なのは短編〜こんな転生有りですか!?〜   作:モリブデ

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 某ホラーゲームのアンデットに転生したオリ主さん
 時間潰しにふわっと見て下さったら幸いです
 では、どうぞ


 アンデットになりました

 

 

 

 鳴海市にある森の中で

 

 

「あれ? 何処だここ?」

 

 

 仰向けに寝転がっていたので上半身を起こし辺りをキョロキョロ見回す転生者

 その時身体に違和感を感じ何気無く右手を見て固まった

 

 

「……なんじゃこりゃー!?」

 

 

 右手に指の代わりに5本の爪が生えていた。

 慌てて身体を良く見ようと左手を地面に置いたらカサッと音が聞こえて見ると1枚の紙があった

 それを左手の爪で器用に掴み内容を読んだ

 

 

 

 

 女神からの手紙

 

これを読んでいると言う事は転生できた様で安心しました。場所はリリカルなのはの世界です。ただ、普通に転生させただけじゃつまらないと思うので某ホラーゲームに出てくるアンデットのハンターさんに転生して貰いました。

 

 

「普通に転生させろや! しかもリリカルなのはって何の世界だよ!?」

 

 

 転生させた女神に突っ込むハンター

 

 

 いゃ〜そんなに誉められると照れるなぁ〜

 

 

「誉めてねぇーよ!」

 

 

 それと色々特典つけたから

 

  まず

 

・あらゆる魔法や物理攻撃を吸収して自分のエネルギーに変える事が出来る

 

・両手にある爪はSLBでもアルカンシェルでも何でも切り裂く事が出来る。例えばあいつとあいつの仲を切り裂くとか(笑)

 

・ステルス機能があり一切感知されずに何でもし放題

 

 

・人語やその他を喋れる

 

・生殖器が付いているから原作キャラを・・・・

 

 etc

 

 

 

 一通り読んで紙を破るハンター

 

 

「特典おかしいだろ!? 何だこの盾と矛は! 何でも吸収して何でも切り裂くっておかしいし! ステルス機能って何をさせたいんだ! 人語を話せるってどんな特典!? 生殖器って何考えてんだ!」

 

 

 1人空に向かって叫ぶハンター

 

 

「はぁ……叫んでいても始まらねぇーか。とりあえずステルス機能で姿消して町を見に行くか」

 

 

 そして姿を消して町に出て行くハンター

 暫くあるいてある公園の前にたどり着いた

 

 

「結構大きな公園だな。もうすぐ夜になるし誰もいねぇーな……あれは?」

 

 

 誰も居ないと思ったら1人の茶色の髪をツインテールにした女の子が下を向きながら公園を出て道路を渡ろうとしていた

 そこにトラックが走って来たがに気付かずに道路を渡り轢かれそうになる直前咄嗟に走りこんだハンターが女の子を抱えて歩道に跳んだ

 トラックは急ブレーキを踏んで止まった。運転席から顔を覗かした運ちゃんが

 

 

「危な……ば、化け物!?」

 

 

 文句を言おうとしてステルスを解除したハンターの姿を見た瞬間固まった。そして、ビビってそのまま逃げる様に走りさった

 

 

「そのまま行きやがった……おい大丈夫か?」

 

 

「えっ? 大丈……」

 

 

 ハンターの問いに顔を上げながら答え様として固まる女の子。分かりにくいがハンターは? の表情になった

 

 

「た……」

 

 

「た?」

 

 

「食べないで! 私おいしくないよ! だから食べないで!」

 

「はっ? あっ……」

 

 

 女の子の泣きながら言う事に一瞬訳がわからなくなるが、自分の姿を思い出し納得するハンター

 

「いや、そう言う食べたりはしねーからよ」

 

 

「えっ!? じゃ”ピーーー“や”発言禁止“な事や……」

 

 

「ちょ、待て待てー!? そんな事しねーよ! 何処からそんな事を教えて貰った!?」

 

 

 見た目5歳位の女の子から出てくる話の内容ではなく突っ込むハンター

 

「ふぇ? えっとそこの公園に捨ててあった本を読んだの」

 

 

 公園を指差し答えた女の子を右脇に抱え猛スピードでその本がある所まで行くハンター

 

 そして

 

 

「何でこんな本を捨ててあるんだ!」

 

 

 数冊の本を見て本日何回目かの叫びをあげるハンター。ハンターの声にビクッとなる女の子

 

 

「兎に角この本はもう読んだら駄目だからな」

 

 

 こくこく頷く女の子

 

 

「はぁ……もう夜になるし遅いから家に帰りな」

 

 

 とハンターが言うと

 

 

「……ひっく……えぐっ……」

 

 

「(何故泣くー!?)」

 

 

 いきなり泣き出されて心の中で突っ込むハンターである

 

 

 その後公園のベンチに座り落ち着いた女の子から名前と事情を教えられたハンター

 女の子の名前は高町なのは、何でも父親が大怪我で入院しており家族に迷惑かけない為に”良い子“でいないといけないので1人で公園にいたらしい

 

 

「成る程な。で、お前は1人で居て寂しくないのか?」

 

 

「さみしい……けどわがまま言ったらお父さんが治らないから……」

 

 

「要は父親が治るか目を覚ましゃいい訳だろ」

 

 

 言い終わると自分の身体から何かを探しだすハンター。そんなハンターを不思議そうに見ているなのはに

 

