私の名前はターニア。小さな村に住む村娘なんだけど私には夢がある……その夢とは兵士になろうとしている兄を支えて行きたいとおもう。その理由は──
「うわーっ!!」
ドシンッ!
私はその音を聞いて慌ててベッドの様子を見ると案の定私の兄……レックお兄ちゃんがベッドから落ちていた。……このようにお兄ちゃんはドジな部分もあって、一人でやっていけるか心配だから……
「大丈夫お兄ちゃん!?」
そう言って私が駆けつけるとお兄ちゃんの口が開く。
「いや……また変な夢を見て医師……じゃない、石にされる夢を見たんだ」
「お兄ちゃんが医者? 似合わないね」
お兄ちゃんと話したい為に私はあえてボケる……
「だから医師じゃなくて石だよ。ストーン! ロック! OK?」
石に限らずとも名詞には他の呼び方がありそれは地方によって違う。例えば都会などの魔法が発展したところになると石はストーンと呼ぶようになるし、火山の研究家だと石をロックと呼ぶこともあるらしい。
「それよりも村長さんが呼んでたよ」
私はお兄ちゃんが村長さんに呼ばれていたことを思い出し、それを伝えるとレックお兄ちゃんは顔を真っ青にした。
「やばっ忘れてた!」
そう言ってお兄ちゃんは私の服に着替え……って何やっているの!?
「お兄ちゃん! それ私の服!! お兄ちゃんの服はこっち!」
私は慌ててお兄ちゃんの服を渡し、私の服を取り上げた。取り上げなかったらお兄ちゃんが女装趣味の変態だと思われる。流石にブラコンだと主張している私でも女装趣味は受け入れられない。
「ご、ごめん!!」
渡した服に着替え、慌てて飛び出した。
「行ってきます!」
お兄ちゃんがそう言って後ろにいる私の方を向いて走った。
「お兄ちゃん、前見て!」
グニャ……
生々しい音が私の耳の中に響き渡る。
「げっ!? 犬の糞踏んじゃったよ……」
お兄ちゃんの眉はハの字になりショボン……となりそれを見て私はお兄ちゃんの靴を洗うことにした。
「お兄ちゃん靴洗うからしばらく待ってて」
そう言ってお兄ちゃんの靴を脱がし、靴を洗う準備をする。
「ごめんな……ターニア」
「なんでもないよ。このくらいは」
別に素手で洗う訳じゃないし、少し時間がかかるだけのことなんだからお兄ちゃんが謝る必要はない。それに元々お兄ちゃんのドジさは知っているから。
数分後……ようやく靴にくっついていた排生物を取り除き、私はピッカピカの靴を渡した。
「はい、今度は前を向いてね」
「ああ、行ってくる!」
この時、私はこの後お兄ちゃんと長い長い旅をすることになるとは思ってもいなかった。
ターニア「はい!という訳で『ドラゴンクエストⅥ〜ターニアの冒険記〜』連載スタートしました!」
レック「原作沿いの再構成ものですが温かい目で応援してください!」
ターニア「あっ…時間だよお兄ちゃん。」
レック「本当だ…これから応援よろしくお願いします!」
ターニア「感想、評価楽しみに待っています!」