こんな、横島忠夫はどうでショー!   作:乱A

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(`・ω・)今回からはネギまとのクロスをお送りします。


「G×N ネギまとヨコシま!」
一時間目「別に結婚しろなんて言うてへん。まずは婚約や!by百合子」


それはある魔王の自殺劇。

邪悪である事を拒んだが為に邪悪に染まってしまった哀しき魔王の物語。

 

青年と女性は出会い、そして何時しか愛し合う。

青年は誓う、魔王を倒し女性達を救うと。

女性はその言葉を信じ彼を持つ。

運命の中のつかの間の幸せ、運命による再びの闘い。

 

青年は女性の為にその身を盾にする。

女性は青年の為にその命を捧げる。

 

二人はただ、愛し合っただけ。

愛し合ったが故の悲恋。

愛し合ったが故の別離。

そして物語は魔王の消滅で終劇となる、

 

一人の青年に消えぬ傷を植え付けたまま。

 

 

 

 

 

一時間目

「別に結婚しろなんて言うてへん。まずは婚約や!by百合子」

 

 

 

 

「「「「「お見合いーーーーーーー!?」」」」」

 

その日、美神除霊事務所に女性陣の叫び声が響いた。

横島忠夫の母親、横島百合子が横島に見合い話を持って来たのであった。

 

「な、何だよお袋、行き成り見合いだなんて?」

「母さんの知り合いのお孫さんでね、とてもいい娘だよ。向こうにもあんたの事は教えておいたけどけっこう乗り気だったわよ」

 

そう言い、百合子は横島に見合い写真を差し出し、その写真を見て横島は汗を一筋垂らした。

 

「あの~、お袋?」

「何だい」

「確かに可愛いのは可愛いんだけど」

「よかったじゃないか」

 

 

「…あ、あの…これって……」

「こ、これは…まさか…」

「まさかでござるな」

「…でもどう見ても…」

 

見合い写真を覗き見していた女性陣の感想も横島と同じだったらしい。

 

「……ちうがくせいって事はないよな…」

「中学生だよ」

 

百合子は当たり前のように答えた。

 

「待たんかーーーーい!」

「何だようるさいね」

「中学生ってどういう事じゃい!バインバインなお姉ーー様ならともかく中学生は色々とヤバイだろ!」

「何もいきなり結婚しろなんて言わないよ。まずは一度会ってきちんと向こう様の家族と話をして若い二人だけで色々話をしてそれから婚約しろと言ってるだけじゃないか」

「それがヤバイと言っとるんじゃーー!」

「……忠夫、あまり我侭ばかり言っとると本気で怒るで」

「我侭?無理やり中学生と婚約させられるのを嫌がるのが我侭やと言うんかオカン」

「ちょっと待ちなさいよ!いくら母親だからってそんな事を勝手に…」

 

そう令子が反論を始めると百合子は携帯を操作し、そして令子のパソコンにメールが届いた。

 

チャリンチャリーーン

(何処かの王国の国王も愛用している小銭の音の着信音)

 

「何よこんな時に」

 

そう言いながらメールを開くと其処には事務所の裏帳簿など令子の脱税の証拠となる書類が表示されていた。

 

「な、ななななななななななななななななななななななななななななななななななな、何よこれーーーーーーーー!!」

「あら?税務署に送ったと思ったのに間違えて此処に届いたのね」

 

百合子はしれっとそう言った。

 

「ヨ、ヨコシマクン・・・・・・・・・」

「な、何スか美神さん」

「お見合い、頑張ってきなさい」

「美神さはーーーん!」

 

美神の心の中

追徴金>嘆きの壁>横島の見合い

 

「さ、話もついた事だしさっそく準備に取り掛かるわよ。まずはその身なりから整えなきゃね」

「待ちなさい!まだ話は終わってないわよ」

「タマモの言う通りでござる!先生は誰にも渡さぬでござ……」

 

タマモとシロは百合子に詰め寄るが……

 

