唯一魔法が使える少年   作:きゅうじょう

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急いで執筆しました。
と言っても3分の2位終わってたんで全然時間が掛からなかっただけですけどねw

ではどうぞ!

※主人公が名乗った所にルビを振りました。


第2話

「結構時間が掛かるな」

俺は大空を飛びながら独り言を呟いていた。

「あ…また独り言を呟いてしまった…。この癖直した方が良いよな…?」

結局独り言を呟いていた。

「そんな事はどうでもいいか。

にしても遠い……。魔法で飛べるようになったとは言えいつまで掛かるんだ?もう1ヶ月位経つぞ…。」

暇なので装備の確認をしてみる。

 

今手元にあるのはあの日、ネウロイをたった2発で倒したM10一丁と、サイドアームのコンバット・ナイフ。

このナイフはM10が弾切れの時に使う最後の手段的な奴。

ナイフの刃に魔法を纏わせ、それを切るように振ると魔法で形成された斬撃が飛んでいく。

ただこの攻撃方法は燃費が悪い。

貫通力、攻撃力共に高いが、M10で撃てば周囲を巻き添えに出来るほどの力を出せるので、ナイフは滅多に使わない。

 

確認しながら飛んでいたら島が見えてきたので休憩の為に一旦降りる。

なんか凄い建物があるな。

此処が目的地なのだろうか?

とりあえずその建物に降りた。

 

「なんか、本当にデカイな…」

少年が周りを見ていると。

「そこの貴方、此処で一体何をしているのかしら?」

声に反応して振り返ると、赤い髪に赤い目をしている少女に出会った。

「あ、す、すいません。ちょっと休憩する為に此処に来たんですけど。」

「どうやって此処に侵入したのかしら?それに見張りにも気づかれないなんて…」

………しまった。普通に人がいた。

俺には魔法が有るからなんて言っても信じてもらえないよなぁ。

「いや、あの、あはは。どうやって来たんでしたっけ?忘れてしまいましたね〜」

「………。とりあえず貴方には聞くことがあるのでついて来て下さい。」

(めっちゃくちゃ睨んでるよ!?)

「あの、それって拒否権あります?」

「あると思っているの?」

「ですよね〜。

はぁ、ちゃんとついて行きますよ。

なんてそんなに睨まないでくれません?」

「………。」

(無視された………)

そして少年は少女に連れて行かれた。

 

 

ここは何処だろう?執務室って言うのかな?

そう思っていると少女が話しかけて来た。

「とりあえず貴方の名前を教えてください」

「そういえば言ってなかったですね。俺は月影(つきかげ)流斬(りゅうき)です。扶桑皇国出身の魔導師、まあ要は男版ウィッチですね。」

少女は疑いの目で俺の顔を見ている。

まあ、そうなるわな…

「それは本当ですか?」

「ええ、本当ですよ。

何なら魔法を使っても良いですよ。と言っても俺には飛ぶ位しか出来ませんが…」

「じゃあ、今から飛んで見てくれるかしら?」

「良いですけど、まず貴方の名前を教えて頂きたい。」

「あら、ごめんなさいね。

私はミーナ・ディートリンデ・ヴィルケです。」

「よろしくお願いします、ヴィルケさん。」

「ええ、此方こそよろしく。じゃあ、移動しましょうか。」

「移動なんかしなくても良いじゃないですか、ここですればいいんですよ。」

 

そう言うと俺は魔法で身体を浮かせ地面から足を離した。

 

「………え?なんでストライカーユニットを使ってないのに飛べるの?」

「さあ?これが俺の固有魔法なんじゃ無いですかね?」

「なんだか貴方には驚かさせますね。その魔法を使ってここに入って来たんですね?」

「はい、そうです。」

「何のために入って来たんですか?」

「この力を使いたかったんですよ。

ここは最前線だ。力は必要でしょう?なら力があれば此処に入れるのかな〜って、そんな所です。」

「…何故軍に入らなかったの?その力は珍しいわ。別に此処に来なくても軍でその力はを使えるんじゃないのかしら?」

「理由なんて簡単に思い浮かびますよ。多分男で魔法が使えるのは俺だけです。すると研究と称してモルモットにされるかもしれない。それが嫌だったんですよ。」

「そうならなかったかも知れないわよ。」

「それでも此処みたいな最前線に行けないと思いますがね。」

「まあ、良いわ。それで?貴方は此処に入隊したいのかしら?」

「ええ、そうですね」

「他の所は駄目だったのかしら?」

「ここはカールスラントに近いですからね。早く取り戻したいんですよ。住んでいた国ですし」

「あら、貴方は扶桑に住んでいたんじゃないの?」

「親の仕事関係でカールスラントに住んでいました。それで此処に入ってもいいんですかね?」

ヴィルケさんは少し悩んだ後に決断を下した。

「分かりました。良いでしょう。貴方は特別な力を持っています。その力を信じて月影流斬さんをストライクウィッチーズの仲間に入れましょう。」

こんなにあっさり決まって良いのだろうか?

