という訳で、番外編の投稿です!! いやぁ、お待たせしちゃいましたぁ!!
えー、現在テンションがエクシーズモンスターがレベルを持った所を見た勝鬨君並みにぶっ壊れておりますが、まぁ気にしないで下さい。
さて、前回僕が書いてる『ARC-V』の小説、実は最近、個人的に『エンタメ紅白』と呼び始めたんですけど、そちらの後書きで急遽決まった対戦カード!! さぁ、いったい勝つのはどっちなんでしょうか?!
文「作者さーん、そろそろ時間ですよぉ!!」
おう、射命丸!! 分かった、すぐ行く!!
えー、メタい話ですが、作者が『実際に実況に参加』しています。相方は、まぁ推測がついていると思います。
今まで僕の小説を読んで下さっている方の中には、こういうのが苦手な方もいると思います。予めご了承下さい。
後、今回ちょっとルビタグ使ってみました。良かったら、その辺りの感想も頂けると嬉しいです!!
相方がいませんが、それでは今日も――
ゆっくりしていってね!!
「え~、皆さん。本日はこの幻想郷第一デュエル場にお越しくださいまして、誠にありがとうございます!! 本日は何とですね、私達幻想郷の住人を交えつつ、遊戯王の世界とクロスオーバーした小説、『遊戯王ARC-V -エンタメデュリストと紅白の巫女-』と、『遊戯王ZEXAL -白黒の反逆彗星-』を執筆なさっております坂本コウヤさんご主催のもと、世紀の一戦をお送りしたいと思います!! 本日の司会進行を務めさせていただきますのはぁ、わたくし清く正しい『文文。新聞』を発行しております射命丸文とぉ!!」
どうも皆さん、この小説の作者で主催者こと、坂本コウヤです!!
「はい、この二名でお送りさせていただきます!! さて、こうして会うのは初めてですが、本日の勝負、どうなると考えていますか?!」
そうですねぇ。どちらのデッキも、相手をいかに自分のペースに引きずり込むか、そして相手にペースを握らせないかに重点を置いたデッキなので、これはちょっとどうなるか、正直楽しみですね。
「そうですか。では早速、本日のメインキャスト達に登場いただきましょう!! まず一人目!! 小説内で初めてアシスタントという地位を確立し、その幼さの内に秘めた芯の強さでコウヤさんを助ける七色の羽根の吸血鬼!! フランドール・スカーレット!!」
『ワァァァァァァァ!!!!!』
「皆ぁ!! 今日は応援よろしくね!!」
『オォォォォォォォォ!!!!』
「そして二人目!! 紫さんの手引きによって突如後書きの場に現れ、そのまま作者さんによって『ZEXAL』の方の前書き後書きのアシスタントに抜擢された、幽遠なる白玉楼の管理人!! 西行寺幽々子!!」
『幽々子さまぁぁぁぁぁぁ!!』
「フフフ。皆ぁ、今日はよろしくねぇ。」
『オォォォォォォォォォ!!!』
さぁさぁ、互いの応援団のボルテージも上がりに上がっております!! さてこの勝負、いったいどうなるのでしょうか?!
「なお公平を規すために、本日のデュエルはスタンディングデュエルとなっております!! アクションカードや『
それでは、真の前書き後書きアシスタント決定戦!! 間もなくスタートです!!
◇≡
デュエル場を様々な歓声が包み込む中、私とあの幽霊女は、向かい合いながら互いに言葉を交わしていた。
「ついにこの時が来たわ。あなたを公衆の面前でつぶせる、この時が!!」
「あらぁ、随分な言われ様ねぇ。私はただ、あそこに行けばおいしいものが食べられるって紫から聞いたから、行っただけよ。寝取ったりはしてないわぁ。」
「なっ?! そ、そんな事は聞いてない!! ともかく、今日は絶対勝たせてもらうんだから!!」
そう言って私は、左手に付けていたデュエルディスクを起動させ、臨戦態勢に入った。全く、私は別にアイツの事が好きなわけじゃないし。それにアイツだって、好きなやつがいるらしいし。って、何考えてんのよもう。今からデュエルが始まるんだから、ちゃんと切り替えないと。
「フフフ、威勢がいいわね。それじゃあ、互いに楽しみましょうか。このデュエルを。」
そして目の前の幽霊女もまた、左手につけていた丸いデュエルディスクを起動させて、扇形のこの部分の形のディスクプレートを出現させた。それを合図に、私達はデュエルを始めた。
「「
西行寺幽々子
LP 8000
デッキ枚数 35枚
手札 5枚
場、Pゾーン、伏せ 全てなし
フランドール・スカーレット
LP 8000
デッキ枚数 35枚
手札 5枚
場、Pゾーン、伏せ 全てなし
先攻は、向こうからね。どう来る?
