東方平々凡々録   作:さんま(北海道産)

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紅魔館戦闘前まで
PA....ではなく完全で瀟洒なメイドさん登場



東方平々凡々録 7 「秋葉系お姉さん、萌え」

真っ赤な館

人を寄せ付けない異彩を放つその館

 

その前に三人の人

一人は巫女服

お祓い棒という常識的には神聖な物

彼女にしてみれば武器

それを右手に持ち嫌という程落ち着いている彼女

博麗 霊夢

 

もう一人は魔法使い

箒という常識的には清掃道具

彼女にしてみれば移動手段

それを左手に持ちこの先で起こる

未知の出来事に想いを馳せている彼女

霧雨 魔理沙

 

もう一人は人間

常識という常識的には普通の知識

幻想郷にしてみれば非常識

それを頭に持ち館に慄く彼

複井 成太

 

三人はこの館から出ているであろう赤い霧

健康的に悪そうな霧

これを払いにきた

 

これは後に「紅霧異変」と呼ばれる異変を巡る戦い

 

 

 

 

「さてと」

 

霊夢はこちらにいる二人に呼びかける

魔理沙も気合十分のようだ

 

「あれは何?」

 

「なんなんだぜ?あれ」

 

「いいのかよあれで」

 

俺らは戸惑っていた

大体この手の悪人は門、まぁ

入り口になんらかの番人を置く

 

その番人らしき人

生まれも育ちも中国っぽい人が

チャイナドレスで赤髪のロングヘアーの方が

寝ている

おい

 

「あれは番人でいいの?」

 

「え?でも寝てる」

 

謎が謎を呼ぶ

黙って横を通っていいのか?

でも番人なら敵だし起こしたくないなぁ

 

「横を静かに通りましょう」

 

霊夢の提案

 

「「異議なし」」

 

無論賛同

門までの道をゆっくり歩く

慌てず騒がず

 

門の前まで来た所

いわば番人(仮)の真横ほどである

真横といってもこの門までの道は横幅が結構広い

故に横を見ると5mほどの先に番人(仮)がいる

 

門は安定の魔王状態

そう、開け放たれていた

罠じゃないのか?と疑うくらい全開に

 

「罠じゃないのか?」

 

「大丈夫だぜ!罠くらいどうという事はないな!」

 

油断は禁物

それを肝に銘じておいた

.....前線で闘わないが

 

さて館に入館である

大きな戸を開ける

DI◯の館のようだ

 

中も真っ赤であった

一面赤、赤、紅、紅、紅

All紅である

 

ふむ、かなりの紅好きなのだな

 

「長い事見ていると目がチカチカしてくるぜ、まったく」

 

健康状よろしくないのかもしれない

早急に払わなければ

 

「霊夢!どう行けばいいんだ?」

 

霊夢の勘に頼る魔理沙

この勘は本当にすごいな

まだ一度しか見ていないが

これがあたれば本当に信じよう

 

「あっち」

 

真正面の道を指差す霊夢

あっちって、aboutだな

 

「じゃあ私はこちらに行こう」

 

右の廊下を指差した

 

「おい」

 

なぜそうなる

思わず突っ込んだよ

右と言われれば左手と言うタイプか

言われた事はやりたくないタイプだな

 

「そう、好きにして」

 

ドライ霊夢である

 

「一致団結するべきじゃないのか?」

 

正直な俺の意見

仲間がいれば効率よく進むのに

それでいいのかお二人

 

「あっちは面白そうだから」

 

「早く終わらせたい」

 

いいらしい

いや実際良くない

でも素人は口を挟まないでおこう

 

「で?成太はどっちについていくんだ?」

 

突然の魔理沙からの質問

 

「え?」

 

そうか、二手に分かれるのか

まさかみんな単独行動というのはないな

さて、如何するべきか?

悩む俺

.......

..............

......................

