東方平々凡々録   作:さんま(北海道産)

4 / 32
今回は固い
固すぎる話

親子の会話です

ではどーぞ


東方平々凡々録 4 「元気でな......」

目の前の女性

いや八雲さん

この人は何者なのだ?

てかなぜ幻想郷から来たのか?

 

俺は何か幻想郷で悪いことをしたのだろうか

........そうか!

 

見られたからには無事では返さないってやつか!

ヤバイ

殺される

忘れます他言しないですから

 

「絶対!人にはしゃべりません!

なので命だけは!」

「え?.....。」

 

あれ?違うのか

八雲さんはかなり困惑した様子だ

あなんだよかった

死なずに済んだ

 

「何を思ったのかわからないけど....」

 

八雲さんはこちらを見据えて言った

 

「今日はお話があって来たの」

 

と言うと近くにある俺の勉強机の椅子を

ベッドに腰掛けた俺の前まで持ってきて座った

 

「どうして幻想郷から帰ったの?」

 

ま、そうゆう事だと思った

大体は予測できてたし

返す言葉も決まってた

 

「家には家族もいるし、学校だってある。

仕方ないさ」

 

実際いい所であった

しかし現実を考えると

独断で決めていい事ではない

そう判断した

 

「そう........。」

 

八雲さんはそして窓の外に顔を向けた

俺もつられてる

綺麗な月だ

三日月だがいい輝きである

 

「こちらに戻ってくる意思はない?」

「ないですよ、てかなぜそこまでして戻そうと?」

 

そうだ、たまたま迷い込んだだけである

なのに戻らないかという

なぜ俺を必要とする?

 

「そろそろ迎えに行かないと、と思って」

「迎え?」

「そう、迎えよ」

 

どうゆう事だ?

なんか招待されてるのか?

パーティーか?パーティーなのか?

 

「どんなことするんですか?」

「落ち着きなさい」

 

俺は冷静の塊さ

兎に角話を聞こう

 

「俺の迎えってことですよね?」

「まぁそうなるわね」

 

八雲さんは俺の椅子で一回転する

デスク用の椅子なので結構滑らかに回る

以外と子供っぽいな、と感じた

 

「そろそろ自分の事を知らないといけないんじゃないの」

 

とても意味がありげだ

すごい気になる発言である

 

「どうやってですか?」

「両親よ」

「両親ですか?」

 

これはあれだ、うん

実は血が繋がっていないとかだな

では俺は一体誰の子なのか......。

は、まさかこの人なのか!?

それなら迎えに来てるのも納得である

 

「そうですかわかりましたお母さん」

「本当に一回落ち着きなさい」

 

ありゃ、違ったか

恥ずかしい

先生を母さんと呼んでしまったのも同然だ

あぁ、恥ずかしい!

 

「両親に聞いてこないの?」

「あ、聞いてきます。」

 

というわけで一階へ降りていった

ちなみに八雲さんは一緒に来ないらしい

 

 

 

「父さん」

「なんだ?」

 

父さんはテレビを見ていた

阪神対巨人の因縁対決である

父さんは巨人ファンなので試合の行く末を

しっかり見届けていた

この時間までやっているということは多分延長戦だな

 

「何か用か?」

 

聞き返してくる

ふむ、なんと聞こうか

俺は一体誰なんだ?とか頭おかしいし

ではどうするか?

八雲さんの言葉をそのまま拝借するか

 

「父さん、本当の事を教えてください」

「なんの事だ、さっぱりわからない」

「幻想郷のことです。」

「!?」

 

明らかに顔つきが変わった

何か知っている

幻想郷について、俺についての事を

 

「幻想郷か......懐かしいな」

 

ポツリと呟いた一言を聞き逃さなかった

確信した

父さんは幻想郷を知っている

そして行ったことがある

 

「お前も行ったのか?」

 

父さんが低い声で尋ねてきた

低いといっても威圧的でもなく

脱力した、優しい声だった

 

「今日......いや、1日あちらに迷い込んだ」

「そうか......」

 

何か思い出に更けているのか

顔を上にあげボーッとしているようだった

 

「いい所だろ?」

「そうだったよ、ここで生活したいと思った」

「ああ、実際生活していたさ、いい所だった」

「え?」

 

生活していた?

という事は.....

 

「さて話すか、」

 

父さんはテレビを消し俺の方に向き直った

 

「まず俺は幻想郷の元住民だ

元住民といっても俺も迷い込んだだけでな

そして一瞬で魅了されたさ

温かい人に、自然に、非日常にな。

そして移住したさ

母さんは生粋の幻想郷生まれさ

幻想郷で出会って幻想郷で結婚した

でも10年もすればお袋が気になってな

帰らせてもらったんだ、母さんを連れて

お袋は思った通り元気そうでなかった

そこで提案したんだ、幻想郷側と

お袋を看取ってから戻ると

そうか、もう迎えが来たか」

 

そう、最近おばあちゃんが亡くなった

先月あたりだ

どんどん元気がなくなっていくのは感じていた

優しくしてもらったから悲しかった

 

.....そうか、これが真実か

てことは俺は幻想郷側なのか

 

なるほどね

いまどうすればいいのか聞こう

 

「迎えきたけど帰るの?」

「いや、今更だろう」

「それじゃあ約束破りじゃないの?」

「そうだな。」

 

そういえばあれも幻想郷絡みか?

 

「高校中退したよね?それって......?」

「ああ、そうだ 幻想郷だ」

 

父さんは今の俺と同じ位だったのか

幻想郷に迷い込んだのも

そして10年か......

 

「お前、あっちで暮らす気はないか?」

「え?」

 

急である

整理がつかない

 

「住みたいと思っていたのだろう?

お前はあちら側にもこちら側にもいられる存在だ

選ぶといい。」

 

急だなおい

確かにあちら側はいい所だ

でもあちら側にいけばこちらとの

縁を切ることになる

でも

でもそれ以上に

魅了的だった

そうだ

 

「.......そうだね、やっぱ行きたいや」

「そうか、やっぱりか。」

 

小さく笑う父さん

こう答えるのを予測していたのだろう

はは、やはり親子だな

 

「迎えの人を待たせるな、早く返事してこい」

「わかったよ」

階段を駆け上がった

 

 

「お待たせしました」

「あらおかえり」

 

八雲さんは漫画を読んでいた

ベッドで横になって

結構ズケズケくるなこの人

 

「で、どうするの?」

「行きます」

「あらそう、歓迎するわ」

「ありがとうございます」

 

ここで八雲さんは立ち上がり堂々とした様子で

 

「改めて、ようこそ幻想郷へ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いい朝日だ

今俺は八雲家にいる

 

あの後だか

母さんも受け入れてくれたようだ

父さんの説得もあり

 

「元気でな」

 

父さんは言った

ぶっきらぼうに

 

「また様子見に行くわ」

母さんは言った

心配そうに

 

そして今だ

ここで始まる新たな生活

よっしゃー!やるぞー、俺は!

複井 成太の幻想郷での物語が、始まる.....




ここからが、本番みたいなものです
頑張っていきます
てことで幻想郷の日常とかになります

いつ異変起こるのだろう
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。