まぁでもここまで来ました。呼んでくれている方。ここからはナイト
遂にライダーバトルが始まります。
追伸、書き方がばらつく事がありますが、すみません
前回のお話
1:パーティー会場に乗り込んで言った一誠
2:その一誠を返り討ちにするなぞの執事、香川
3:一誠の命が奪われるその時、その命の灯火を救ったのは、彼らの仲間でもある相川 蓮だった。
会場は来賓客の動揺と遺憾の感情でざわめいている。
その原因であるのは一誠を庇う形でその前に立ち尽くしている漆黒のコートを纏った相川 蓮その人
その存在が悪魔でも、堕天使無い。ただの人間ならなおさらに
ほとんどの悪魔がそう感じているだろう。
だがそんな悪魔の中でも一部だけ、その存在に気づいていた。
「グレイフィア・・・・・悪いけど」
「解っています。ただいまアジュカ様に・・・・」
目の前の男が人間ではないと言うことに
蓮は自分に注がれる奇怪な視線を気にも留めず、ただ目の前、蹴りつけた香川の動きを監視する
先程の蹴り、不意を突いた一撃は確かに香川の腹部を捉えた。通常なら内臓破裂と肋骨損傷は確実のはず・・・・だが
「ちっ・・・やはり人では無くなったか」
盛大な舌打ちに蓮の表情が歪む。
一方、蹴り付けられた香川は何とも無い様子で立ち上がる。
「まさか君自身が来るとは・・・お久しぶりですね。相川君。」
「「「「「っ!?」」」」
香川の言葉にグレモリー眷属とフェニックス眷属は驚く。フェニックス家の執事とオカルト研究部に在籍しているにも人間である蓮が顔見知り
一瞬何かの聞き間違えとも思うだろう。だが
「あぁ・・・2度と会うことは無いと思っていたがな」
「そうですね。ですが私はまた会えて良かったと思いますよ。なんせ」
キィィィィィィィィン!キィィィィィィィィン!
「君を殺すことが出来るのですからね」
金属音のような鈍い音がパーティー会場にいた全員の耳に響き渡ると同時にやつ等は蓮の背後、現れた。
『ブブブブブブブブブ』
『ブブブブブブブブ』
「キャアアッァァァァァァァ!!」
「なっ!?何なんだこの化け物は!一体どこから!」
周囲の悪魔が現れた化け物に驚き泣き叫ぶ。一瞬でパーティー会場が阿鼻叫喚で包まれるが、蓮は内心やはりと確信した。
香川の命令で現れたミラーモンスター・・・・・奴が操っていることは確実だな
現れた2体の『レイドラグーン』は3体ともただまっすぐに、ただ1人のターゲットの命を抉り取ろうと、その手に生える鋭い鉤爪を突きつけようとまっすぐに向かってくる。
まぁ・・・・狙いは俺だよな
「レンッ!逃げなさい!逃げて!」
「蓮君!」
「先輩!」
だが蓮は動かない。動こうともしない、ただ自分を3方向から襲い掛かかろうとする『レイドラグーン』を静かに見つめる。
まるで殺してくれと言わんがように動かない。
「グッ!蓮・・・俺のことは良いから・・・逃げろ!」
香川にやられた傷から立つ力さえ残っていない一誠が最後の力で逃げろと呟く
一誠はどうやら自分が蓮の足枷になっていると思っているようだが
「大丈夫だ」
「何が・・・大丈夫なんだよ!」
余裕の表情を浮かべる蓮。だが『レイドラグーン』の3方向からの鉤爪の脅威は直ぐそこまで迫る。
あと3秒・・・2秒・・・1秒・・・・『レイドラグーン』の脅威が蓮の心臓を首を抉ろう迫る
「レン!!」
「蓮君!!」
「先輩!!」
「蓮!!」
「これで・・・・・・終わりです。さよなら、相川君」
あぁ・・・・そうだな。とっとと終わりにしようぜ
「この茶番をよ」
そうだろう・・・・・
『『『ブブ!!?』』』
「「「「えっ!」」」」
一体何が起こったのかリアスたちは理解できない。だが蓮は口角を吊り上げる。思わず笑みが零れ落ちる。
「なるほど・・・・・やはり、一筋縄では・・・いきませんか」