「フフッ、私のターンね。私はフィールド魔法、『アンデット・ワールド』を発動。」
幽霊女がディスクにフィールド魔法をセットすると、私達の周りに、薄気味悪いドロドロとした空間が広がった。
「これで、フィールド上と墓地にいるモンスターは、全てアンデット族となるわ。そして私は、『終末の騎士』を召喚。」
終末の騎士
☆4
闇属性,戦士族→アンデット族/効果
ATK 1400
「『終末の騎士』の召喚時効果、発動。このカードの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから闇属性モンスター1体を、墓地に送ることができるわ。私が墓地へ送るのは、そうねぇ、『ゾンビキャリア』にしておこうかしら。」
西行寺幽々子
デッキ枚数 35→34枚
くっ、早速キーカードを。おまけに『アンデット・ワールド』をはってるとなると、アレに警戒しておかないとまずいかな。
「フフフ、私はカードを2枚伏せて、ターンエンドよ。」
西行寺幽々子
LP 8000
デッキ枚数 34枚
手札 1枚
場
終末の騎士
Pゾーン 無し
伏せ 2枚
「さぁ、先攻の幽々子選手! 『アンデット・ワールド』をはって全体をアンデット化させただけでなく、『終末の騎士』で墓地に『ゾンビキャリア』を落としました!! さぁ、これがいったい、このデュエルにどういった影響をもたらすのでしょうか!!」
相変わらず、盛り上げるの上手いわね、あの鴉天狗。それにしてもアイツの場、伏せが2枚? う~ん、どっちかはたぶんアレだと思うんだけど、もう一枚が何かなぁ。ん~、迷ってても仕方ない!
「私のターン、ドロー!!」
フランドール・スカーレット
手札 5→6枚
この手札か。青の後ろのカードを破壊できるカードは、今の私にはない。でも、これならまだ、何とかなる。
「私は手札から、『融合徴兵』を発動! この効果で私は、エクストラデッキの『デストーイ・シザー・ベアー』を見せ、デッキから『エッジインプ・シザー』を手札に加える!!」
フランドール・スカーレット
手札 5→6枚
「おおっとぉ、フランドール選手!! ここでキーカードの『エッジインプ・シザー』を手札に加えてきましたぁ!!という事は――」
「――早速来るでしょう。いきなりから見せにいきますね!!」
「初手だからって加減はしない!! 私は手札から、『融合』を発動!! 手札にさっき加えた『エッジインプ・シザー』と、『ファーニマル・キャット』を融合!! 悪魔の爪よ!! 爪研ぎし野獣よ!! 今一つとなりて、新たな力と姿を見せよ!! 融合召喚!! 現れ出ちゃえ!! 全てを切り裂く森林の猛者!! レベル6、『デストーイ・シザー・ウルフ』!!」
デストーイ・シザー・ウルフ
☆6
闇属性,悪魔族→アンデット族/融合/効果
ATK 2000
「キタァァァ!! ここでフラン選手、エースの1体、『デストーイ・シザー・ウルフ』を呼び出したぁ!!」
『ワァァァァァァ!!!』
『フランちゃーん!!』
「融合素材として墓地に送られた、『ファーニマル・キャット』の効果発動!! 墓地から融合を手札に加える!!」
よし、観客のボルテージも上がってきた。このまま――
「何とか出来る、とは思ってないわよね?」
「っ、もう来るの?」
