マーク「誰だ!」
しかし真っ先に返ってきたのは答えではなく弾薬だった。
マーク「くっ、いつ間に一機増えやがったんだ・・・」
レーダーを見ると今までレーダー上に表示されていなかった機体、YMS-07B グフがすぐ近くまで来ていた。
マーク「そこかっ!」
マークはレーダーで位置を予測した位置にビームガンを発射した。
すると敵機は無駄のないサイドステップで回避した。
???「少しはやるようだな。デザートカラーのパイロットよ」
マーク「あんたもな」
敵機の姿をしっかり目で捉えると通常のグフではないのがわかる。
通常色の青ではなくグレーに塗装されている。
それは搭乗者がエースパイロットである事を示しているのだ。
マーク「とんだババを引いちまったみたいだな」
マーク少尉は士官学校ではトップの成績で卒業した経歴を持ち、MS操縦においては絶対の自信が有った。
しかし当然だが、実戦で、それもエース相手に互角にやり合えるのかと言われるとやはり疑問符が付いた。
???「戦場で考え事とは余裕綽々だな!」
敵の左腕部の5連装75mmマシンガンがマークの機体襲う。
が、間一髪回避した。
マーク「やれるやれない関係無くやるしかねえみてえだな」
マークもすかさず、ビームガンで応戦するが、読まれていたのか回避された。
その後、お互いに撃ちあっては避け、撃ち合っては避け、目まぐるしい攻防を繰り広げられた。
マーク「ちっ、エネルギー残量に余裕がねえ!」
敵はまだ他にもいる事を考えるとMS一機落とすのにこれ以上のエネルギーを消費している余裕は無かった。
マーク「こうなりゃ仕方ない!」
マークはビームサーベルを構え、全速力で敵との距離を詰める。
???「グフに接近戦を仕掛けようとは、いい度胸だ!!」
敵もヒートサーベルを構えて、応戦する。
互いの刃がぶつかり合い、目の眩むような閃光が迸った。
つばぜり合いの体制で互いに刃を押し合う。
マーク「もらった!」
マークはつばぜり合いの体制のまま頭部バルカンを発射した。
ドパパパパパパパパ!
???「なんだと!?」
バルカンとはいえ、至近距離で攻撃を受けた敵機は中破した。
???「まさかジムに頭部バルカンが搭載されていたとは・・・・撤退する!」
マーク「深追いは無用だな」
そうだ、まだ戦いは続くのだ。貴重なエネルギー残量を減らしてまで撤退する敵を深追いするのは自殺行為だった。
マーク「あと四機か・・・」
マークはレーダーで敵の位置を確認すると、急いで敵の元へと向かった。
第2話 「エースの威圧」end...