香川の顔から余裕の表情が消える。どうやら奴等も悟った。というより・・・・本気になったか。
ということはもう伏兵からの奇襲は成功しないと考えたほうが良いな。
「神代君・・・それに花園君まで・・どうして、あなたたちが」
2体のミラーモンスターを蹴り飛ばした男、それはいつも相川蓮とよく行動をともにしていた人物
神代剣とレオ花園
「すべての説明は後でしてやる。だから今は聞くな。」
一々驚かれる度に質問されたらこっちとしては堪らない。寧ろ、邪魔だ。それよりも
「『レイドラグーン』2体で殺せるとは思いませんでしたが、まさかお友達と一緒とはね」
『ブ・・ブブブブ』
『ブブブブ・・ブブ』
蹴り飛ばした『レイドラグーン』も体制を立て直すように立ち上がり、香川を守るように左右に展開する。
「蓮・・・・こいつか?今回のターゲットは」
香川を睨み付ける剣。
「そうだ・・・・香川英行。2年前に俺が殺した。」
殺したはずだったんだがな。正直言って何で生きているのか疑問に思わないのか・・・そう言われれば気にならなくも無い。だがこの世界には死んだ人間を別の種族として蘇らせる手段なんて腐るほど存在する。俺の
「・・・彼人間では無いよ。悪魔でも堕天使でも無い。・・・どちらかというと僕らに近い。どうやら・・・奴等に関係がありそうだね」
人間でもない。悪魔でもない。ましてや天使や堕天使でもない。俺が出会った中でやつの発する気配は3勢力のどれとも違う
「なにやら盛り上がっているようですが・・・・私の手駒は『レイドラグーン』だけではありませんよ?」
キィィィィィィィィン!キィィィィィィィィン!キィィィィィィィィン!
『ブブブブブブブブ』
『ウフッウウフフフフフウフフ』
『グギャッ』
香川の呼びかけに応えるように香川の周辺に新たなモンスターが現れる。
先程、蓮に襲いかかった『レイドラグーン』がもう1体
更に不気味な笑い声でこちらを馬鹿にしているようにふらふらと動く『サル型ミラーモンスター』
そして、腕の触手をぶらつかせる『イカ型ミラーモンスター』
「デッドリマーにバクラーケン・・・・決まりだな、今回の首謀者は・・・奴だ」
奴が今回の、ライザーフェニックスに取り入り、その影で多くの、罪も無い、力も無い一般の悪魔をミラーモンスターに喰わせ、幼い子供の生命を
人生を奪った。激しい怒りに、自分でもどうにも出来ないほどに怒りがこみ上げてくる。
「答えろ・・・・・香川。何故・・・・・子供を狙った」
「子供・・・・・あぁ・・やはりあなたでしたか。道理で始末に向かわせた『レイドラグーン』からの反応が無いわけだ。」
「良いから・・・・答えろ。香川」
有無を言わせない睨みと憤怒の篭った声がざわついた会場に木霊する。
そして、香川はつまらなそうに口にする。
「決まっているでしょう?我々の正体を隠すためですよ。まぁどの道、今日は片付ける予定でしたがね」
まるで、それがどうかしましたか?と言った平然とした態度に蓮の中で何かがはじけた。
「もういい・・・・もう十分だ。」
「そうですか・・・・・ならば最後に、どうです?この数の差では勝ち目は無いでしょう。我々と・・・・手を組みませんか?」
手を組む?手を組むだって
「クククハハハハハアッハハハ!!」
思わず高笑いが自分の口から漏れてしまう。まさかここまで愚かだったとは思わなかった。あいつは、目の前の存在は俺や剣、レオにたったこれだけの数で勝とうというのだ。これが笑えずにいられるか
「蓮」
「レン」
あぁ解っているよ剣・・・レオ・・・俺はもとより手を組むつもりも無い
まして奴を生かしておくつもりも無い。こちらの戦力は現状、俺、剣、レオ。対してあちらは香川に加えて『レイドラグーン』が3体、『デッドリマー』に『バクラーケン』の6体と数だけ見ればこちらが不利に見える。