「勿論よ。あなたのエースを確実に葬るには、このタイミングがいいんじゃないかなと思ったのよ。手札的にも、もう融合は出来ないんじゃないの?」
「っ?!」
チッ、やっぱりバレてたか。まぁしょうがないよね。初手で『融合徴兵』なんか使って、バレない訳ないわよね。確かに、手札的にはもう手詰まり。ただの手詰まりではないんだけど。
「図星のようね。じゃあ、こっちも融合と行きましょうか。手札を1枚墓地に送り、速攻魔法発動!『超融合』!」
西行寺幽々子
手札 1→0枚
「やっぱり伏せてたか。」
「幽々子選手、ここで『超融合』を使ってきたぁ!!」
「チェーンを作らせずに、確実に除去できますからね、あのカードは。しかも、現在フィールド上にいるモンスターは全て、『アンデット・ワールド』の効果によって、全てアンデット族になっています。これは幽々子選手の切り札が出て来るんじゃないですか?」
いや、作者さん。この人がデッキにこれ入れてるの、十中八九それ出す以外に入れてなからね。
「フフフ、いくわよ。私は『超融合』の効果で、アンデット族となっている『終末の騎士』と、あなたの場の『デストーイ・シザー・ウルフ』を融合!」
幽霊女の宣言と同時に、空中に突如出現した黒い渦の中に2体が吸い込まれていき、その時にものすごい突風が巻き起こった。
「くっ、シザー・ウルフ!!」
「あぁぁッと、何という突風でしょうか! 司会席の窓がさっきからガンガン鳴り響いております!! 観客席の皆様は、くれぐれもとばされないようにして下さいね!!」
『キャアァァァァァ!!』
『超融合』を発動してから2体が吸い込まれていった時に起こった突風のせいで、観客席の方では所々で悲鳴などが上がっていた。くそ、何でこのまま放置してるのよアイツは!
「大丈夫よ。すぐに出すから。じゃあ改めて、2体を融合!! 終焉の地に生まれし戦士よ、全てを切り裂く森林の猛者よ! 今こそ冥界の帳の元一つとなり、新たな姿へとその身を変えよ! 融合召喚!! 現れなさい、生者の魂を弄びし、冥府の魔龍!! 『冥界龍ドラゴネクロ』!!」
冥界龍ドラゴネクロ
☆8
闇属性,ドラゴン族→アンデット族/融合/効果
ATK 3000
「ドラゴネクロ…。」
「何と幽々子選手、相手ターンに自らのエース、『冥界龍ドラゴネクロ』を融合召喚してきたぁ!!」
「相手の切り札を除去しつつ出すとは。これはフラン選手、後々に響そうですよ!」
「ウフフ、自分の切り札を利用されて出てきたドラゴネクロを見て、あなたは今どんな気分かしら?」
くっ、煽ってくるわねあの幽霊女。でも、結果オーライではあるかな。だって――
「ク、フフフフフ。アッハハハハハハハハハ!!!!!!」
「? 気でも狂ったのかしら。」
「いいや。まさかホントにドラゴネクロ出してくれると思ってなかったから。まぁ『超融合』も使ってくれたしね。ここまで思った通りの展開が来てくれると、笑いたくもなるよ!」
――そう、ここまでの展開。ほぼ私の思い描いてた通りの事が起こってる。唯一違うとすれば、あのもう一枚の伏せカードくらい。それ以外はほぼ完璧なまでに一致してた。『終末の騎士』が出て来るとか、『ゾンビキャリア』を落とすとかまではさすがに全部予想しきれなかったけど、『超融合』を使ってドラゴネクロを出してくる。この点に関しては完璧に一致していた。こうなったら、私の手札で取るべき行動はただ一つ!!
