ハイスクールG×E   作:フリムン

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一巻、完結。


第26話

 

 あれから数日たった日の朝、僕は学校へダッシュしていた。

 なぜなら僕は、今日と言う日をなによりも楽しみにしていたのだから!

 

「イッセー兄ちゃん!」

 

 通学路の途中、同じく学校に向かっている兄ちゃんと合流する。

 そして、おはようの挨拶も適当に、僕らは校門をくぐり、部室を目指す。

 

「おはようございます!」

 

 部室のドアを勢いよく開けると、そこにはグレモリー先輩以外の部員がおらず、静まり返っていた。

 もっとも、そうなることがわかってて、僕らは早めに家を出たんだけど。

 

「あら、結構早いわね、二人とも」

「勿論ですよ部長!」

「だって今日は特別な日ですから!」

「ふふ、なら二人には、皆より早くお披露目しなくちゃね」

 

 グレモリー先輩は笑って、奥の扉に手をかける。

 

「二人とも、あんまりはしゃがないように…………と言っても、無駄でしょうけどね。開けるわよ?」

 

 そして開け放たれた扉の向こうには―――――、

 

「あ、あぅぅぅ…………スカートの丈が短いです…………は、恥ずかしい……」

 

 この学校の制服を身にまとった、友達(アルジェントさん)の姿が。

 

「「……………………なるほど、これが聖女か」」

 

 僕らは二人揃ってそんな事を呟いた。

 

 正直、聖女という言葉すら彼女には役不足だ。

 聖母? いや、女神?

 あ、でももう悪魔だから何て言うんだろう?

 

 …………何でも良い。とりあえず一つ言えることは、

 

「似合ってるよ、アーシア」

「うん、凄くね!」

 

 それに尽きる。

 

 僕らに声をかけられた事でこちらに気づいた彼女は、ビックリしたように飛び上がり、顔を朱に染めながら振り返る。

 

 うん、尊い。

 

「い、イッセーさん、ハルトさん…………」

 

 僕らを見ながら恥ずかしそうに、小さな声で僕らの名を呼ぶ。

 

「おはよう、アーシア」

「おはようございます、アルジェントさん…………いや、先輩?」

 

 そうそう、彼女、年上だったんだ。イッセー兄ちゃんと同い年。

 

「は、ハルトさん! できれば、その…………これまでのように…………いえ、できることならイッセーさんと同じようにアーシア、と呼び捨てで…………」

「え? …………うーん、じゃあ、アーシア先輩?」

「ぅぅぅ……」

「じ、じゃあアーシアさんで!」

 

 なんだ今の顔は。涙目で上目遣い。

 逆らえる訳無いじゃないか。

 

 うん? なにさイッセー兄ちゃん、その目は。

 するとアルジェ…………アーシアさんは手を会わせて祈りのポーズを取る。

 

「ああ、主よ。私にこのような友人を、このような幸せを与えて下さり、心より感謝します…………あぅっ!」

 

 だけど、途端にそんな悲鳴を上げる。

 

「頭痛がします」

「当然よ、悪魔なのだから」

 

 へー、悪魔ってお祈りもダメなんだ。初詣行けないね。

 

「うぅ、そうでした。私、悪魔になっちゃったんでした」

「後悔してるの? アーシアさん」

 

 僕がそう訊くと、彼女は首を大きく横に振る。

 

「こ、後悔だなんてとんでもないです! …………私は、感謝こそすれ、後悔や恨みだなんて」

「どうして? もう神様にお祈りできないんだよ?」

 

 ぶっちゃけ、元々敬虔な信者にとって、お祈りが出来な状態ってのがどれだけキツいことなのかは、無宗教である僕にはわからない。

 わからないけど、相当辛いことなのだろうという事は何となく理解できる。

 

 それでも彼女は、笑顔でこう言った。

 

「確かに、祈ることが出来ないのは悲しいです。でも、それ以上に、こうしてイッセーさんと一緒にいて、ハルトさんと言葉を交わせる。その事が、たったそれだけの事が、私にはなによりも幸せな事なんです」

 

 今、ここに在ることこそが幸せなんだと、アーシアさんはそう言った。

 多分、信仰心は残っているのだろう。

 いや、確実に残っている。当然だろう。でも、それでも今が、友達(僕達)と一緒にいられる現実()が幸せなんだと、アーシアさんはそう言ってる。

 

 だったら―――――。

 

 僕と兄ちゃんは顔を見合わせて、笑いあう。

 

「これから、もっと沢山の事をして」

「もっと沢山楽しんで」

「「楽しく過ごそう! アーシア(さん)!」」

 

 その言葉に、アーシアさんは相好を崩し、眦から涙を溢す。

 

「はいっ! イッセーさん! ハルトさん!」

 

 

 僕らのやり取りを見ていたグレモリー先輩も、優しそうに微笑んでいる。

 

 

「さて、皆も来たようだわ」

 

 入り口に目を向けると、そこには他の部員が立っていた。

 

「やあ、おはよう」

 

 爽やか笑顔の木場先輩。

 

「あらあら、微笑ましいですわ」

 

 ニコニコ顔の、どことなく黒いオーラの姫島先輩。

 

「…ハルト、デレデレしないで」

 

 そして膨れっ面の小猫ちゃん。

 

 あれ!? 何で小猫ちゃん怒ってるの!? あと姫島先輩も! ニコニコしてるけど、あのオーラ絶対怒ってる! なんで!?

 

「ふふふ、これから楽しくなりそうね。ね、アーシア?」

「はい! 部長さん!」

 

 いや、あの雰囲気見て楽しそうって…………これだから悪魔は。

 

 …………いや、二人の隣にいる木場先輩の顔がひきつってるから、あの二人がおかしいのか?

 

 でも確かに面白くなりそうって思ってる辺り、僕もここに慣れてきたって事かな?

 

「さて、新しいメンバーも揃ったことだし、ささやかなれど盛大なお祝いといきましょ?」

 

 グレモリー先輩がどこからか取り出したケーキを見て、皆のテンションが上がる。

 主に僕と小猫ちゃんとイッセー兄ちゃんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 本当に、楽しくなりそうだ!

 これからもよろしくね、アーシアさん!

 

 

 

 

 

 




…………私ことフリムンは気付いてしまいました。


主人公が一年生?
ってことは当然ながらイッセーとはクラスが違う……………………(゜ロ゜;!?



このままでは狐幼女をmfmf出来ないではないか!
ケモロリにmfmf出来ないなんて、ハルトは私に死ねと言っているのか!?



え? 小猫ちゃん?


やだなぁ…………それはそれ、これはこれ、って誰だお前うわやめr……くぁwせdrftgyふじこlp


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