こんな、横島忠夫はどうでショー!   作:乱A

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(`・ω・)一番最初に横×エヴァを書いたのは誰なのでしょう?
尊敬しています。
横×ユエで書いてみようとも思ったのですがどうもしっくり来なかったのであえなくボツ。



ありふれ職業in横っち・二話目っぽい何か

偶然に偶然(ありふれた設定)が重なり、別の異世界からやって来た横島とエヴァと邂逅したハジメとユエ。

ユエは未だ、横島に対して怯えと懸念があるらしく、ハジメの影に隠れたまま目を合わせようとはしない。

そんなユエに横島は…

 

「あ~、悪かったよ。だがな、状況がどうあれ先に殺気を飛ばして来たのはそっちの男だからな」

「忠夫は私を、わ・た・しを護ろうとしただけだ。お前も…ハジメとか言う名前だったな。忠夫からその男を護ろうとしただろう?そういう事だ」

「…ん、納得。一番悪いのはハジメ」

「ユエ!?」

 

横島が一応の謝罪をし、エヴァの説明もあってか、ユエはハジメの影から出て来た。

 

「次は私達の事の説明だな。まず最初に言うのは横島が住んでいたのはハジメ、お前達が住んでいたのとは違う世界の地球だ」

「は?」

「そして私が住んでいた更に別の世界の地球に横島が転移して来た訳だ」

「ち、ちょっと待て…。何だそれは?」

「いわゆる平行世界という奴だ。こうやってトータスという別の世界があるんだ、別の世界に別の地球があってもおかしくはあるまい」

「理屈で言えばそうだが」

「ならば難しく考えず、そういう事だと理解しろ」

「分かった分かった。それで?」

「ある戦いがあってな。まあ、それ自体は終息したんだが敗残の一部が不意打ちを仕掛けて来てそれを迎え撃とうとしたらこの”馬鹿”が余計な事をした結果、次元の穴が出来てしまい此処に来る羽目になった訳だ」

 

エヴァは横島の頭を蹴飛ばしながらそう説明する。

 

「安全策を取って逃げようとしただけやないか」

「あの程度の輩、敵ではなかっただろうが!言い訳をするな、言い訳を!」

「あんぎゃぁーーーーっ!」

 

そして蹴飛ばしていた横島の頭を床に叩き付けた上に踏み躙る。

 

「さてと、少し喉が渇いてきたな」

 

エヴァはそう呟きながら横島の右腕を持ち上げると袖を捲り上げて噛み付き、何時もの様に血を吸い始める。

 

「ちゅ~~~。うむ、甘露甘露」

「せめて一言断ってからにせんかい。俺はドリンクバーじゃねえんだぞ」

「ほとこがこみゃきゃいこちょにこじゃわるにゃ」

「吸うか喋るかどっちかにしろ!」

「じゅ~~~~~~~~~」

 

そんな二人をハジメ達は呆然と見ている。

 

「…その女も吸血鬼なのか?」

「…と、言う事はそっちもか?」

 

横島がハジメの問いにそう聞き返すとユエが舌なめずりをしながら後ろから抱きつき、その首筋に牙を突き立てる。

 

「ちゅ~~~。うん、何時も通り美味」

「見ての通りだ」

 

「「………」」

 

血を吸われ続ける二人は無言で突き出した拳をお互いに会わせる。

何かを分かり合った様だ。

 

「ふん、横島の血に比べれば大した味でもなかろう」

「ふっ、本当の美味という物を知らないなんて可哀想」

「ほ、ほう。横島の血はな、こうぎゅ~~~~っと濃縮されていて、これに比べたら最高級のワインなどごく普通の葡萄ジュースにすぎん」

「むう、ハジメの血は世界の至宝。味を比べる事すらおこがましい」

 

「「………」」

 

生憎、こちらの二人は分かり合えなかった様だ。

 

「「ふふふふふふふふふ」」

 

