唯一魔法が使える少年   作:きゅうじょう

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明けましておめでとうございます!みなさんお久しぶりです、きゅうじょうです!
今まで投稿サボっててすいませんでした。
理由は単にモチベーションが下がっていたと言うことそれだけです。
楽しみにしていた方々本当に申し訳ございませんでした。
今は少しずつですがモチベーションも上がってきていますので、この調子で書けたらなと思います。
間が空きすぎて正直どんな感じで書いていたかも分からないので、文章おかしいかもしれませんがそれでもよければよろしくお願いします!

ではどうぞ!


第20話

 

「さて月影少尉。早速で悪いが出撃の準備をしてもらう。今からウォーロックはネウロイの巣に偵察をしに行く。君にはその護衛をお願いしたい」

 

司令室に呼び出されて言われたのは、早速の出撃。結果を急いでいるのだろうか。今はなにも反論することはない。偵察の護衛程度なら魔法力だって保つだろう。

 

「分かりました、直ちに準備します」

 

俺は敬礼をして足早に格納庫に向かった。

 

 

 

 

 

格納庫に行くと準備をしている整備士たちがいる。そこには最近基地に来たクルトさんももちろんいる。周りを見渡すが誰もこない。当たり前なのだが。そこにはまだ皆が使っていたストライカーもある。筈なのだが、ウィーラーが使っていたジェットストライカーがない。どこに行ったんだろうか。

 

「クルトさん。ウィーラーが使っていたジェットストライカーが見当たらないのですが、何処へ?」

 

「ああ、あの機体ならリベリオンに戻すみたいだよ。向こうの技術者も研究成果を取られたくないだろうしね」

 

成る程。確かに他の国に取られたくはないだろうなと思う。見るとジェットストライカーだけじゃなくその武装まで全て持って帰るそうだ。トラックの荷台に積めるのか?ジェットストライカーだけでもかなり大きいのに。普通のストライカーよりも少しでかいからな、あれ。

 

「月影君。いまから出撃なんだよね。そんなに休む時間もなかっただろうし無理は禁物だよ」

 

「分かっていますよ」

 

俺はそう言ってエンジンに魔法力を込めて起動させる。

 

「月影君!君が出撃してからすぐにこの扉に鋼材で蓋をするらしい!君が出撃から帰って来たら滑走路で待機していてくれ!」

 

「分かりました」

 

もう誰も一緒に出撃する人はいないが、上の怪しい行動に他の人が気づいているはずだし今は耐え忍ぶ時と思おう。

 

「月影機…出る!」

 

ハンガーから滑走路を出て先に飛び出しているウォーロックの後を追う。俺が追いつけるよう向こうが調整してくれているのか少しスピードが遅い。そして俺が追いつくと少しスピードが上がった。下には坂本さんと芳佳、ペリーヌが乗っている空母艦「赤城」が下にあった。

 

「あの船に危害がないように努力しないとな」

 

もうすぐに戦闘が始まる。気を引き締め直そう。

ウォーロックが戦闘機の様な形態でネウロイを攻撃し破壊して行く。方法が一撃離脱戦法と同じだが、機銃の火力がかなりあるのか一回の攻撃でかなりの装甲を削り2回目の折り返しでコアを剥き出しにして白い物言わぬ破片に変えてしまう。

 

「…な、なんだこの機械は」

 

改めて目の前の機械の凄さが分かる。俺が驚いている目の前で変形しビームを放ちネウロイを落として行く。一撃とまでは行かないがやはり高火力だ。

 

「俺の出る幕がないな。俺は赤城方向に行くビームを弾いておこう」

 

少し身を引きネウロイがいる集団から離れ赤城の方向で待機する。正直俺が何かする前に全てが終わる。俺のM10の弾丸が連続命中し都合よくコアに当たってもあそこまで早く終わらない。ウォーロックはそれを一対多数でやっているのだ。しかし高火力で押し切っていても次から次へと巣からネウロイが出てくるのでキリがない。流石に処理能力も限界がきたのか少し鈍っている。

 

「少し手を貸すか」

 

俺はウォーロックの近くにいるネウロイ一体に狙いを定めM10の引き金を引いた。弾が当たるとその場所が爆発する。当たった場所は結構端の方だがこちらに気は引けた様だ。

 

「そらこっちだ!」

 

M10をしまい、MG42を取り出しネウロイに当てて行く。まだ距離があるせいか上手く装甲が削れない。ウォーロックから少し離したところでそのネウロイに近づきMG42で中心らへんに向かって撃つ。もちろんネウロイもビームを放ってくるがウォーロックやあの時の人型よりかは密度が少なく避けやすかった。