「ありがとね。おかげであなたの切り札を、倒すための道筋が見えたよ!」
「っ、あなたもう手詰まりなんじゃなかったかしら。」
「誰が完璧に手詰まりだって言った? 私は手札から魔法カード、『縫合蘇生』を発動!! 墓地のファーニマルか、デストーイと名のついたモンスターを1体、効果を無効にして特殊召喚出来る!! 戻ってきて、『デストーイ・シザー・ウルフ』!!」
デストーイ・シザー・ウルフ
☆6
闇属性,悪魔族→アンデット族/融合/効果
ATK 2000
「そして私は、まだこのターン通常召喚してない!! だから、この子を召喚する!! 来て! レベル2チューナー、『フォース・リゾネーター』!!」
フォース・リゾネーター
☆2
水属性,悪魔族→アンデット族/チューナー/効果
ATK 500
よし、これで準備は整った!! あっちもあっちで、こっちのやろうとしてる事に今更気付いたみたいね。でも、もう遅い!!
「チューナーモンスター…、まさか、最初からあなたの目的は――」
「今更気付いても、もう遅いよ!! いくよ!! 私は、レベル6の『デストーイ・シザー・ウルフ』に、レベル2の『フォース・リゾネーター』をチューニング!! 孤高を貫く絶対王者よ!! わが身に宿りし破壊の力を得て、全てを焼き尽くす琰魔となれ!! シンクロ召喚!! 森羅万象をぶち壊しちゃえ!! レベル8、『琰魔竜レッド・デーモン』!!」
琰魔竜レッド・デーモン
☆8
闇属性,ドラゴン族→アンデット族/シンクロ/効果
ATK 3000
「『琰魔竜レッド・デーモン』…。やはり、あなた最初から、ドラゴネクロを仕留めるつもりで。」
「ブラフや囮って訳じゃなかったんだけど、結果的にシザー・ウルフに『超融合』を使ってくれたおかげで、子の道筋ができたの。」
「う~ん、これは一本取られたかしらね。」
苦笑いしながら、幽霊女はそう言った。相変わらず余裕なのかそうじゃないのか、よく分からないわね、あの態度。あの伏せがあって余裕なのか、それともあれが素なのか。くっ、悩んでても仕方ない。今の手札じゃ、どのみちあの伏せは処理できない。
「『琰魔竜レッド・デーモン』の効果発動!! このターン、このカード以外の攻撃を封じる事で、フィールド上の攻撃表示モンスターを全て破壊する!! いくよ、レッド・デーモン!!『きゅっとしてぇ、ドカーン!!(物理)』!!」
私の指示を受けたレッド・デーモンが、右腕を思いっきり握りしめた後、その右腕を地面にドカーンと叩きつけた。すると、地面から大量の火柱が噴きだし、幽霊女のフィールド上のドラゴネクロを焼き尽くした。
「ななな何とぉ!! フラン選手、蘇生からのシンクロ召喚で出した『琰魔竜レッド・デーモン』で、幽々子の切り札である『冥界龍ドラゴネクロ』を焼き切ったぁ!!」
「シザー・ウルフを囮に使うとは。肉を切らせもせずに、骨を断ちに行きましたね! これは上手い!!」
「う~ん、琰魔竜の効果は対象とらないものね。これは本格的にまずいかしらぁ。」
幽霊女がこまった顔をしながら、そんな事を言っていた。てことは、あの伏せカードはもしかして、『闇の幻影』? なるほどね、タイガーで突破しようとしたら、アレで無効にする気だったのね。でもこれで、残りの伏せもだいたいの予想はついた。いける!!