少し心配になったので質問してみるか。

「それは嬉しいのですが、本人が言うのもアレですが、こんなにあっさり決まって良いんですか?俺は飛ぶ以外に何もしていませんよ?」

「ええ、大丈夫よ。この隊の隊長は私です。この隊に必要な人材は私が決めます。それに貴方は力があるのでしょう?」

「ええ、ありますよ。

ではご期待に添えるように頑張ります。」

「よろしい。本来男性がウィッチに必要以上に接触するのは禁止ですが、貴方は私達と一緒になって戦うので接触の問題は何も言いませんが変な事はしないように。よろしいですね?」

こう言うのって普通、厳しく言うべきだと思うんだが、笑顔で言われるとなんか子供扱いされてるみたいだ…

「分かりました。変な行動は極力しないのでよろしくお願いします。」

とりあえず窓の外を見て気分でも晴らそう。

この人話すと何か疲れてくるからな。

「綺麗な空だ。其処を自由に飛べる俺らは恵まれているんでしょうね。

ネウロイさえいなければですが…」

「そうね、この空を自由に飛べるのは素敵な事。でもネウロイがいなければこんな事も出来なかった、と思うと少し複雑ね…。」

…あれ。なんかシリアスになりかけている。

お、誰かがこっちに飛んでくる。

この隊のメンバーかな?

「…そうですね。ん?あの人はこの隊のメンバーですか?」

「ええ、そうよ。後で貴方の事を皆に紹介するから、その時に話したら良いわ。」

「そうですね。………ん?」

 

なんだろう?あの子の後ろから凄い勢いで突っ込んで来る黒い塊が……

ネウロイか!?

俺は素早く目に魔法を纏わせ遠くの方まで見えるようにした。

……やっぱりか。このままじゃまずいな。

とりあえず報告だな。

「ヴィルケさん!あの子の後ろの方、7kmくらい…ネウロイがいます!」

「なんですって!?」

「俺は先に行きます!一応援軍を送って来て下さい!」

 

そう言うと俺は机に置いてあった自分の愛銃を拾い、窓から飛び出した。

 

 

 

 

 

 

俺は高速で飛行しながら呟いていた。

「クソッ!何であの子は気がついてないんだ!?」

よくあの子を見てみる。

白髪の髪に黒を基調とした軍服、そして何より眠そうだ。

「眠そうな顔だ…だから気付かないのか?このままじゃ俺が到着する前にネウロイの攻撃にやられるぞ!」

とりあえず俺はあの子に向かって叫んだ。

「おーい!後ろからネウロイが来てるぞ!」

だが遅かったのかネウロイが攻撃して来た。

彼女は気づいたようで、ネウロイを見るなり緊急回避をするがビームが足を掠めて彼女のストライカーユニットが壊れた。

 

「きゃあ!」

 

壊れたストライカーユニットは黒い煙を吐きながら速度を上げて落ちていく。

「クソッ!届け!」

彼女に伸ばした手は何とか届いた。

「男の人…貴方は…?」

「そんな事より今は目の前の事をどうにかしないと!ユニットは動くか?」

「………駄目。……動かない。」

「……仕方ない」

そう言うと俺は彼女を左腕で抱いて支えた。

「え!?」

突然の事で顔を赤くしているが今は仕方ない。

M10を引き抜きネウロイに照準を合わせる。

そして弾丸に魔法を纏わせ撃つ。

弾丸が当たると爆発したがコアが見えない。

もう一度同じ事を繰り返すと、コアが見えたのでそこに向かって弾丸を放つ、するとネウロイ自体が砕け散った。

「す、凄い……」

隣にいる彼女が感嘆の声をかけて漏らしたのでお礼を言おう。

「ありがとう。でも何で気付かなかったの?眠たかったからかな?」

彼女は表情を暗くしながら

「………うん」

「いや、怒ってるわけじゃ無いんだ。どうして眠たそうにしてたのかなって思っただけだよ。」

「…私、夜間哨戒の任務で夜からずっと飛んでたから、眠く、なって……」

「あ、おい…」

「………」

「眠っただけか」

とりあえず持ち方をお姫様抱っこに変えて帰った。

(…結局援軍来なかったな。

戦闘時間も短かったし仕方ないか。)

そう思いながら俺の腕の中で寝ている少女の安心した顔を見た後基地に帰った。




夜間哨戒の人って言ったら分かりますよね?
その子大好きですw

さて、もうストックが無いので本当に不定期になります。
次は来月なのか半年後なのかそれとも1年後になるかは分かりませんが、早めに投稿したいと思います。

ではさようなら〜
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