仔猫をモフリたいなら、一緒にヴァーチャル世界を旅しないかい?(旧:キャラメイキングで猫選んだら、ログアウト出来なくなりました)   作:猫つまみ

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オマケ~夢だもん~

 恐竜に追いかけられた俺達は走り疲れたのか、皆直ぐに寝入ってしまった。

 

 もちろん俺もそうだ。

 

 このお話は、砂紗達が玉子を見つけて俺を起こしに来るまでの夢のお話。

 

 ★★★

 

 俺は、この夢に見覚えがあった。そう、何を隠そうこの夢は……俺が召喚した動物さん達がとんでもない変化を遂げたっていう夢だった。

 あの時と似てるってか、そっくりだった。

「うーん……今度はどんな風に現れるんだか……」

 そうこう考えてるとポンッて、お決まりみたいな音がした。

 

 見てみると……あのウサギさんが座っていた。しかも眼鏡掛けて、優雅にタキシードなんて着てるし。

「君は、何処まで行き着けば気が済むんだ?」

 ウサギさんは、チッチッと指を左右に振った。

「……暫く見ない間に、知的になったね?」

 その隣には、熊さんと白熊さんが仲良く手を握っていた。あの子供も一緒に居るよ……

「って、ちょっと待て! お前らのその指輪、まさか……!?」

 俺が何を言いたいのか。それを理解した熊科の二匹は、頬を明らめたよ。

「その子供は、もしかして……いや、もしかしなくても!?」

 何処からか教会のベルの音と共に、紙吹雪が降って来た。

 

 いくら同じ熊科だからって……いや、よそう。恋愛は、人……熊それぞれだもんな? そうやって、自分に言い聞かせたよ。

 

「えっと次は……」

 俺は気を取り直して、次の動物を見た。

「……若返り過ぎじゃね?」

 ペンギンさん……? 毛が凄いフサフサしてるけどその毛があるのって、子供の時だけだよね?

 よちよち歩いてて、スッゲエ可愛いんですけど!?

 

「コホンッ。次だ次!」

 このままペンギンさんを見てると、顔が緩んじゃう気がするんだよな。

「ええっと……キリンさん。そのかつらは何かな?」

 長い首が特徴のキリンさんは、何故か黒くて長いかつらを被ってるし。ロングストレートって言うやつなのか? 身体にまで達したそのかつらは、何処からか調達したのか。それを聞きたいな!

「モウ~」

 自慢するかの様に、頭を振ってるし。心なしか、ファサァ~♪ って効果音まで聞こえてきそうだよ。

 

「あれ? お猿さんは?」

 おかしいな? あのオカマのブタさんはともかく、お猿の姿が見えないなん……て……

「うおーい! 増えてる。お猿さんが増えてる!?」

 俺はビックリしちゃったよ。だってそうだろ!? 一匹だけの筈のお猿さんが、三匹に増えてるんだもん。

 

 しかもあれじゃん? 一匹は耳押さえて、一匹は口押さえて、一匹は目押さえてるよ。これって、見ざる言わざる聴かざるって、有名なあれだよね!?

 

「見なかった事にしよう」

 俺は一番大事なあの子達を探した。俺と同じ猫と猫科の動物。ネズミ退治の時に活躍したあの子達は、何処に?

 

「ん? あれは……」

 かなり遠くに見える何かを見つけて、俺は目を細めてしまう。

  猫だから目は良い筈なんだけど、ついついやっちゃうんだよな。

 

 そんな俺の目に飛び込んで来たのは、あの猫ちゃん達と仔トラちゃんだった。……んだけど、何かおかしい。沢山居る猫ちゃんの内数匹は黒いエプロンを着て、魚屋さんしてるし。仔トラちゃんに至っては、お魚加えて逃げてるよ……。これはあれだね。国民的アニメのあの歌を意識してるよね?

「……可愛いけどさ。あんまりパクっちゃダメだよ?」

 俺はそんな猫ちゃん達を、生暖かな眼差しで見る。

 

 ん? おっと、そろそろ目覚めの時間だな。今回は、前回よりも控え目だったな。なんて、そんな事を思いながら皆に手を振る。

「バイバイ。またなぁ~♪」

 さあ! 起きて頑張ろう。

 

 励ましとは違うかもだけど、新な一面を見れて、ちょっとだけ満足したかな?

 

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