あれから数日たった日の朝、僕は学校へダッシュしていた。
なぜなら僕は、今日と言う日をなによりも楽しみにしていたのだから!
「イッセー兄ちゃん!」
通学路の途中、同じく学校に向かっている兄ちゃんと合流する。
そして、おはようの挨拶も適当に、僕らは校門をくぐり、部室を目指す。
「おはようございます!」
部室のドアを勢いよく開けると、そこにはグレモリー先輩以外の部員がおらず、静まり返っていた。
もっとも、そうなることがわかってて、僕らは早めに家を出たんだけど。
「あら、結構早いわね、二人とも」
「勿論ですよ部長!」
「だって今日は特別な日ですから!」
「ふふ、なら二人には、皆より早くお披露目しなくちゃね」
グレモリー先輩は笑って、奥の扉に手をかける。
「二人とも、あんまりはしゃがないように…………と言っても、無駄でしょうけどね。開けるわよ?」
そして開け放たれた扉の向こうには―――――、
「あ、あぅぅぅ…………スカートの丈が短いです…………は、恥ずかしい……」
この学校の制服を身にまとった、
「「……………………なるほど、これが聖女か」」
僕らは二人揃ってそんな事を呟いた。
正直、聖女という言葉すら彼女には役不足だ。
聖母? いや、女神?
あ、でももう悪魔だから何て言うんだろう?
…………何でも良い。とりあえず一つ言えることは、
「似合ってるよ、アーシア」
「うん、凄くね!」
それに尽きる。
僕らに声をかけられた事でこちらに気づいた彼女は、ビックリしたように飛び上がり、顔を朱に染めながら振り返る。
うん、尊い。
「い、イッセーさん、ハルトさん…………」
僕らを見ながら恥ずかしそうに、小さな声で僕らの名を呼ぶ。
「おはよう、アーシア」
「おはようございます、アルジェントさん…………いや、先輩?」
そうそう、彼女、年上だったんだ。イッセー兄ちゃんと同い年。
「は、ハルトさん! できれば、その…………これまでのように…………いえ、できることならイッセーさんと同じようにアーシア、と呼び捨てで…………」
「え? …………うーん、じゃあ、アーシア先輩?」
「ぅぅぅ……」
「じ、じゃあアーシアさんで!」
なんだ今の顔は。涙目で上目遣い。
逆らえる訳無いじゃないか。
うん? なにさイッセー兄ちゃん、その目は。
するとアルジェ…………アーシアさんは手を会わせて祈りのポーズを取る。
「ああ、主よ。私にこのような友人を、このような幸せを与えて下さり、心より感謝します…………あぅっ!」
だけど、途端にそんな悲鳴を上げる。
「頭痛がします」
「当然よ、悪魔なのだから」
へー、悪魔ってお祈りもダメなんだ。初詣行けないね。
「うぅ、そうでした。私、悪魔になっちゃったんでした」
「後悔してるの? アーシアさん」
僕がそう訊くと、彼女は首を大きく横に振る。
「こ、後悔だなんてとんでもないです! …………私は、感謝こそすれ、後悔や恨みだなんて」
「どうして? もう神様にお祈りできないんだよ?」
ぶっちゃけ、元々敬虔な信者にとって、お祈りが出来な状態ってのがどれだけキツいことなのかは、無宗教である僕にはわからない。
わからないけど、相当辛いことなのだろうという事は何となく理解できる。
それでも彼女は、笑顔でこう言った。
「確かに、祈ることが出来ないのは悲しいです。でも、それ以上に、こうしてイッセーさんと一緒にいて、ハルトさんと言葉を交わせる。その事が、たったそれだけの事が、私にはなによりも幸せな事なんです」
今、ここに在ることこそが幸せなんだと、アーシアさんはそう言った。
多分、信仰心は残っているのだろう。
いや、確実に残っている。当然だろう。でも、それでも今が、
だったら―――――。
僕と兄ちゃんは顔を見合わせて、笑いあう。
「これから、もっと沢山の事をして」
「もっと沢山楽しんで」
「「楽しく過ごそう! アーシア(さん)!」」
その言葉に、アーシアさんは相好を崩し、眦から涙を溢す。
「はいっ! イッセーさん! ハルトさん!」
僕らのやり取りを見ていたグレモリー先輩も、優しそうに微笑んでいる。
「さて、皆も来たようだわ」
入り口に目を向けると、そこには他の部員が立っていた。
「やあ、おはよう」
爽やか笑顔の木場先輩。
「あらあら、微笑ましいですわ」
ニコニコ顔の、どことなく黒いオーラの姫島先輩。
「…ハルト、デレデレしないで」
そして膨れっ面の小猫ちゃん。
あれ!? 何で小猫ちゃん怒ってるの!? あと姫島先輩も! ニコニコしてるけど、あのオーラ絶対怒ってる! なんで!?
「ふふふ、これから楽しくなりそうね。ね、アーシア?」
「はい! 部長さん!」
いや、あの雰囲気見て楽しそうって…………これだから悪魔は。
…………いや、二人の隣にいる木場先輩の顔がひきつってるから、あの二人がおかしいのか?
でも確かに面白くなりそうって思ってる辺り、僕もここに慣れてきたって事かな?
「さて、新しいメンバーも揃ったことだし、ささやかなれど盛大なお祝いといきましょ?」
グレモリー先輩がどこからか取り出したケーキを見て、皆のテンションが上がる。
主に僕と小猫ちゃんとイッセー兄ちゃんが。
本当に、楽しくなりそうだ!
これからもよろしくね、アーシアさん!
…………私ことフリムンは気付いてしまいました。
主人公が一年生?
ってことは当然ながらイッセーとはクラスが違う……………………(゜ロ゜;!?
このままでは狐幼女をmfmf出来ないではないか!
ケモロリにmfmf出来ないなんて、ハルトは私に死ねと言っているのか!?
え? 小猫ちゃん?
やだなぁ…………それはそれ、これはこれ、って誰だお前うわやめr……くぁwせdrftgyふじこlp