「「じゅーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」

「「いい加減にせんかぁーーーーーーーーっ!!」」

 

 

 

ー◇◆◇ー

 

その後、四人は三階建ての反逆者の住処という施設を調べまわる。

一階にある風呂やベッドルームなどは問題なく使えるようだが二階の工房や書棚などは何やら不思議な力で封印されているらしく、現時点では使用出来なかった。

三階に上がると其処には直径七、八メートル程の魔法陣があり、更にその奥には白骨化した遺体が豪華な椅子に俯いたまま座っていた。

 

「見るからに怪しい。ハジメ、どうする?」

「どうするも、外界に通じる出口も無いし俺の錬成も受け付けない書庫と工房の封印……、明らかにこの部屋がカギなのは間違いない。調べるしかないな」

「よし、頑張れ!俺が見守っていてやるぞ。ほれほれ」

 

横島はそう言いながらひょいひょいっとハジメを追い進める様な仕草をする。

 

「手前な…」

 

ハジメはそんな横島を睨み付けるが相手をするだけ無駄だと悟ったのか、溜息を一つ吐くと魔法陣へと歩き出す。

そして魔法陣の中心に立つと光が部屋を満たし、その光が治まると一人の青年が立っていた。

 

その姿は魔法で再現された映像らしく半透明でよく見れば椅子に座っている白骨が身に着けているのと同じローブを纏っている。

 

『試練を乗り越えよくたどり着いた。私の名はオスカー・オルクス。この迷宮を創った者だ。反逆者と言えばわかるかな?』

 

そこで語られたのは世界の真の歴史。

自らの愉悦の為に人々を駒に戦争を起こし、世界を救おうとした解放者達を捻じ曲げた神託で反逆者へと仕立て上げ護るべき人々自身の手で倒させた。

 

残された七人の解放者達は其々世界中に散らばり迷宮を創り上げた。

迷宮の試練を突破した者に自分達の神代魔法を授け、何時の日にか偽りの神を倒してくれる者が現われる事を信じて。

 

語り終えたオスカーの映像が消えるとハジメは頭を抱えながら蹲る。

この迷宮の突破者としてオスカーの神代魔法を直接頭脳へと刷り込まされたらしい。

その後、ユエも神代魔法を受け継いだ。

それは魔法を鉱物に付加する事で様々な効果を持つ、所謂アーティファクトを作る事が出来る生成魔法との事だ。

 

真実を知ったハジメがこれからどうするのかとユエに聞かれると…

 

「あ?どうもしやしねぇよ、この世界がどうなろうと知ったこっちゃねぇ。俺は外に出て元の世界に帰る方法を探すだけさ」

「…ハジメ」

「心配しなくても置いていきゃしねぇよ。一緒に連れてくって約束しただろ」

「うん、私の居場所は何処に行っても此処だけ」

 

ユエはそう言い、ハジメの胸の中へ飛び込む。

 

「で、そっちはどうすんだ?」

「どうすんだと聞かれてもな?世界がどうこうっていう事態は正直お腹いっぱいなんだがな」

 

抱きついて来たユエの頭を撫でながら聞くハジメにそう答えるしかない横島。

まあ、GS世界では魔神大戦、ネギま世界では魔法世界の存亡を懸けた戦い、そう思うのも当然であろう。

 

「まあ、とりあえずは外に出て世界の在り様を知ってからの話だな。行きがけの駄賃だ、私等もその神代魔法とやらを貰っておくか」

 

エヴァはユエの事を何やら羨ましそうに見ながら魔法陣へと歩み出す。

ちなみにその時、ユエはふっと鼻で笑い、エヴァはちっと舌打ちをした。

 

だが、何時まで待っても魔法陣は何の反応も見せなかった。

 

「当然だろうな。お前達は偶然此処に来ただけで突破して来た訳じゃないからな」

「あのヒュドラこそが迷宮の突破の鍵?」

「そう言う事だな」

「ヒュドラ?」

 