「何か文句でもあるの?」

「ヒイッ!」

「キャインキャイン!」

 

その、圧党的な迫力の前には逃げる事しか出来なかった。

動物はより強いものには本能的に逆らえない。

 

「時間がないんだから急ぐわよ」

「いやーー!ロリはいやーー!ロリは逝ややーーー!」

 

必死な叫びもむなしく横島は引きずられて逝った。

 

 

 

―◇◆◇―

 

「美神さーーん!このままじゃ横島さんが」

「だ、大丈夫よ。よく考えてみなさい、こんな可愛い女の子があの横島くんと結婚したがるわけないじゃない。そうよ、横島くんと結婚したがる物好きなんて………」

「……結構いると思うんですけど……」

「いるわよね」

「いるでござる」

「あ……あ…」

「どーーするんですか!」

「仕方ないじゃない!あのままだったら莫大な追徴金を払わされる羽目になるところだったのよ。そんなのゴメンよ!」

「先生が見ず知らずのおなごに取られてもいいと言うのでござるか!」

「いいかげん素直になったらどうなのよ!」

「だってお金が大好きなんだもん!」

 

「…シメサバ丸……」

 

おキヌがそう呼ぶと台所からおキヌ愛用の元妖刀の現包丁が飛んで来ておキヌの手の中に収まった。

 

「あ、あれ?……お、おキヌちゃん?………」

「美神さん…私、怒ってるんですよ…」

「おキヌちゃん、ま、待って。私の話を…」

「美神さんのバカーーー!」

「いやーーーーーー!」

 

その光景を前にして、シロタマは部屋の隅で抱き合いながら震える事しか出来なかった。

 

 

 

六道邸・・・・・

 

「え~~~ん、お母様~~~~!」

 

冥子は泣きながら母親の部屋に駆け込んだ。

 

「お母様~~~、横島君が~~、お見合いするって~~、…お母様~?」

 

六道家当主、六道冥華はメイドのフミさんから受け取っていた報告書を見ながらブルブルと震えていた。

 

「フミさん~~、お母様は~~どうしたの~~?」

「その情報なら私共の方でも掴んでおりましたので奥様に報告した所でございます」

「そうなの~~、お母様~~どうしよう~~。横島君~~取られちゃう~~」

 

グシャッ

 

冥華は報告書を握りつぶしながらこの見合いを画策した相手に怒りを向けていた。

 

「あ~の~、ぬ~ら~り~ひょ~ん~!」

 

 

 

 

麻帆良学園都市、学園長室・・・・・

 

「…などど、唸っとる頃じゃろうな。六道さんや、悪いが横島君はウチの木乃香が貰うゾイ。フォフォフォフォフォフォ」

 

 

 

その頃、女子寮の明日菜達の部屋では。

 

「え~~!お見合いをする~~!?」

「うん。今度の日曜にな~」

「どんな人なんですか?」

「横島忠夫さんっていってな、GSなんやって」

「横島って、たしか以前魔族側についた人じゃない?」

「でもアスナさん、あれは魔族陣営の情報を得るためのスパイだったはずじゃ」

「大丈夫や。悪い人には見えへんし、それに何か気になるんよ」

「気になる?まあ、木乃香がいいんなら反対する理由もないけど」

「ウチにもよくわからんけど何か懐かしくて安心できるような気がするんや」

 

木乃香は昔の事を思い出すような感じでそう言った。

 

「と、とにかくお見合い、頑張って下さい」

「アンタ、わかってて言ってるの?」

「ごめんなさい。よくわかりません」

「あはは、ありがとネギ君。頑張って来るな」

 

そして部屋の外、木の影で。

 

「横島忠夫。もしお嬢様に相応しくない男だったら……でも…」

 

刹那は忠夫の写真を見ながら呟いた。

 

「何故だろう。この人……どこか懐かしい……」

 

 

続く

 




(;ω;)美神さんの声はあのお方の声を脳内再生してください。
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