なのは短編〜こんな転生有りですか!?〜   作:モリブデ

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 亀更新で書いた話です
 相変わらずですが良かったらどうぞ


ある人物のしもべ(姿)になりました

 

 

 

 鳴海市の上空を1羽の大鷲が優雅に飛んでいた

 

 

「(空を飛ぶのは気持ちいいな)」

 

 

 

 と考える大鷲はこの世界に放り込まれた転生者。

 放り込んだのは背の小さい少女の姿をした女神である。

 放り込まれた時の姿は大鷲ではなかった。バビル2世のしもべの1体ロデムであった

 気付いた時は、黒豹の姿をしており辺り1面青い草原の中で目の前に立つチビ女神と目が合った瞬間

 

 

「逝ってらっしゃ〜い」

 

 

「何処にだー!?」

 

 

 

 いきなり何処かの林に跳ばされる。次に目を覚ました時はロデムの姿だった

 

 

「(ここ何処だよ? しかも言葉がだせない)」

 

 

 

 考えていると頭の中に女性の機械的な声が聞こえた

 

 

 

『ここは、鳴海市と呼ばれる日本の町です。貴方が喋れないのは能力が変身能力で人にはなれないからです』

 

 

「(人になれないのかよ!? ならフリーザになる!)」

 

 

『この世界に措ける制約により規格外にはなれません。それにフリーザは人の言葉を話せるので無理です』

 

 

「(なんだ、その制約)」

 

 

 制約と言われて首を傾げるロデムだが

 

 

 

「(なら、セルやクウラになる!)」

 

 

 

『制約でなれないって言ってんでしょーが! どうしてフリーザよりも強い者になれるんですか!』

 

 

 

「(じゃドラクエのモンスターかペルソナ辺りで)」

 

 

『それは大丈夫です』

 

 

 

 即答すると

 

 

 

「(ミドルラースとルシフェルの融合体がいい)」

 

 

『2体同時の変身は無理です。』

 

 

「(やっぱり駄目なのか……色々うるさいな。取り敢えず大鷲になって鳴海市を上空から見て見ようか)」

 

 

 駄目だと言われるが本人も分かっていたのかあっさりと納得をした

 

 

『初めからそう言って下さい。では、どうぞ』

 

 

「(呆れられたかな? ……まぁいっか、変身っと……おぉ)」

 

 

 呑気な事を考えながら頭の中に大鷲をイメージすると一瞬でロデム黒豹から大鷲になり自分で驚くロデム

 そして、ゆっくりと翼を広げ空へ羽ばたかせた

 

 

 冒頭に戻る

 

 

ある程度空を飛び高層マンションの上に着地しようとした瞬間、突然魔法陣が出現した

 

 

「(へっ?)」

 

 

 間抜けな声を頭の中で上げながら魔法陣から表れた人影に激突して気絶したロデムである

 

 

 

 

 それから暫くして

 

 

 

「(う〜ん……あれ? ここ何処? えっと……そうだ!)」

 

 

 目を覚ましたロデムが大鷲の姿で寝たまま器用に首を持ち上げ辺りを見る

 そこは何処かの部屋であり床には絨毯がひかれてロデムは部屋の一画で横になり毛布を掛けて貰っていた

 

 そこへ

 

 

「気が付いた? 良かった 怪我はない?」

 

 

 料理の載ったお盆を持ちエプロンをつけ腰まである金色の髪をポニーテールにしている少女……フェイトが立っていた

 

 

「フェイト〜鳥に人の言葉が判るのかい?」

 

 

 フェイトの後ろに立つ赤髪・犬耳の女性…アルフがフェイトに尋ねた

 するとロデムは鷲顔を上下に動かし頷いた

 

 

「言葉判るんだね」

 

 

「たまたま動かしただけって考えられるだろ」

 

 

 

 ほっとした顔になるフェイトと半信半疑なアルフ

 そんな2人を交互に見ながら

 

 

「(う〜ん……この娘達はフェイトとアルフだよね? ってことはここはリリカルなのはの世界か。感じから時期はJS事件辺りかな? でもフェイトって料理出来たの? あぁ、話が出来たらいいのに……って、待てよ念話って出来ないかな? えっと《気遣いありがとう》)」

 

 

 と考え念話で2人に語りかけると

 

 

「えっ!? 今のは……」

 

 

「あんた……何者だい?」

 

 

 驚いた表情で見るフェイトとフェイトの前に立ち構えるアルフ

 

 

「(《そんな構えなくて大丈夫だよ、何もしないから。この格好じゃあれなんで、元の姿に戻るよ》)」

 

 

 一瞬で黒豹に戻るロデム。それを見て更に驚くフェイトとアルフ

 

 

「……それが本当の姿なのか?」

 

 

 表情が険しくなるアルフと

 

 

「でも、どうしよう」

 

 

「何かあるのかい? フェイト」

 

 

 困った顔でロデムを見ながら言うフェイトにアルフが聞く

 

 

「お粥作ったけど猫舌なら食べれないかな?」

 

 

 

「そこは、気にする所じやないよフェイト……」

 

 

 フェイトの天然な発言に苦笑いするアルフ

 

 

「(《猫舌ではないから熱いものも大丈夫だよ。このお粥食べていいの?》)」

 

 

「うん。その為に作ったから、大鷲なら食べれるかなと思って作ったんだ」

 

 

「(《ありがとう。いただきます)》」

 

 

 ぺこっと頭を下げるロデム

 

 

「はい、どうぞ」

 