だがそれはあくまで数の差だけを鑑みればの話、質では圧倒的にこちらが勝る。
だがこの城の周囲に感じられるミラーモンスターの気配はこの場にいないものでも数十は超える。それらを全て一度に排除するとなると実に面倒だ。それに被害も大きいだろう。
だが、それでも俺は・・・・目の前のこいつをこのまま生かしておくつもりは一切無い
「香川・・・・忘れたか?俺は一度的と認めたものは誰であろうと殺す。そういう男だということを」
「・・・・・・そうですか。ならば・・・望み通り、殺してあげますよ!」
奴は懐から取り出したカードデッキを俺たちに見せ付けるように翳す。香川の腰に浮き上がるベルトに一誠やリアスはまさかという驚きの表情を浮かべる。そのベルトは一誠が1度、堕天使に殺された時、そしてはぐれ悪魔バイザーの討伐の折に『ディスパイダー』に捕食されかかった時など自分たちの危機を3度も救った存在
『変身』
香川は空中に放り投げたカードデッキを腰のVバックルに装填する。
香川の体に鏡のように合わさる数枚の残像がその姿を変える。
「仮面ライダー・・・・なの!?」
「ほう・・・仮面ライダーを知っている。まあどの仮面ライダーを言っているのかは予想がつきそうですが・・そうですよね・・・相川君」
言葉をこちらに投げる香川に俺は思わず嘲笑をもらす。確かにそうだ。奴の言うとおりだ
何時か正体がばれることになる。それは予感していた。朱乃に正体がばれた時、もうこれはみんなに伝わったと確信したさ
だがな
「例え正体が割れたとしても、例えそれで俺たちが蔑まれたとしても」
『Start UP』
「例え過去に大きな罪を背負っていたとしても」
『 315 Standing by!』
「俺たちは大切な者を、大切な仲間を守るために、弱者を守るために戦う」
剣は左手に逆手持ちする紫色の日本刀、『サソードヤイバー』を、右手には小型の変身ツールである『サソードゼクター』を
レオは携帯電話型トランスツールである『サイガフォン』に変身コードを打ち込み
蓮は左手に添えてある蝙蝠の刻印が刻まれたカードデッキを前方に構える。
ただ大切な者を、仲間を、友人のために、戦う。
「例え孤独に、1人になろうとも戦う。自らの信念のために戦い続ける。それが・・
仮面ライダーだ!!!変身!」
「「変身!!!」」
『HEN-SHIN』
『COMPLEAT!』
蓮が、剣が、レオが、それぞれの思いを胸に変身の一言とともに姿を変える。
剣は全身にオレンジ色のチューブ『ブラッドベセル』を全身に巻きつけた重装甲の姿に
レオはギリシャ文字の『Ψ』が描かれた頭部、そして強力な力の源でるエネルギー、『フォトンブラッド』が『フォトンストリーム』によって白いライダースーツを駆け巡る
そして蓮は漆黒のマントを靡かせた西洋騎士に、その左のホルスターには蝙蝠を模したナックルガードが特徴の細い長刀が使い手に使われるのを待つように蝙蝠の目が赤く輝く
「貴方達・・・・一体何者なんですか!!」
「駒王学園2年、相川蓮。またの名を『仮面ライダーナイト』」
「同じく駒王学園2年、神代剣。またの名を『仮面ライダーサソード』」
「同様に駒王学園2年、レオ花園。またの名を『仮面ライダーサイガ』」
これから貴様たちを、断罪する者の名前だ。覚えておけ。
今戦いの鐘は鳴り響く。
次回 第13話 激戦の果てに『上』
今回は迷いました。文章の表現などで指摘があればぜひお教え願いたい。
今回で戦闘シーンもまとめてやろうかと考えもしたのですがやはり、別々にしたほうがいいと思いました。
なんかその方がすっきりするし。
さて、次回は3人のライダーの視線を交互に囲うと思っていますが、ライダーごとに話数を変更するかもしれません。
なんで短くなるかもしれませんがよろしくお願いします。