っていると
「次の質問ですけど」
「え?まだあります?」
「それはそうですよ!幻想郷の人にしっかり知ってもらうのが
私の仕事です」
あなたの記事関係は売れ行きがいいんですよっと聞こえた
小声でボソっと呟いたのだろうが聞こえてしまった
俺は金の成る木に見られているのだろうか
記者魂というのかはたまた....
「個人としても貴方のことを知りたいですね」
そう不意に言ってきた
そうですか....興味を持ってもらえているのか
なら答えなければならないな
「僕に答えられることなら答えますよ」
「本当ですか!?なら行きますよ?えっと好きな食べ物…」
あの後矢継ぎ早に質問が飛んできた
質問のマシンガン
なぜこうも思いつくのか?
リロード早すぎじゃないですか?
言葉が一方通行だった
もともと早口の彼女か早口になる
もうついていけなかった
「天狗ですから早いですよ」
人間の限界を垣間見れた
天狗さんから解放されぶらぶら
歓迎会の時に調子に乗りすぎてお酒に飲まれてしまったので
今は控えている、ほろ酔い程度に
「なりぃたぁー!こっちに来なさい!」
この声
この酔い方、間違いない
「よ、よう霊夢」
「ようじゃあないわよ」
べろんべろんじゃないか
顔は真っ赤
呂律も回っていない
完全に酒に飲まれている
「あんたからー、借りたあの男酒にぃ弱すぎなのよお!」
よく今まで耐えた天使よ
あの酒豪霊夢に付き合ってよく耐えた
褒めてあげたい
「で、あれをやりなさぁい、」
「あれ?」
「かんげーかいのやつぅ」
その時のは記憶がない
歓迎会は本当に何していたのか自分でもわからない
だからできないのだ、したくても
いや、したくはないが
「すまん、歓迎会の時の記憶ないし無理」
「モノマネよ!やりなぁさい!」
あぁ、そうゆうことね
それなら能力にも気づくだろう
はい、やらせていただきます
神社の方へと霊夢にひきづられていった
「ドーモ!噂の新外来人の複井 成太デース
ポジションはセカンドで巧打と堅実な守備が得意デース
ヨロシク、オネガイシマース!」
シーン
思いっきり滑った
あれ?プロ野球の新外国人と新外来人を掛けたのだが
わからなかったか?
そもそも野球が幻想郷にあるかも甚だ怪しいよな....
ともかくつかみでこれだけ滑ればネタのモチベが下がるな
いや!へこたれない!
やれるだけやって燃え尽きるのだ!真っ白にな
霊夢に連れられたのは神社の前
賽銭箱が置かれている言わば宴会の真ん中だ
そこで例の芸をやれとのこと
連れられて行く道中
無事死亡した(酒によりノックアウト)天使が倒れていた
お前の犠牲は忘れない
「えー、開幕滑りましたが、頑張ります....僕はですね
人のモノマネが上手いんですよ?どんな人の口調や喋り方でも
真似できますよ、えっとどなたかリクエスト等ありますか?」
「デレデレな成太がいいよ....」
「聞こえなーい!どなたかいませんか?」
天使が苦しそうに声を上げたが無視無視
あの野郎復活しやがった
なんてやろうだ
再び天使に目をやる
地面に倒れていた
あの野郎ヤムチャしやがって
「なら咲夜よ」
レミリアが手を挙げ発言する
「それやりましたよ」
「能力じゃなくて声とか口調の方よ」
「それもちょっとやってるんだけどね」
まぁいいか
リクエストにお答えして咲夜さんの所に行く
黙って右手を差し出す
黙って握り返してくれる
よし、いいだろう
手を離すと輪の中心に戻る
えーコホン、あーあー、
整える
そろそろいいだろう
っとその前に
「本人に少し話してもらいましょうか、比較のため」
「え?何話せばいいのですか?」
「まぁ適当に」
「....お嬢様、お食事の時間です」
ではいきますか
「お嬢様、お食事の時間です」
辺りが静まり返る
反応が無い
怖い
「へー、すごいじゃん!なら次はこれでどう?
あたいったら最強ね!」
そこにいたのは紅魔館に行くまでの道中に霊夢と戦った
氷の妖精 チルノだったっけ?
彼女は立ち上がり俺に挑発じみて言ってきやがった
上等だよ、やってやろうじゃないか
チルノの近くに行き手を握る
そして
「あたいったら最強ね!」
我ながら恥ずかしいフレーズだ
そうすると
「じゃあこれで!「いやこいつをやってくれ「いいぞー」
いきなり嵐のようにリクエストがきた
へへ、もういいや
まとめてやってやるよ!
無駄な一日。それは笑いのない日である。
喜劇王チャップリンの名言です
笑いは偉大だとつくづく思わせる言葉ですね