戦闘描写がやはり難しい
虚無感
思い出せば悲しくなる
あいつに一言も言わずにこちらに来た事
悲愴感
そして置いてきてしまった事
それによってわきでる罪悪感
すまない
言ってももう遅い
空がこんなにも青いのに
俺の気持ちは全く晴れなかった
「今日は何するの?成太」
「そうだな......」
思いつかない
幻想郷をぶらぶらしてもいいが
迷子になりそう
多分帰ってこれないでしょう
「何もしないでおこうかな」
「それもいいね、僕とお話をしよう」
「おらすっげー外いきてーぞ」
急に湧き出た意欲
なぜだろうすっごく外にいきたい
目的地が決まってないからぶらぶらしよう
帰ってこれる範囲で
「天使、二人で幻想郷を適当に回らないか?」
「え?喜んでついていくよ、二人きりか....ふふ」
こうなるのはわかっていたが
近くの携帯なんかを鞄に乱雑に放り込み
そのまま肩にかけ部屋の扉を開けた
「本当に大きな湖だな」
紅魔館の前の湖に来ている
霊夢が氷の妖精と弾幕ごっこした場所だ
しかし大きいな
水も透き通っている
水面を覗き込むと魚などが泳いでいた
「湖といえばアヒルのボートだよね」
天使は湖を見てつぶやく
アヒルのボートか
確かに広い湖とか川らしき場所でよく見るな
カップルとかがよく乗っているイメージがある
ここにはそれらしきものが一つもないが
しかし綺麗な場所だ
自然がいっぱいだからおかけで様で憧れの田舎暮らしができた
空気が美味しいです
「あー!お前は宴会の!」
突如大きな叫び声が響く
この声は覚えがある
「チルノか」
「そうだあたいだ」
氷の妖精 チルノ
色々何かが抜けている奴
天然なのだろう、きっと
「この湖に何か用?」
チルノは少し低い声で尋ねる
警戒しているのがよく分かる
おいおい、何もしないしする気もないぞ?
「綺麗な湖だと思ってな、ただそれだけ」
「へー、そうか....なら私と弾幕ごっこだ!」
おい、なぜそうなる
よくわからん、どう今の話の筋でそうなった
しかし本人はやる気マンマンである
これは止められそうにない
しかし今の俺はコピーしていないので弾幕を打てないし
飛べないし、スペカもない
何もできないのだ
「すまん、俺は弾幕ごっこできない」
「きゅーけつきを倒したのに?」
「あれはまぁなんというか」
そうなんだよな
矛盾するんだよな
能力を知らない人がこの話を聞けばやっぱりそうなるか
「俺は状態や性質を複製する能力なんだ....だから
他人の力を複製しないと何もできないんだ」
「なっさけないなぁー」
うぅ......
それを言われたらお終いだ
そうですよ俺なんて結局人の力に頼るだけの情けない奴ですよ
そういじけた
そんなこんなで心がにダークになっていた時
「調子に乗るなよ妖精!成太の能力は素晴らしいんだ!
あの能力は目立ちもせず地味でもない!成太の為にある能力
なんだよ!.....わかった、僕がその弾幕ごっこの相手をしよう」
「誰?まぁいいけど」
「僕は反田 天使、普通の高校生だよ」
そう言うと天使は微笑んだ
しかし目は怒っていた
「パーフェクトフリーズ!」
チルノのスペカだ
宣言すると大量の弾幕が放たれる
大きさはそれほどで早さもそこそこだ
「見える....僕にも弾幕が見える!」
天使はそう一言言った
どこの彗星さんだよ全く
チルノの弾幕を難なく躱し徐々に接近していく
湖の上で繰り広げられている弾幕ごっこ
開幕早々スペカを宣言したチルノ
多分速攻で決めたかったのだろう
チルノのパーフェクトフリーズは見事に当たらない
普通に弾幕をばら撒いているだけじゃないかと思っていた
刹那
突然弾幕が止まった
まるで電池が切れたおもちゃの様に動かなくなった
「くらえ!最強の弾幕!」
そのままチルノは弾幕をばら撒いてくる
なるほど、止まっている弾幕はばら撒かれた弾幕を
避けるのに邪魔だ
パーフェクトフリーズ
確かに固まっているな
「なんとぉー!」
天使はなんとか紙一重で躱す
てかさっきから宇宙世紀多すぎです
センチュリー自重しろ
ピチューン
どうやらダメだった模様
弾幕をなんとか躱したが止まっていた弾幕に接触した様だ
「これがパーフェクトフリーズ!あたいったら最強ね!」
これは思うのだが、自称最強は最強ではない
最強は後半から出てくるか黙っていた奴とか
そんな人たちが多かった様な気がする
あ、これアニメの話です
「最強か.....なら僕とどっちが真の最強か競おう」
「何言ってる!あたいが最強なのは決まっているの」
自称最強対最強だろう最強
かなり見ものだ
天使が一気に加速しチルノに接近する
その早さ、加速力
チルノの想像を超えたのだろう
チルノは何もせず、天使の接近を許した
1メートルもないほどに接近
そこでお互い向かい合う
チルノは咄嗟に弾幕を放つ
それはかなり早い弾幕で躱すのは
人間の天使に至難の技だった
それは吸い込まれる様に天使に向かっていき
ピチューン
どうやら被弾した様だ
チルノが
「え?何?どうなってるの」
自分が放った弾幕に被弾した
現状を理解できないチルノは困惑を隠せない
間違いなくあの人間に放った弾幕
しかしそれは人間には当たらず自分に当たった
一体どうゆうことなのか?