「バトルよ!! 『琰魔竜レッド・デーモン』で、ダイレクトアタック!! 『
私の指示を受けたレッド・デーモンが、地面から炎の剣を取り出し、その巨大な剣を幽霊女に振り下ろした。
琰魔竜レッド・デーモン
ATK 3000
西行寺幽々子
LP 8000-3000=5000
「キャアァァァァ!! ふぅ、全く、遠慮がないわねぇ。」
「言ったでしょ? つぶすって。遠慮なんてする訳ないじゃない! 私はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」
フランドール・スカーレット
LP 8000
デッキ枚数 33枚
手札 1枚
場
琰魔竜レッド・デーモン
Pゾーン 無し
伏せ 1枚
☆≡
う~ん、困ったわねぇ。ドラゴネクロは融合召喚じゃないと特殊召喚ができないから、一度破壊されてしまうと、墓地から一度回収しない限りは出せないのよね。まぁあの子は元々、『超融合』を使ってカウンターで出すことが目的だから、別にいいのだけど。
それに、どうせすぐに真の姿を現すことができるから、構わないわね。デッキを信じていれば、あのカードはきっと来てくれる。
「私のターン、ドロー!」
西行寺幽々子
手札 0→1枚
引いたカードをチラリと見る。うん、やっぱり来てくれたわね。これで、何も問題はないわ。
さぁ、始めましょうか。――反魂の宴を。
「私はチューナーモンスター、『
劫火の舟守 ゴースト・カロン
☆2
闇属性,アンデット族/チューナー/効果
ATK 500
「今更チューナー? 場に何もいないのに?」
「フフフ、このモンスターはね、あなたの場にモンスターがいて、私の場に、このモンスター以外のモンスターがいない時に、真価を発揮するのよ。ゴースト・カロンの効果発動!! 相手の場にのみモンスターが存在し、自分の場にこのモンスター以外にモンスターがいない場合、墓地の融合モンスター1体を選択し、そのモンスターとゴースト・カロンを除外して、その2体のレベルの合計と同じレベルを持つドラゴン族シンクロモンスター1体を、エクストラデッキから特殊召喚出来る!!」
「なっ、墓地のモンスターとシンクロ出来るの?!」
「えぇ。さぁ行くわよ! 私は墓地の『冥界龍ドラゴネクロ』と、ゴースト・カロンを除外!! 冥界の地に流れし、劫火の濁流よ! その深遠に潜みし激情渦巻かせ、混沌の果てより真の姿を現せ!! 『冥界濁竜ドラゴキュートス』!!」
冥界濁竜ドラゴキュートス
☆10
闇属性,ドラゴン族→アンデット族/シンクロ/効果
ATK 4000
『冥界濁竜ドラゴキュートス』。これこそが、ドラゴネクロの真の姿。そして、私がスピードの世界に触れた事で獲得した、新たな力。これこそが、私の真の『
「くっ、まさかそんな方法で、ドラゴキュートスを引っ張ってくるなんて。て言うか、ゴースト・カロンなんていつの間に入れてたの?」
「あらぁ、デッキにはずっと入ってたけど、あなたの前で一度も使ったことが無かっただけよ。それに、普段はドラゴネクロが序盤で墓地に送られる事自体があまりないから、使う機会がなかなかなかったのよ。さぁ、いくわよドラゴキュートス! バトルよ! レッド・デーモンを破壊して来なさい!! 『
ドラゴキュートスが私の指示と同時に、腹部にある口を開いて、そこから黒い波動をレッド・デーモンに向けて放った。レッド・デーモンは何とかそれを受け止めて防ごうとしたものの、防ぎきれずにそのまま爆散した。
冥界濁竜ドラゴキュートス
ATK 4000
琰魔竜レッド・デーモン
ATK 3000
フランドール・スカーレット
LP 8000-(4000-3000)=7000
「レッド・デーモン!! キャアァァァァァ!!!」
「幽々子選手、ここで切り札のドラゴキュートスを出し、フランさんの場のレッド・デーモンを粉砕したぁ!!」
「ハァ、ハァ…。」
「おやおや、まだ勝負は始まったばかりよ。こんな所で、倒れるのは無しよ。」
「…当たり前よ。この程度、全然苦でもないわ!」
そういう吸血鬼の妹ちゃんの目は、鋭く力強い光をたたえていた。
「ウフフ、そうでなくてはね。私はこれで、ターンエンドよ。」
西行寺幽々子
LP 5000
デッキ枚数 33枚
手札 無し
場
冥界濁竜ドラゴキュートス
Pゾーン 無し
伏せ 1枚
◇≡
「さぁ、面白い展開になってきましたね。」
「そうですねぇ。このデュエル、目が離せません! ここからフラン選手がどう巻き返すのか、見物です!!」
「はい!!」
私がさっきのドラゴキュートスの攻撃から何とか立ち上がっていた時に、作者さんと鴉天狗が、私のこれからどう巻き返すのかを期待している会話が聞こえた。全く。実況席の二人、気楽に言ってくれるわね。でも確かに、この状況を打破できるカードはあるにはある。後はそれが引ければ。
「いくよ、私のターン!!」
フランドール・スカーレット
手札 1→2枚
っ、よし!! タイミングいい!! これなら!!
