2074年―鎮魂の廃寺―
雪が降りしきる中、一人の少年が歩いていた
裸足に、上半身は右腕にある赤い腕輪以外なにも身に付けていないという状態で
「…」
少年は何を考えるままでもなく、古びた建物の中へと入る
そしてなにかを探すように辺りを見回した
「いない……黒いの」
少年の体から力が抜け、雪の上へと倒れこんだ
「…つめ、た…、」
そう呟くと少年は考えることをやめ、静かに目を閉じた
同時刻、鎮魂の廃寺、B地点
つい先程から第二部隊の大森タツミ、ブレンダン、台場カノンの3人が任務へと来ていた
「今日のミッション、なんでしたっけ?」
「オウガテイル5体とシユウ1体だな」
「相手は小物だが油断するなよ」
ブレンダンからの忠告にタツミは「へいへい、」と軽くあしらった
「ギャオオ!」
「おっと、お出ましか!」
オウガテイル2体が3人に襲いかかる
「はあ!」
「おりゃあ!」
タツミとブレンダンが片方のオウガテイルを相手にし、余裕で勝利した
カノンの方は一人で倒せたらしい
「相変わらずの戦い方だな~」
「え、何かありました?」
「いや、何でもねえよ…」
タツミはカノンの多重人格(?)について言ったようだが伝わらなかったらしい
「二人とも、新手だぞ!」
声のする方を見ると残っていたオウガテイル、さらにシユウまでもがいた
「音を聞きつけたか…」
「あわわ…囲まれますよ!」
「一気にいくぞ!」
タツミの声と同時に2人は動いた
先程と同様、小型のオウガテイルに苦戦はしなかったがシユウの厄介な攻撃に苦戦を強いられた
それでも相手の攻撃を避けながらこちらも攻撃を与えることでなんとか倒せた
「ふー、お疲れさん」
「私、今日誤射が少なかった気がします!」
「はは、まあ…いつもに比べたらな」
「各員、物資回収を忘れるなよ」
そう呑気な会話を挟みながら帰投時間まで物資回収などで時間を潰していた
奥の建物近くまで来るとタツミがなにかを見つける
「なあ、誰かいるっぽいぞ?」
「でもミッションは私たちだけですよね?」
3人はさらに建物へ近づいた
すると、中で倒れている少年を見つけた
その少年に3人は駆け寄った
「おい、大丈夫か!」
タツミが少年に声をかけるが返答はない
「意識がないようだな」
「でも、どうしてここに倒れててアラガミに襲われなかったんでしょうか…」
「そんなことは後だ、後!こいつを連れてアナグラに戻るぞ!」
タツミがなにも着ていなかった少年に自分の上着をかけ、そのまま背負った
「うへー、やっぱ寒いな…」
「風邪を引いては困る。早く戻ろう」
ブレンダンの言葉に2人は頷き、足早に帰投用のヘリまで向かった
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疲れたー!(´д`|||)プロローグで1000文字とか地獄な…(´・ω・`)こっから先続けられるかなあ…まあできるところまで頑張ろうと思います