こんな、横島忠夫はどうでショー!   作:乱A

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(`・ω・)数年前に書いたエイプリルフールネタで、まどか☆マギカとタダオキュートのクロスでしゅ。


「ちょっとした、出来心なクロスネタ」

 

……不思議な夢を見た。

 

壊れた街の中でとても怖い“何か”とたった一人で闘っている女の人。

助けてあげたい!何とかしてあげたい!でも、私には……

 

そんな風に悩んでいると何処からか声が聞こえた。

 

「君には力がある、とてもすごい力が。その力があればなんだって出来る」

 

そうなの?こんな私にも誰かの為に何かが出来るのかな?

 

「勿論さ!!だからさ…僕と契約して魔法少女になってよ」

 

 

 

其処で夢から覚めた。何だったんだろうあの夢は?そしてあの女の子は?何処かで会った事がある様な気がする。

 

さやかちゃん達と学校に行く途中に不思議な女の子に出会った、横島忠雄ちゃん。

とても変なの、だって自分の事男の子だって言うんだよ。あんなに綺麗なのに男の子の筈ないよ。

 

と言ってたら本当に男の子だった………自信、無くなっちゃった。

隣でさやかちゃんもへこんでいる…。orz

 

学校に行くと転校生が来た。

とっても驚いたの、だって夢の中で闘っていた女の子だったから。

 

 

 

「貴女は誰?繰り返して来た歴史の中に貴女は居なかった」

「ボクはこの世界の人間じゃないんだ。偶然、この世界に迷い込んでしまったんだ」

「貴女も魔法少女なの?」

「うん、一応……」

「一応?」

「君達とは違う力で魔法少女にされちゃったんだ。それにボクは男だし」

「嘘よっ!!」

「そんなに必死に否定しなくたって……」(涙)

 

 

 

キュウべえ……

アイツを見てると頭の中で雑音が鳴り響く。まるで“ノイズ”の様に。

アイツは危険だ、アイツをまどかちゃんに近づけちゃいけない。

だからボクも闘う事にした、魔法少女として、ほむらちゃん達と一緒にまどかちゃんを護る為に。

 

 

 

新しい仲間が出来た。

私達とは違う世界の魔法少女、それなのに私と一緒に闘ってくれる。

心強い、仲間が居るって、友達が居るってなんて心強いんだろう。

もう何も怖くない。

 

でも……あんなに可愛いのに男の子だなんて反則よ。

 

 

 

あたしってほんとバカ。

暁美ほむらが、忠雄があんなに忠告してくれてたのに……

キュウべえなんかに…簡単に騙されて。

でも、彼女達はこんなバカなわたしを護ってくれる。

暁美ほむらも、マミさんもキュウべえに騙されて魔法少女にされたっていうのに。

だからわたしも闘う。

キュウべえなんかの思い通りになんかさせてやるもんか!!

そしてこんなわたしを仲間と思ってくれる皆の為にも。

 

 

 

あり得ねえだろ、ぜってぇあり得ねえだろ!!

アイツが男だぁ?何の冗談だ!!

アイツが男だってぇんならあたしは何なんだ!?

くそっ、自分で言ってて悲しいぜ。それに何だ、キュウべえがあたし達を騙してる。

OK、いいぜ。そいつなら信じてやる、忠雄が男だなんて冗談よりよっぽど真実味があるぜ。

 

 

 

今までの歴史ではまどか以外は信じてくれなかった。

でも今回は皆が一緒に闘ってくれる、まどかを護る為に。

貴女のおかげなの忠雄?

今度こそ護って見せる、私の一番大事な…大好きなお友達。

キュウべえ、お前なんかに渡さない。

大丈夫、絶対勝てる。忠雄たちが、皆が居るから。

 

 

 

 

ワルプルギスの夜、最強の魔女。

 

皆が闘っている、でも私は何もできない、ただ護られているだけ。

見ているだけなのかな、何も出来ないのかな?

 

「そんな事は無いよ」

 

キュウべえ?

 

「君なら最強の魔法少女になれる、皆を助けられるよ」

 

本当?本当に?

 

「本当さ。さあ、僕と…」

 

「ダメーーッ!!まどかぁーーーーーっ!!」

 

ほむらちゃん、何で?なんでダメなの?

 

「鹿目さん、私達を信じて。絶対に護ってあげるから」

 

マミさん、でも私も皆の力になりたいよ。

 

「ダメだまどか!!わたしみたいにならないで!!」

 

さやかちゃん、さやかちゃんは私の大事な友達だよ。なんでわたしみたいなんて言い方するの?

 

「おいっ!!皆の声が聞こえねぇのか!?それ以上キュウべえに近づくな!!」

 

聞こえてるよ、だから皆を助けたいの。

 

「やめて、まどかちゃん。そいつの雑音(ノイズ)に惑わされないで!!」

 

何で?キュウべえに魔法少女にしてもらえれば皆と一緒に闘えるんだよ?

 

 

「だったら僕が魔法少女にしてあげるよ」

 

え?誰?

 

「ラル!?」

「やあ、タダたんお久しぶり。捜したよ」

「…君は誰だい?」

「僕は魔法少女・タダオキュートのパートナー、ラルさ。さあ、まどかちゃん。この契約書の魔法陣に親指を押し当てれば君もタダたんと同じ魔法少女になれるよ。大丈夫、魂を抜きとられる様な事は無いよ」

 

「忠雄、アイツの言ってる事は本当なの?」

「うん、魔法少女側から契約を破らない限りは問題は無いよ」

 

「だったら私なる!!魔法少女になるっ!!」

「そ、そんな!!それじゃ僕の計画が」

「さあ、まどかちゃん。”意味在る言葉”を」

 

 

「”明日へ羽ばたけ、夢の翼”」

 

 

 

 

此処に六人の魔法少女達の闘いの物語が始まる。

 

 

 

「魔法少女まどか☆マギカ&タダオキュート ~夢ある明日へ羽ばたこう~」

 

 

2016年春・連載開始

 




(`・ω・)する訳無い。


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