それにしても、DDのアニメが原作乖離しすぎててヤバイです。
四期やらないのかな?
おっぱいドラゴンの歌、聴きたかったなぁ。
「う、ううん…………」
あれ? 僕いつの間にソファーで寝てたんだろう? 確か、部室に来て、それから、それからえっと……………………あ、そうか、悪魔のメイドさんとホスト崩れさんが来たんだった。
「目が覚めたかい? ハルトくん」
優しく声をかけてきたのは木場先輩だ。隣にアーシアさんと小猫ちゃんもいる。
「…大丈夫? ハルト」
「どこか痛いところはありませんか?」
「うん、大丈夫だよ、小猫ちゃん、アーシアさん」
ソファーから体を起こし、頭を少し振る。
いきなり倒れて心配かけたんだ。謝らなくちゃ。
そう思って僕が振り向くと、そこには…………
「増えてる!?」
炎の中に佇む十五名の美女美少女たちと、それに囲まれるフェニックスさん。
そしてそれを見て血涙を流すイッセー兄ちゃん。
「ねぇ小猫ちゃん、今どういう状況? なんか雰囲気怖いよ? グレモリー先輩も姫島先輩もなんか怖いし…………」
「…一触即発、一縷千鈞、刀光剣影、危機一髪」
「凄く物騒だ!?」
え? 僕が寝てる間に何があったの?
なになに? フムフム、なるほど、
つまり、フェニックスさんの眷属が美少女ハーレムで、それを羨んだイッセー兄ちゃんに、フェニックスさんが挑発して、それに怒って飛びかかったイッセー兄ちゃんが軽くぶっ飛ばされた、と。
…………なにやってんのさ、イッセー兄ちゃん。
「そうか、フェニックスさんは種蒔き鳥だったか(ボソ)」
「小僧! 聞こえたぞ!」
oh…ヘルイヤー…………。
「あ、や、今のは言葉の綾と言うか、真実と言うか、なんと言うか…………」
「…………喧嘩売ってるなら買うぞ」
「ひいぅっ! 今のはその、違くて…………っ!」
ぁぁぁぁ、テンパって何を言っても自爆してしまう…………。
誰か助けて!
すると、その声が届いたのか、倒れてたイッセー兄ちゃんが立ち上がる。
「お前! 部長と結婚するってのに、それは無いだろ!」
「ふん、英雄色を好むと言うじゃないか。確か、この国のことわざだよな?」
出典は明らかじゃないけどね。確か中国説が濃厚だったはず。
って違う違う。論点そこじゃないよ、僕。
「は! 何が英雄だ! 笑わせるな! この種蒔き鳥の焼き鳥野郎!」
「なんだと!? 貴様、言うに事欠いて! 下級悪魔如きが、上級悪魔に対しての礼儀がなってねぇな!」
うわー、なんか口喧嘩が始まっちゃった。
て言うかコレ結構ヤバくない? 立場的に見てイッセー兄ちゃんが特に。
「良いだろう! ならばゲームで決着を着けてやる!」
ゲーム? ゲームって、テレビゲームやらポータブルゲームやらの事?
「小猫ちゃん、ゲームって?」
「…名前はレーティングゲーム。悪魔同士の決闘試合、みたいな?」
「
「…うん、違う」
「あ、やっぱり?」
なるほど、下僕同士を戦わせる試合か。
うん、そうなると僕にはあんまり関係ないかな? 下僕でも眷属でもないし。
でも、そうなると僕、応援とかできるのかな?
できる事ならしたいなぁ…………。
「おい小僧。お前にも参加してもらうぞ」
「ゑ?」
あ、アイェェェェェエエエ! ナンデ! フェニックス=サン、ナンデ! アイェェェェェエエエ!
「え、ちょ、え? 僕も出るの?」
「当然だ。お前が最初にオレを種蒔き鳥って呼んだんだ。その仕返しくらいはさせて貰おうか」
なに? 仕返し? ほんのちょっと口を滑らせた仕返しが悪魔が行う戦闘試合に参加? なにそれ、なんで倍返しどころか、100倍返しくらいになってるの?
まあ、確かに僕が悪いんだけどさ! ちくせう。
「ハルトくん、別に無理をする必要はありませんわよ」
姫島先輩がどこか不機嫌な声音でそう言ってくる。目が笑ってないよ、先輩。怖いです。
…………うーん、状況を纏めるに、この人……じゃなかった、悪魔だった。とりあえず、フェニックスさんはグレモリー先輩の婚約者で、グレモリー先輩自身はその婚約が心底嫌で、そんでフェニックスさんは種蒔き……ゲフンゲフン、女の人にだらしが無くて、グレモリー先輩の前でも他の女の人とチューをした、と。
うわ何コレ、人じゃないけど、人として最低と呼ばれる部類じゃん。
そりゃ、グレモリー先輩も嫌がるよ。
よし、決めた。
「僕、やります!」
「ハル? お前…………」
「ハルト、あなた悪魔が……」
イッセー兄ちゃんとグレモリー先輩が少しの驚きと、心配の表情で僕を見つめる。
「悪魔はまだ少し怖いけど、グレモリー先輩にはいつもお世話になってるから、恩返ししたいんです」
僕に向けられた視線に、真っ直ぐと向き合い、見つめ返し、そうハッキリと答えた。
グレモリー先輩には、イッセー兄ちゃんやアーシアさんを助けてくれた大恩がある。
こんなものじゃ返せないだろうけど、できるだけの手助けはしたい。
「ふふふふ、そう来なくてはな」
「グレイフィア、ハルトの参加ってできるのかしら?」
フェニックスさんが不敵に笑い、グレモリー先輩がグレイフィアさんに質問をする。
「システム上は問題ありませんし、今回のそれは非公式の物ですので、特に問題は…………あっ」
「どうしたの?」
「…………いえ、魔王さまの許可をとらねば、と」
「それなら私に任せてもらえるかしら?」
「了解しました」
えーっと、今なんか凄い事を聞いたかもしれない。
グレモリー先輩って魔王様に直談判できるくらい名家の出身なんだ。
「リアス、お前にハンデをくれてやるよ」
「ハンデですって?」
「ああ、ハンデだ。今すぐやっても良いんだが、それでは面白くないではないか」
フェニックスさんは僕たちを見下すような目をこちらに向けながら、そう言って笑う。
「…………」
「嫌か? 屈辱か? だが、自分の感情だけで勝てるほどゲームは甘くないぞ。下僕の力を万全に引き出してやらなければ即敗北だ。王の技量が試される」
「それは!」
「俺はもうプロとして何度も試合をして、場数を踏んでいる。そんな俺が、今回が初戦のお前に何のハンデもやらずに戦えば、それこそ結果は見えているというもの。これは俺からのせめてもの温情だ。受け取っとけ」
フェニックスさんの意見に、グレモリー先輩は唇を噛みしめ、目を閉じる。
そして深く深呼吸し、口を開く。
「わかったわ。そのハンデ、受けます」
「素直でよろしい。では、リアス、お前に十日間の猶予をやる。その間に、眷属共を使えるようにしておけ」
フェニックスさんの視線がイッセー兄ちゃんに移される。
「リアスに恥をかかせるなよ? リアスの『
その言葉を聞いて、この人はグレモリー先輩の事を想って、そう言ったんだなって思った。
少し好感度を上方修正しよう。ちょっとだけ。
「それじゃあな、リアス。次はゲームで会おう」
そう言い残すと、フェニックスさんは踵を返し、眷属の人達と魔方陣で帰って行った。
まだまだテストが残ってて辛いです。
俺、このテストを無事に乗りきったら、故郷に、帰るんだ…………