第2話の前に、ぜひご覧ください。
登場人物
上松東(うえまつあずま)(28)
探偵事務所を経営している。あたまがよく、世に言う天才である。人づきあいが悪いので、捜査一課と仲が悪い。が、勝手に捜査をする。
大の上海好きで、年に一度は上海に旅行に行く。大阪府出身。だが、2歳の時に埼玉県に引っ越してきた。
川杉智也(かわすぎともや)(27)
東の親友。3年前に起きた事件をきっかけに、事件の捜査をすることが多くなった。今回は、その事件のことを詳しくやる。今まで恋とは無縁の人生を歩んできたが、捜査一課の坂家に思いを寄せられていることを勘ぐっている。東京都出身。
大和田仁助(やまとだじんすけ)(30)
警視庁捜査一課の刑事。巡査長。相当な正義感の持ち主で、時には上司に逆らうこともある。実は小学校時代に上松と同じ学校だった。そのためもあってか、なぜか上松を嫌っているようだ。名刺を渡すと、よく「おおわださん」と間違えられる。埼玉県出身。
宇佐美澁谷(うさみしぶや)(25)
警視庁捜査一課の刑事。巡査。大和田や、坂家と同じ班に属す。上松のことを信頼して、大和田には秘密でよく捜査の状況や情報を流したりしている。中二の妹がいる。坂家に猛烈なラブコールを送っているが、全く相手にされていない。長野県出身。
坂家希(さかいえのぞみ)(24)
警視庁捜査一課の巡査。女性で刑事になれたということで、上松や園宮からも一目置かれている。川杉に密かに恋心を抱いている。見た目とは裏腹に、酒に強い。千葉県出身。
軣敦(とどろきあつし)(39)
この道14年の準ベテラン刑事。(基準はないが。)上松とは犬猿の仲で、時々捜査の邪魔をする。しかし、実は今までに一度だけ上松に捜査情報を提供したことがあった。
梶美弥(かじみや)(25)
上松の3つ下の妹。結婚したので、苗字が変わった。上松とは全く性格が逆で、しゃべってないと気が済まない。JNP(ジャパンニュースペーパー)に勤めていて、噂好き。年下からの恋の相談をよく受ける。埼玉県出身。
梶圷(かじあつく)(26)
3年前に、梶美弥とできちゃった婚をした。厚生労働省麻薬取締部、通称「マトリ」に勤めている。佐賀県出身。
「じゃあ、いってきます。」
「おお、いってらっしゃい。」
「本当に大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫。俺を疑うなよ。こう見えてもな、俺はしっかり者なんだぞ」
「・・・じゃあ、本当にいってきます。」
ガチャ、という音とともに、上松が出て行った。
「さーてと、何からしようかなー」
ここは上松が経営している探偵事務所。1階が受け付け、2階が相談所兼、家に帰れなかった時の泊まるところ。今日から1週間、上松が上海に行くためこの探偵事務所を任されることになった。もちろん、上松の唯一の親友、川杉が。
しばらくソファーに座っていた川杉は、冷蔵庫を無造作に開けてコーヒーを取り出す。
「あれ~ここ、牛乳置いてないのか? っんだよ~普通牛乳くらいいつもあるだろ。」
ということで、川杉は近くのコンビニ、ステンデーズに牛乳を買いに行くことにした。