書いたのが一回全部消えたときは止めてしまおうかと思ったくらいでしたが何と書き直しました!
挫折は人を強くする!
そんな事を実感しながら書いたヒトランダム其のニです。
では、どうぞ。
いやー、なんと言うか。
全くもって想像もしてなかった奇想天外な事が起こり始めて2日目の朝、今日も学校かーなどと考えながら下の階に降りドアを開けると朝食のいい香りが食欲を振るい出させてくれる。
ああ、幸せだなーと思いながら席に着くと我が妹である小町がコーヒーを持ってきてくれた。
「おはよう、お兄ちゃん」
「おはようさん、ありがとな」
俺はコーヒーを受け取りズズズっと一口飲む。
ああ、体にしみる。
こんな妹がいて俺は幸せだな。
朝食を食べ終え小町は中学へ俺は高校へ向かう。
自転車をキーコキーコと漕ぎながら今後の事について考える。
まず、俺たちの置かれている状況を整理してから考えよう。
俺たち、文研部でアトランダムに人格が入れ替わるという現象が起きている。
今のところ規則性は無くなす術がないままである。
次にこの現象が起きた時なにが問題になるかだ。
まず、人格が入れ替わっている時入れ替わったが何か行動を起こすとその体のやつが責任を取らなければなければならないということだ。
分かりやすく言えば仮に入れ替わった人格をAとBする。
そのB(A)が万引きをした、そして捕まったとしてもその体の本来の持ち主であるBが捕まった事になるという事だ。
はぁ、本当に嫌になる。
真っ先にこんな事を思い浮かべる自分が本当に嫌だ。
あの5人がそんな事しないのは分かっているはずなのに疑わずにはいられない。
そんな自分が俺は嫌いだ。
まあ、そんな事よりも他にも問題がある。
まず、桐山のことだ。
俺の長年のぼっち性活により得た観察眼で見た彼女は男性を過剰に怖がっている様に見える。
これは普通に生活するのであれば気何とかなるかもしれない、だが今回の現象が起こっている間は大問題だ。
自分の体が恐怖の対象になるのだ嫌じゃないはずがない。
だから、これは早急に手を打たなければならない。
だが何故だろうか。
彼女は空手の腕前は相当な物なのに何故男性を恐れるのだろうか?
過去に何かトラウマがあるのかもしれないな。
そして次は永瀬のことだ。
まあ、これも例の通り観察眼で見た彼女は仮面をつけている。
いや、これは正確じゃないな。
言い直そう。
彼女は普段の生活において演技をしている。
彼女は相手が自分にどんな風に接して貰えば喜ぶかがわかっている。
そして、それを実行している。
これがどれだけストレスが溜まるのかは俺は知らない。
だが、溜まらないはずがないのだ。
だから、誰かが信頼しなければならない。
信頼させなければならない。
ありのままの永瀬の事を好きになれると。
残念なことに俺ではその『誰か』にはなれない、役不足もいいところだ。
だからこの『誰か』は八重樫にでもやらせておこう。
しかし八重樫は気づく事が出来るのだろうか?
彼女の演技はハリウッド並みだ。
ヒントをあげるのも考えた方がいいな。
そして最後に稲葉のことだ。
あいつは俺と同じなのだ。
似ているのではなく、同じなのだ。
きっとあいつも怖いのだ、四人を信用しきれていない事が、そんな事を考える自分の事が。
だから疑う、あいつらの事を。
だから嫌う、自分の事を。
まさに俺のように。
彼女は俺と同じく合理的に考えている。
だから全ての可能性を考える。
俺と同じように。
同じだからこそ俺にできる事がある。
そう考えている。
最も効率が良く。
誰も傷つかずにこれらの問題を解決する方法を考えなければならない。
そう決断し俺はペダルを漕ぐ力を強めた。
どうですか?
読みやすいですかね?
何か不満や改善点がありましたら教えて下さい。