それにしてもめだかボックスはルビ付けが面倒ですな。
試しの一箱「謹んで拝命せよ」
箱庭学園生徒会長、黒神めだか。
彼女は生徒会室の自分の席で書類の整理に没頭している。
幼馴染である人吉善吉もまた、庶務として彼女の仕事を手伝っている。
其処に一人の男が扉を開いて入って来た。
彼の名は箱庭学園二年四組、横島忠夫。
「めだかちゃん、頼まれていた窓枠の修理終わったよ」
「うむ、御苦労。何時もながら横島二年生は仕事が早いな」
「と、ゆーか俺は生徒会役員じゃないのに何で生徒会の仕事を手伝わされとるんじゃ?」
「諦めて下さい、横島先輩。めだかちゃんにその無駄に凄い器用さを知られたのが運の尽きっス」
人吉善吉は心から同情した表情で横島の肩に手をやる。
「しかし、この所こういった雑用ばかり押し付けられて疲れきったこの体はその見事なまでの胸の中で休ませてもらうしか」
「ちょ、横島先輩何を!?」
「ん?そんな事でいいのなら私は別にかまわんが」
「それじゃ遠慮なく、めだかちゃ~~んっ!」
「駄目ですってば、横島先輩!」
横島は善吉の制止を振り切りめだかへのルパンダイブを決行する。……が。
「横島ぁ!貴様、めだかさんに何をするーーっ!」
「ぐぼはぁっ!」
其処に突如その場に現れた阿久根高貴に殴り飛ばされる。
「ふっ、汚い手でめだかさんに触れようとするからだ」
その後、柔道技のオンパレードによってズタボロにされ、肉塊とでも表現するような姿になった横島を見下しながらそう言う。
「?? 善吉、阿久根書記は何をあんなに怒っておるのだ?」
「…めだかちゃんはもっと女としての危機感を持った方がいいと思うぜ」
善吉が溜息を付きながらそう呟いていると、
「あ~~、死ぬかと思った」
横島はあっさりと復活するのであった。
そんな横島を見ながら阿久根は不思議そうな顔をしながら話しかける。
「何でお前の様な
「俺が知るか。と、ゆーより俺は
【そうだな、横島は
「お姉様」
黒神めだかに姉と呼ばれた女性は
実はめだかの姉で、黒神くじらと言う名前だ。
「夭歌、何じゃその否普通とゆーのは?俺はれっきとした普通の一般人だぞ」
【てめえ、俺様が古賀ちゃんを改造して使える様になった再生能力を生まれつき持っているくせに
「何じゃい?」
【俺様に
「出来る訳ないじゃろーが!」
【ちっ!我儘な野郎だな】
「全くだよ。名瀬ちゃんがせっかく改造してくれると言ってるのに」
夭歌の後ろから彼女を抱きしめ、頬を膨らませながらそう言うのは
元々は
「
横島が名瀬や古賀と言い合っていると書類の整理が終わったのか、めだかが書類を持って立ち上がる。
「良し、出来たぞ」
「めだかさん、何ですかその書類は?」
「ふっふっふっ、聞いて驚くがよい。生徒会の新役職の申請書だ」
「新役職?」
めだかは扇子を横島に向け、高らかに語りかける。
「喜べ、横島二年生。貴様の為に新たなる役職を作ったぞ、これで貴様も晴れて生徒会の一員だ」
「……何や、嫌~~~~な予感しかせんが何じゃその役職とは?」
「うむっ。横島二年生の新役職はズバリ『丁稚』だ。謹んで拝命せよ」
凜っ!!
「《凜っ!!》じゃねぇーーーーっ!嫌に決まっとろうがーーーーっ!」
「むう、我儘な奴だな」
「あーーー、もうーーーー!この姉妹はーーーーーっ!」
「ならば、
「何なんやーー、そのピンポイントな金額は!」
「決定だな」
「諦めましょう、横島先輩」
「くそーーーっ、何でワイはこの手の女に逆らえんのじゃーーーっ!?」
答え・横島だからです。
とりあえず終わる。
(`・ω・)名瀬夭歌のセリフの括弧が【 】なのは原作での吹き出しをイメージしました