長屋の通りで殺人事件!!後編!!
【数日後、幕府】
大広間…と呼ぶかは怪しいが、とにかく広い座敷に将軍やらが集まり何やら話し合いをしていた。
「して、あの田原とやらはどうなった?」
「嗅ぎ付けられた、と」
「中々に使える奴じゃったがのぅ」
「また仕事人か…」
将軍、
「目障りな仕事をしてくれるわね」
副将軍、シルヴィ・ラインハルト。
「代わりはいくらでも居る。すぐに手配しよう」
悪の親玉二人とその配下ら。幕府で何が起きているのか、そして何を起こそうとしているのか。
「ふん、シルヴィ。次はあんたが行ってみなさい」
「たかが野良犬風情を殺すのに私が行く必要性が?…ないな」
「野良犬一匹斬れないのか?あんたのその
「いかに将軍と言えど次の言葉を出した瞬間…斬る」
「まぁ落ち着けシルヴィよ。夢幻将軍、そなたもじゃ」
「小沢殿…そうだな、すまなかったシルヴィ」
「フッ、私こそ失礼した。今回は私が行く。これジャミル」
「はっ」
「仕事人を誘き出せ、後は背後関係も洗っておけ」
「はっ、ではすぐに」
大きな歯車が動き出す。それは小さな仕事人、ジュリエッタを飲み込む大きなしかし見えざる事件になるのだった。
【一月後】
巷では将軍の暗殺未遂事件の噂でもちきりだった。と言っても噂話なので
だが、事件というのはいつも唐突にやって来るのだ。
自室の障子戸を全て開け、縁側からほのかに香る香炉で心を落ち着けながら、アリアは小太刀に打ち粉をポンポンとつけていた。どうやら余程気に入ったらしい。少し前に悪党の一団の屋敷を強襲した時、この小太刀『瞬瞳的刹那』で悪党数人の
「ふーっ、もう少しね」
その光景を目の当たりにすれば悪党でなくとも恐れるだろう。風の噂と流れるまで時間は掛からず、瞬瞳的刹那の名はすぐに広まる事となる。
「…見れば見るほど綺麗だわ」
そんな事はお構い無しに小太刀の手入れを続けるアリア。刀身に映り込む自身の顔を見るや否や、軽く笑顔を浮かべ、そっと打ち粉をポンポンとつけるのだった。
香炉から良い匂いが漂い、ふと庭を見てみるといつの間にかジュリエッタが仕事もせずに芝に
「あの子ったら…まったく」
アリアは抜き身の小太刀を持ったまま立ち上がり、縁側に向かい草履を履いて庭に出るとジュリエッタを頭上から見下ろした。口元からよだれを垂らし、微笑みながら幸せそうに眠っている。
「あ~金平糖が…襲って、………だめアリアさん…私の金平糖…」
どうやら本当に幸せそうな夢も見ているようだ…。しかし現実は切実だ。太陽の光にぎらりと輝く瞬瞳的刹那。
「…お、起きなさーい!ジュリエッタぁ!!」
びくっと身を震わせ、目を見開いたジュリエッタ。その可愛らしい目に飛び込んできたのは抜き身の小太刀と怒り顔のアリア。状況を確認する間もなくジュリエッタは悲鳴を上げた。
「ぎゃわー!殺されるーー!!」
「え?ころされって、あ…」
今更ながらに右手に持った小太刀に気付いたアリア。そして、騒ぎを聞き付けたのか戦闘態勢で駆け付けてくる岡っ引きに同心やら与力達。
「え、えぇ~っと…」
「つ、ツバキ様、お気を確かに」
「ジュリエッタが仕事を抜け出すのは確かにいけませんが、何も手打ちにせずとも…」
「いや、…だから」
「ツバキ様、どうかジュリエッタさんを許して差し上げてはくれませんか」
「連帯責任で罰は我々皆が受けます。ですからジュリエッタを手打ちには…」
駆け付けた岡っ引き、同心、与力達は口々に同じような事言い出した。どうやらジュリエッタは皆に愛される与力のようだ。
「あ、アリアさん、わ、私からも~…うぅ」
ジュリエッタが涙目になりながらアリアに懇願すると、皆も一斉に頭を下げた。これには流石にアリアも堪えたらしく、顔をひきつらせながら、
「きょ、今日の所は見逃してあげるわ。皆に感謝なさい…」
と、言うしかなかった。因みに、これが誤解だったと伝わるのはまた後のお話し…。
先ほど知ったんですが、FF7がリメイクするみたいですね。私はPS3までしか持ってないのでFF15が出たらPS4を買おうと思っています。FF15が早くて今年、FF7が3年後…。
ネトゲーも進めてるし…積みゲーも……。