何もない僕は生まれ変わったのだった   作:*メランコリー*

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第1楽章

 

 

Twinkle, twinkle, little star....

 

やぁみんな、美船音々だよ。

 

How I wonder what you are....

 

早いものでもう産まれてから半年...

 

Up above the world so high....

 

時間過ぎるの早くね?とか手抜きすんなとか言わないで!?

 

Like a diamond in the sky....

 

まぁもう半年が過ぎたんだが、僕が今何やってるかというと...

 

Twinkle, twinkle, little star....

 

お昼寝の直前の子守歌を聞いていたのさ..

 

How I wonder what you are....

 

"今"の母親の澄み渡るような美声と、プロのようなピアノとともにね。

プロのようなっていうか今世の母親"美船かをり"はマジもんのプロのピアニストらしい...

らしいっていうのは動けないでわたわたしてる最中に友人らしき"山田絵見"という人との会話で発覚した。

 

 

 

~~~~~回想~~~~~

 

「かをり~~!!子供産まれたってホントなのk.....あぁ~!?もしかして今抱いてるのがそうなのね!!」

 

「もぉ~絵見、いきなり家に来たと思ったら大騒ぎして~....ごめんね、この子が産まれてから少しバタバタしてて言うのが遅くなったわ」

 

「良いって良いって、前から言ってた通り女の子?」

 

「ええ、名前は音々っていうのよ」

 

「音々、か.....ふふ、あなたらしいね」

 

「そうでしょ~主人も賛成してくれてね~」

 

「あぁ~大和さんね.....ちょっと苦手なんだよな~あの人」

 

「なんでよ~逞しくて素敵でしょ~?」

 

「いやいや、逞しいのは認めるけどあそこまでゴリゴリに筋肉なくてもいいでしょ!?」

 

「そんな事無いわ~、この子も主人のように強く生きてほしいわ!」

 

「私は切実にあなたに似ることを願っているわ.......それで?」

 

「?なにが~???」

 

「いつ復帰するの?」

 

「いつにしましょうか~、この子がある程度まで大きくならないと不安なのよ」

 

「それは!...わかってるけど....でもあなたのピアノを...ピアニスト美船かをりをみんな待ってるんだよ!何とか早く復帰できないかしら?

そうだ!!私が、かをりが見れない時に音々ちゃんの面倒見るから!ついでに娘も!!」

 

「んん~、そうね~あなたがそこまで言うなら本当

だったら三年は欲しいけどひとまず一年後には活動再開できるようにしてみるわ」

 

「ありがと~~~!!かをり大好き!!」

 

「ちょ!ちょっと~今は音々抱っこしてるから飛びついてこないでよ~」

 

 

~~~~~回想終了~~~~~

 

まぁこんな感じで自分の母親の名前とお仕事がわかったのが三か月前....そして今になるまで毎日とても豪華な英才教育のように母の奏でるピアノの音を聞いている。

モーツァルト、ベートーベン、バッハ、サン=サーンス、ハイドン、ショパン、ドヴォルザーク、パッヘルベル、ドビュッシー、ブラームス、etc.....

 

有名どころを並べるとこんなもんか.....そうそうたるメンバーだな...

まぁ全部聞いたいたんだが。

 

これだけ毎日沢山弾いているけど僕が寝る前には決まって

モーツァルトの"きらきら星変奏曲"を弾く.....歌付きで...

 

最初は英語だしピアノ凄過ぎだしで全然わからず眠気に身を委ねていたがよくよく....まぁ今思えば一発聞いただけでなぜ分からなかったしと思ってしまうが、ただの凄い英語のきらきら星....あの時の恥ずかしさは今世最大の恥ずかしさだった...まだそのときは産まれて三か月だったが。

そして今日も今日とて母がきらきら星を歌ってくれる。

 

 

 

~Twinkle, twinkle, little star....

 

How I wonder what you are....

 

Up above the world so high....

 

Like a diamond in the sky....

 

Twinkle, twinkle, little star....

 

How I wonder what you are....

 

 

「あうあ~あうあ~あうあうあ~.....あうあ~あうあ~あうあうあ~」

 

おっとつい歌ってしまった......やっべ~母ちょ~見てる...

ガン見だよガン見...orz...もう完全に怪しまれt...

 

「あらあらまぁまぁ~音々ちゃんはもうお歌が歌えるんでちゅね~」

 

セ~フッ!いやいやこの母でよかった~!!!

前世じゃ子供いなかったけど産まれて半年の赤ちゃんが、あうあうだけだとしても歌わないよな.....歌わないよね??

まぁ怪しまれずに済んだだけ良しとしよう。

 

「うふふ~この子は将来何になるのかしら~、今から歌えるのなら歌手かしら~、それともオペラ?可愛いからアイドルだっていけちゃうわね~」

 

この母親は相当な親バカであることがまた一つわかった。

 

「......でもやっぱり私と同じピアニストになって欲しいわ~、一緒に連弾なんかして...."ママのぴあのが私はいちばん好きだよ!"って.....キャア~///良いわ~夢のようね~///それでそれで......」

 

僕との将来を永遠と妄想している母を無視して僕は今日も眠るのであった。

 

 




ざっくりキャラ紹介

主人公!

転生後、美船音々(みふねねね):♀
転生前、宮内サトル


美船かをり:♀  主人公の母親

美船大和:♂   主人公の父親

山田絵見:♀   かをりの友人
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