 

「大鷲はお粥食べないと思うけどね……そもそも大鷲にバインドかけないで横に寝かすのもどうかと思うけどね……フェイトはもう少し警戒心を持つべきだよ」

 

 

 ロデムとフェイトの話を聞いて頭を抑えて小声で呟くアルフ

 

 

「(《美味しい……美味しいよ。これ》)」

 

 

「本当? ありがとう」

 

 食べながら念話で美味しいと言うロデムにほっとして笑うフェイト

 

 

「(《ご馳走さまでした》)」

 

 

「はい。お粗末様でした」

 

 

 食べ終わり食器を運ぶフェイト。洗ってる間、待つロデムを睨むアルフ

 

 

「(あれアルフだっけ? めっちゃ睨んで来るよ。まぁ、普通はそうだろうな。フェイトってあんなに料理上手だったっけ?)」

 

 

 自分の覚えてる記憶を思い出しながら考えるロデム。そこに洗い物を終え髪をロングツインテールに戻したフェイトが来た

 

 

「さて、自己紹介します。私はフェイト・テスタロッサ、貴方にきたい事があります。まず、貴方は何者ですか?」

 

 

 真剣な表情になりロデムに聞くフェイトに

 

 

「(いきなりだな〜どうしよう……そうだな《名前はロデム。生まれはアルハザードでそこで実験を受けて変身能力とそれに合わせた力を手に入れた元人間だよ》)」

 

 アルハザード出身だと言ったロデムに

 

 

「アルハザード!? 何処にあるの!」

 

 

 ロデムの体を掴み揺らしながら聞くフェイト

 

 

「(な、な、な、何〜?)」

 

 表情は変わってないが内心驚くロデム

 

 

「フェイト! 落ち着きなって」

 

 

 フェイトの肩を抑えるアルフ

 

 

「あ……ごめんなさい」

 

 はっとなり落ち着くフェイト

 

 

「《大丈夫だけど……アルハザードに何かあるの? 良かったら聞かせてくれないかな》」

 

 

 少し考えて頷くフェイト

 

 

「お母さんに言われて、私の……姉さんを生き返らせる為にアルハザードの知識が必要なの」

 

 

 簡潔に纏めて言うフェイト

 

 

「(姉さん……ってアリシアの事か!?) 《えっ、でもジュエルシード集めてるはずじゃ!?》」

 

 

 驚きのあまり念話で突っ込むロデム

 

 

「ジュエルシード? 何それ」

 

 

 ぽかんとした表情で聞くフェイト

 

 

「《え? えーと(フェイトはジュエルシードを探してないと言うより知らない? どうなってんの) あ、その、知らないならいいんだけど、アルハザードには行けないよ。向こうからは来れるけど此方からは行けないんだ》」

 

 

「《そう……なんだ》」

 

 

 もの凄く落ち込むフェイト

 

 

「《なあ、あんたアルハザードから来たんだろ。あんたの力で何とかならないのかい?》」

 

 

 フェイトに聞こえない様にこっそり念話で聞いてくるアルフ

 

 

「《……ねぇ、フェイト良かったら君のお母さんに会わせて貰えないかな? もしかしたら力になれるかもしれない》」

 

 

 言われてぱっと輝いた表情になるフェイトは

 

 

「《本当!? お願いします!》」

 

 

 嬉しそうに言う

 

 

「《だから……フェイトは少しは……でも、大丈夫か》」

 

 

 納得するアルフ

 

 

「(アルフの言う通り素直過ぎると思うけど、フェイトってこんな娘だったかな? ま、いいか力になれるなら……でもプレシアか〜会っても大丈夫かな》」

 

 

 スキップしそうな勢いで嬉しそうにするフェイトの横で考えるロデム

 

 

 このフェイトも転生者である。原作と違いアリシアの双子の妹で産まれたフェイト。仲良く親子3人で暮らしていた

 だが、原作通りの事故は起きアリシアとフェイトは命を落とした

 それから幾年の月日をかけ娘の蘇生方法を探すプレシア

 そんな中フェイトに憑依転生したのだった

 憑依したのを知らないプレシアは娘が生き返ったと歓喜の涙を流してフェイトを抱き締めていた

 リリカルなのはを知らない転生者はプレシアから色々な事を聞き自分もアリシアの蘇生方法を探す決意をした

 それからプレシアの使い魔であるリニスに師事してもらいながら蘇生方法を探しだした

 色々な世界を巡る途中に出会ったアルフを使い魔にしたりしていたが、肝心の蘇生方法は全く見つからなかった

 そんな中プレシアが不治の病にかかっている事がわかった

 少しでも負担を軽くすべく使い魔の契約を切ったリニスは休眠状態に入り今まで以上に頑張るフェイトだった

 そんな娘の頑張りに嬉しくなるが無茶をして身体を壊さないか心配するプレシア

 必死に探すフェイトだがいたずらに時間だけが過ぎていた。焦るフェイトにある情報が入る

 それは、以前から調べていたアルハザードについて地球に手掛かりがあると言う情報だった

 フェイトは地球が管理外惑星であり魔法と縁がないと分かっていたが、藁にもすがる思いで地球に来た

 そして出会った。アルハザード出身(嘘だけど)であるロデムに

 言葉では言い表せない嬉しさに包まれながらロデムを連れて母の元に帰るフェイトである

 

 

 この出会いこそ後にプレシア親子を一生をかけ守り抜く守護猫(笑)との出会いとはこの時は誰も知るよしはなかった

 




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