考えがまとまらないチルノに天使が挑発するがごとく
「どうした?最強ならこれくらいで参るわけないよね」
「あったりまえよ!これでお互い一回被弾で振り出しにもどっただけなんだから!」
しかし頭では整理がつかない
何かの能力
こいつの能力なのだろうか?
これしか思いつかない
人間が妖術の類を身につけているわけはないから
能力....これしかない
「僕の能力によって君は負ける、これは運命だよ」
人間は見下す様にゆっくりと一文字一文字ハッキリと言った
ギザったらしく言ってきやがったあの人間!
きぃー!腹立つ!
一回被弾させたくらいで調子に乗って!
あたいは負けないんだから!
その後も同じだった
まったく同じ事を繰り返した
兎に角弾幕を放ちゴリ押しで攻めていたチルノは
またもや何故か自分のその弾幕に被弾した
ピチューン
綺麗な被弾音
二回目だ
しかし二回目の被弾の時チルノは閃いた
「あれ?こんなとこにいたっけ?」
湖の上なのであたりに目印となるものはないが
少しの違和感があった
小さな違和感であった
それが大きなヒントになるとはチルノには思いつかなかった
「迂闊に近寄るのは危険ね」
「最初に思わなかったのかい?」
まぁ色々抜けている子なんだし
それに見た目子供だし
「でももう終わりだよ、このスペカでね」
そう言って天使はスペカを取り出す
「予符 ヨハネの黙示録」
聞いた事のないスペカ
あいついつの間にスペカなんて作ってやがったのか
宣言すると極太のレーザーの様な物が何本も
チルノを目掛けて放たれた
「な!?」
想像を超える大きさと早さ
迫り来るレーザーを避けようと横に逸れる
それは正しい選択だ
しかし....
「残念だったね」
そこには大量の弾幕が張り巡られていた
弾幕が繋がり一つの鞭のような弾幕
これを天使は振るった
予符
別に予知とかじゃないだろこれ
ただ待ち伏せしていただけだ
ヨハネの黙示録
キリストの新約聖書の最後に配置された聖典
新約聖書の中で唯一預言書の様な書き方が特徴の書物
天使だからか
厨二染みたネーミングだな
ピチューン
最後の被弾音が鳴り響いた
「負けた....あたいが....」
かなりショックなのか声を絞り出すのが精一杯の様だ
初めて負けたみたいな雰囲気だが一度霊夢に負けてるぞ
「これで僕が最強になったね」
「あたいだよ、1番は」
どうも譲る気はないらしい
なんて2人のやり取りを見ていると
「チルノちゃん!大丈夫?」
そう言いながらチルノの元に飛び込んできた一人の少女
緑の髪 チルノと同じタイプの軽いワンピースの様な服
少女はチルノの顔を心配そうに覗き込んだ
「大ちゃん....ごめん負けちゃった」
「いいよチルノちゃん、無事でよかった」
そう言って立ち上がりこちらに向き合うチルノ
その顔は自信に満ち溢れている顔だ
さっき負けて拗ねていたのに立ち直りが早いものだ
「次は負けないよ!ギザ天使!」
「ギザは余計だよ」
それはそれで新しいキャラでいいじゃないか
「僕らもあんな感じだったよね」
天使が不意に呟く
そうだったな.....いや違う
あんなのじゃない
でも今は....
「まぁ、そうだったな」
益坂...ビリケンが懐かしい
元気でやってるだろうか?
「成太、もう帰ろうよ...こんな時間」
空の日は沈みかけている
こんなに時間が経ったのか
なら帰るか
オリジナルスペカ登場
というわけで軽く説明させて頂きます
予符 ヨハネの黙示録
新約聖書というキリスト教の聖書に出てくる
書物のヨハネの黙示録がモデルです
解釈やその他の件で聖典の中で
一番揉めましたが今は聖典と扱われています
内容は七つの教会への手紙といった内容でかなり独自設定があります
そんな書物です
スペカとしては魔理沙のマスパを放出して
躱した敵を紐状の鞭のような弾幕で
撃ち落とすというシンプルなものです
.....あまりヨハネ関係ないですね