オルクス大迷宮の最奥、この反逆者の住処を守護していた所謂ラスボス。

そのヒュドラを倒さない限り神代魔法は手に入らない、そう説明を受けるエヴァ、そしてその足は逃げ出そうとしている横島の背中を踏みつけている。

 

「では行くぞ」

「嫌やーーっ、嫌やぁ~~~~~~!」

 

横島はエヴァに首根っこを捕まれて引きずられ、ハジメとユエもその後を付いて行く。

そして迷宮最深部へと出て来ると、地面に魔法陣が広がりヒュドラが其処から現われる。

 

「さてと、お手並み拝見といくか」

 

反逆者の住処への入り口に背中を預けるハジメ、ユエはその隣に腰掛けて横島達の戦いを見学するつもりだ。

 

「「「「「「クルゥァァアアン!!」」」」」」

 

六本の首は、眼前の横島とエヴァを敵と見定め其々に雄叫びを上げる。

 

「もう逃げ場は無いぞ。いい加減覚悟を決めろ」

「へいへい、解りましたよ」

「(それと、文珠を使う時はばれない様に誤魔化しておけ)」

「(ん?よく解らんが解った)」

 

赤い紋様が刻まれた頭が口を開くと適当に考えた詠唱をそれっぽく唱えながら【縛】の文珠を発動させる。

 

『ロゲモ ロゲハ ウジョイサ 我が眼前、立ち塞ぎし者、愚かしき者、彼の者、その場にて立ち枯れよ』

 

文珠が放つ光と放電がヒュドラを拘束すると同時にエヴェは呪文の詠唱を始める。

 

『リク ラクラ ラック ライラック 契約に従い、我に従え氷の女王。来たれ、とこしえのやみ。えいえんのひょうが。全ての命ある者に等しき死を。其は安らぎ也』

 

『おわるせかい』

 

詠唱が終わると辺り一面は氷づけになり、氷像になったヒュドラはエヴァが指を鳴らすと同時にあっけなく砕け散ったのであった。

 

「さてと、ちゃっちゃと魔法貰うとするか」

「そうだな、…ん?」

 

部屋の中へ戻ろうとするとハジメとユエの二人はあんぐりと口を明けたまま呆然としていた。

 

「ひょっとしてお前達、あの程度の奴に苦戦したのか?」

 

ユエへの意趣返しなのか、鼻で笑いながらそう言うと二人は歯を食いしばりながら睨み返すが苦戦したのは事実なので反論はしなかった。

 

オスカーの部屋で横島とエヴァは神代魔法を会得したが、結果的に同じ映像を計四回見る羽目になったのは苦痛だった様だ。

 

その夜、部屋数は余っていた為別々の部屋で寝ていた横島が夜中に用足しした後ハジメの部屋の前を通りかかると……

 

『あ、あん、ハジメ……』

『ユエ』

『…今日のハジメ、ちょっと野獣』

『嫌か?』

『そんな…事な…ひゃうっ』

 

そんな声が聞こえて来て、流石にまずいと後ずさりをする。

 

トン

 

何かにぶつかったと横島が振り向くと其処には。

 

「そー言えば此処にはアスナも刹那も木乃香もその他の邪魔者は誰もいないんだったな」

 

そう言い舌なめずりをするエヴァが立っていた。

 

 

 

 

横島は逃げ出した。

 

 

 




(`・ω・)果たして横島は無事に逃げ切れたのであろうか?
その答えは永遠の謎である。

エヴァ「ごちそうさまでした」

(;ω;)折角上手く誤魔化したのに。
それはそうと果たして残念ウサギまで書く事は出来るのであろうか?
その答えは永遠の謎である。

(・ω・)ノシ と、いう訳でサラバだ。


※エヴァの『こおるせかい』では文珠を使うまでも無く砕け散ると指摘を受けたのでその部分を変更しました。
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