 

「おっ、あったあった。これをやるよ」

 

 

「指輪?」

 

 

 右手で受け取った指輪を見て首を傾げるなのは。赤いサファイアみたいな宝石がついてるだけのシンプルな指輪。

 最も只の指輪ではなく女神から貰った特典の1つである

 

 

「ああ。それを指につけて父親の前でシスターみたく祈ったら目を覚ますしきっと速く怪我が治るぜ(多分)」

 

 

「ほんとう!? なら早速着けてみる」

 

 

 嬉しそうに答えて指に着けるなのは

 

 

「ちょっと、待て」

 

 

 指輪を着けたなのはに待ったをかけるハンター。なのははきょとんとしてハンターを見る。

 

 

「何故その指に着けてんだ?」

 

 

 ハンターが指摘した指はなのはの左手て薬指であった

 

 

「えっと大事な人から貰った指輪はこの指に着けなさいってお母さんが言ったから」

 

 

「(何を教えてんだ、お母さん。そんな事言う前にもっと娘に構えよ。それに今の俺は人ですらねぇーしな)

 今回は意味合いが違うから外して違う指に着けようぜ」

 

 

 言ってなのはを説得(?)させて外そうとしたが指輪が外せないなのは。変わりにハンターが外そうと爪を器用に使ったが外れなかった

 

 

「まぁ、いいか。早速病院に向かって父親を治そうぜ(確か紙に、必要な時以外見えなくなるって書いてあったからな)」

 

 

「うん!」

 

 

 元気よく返事をするなのは。そして1人と1匹(?) は病院に向かった

 

 

 

「うわぁ! 本当にお空を飛んでる すごいすごい!」

 

 

 只今、病院に向かう途中であり、ステルス機能で見えなくしたハンターがなのはを背中に乗せ特典で貰った能力で空を走っていた。なのはには空を飛んだ様に感じていた そうこうする内に病院に到着。父親の気配を探して空に浮いたまま窓から病室に入った。勿論外から鍵を外した

 ベッドの上で色々な機器に繋がれた父親の姿を見たなのはは泣きそうになっていた

 

「……おとうさん」

 

 

「今は泣くよりも早くした方がいいぞ」

 

 

 ハンターに言われて頷いたなのはは父親の横に立ち両手を胸の前で組み両目を瞑り祈った。ただおとうさんを助けたいと

 

 すると指輪が淡い赤色に光り出すとその光りが父親の体を包みこんだ

 その間も目を瞑り祈り続けるなのは、暫くすると光りが収まった

 

 そして

 

 

「……うっ……あっ……ここは?」

 

 

 目を覚ます父親

 

 

「おとうさん!」

 

 

 右手を両手で包む様に握るなのは。そこへ数名の気配がこの病室に近付いて来ているのを感じたハンターは音も立てずに窓から出た。

 

 

「えっ!? なのは!」

 

 病室の扉を開け本来いる筈のない娘の姿を見て驚く母親

 

 

「うっ……桃……子?」

 

「っ!? 士郎さん!」

 

 

 士郎の元に駆け寄ると意識を取り戻した事に涙を流し喜ぶ桃子。そんな桃子に対して何度も途切れ途切れになりながら謝っていた士郎である

 

 

 

「それで、どうしてなのはがここにいるんだ?」

 

 

「それはね……」

 

 

 

 聞いてくる恭也に今までの事を話したなのは

 トラックに跳ねられそうになった事を話すと皆に驚かれ桃子に抱き締められたのは余談であるが

 

 

「……神の使い?」

 

 

「うん! そうなの」

 

「それで、祈りの指輪を着けて祈ったらお父さんが目を覚ましたんだね?」

 

 

 恭也の質問に元気に返事をするなのはに聞く美由希

 

 

 

「そうだよ、でも、消えちゃったの……なのはがいい子じゃないから消えたの」

 

 

「そんな事はないわ。なのははとっても良い子よ。今まで寂しい思いさせてごめんなさいね」

 

 

「そうだよ。指輪も願いを叶えてくれたから消えたんだよ」

 

 

 

 指輪が消えた事が自分のせいだと思い泣きそうになるなのはを真正面から優しく抱きながら言う桃子となのはの後ろから言う美由希

 なのはは桃子に抱き返していた

 

 

 

「(俺は家族を守ると誓いながら全然守れていなかった。この事がなかったら取り返しがつかない事になっていたかもしれない……なのはの出会った生物……本当に神の使いかもな……だから今度こそ守る)」

 

 

 

 親子3人を温かく見守りながら改めて心に誓う恭也であった

 

 

 その後医師が驚く程の驚異的な早さで怪我が治り退院した士郎

 

 

 其から数日がたった、ある日の朝

 

 

 

「鮫捕ったどー!」

 

 

 

 鳴海市の海で鮫を捕っていたハンター

 上機嫌で山に持て帰っていたが、彼は1つ失念していた

 当然ステルス機能で姿を消し空を走っていたがステルスは自分自信のみを消すため鮫は消えていなかった

 その為その日の朝多くの鳴海市民が空とぶ鮫を目撃してニュースで鳴海の七不思議として取り上げられた

 だが、テレビを見ないハンターはそんな事知るよしも無かった

 

 

 

 

 

   ―おしまい―

 






 此処まで読んで頂きありがとうございます


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