よし

 

「ジャンケンして負けた方についていきます」

 

迷った時のジャンケン頼みだよ

 

 

 

「なんで負けたんだろう、私」

 

盛大な溜息

そんなに残念がらなくても

 

ジャンケンの結果は魔理沙パー、霊夢グーで魔理沙の勝ち

魔理沙は何を思っていたのか複雑な表情だった

それに比べて霊夢は顔に面倒臭いとかいてあった

そだね、元は俺がわるいからね ごめん

その後は霊夢の勘の通り正面の廊下に向かった

 

「足は引っ張らないでよ」

 

「あ、うん」

 

歩いて行く不法侵入者二人

真っ赤な廊下を時々曲がったり階段登ったりと

てかなかなか着かないな

思った以上に大きかった

 

そんな時に起こった

 

 

曲がり角を曲がった

廊下の普通の曲がり角を

曲がったはずだったのに

 

「ふぁ?」

 

曲がっていなかった

 

「曲がった、よな?」

 

前を進んでいた霊夢に近づき問う

 

「そうね.....」

 

霊夢も違和感を感じ取った様だ

しばらく固まっていたが意を決した様子の霊夢は

落ち着いた足取りでもう一度曲がり角を曲がった

 

はずだった

 

「!?」

 

確定だ

異常だ

曲がり角を曲がり見えなくなったと思った刹那

霊夢は目の前にいた

固まった後ろ姿がいま目の前にある

 

どうなってるのだ?

霊夢もかなり動揺していたがすぐ落ち着いて

大声で言った

 

「誰かいるの?出てきなさいよ!」

 

今は誰もいない

人影や気配すらない

人がいるとは思えなかった

 

だが誰かの仕業であろう

幻想郷は常識に囚われてはいけない

常に非・常識的に疑えと

紫さんの言葉を思い出す

 

そこでもう一度周辺を見渡す

呼吸する音以外聞こえない

静寂

 

 

「!?」

 

突如振り向く霊夢

それは反射的であった

危険な物を察したかの様な

険しい表情だった

 

つられて後ろを振り向く

そこには一人の少女

いや、あえて女性としておこう

外見年齢は霊夢などとそれほど離れていない様に感じる

しかし、妙な落ち着き

大人びた態度

そこからは霊夢とはまた違う自信があふれていた

 

「当館ではアポを取って頂かないと入館できません

今日は注意ということでこれにて早急にお帰り下さい」

 

話し方、振る舞い

その点も素人から見ても完璧だった

完璧

この言葉が浮かんだ

 

彼女は従者の者であろう

銀髪の三つ編み

メイド服

手にはナイフ

メイド服と言っても客を喜ばせる萌え萌え的なやつではない

動きやすそうで作りもデザインもシンプルだ

いや、いまはどうでもいい

 

「秋葉系お姉さん」

 

「え?」

 

「は?」

 

これが先に浮かんだ

なかなか見ないタイプだ

これは俺が秋葉にあまり行かないからかもしれないが

秋葉系お姉さん

いい響きだ

 

「秋葉系お姉さんかぁ、萌え」

 

「え?」

 

「何意味わからない事言っているの?」

 

メイドとご対面とか久しぶりだわー、

秋葉も全然行ってなかったしな

撫で声のメイドもいいが

こうゆうのもありだなー

うへ、うへへ

 

「顔気持ち悪いわよ、ニヤついてて」

 

「へぇ?」

 

おおっと

落ち着け自分

冷静になれよ

 

「ええっと、早急に帰ってもらえますか?」

 

謎の独り言に戸惑っていた様だが目的を思い出したらしい

霊夢と顔を見合わせる

なぜだか知らないが

 

そして謎の沈黙

 

従者さんの怒りが露わになってきた

雰囲気でわかる

これはまずい

 

「聞いてますか?これは警告です

返事がなければ敵とみなし攻撃しますよ」

 

おおっと警告きました

これは不味い

でも最初から敵対関係にあったわけだし

いや、なる関係だった

なら言っておこう

 

「帰れ?たが断る!」

 

宣戦布告だせ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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