わずか3話目にして川杉のキャラ崩壊ぃぃぃ!
まあ、そんな川杉をどうか優しい目で見守ってやってください。(笑)
探偵事務所を経営している東の親友である川杉、そして、警視庁捜査一課の大和田、宇
三美の3人は、同じく捜査一課の坂家に連れられて、「手足バラバラ殺人事件」(捜査
本部の名前、佐々礼山遺体損傷殺人事件)の遺体の「右足」が見つかった山のゲートの
近くに向かった。「ここが、右足が見つかった場所です。現在は警察本部の鑑識係、又
科捜研に送られていますが、見つかった当時は、このゲートの目の前にありました。こ
こを通れば、見ようとしなくても見れてしうでしょう。ちなみに、先ほど言うのを忘れ
ていたんですが、遺体の近くにあった血痕からは、遺体を切断したときに飛び散った血
もあるため、殺害現場は特定できないそうです。」
「ふーん、そう。でも、殺害現場はこのゲートより山側か、もしくは、先に殺害してか
ら、犯人は山に来て、あのトイレの前で死体を切断したんじゃないかな。」
「どうして、そんなことがわかるんですか?」
「だって、トイレの裏の血痕が、遺体を切断したときに飛び散った血ってことは、死体
を切断したのはあのトイレの裏で確定だろ?」
「はい」
「そうだな。あ!」
「おおわだ、、、だっけ?よく気づいたな」
「おおわだじゃなくて『やまとだ』だよ!それにお前より俺のほうが年上なんだから、
勝手にため口つかうな!もうちょっと敬意を示せよ。」
「なぜ、俺があなたに敬意を示さなきゃいけないんですか?」
「んだと~」
「ほらほら、先輩、川杉さんも悪気があって言ってるわけじゃないんですから、許して
あげてくださいよ。川杉さんも、大和田先輩、ちょっと気性が激しいので、気を付けて
くださいね。」
言い争っている川杉と大和田を、宇三美が止めた。
「で、話は戻るけど、死体を切断したのがトイレの裏だってことは、切断してから帰る
ときに、このゲートの前に右足を捨てたわけ。つまり、あの死体を発見した女性がきた
のはおそらく・・・ うーん、女性はこっから何分くらいであのトイレに行けるのか
な?」
そういって、川杉は坂家のほうをゆっくり向いた。
「わ、私ですか?」
「うん、、、走ってきてくれるかな?」
「わっかりました。、、、ついたら、電話かけますね。」
「じゃあ、よーいスタート!」
川杉は、自分のストップウォッチつき腕時計のスイッチを入れ、坂家は、急いではしっ
てトイレに向かった。
「坂家は、運動得意なのか?」
川杉は、宇三美に聞いた。(本人的には、大和田にも聞いたつもりだったかもしれない
が、大和田は無視した)
「結構得意な方だと思いますよ。いつも、休みの日には近所のスポーツジムで3時間は
運動してるそうですか
ら。」
「よく知ってるな」
「いえいえいえ、そんなことじゃないですよ。」
「見てればわかるよ。お前、坂家のこと好きなんだろ?」
「え~~~! なんでわかるんですか?」
「うっそ、そうだったのか!」
全く話を聞いてないように見えた大和田が、いきなり口を挿んできた。
「大和田さん、知らなかったんですかあ?え?ずっと一緒に捜査一課の仲間としてやっ
ていたんですよね?うっそだろ?まじかよ。大和田さん、鈍感ですよね。はっはっはっ
は!!!」
「んなん、知らねーよ。」
「まあ、そんなことは置いといて、、、通報した女性の大まかな年齢は分かる?」
「いいえ。わかりません。」
「そっか・・・ 仮にだよ。ゲートからトイレまでの往復が、1時間1時間の2時間だっ
たとしたら、通報者は午前3時にゲートを出たことになる。」
「ちょっとまて。このゲートが開いてるのは午前4時からじゃなかったか?」
「大和田さん、恋心には鈍感ですけど、刑事にはすごく向いてるみたいですね!」
「それ、褒めてるのか?」
「いいえ。まったく。」
「うん。だと思った。」
「で、そうなんですけど、4時からしか開いてないのに死体を発見したという女性は
ゲートが開く前に、この山に
入っていたということなんです。つまり!犯人と第一発見者は同一人物で、その人物は
この山の途中で働いている従業員か、ゲートの管理員なんです。」
「では、ゲートの管理員や、佐々礼山の店舗の従業員を探してみます。」
「おう、お願い。あ、そういえば、いま、坂家がこの山を登っているんだったな。どう
する?坂家を待ったほうがいいかもしれないけど、早く捜査を進めたい
な。 ・・・じゃあ、あれだな。俺たちも山を登りがてら店
を回って捜査して、坂家が登り切ったらそいつも一緒に捜査をしよう。」
「そうですね。じゃあ、川杉さんと大和田先輩も一緒に行きましょう。」