 

「そこ!いただきだ!」

 

装甲を削り、露出したコアを狙い撃つと破片となって消えて行く。しかしまだ周りにはまだまだネウロイが飛んでいる。しかし、何か様子がおかしい。ウォーロックが光も放たずに突っ立っているだけだ。それに他のネウロイも動きが止まっている。

 

「な、どうなっているんだ?管制塔!今何が起こっているんだ!?」

 

『今ウォーロックの機能であるコアコントロールシステムを起動した。これでネウロイが操れる様になったはずだ』

 

「操れる様にって、ウォーロックの様子を見ると単に停止している様にしか見えないぞ」

 

『直ぐに動き始める』

 

それだけ言われ通信が終了する。ウォーロックの方を見ると確かに光を出し動き始めた。それと同時に周りにいたネウロイも動き始めた。

 

「ど、同士討ち!?」

 

ネウロイが唐突に同士討ちを始めたのだこれがウォーロックのコアコントロールシステムかは分からないがお互いに戦力を減らしてくれるならこちらも楽になる。しかし一体のネウロイがウォーロックに向かってビームを撃った。ウォーロックはダメージを受けた直後にやり返す様にそのネウロイにビームを放つが、また後ろからビームを当てられそれを繰り返している。

 

「管制塔!これは本当に操っているのか!?まさかとは思うが制御できてないんじゃないだろうな!」

 

『少尉。ウォーロックはこちらからの制御を受け付けなくなった。直ちにウォーロック周辺のネウロイを排除、ウォーロックを基地まで持ち帰ってくれ。以上だ』

 

「この数のネウロイを1人で倒せって!?無茶言わないでくれ!クソ!切りやがった!」

 

今ウォーロック付近のネウロイはざっと見ただけでも15くらいいる。この空域全体を見るともうどうしようもない。唯一の救いは同士討ちをしているということくらいだ。

 

「一体どうやって…な、なんだ?」

 

ウォーロックがあたりのネウロイを排除して行く。とんでもない速さでネウロイがやられて行く。機銃やビームを使い一体、また一体と数を減らして行く。周りのネウロイが消えるとこちらに向かってビームを撃ってくる。

 

「うわぁ!こっちは味方だってのに!」

 

ウォーロックのビームを避け、他のネウロイにけしかけるため移動する。何本もあるビームが俺の後ろから前に突き抜けて行く。数本俺の方向にきたがシールドで防ぐ。他のネウロイの近くに行きターゲットを変更させ同士討ち…だがやはりウォーロックの方が強く他のネウロイが直ぐにやられてしまう。逃げる際も常時シールドを張らないといけないので正直かなり辛くなってきた。何体もネウロイを囮に逃げてきたがまさかのネウロイが先に消え去ってしまった。もう俺のウォーロックの一対一だ。

 

「くそッ!」

 

シールドを貼りながら振り向きMG42を乱射する。しかしその鉄の装甲にたどり着く前にシールドに跳ね返されてしまう。

 

「なら!」

 

MG42を肩にかけ腰のホルスターからM10を取り出し魔法力を込める。この着弾時に爆発するこの魔法ならあの装甲を抜けるはずだ。

 

「喰らえ!」

 

照準を合わせ引き金を絞る。しかしウォーロックが速く当てられなかった。突如ウォーロックが方向転換しどこかに飛ぶ。

 

「一体どこに…まさか赤城に!?」

 

直ぐにウォーロックを追いかけるが、とてもじゃないが追いつけない。ウォーロックは赤城の側面に浮くとビームを撃ち始める。幸い当たらなかったからいいが早く追いかけなければ。

 

「管制塔!ウォーロックの緊急停止を頼む!」

 

『少尉!緊急停止を行なっているが止まらない!少尉の手で落としてくれ!』

 

「ッ!なんてこった!」

 

俺はウォーロックに向かってMG42で撃つがこっちには目もくれずもう一度赤城を狙う。外れてくれと祈るが現実は甘くなかった。全体の中程にビームを受け、少しずつ沈もうとする赤城。

 

「あ、あぁ…俺が上手く、上手く動いていればっ!くそぉ!」

 

戦闘中だと言うのに目を瞑って悔しがってしまった。油断すると痛い目にあう。それは分かっていたことなのに。

戦闘中だと思い出した俺は赤い光の方へ向くと既にウォーロックが俺にビームを撃ちこんでいた瞬間だった。

 

「流斬ィ!!!」

 

誰かが呼びかける声と目の前にきている赤いビームを見ると直ぐに視界が真っ白になった。

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