「私は!! 今引いた魔法カード、『死者蘇生』を発動!!」
「『死者蘇生』ですって?!」
「言わずと知れたその効果で!! 墓地からさっき戦闘で破壊された、『琰魔竜レッド・デーモン』を特殊召喚!! 戻ってきて、レッド・デーモン!!」
琰魔竜レッド・デーモン
☆8
闇属性,ドラゴン族→アンデット族/シンクロ/効果
ATK 3000
「フラン選手、ここで『死者蘇生』を引き当て、墓地から先程破壊された『琰魔竜レッド・デーモン』を再び特殊召喚したぁ!!」
『ワァァァァァァァァァ!!!!!』
『いっけー、フランちゃーん!!!』
鴉天狗の実況に合わせ、観客の内、私を応援してくれてる人達が、熱い声援を送ってくれた。よし、空気が一瞬でこっちに傾いた!!
「いくよ!! 再び『琰魔竜レッド・デーモン』の効果発動!!『キュッとしてぇ、ドカーン!!(物理)』!!」
レッド・デーモンが私の指示に従い、またも右腕を握りしめ、そのまま地面にたたきつけた。そして、先程と同じ火柱がフィールド上に立ちのぼり、ドラゴキュートスを焼き殺した。
「あらあら、ドラゴキュートスまでやられちゃったわねぇ。」
「これでまた、壁となるモンスターはいない!! いっけぇ、『
琰魔竜レッド・デーモン
ATK 3000
西行寺幽々子
LP 5000-3000=2000
「アァァァァァァァ!!!」
「幽々子選手、フラン選手からの一方的な攻撃で、ライフがもう6000も削られてしまったぁ!!」
「このまま幽々子選手が何か打開策を引けない場合、壁モンスターで耐え凌ぐ以外に方法がなくなってしまいますね。これはだいぶピンチですよ。」
壁モンスター? そんなの立てたところで、次のターンまで残させるわけないでしょ。それに、私がもし『ファーニマル・ドッグ』を引いてしまえば、もう一度『デストーイ・シザー・ウルフ』か、『デストーイ・シザー・タイガー』を出してしまえば、追加攻撃で確実に倒せる!! この勝負、勝ちは目前よ!!
「私はこれで、ターンエンド!!」
フランドール・スカーレット
LP 7000
デッキ枚数 32枚
手札 1枚
場
琰魔竜レッド・デーモン
Pゾーン なし
伏せ 1枚
☆≡
くっ、ライフがもう危険域に入っちゃったわね。このドローで、何か引かないと――
――いや、『何か』ではなく、引くものはすでに決まっていたわね。なら、それを『確実に引く』ために、『アレ』を使わせてもらうわ!!
私は右手に、私自身の持つ『オーバーハンドレットナンバーズ』から得た力を集約させ、デッキトップにその手を置いた。すると、その力に当てられたかのように、カードが赤紫色に光りだした。
「私の、ターン!! 混沌の力よ。我が右腕に宿り、勝利への道を指し示せ!!『バリアンズ・カオス・ドロー』!!」
西行寺幽々子
手札 0→1枚
「おぉっと幽々子選手、ここで公式で使われたチート技の一つ、『バリアンズ・カオス・ドロー』を発動だ!! て言うか作者さん、これアリなんですか?!」
「遊戯王ではよくあることです。大丈夫だ、問題ない。」
カードの書き換えやチートドローを、『よくあること』の一言で片付けるなんて。フフッ、作者も立派なデュエル脳ね。これぐらいじゃ驚かないか。
さて、引いたカードは――、フフフ、当然これよね。まぁわざわざ『バリアンズ・カオス・ドロー』をしておいて、ほかに引くカードはないわよね。
「ウフフフフ。」
「ん、何を引いたの?」
「…私が引いたのは、『
「なっ、ここで七皇の剣?!」
「『バリアンズ・カオス・ドロー』を使っておいて、他に引くカードがあると思うの? 悪いけど、今の私の状況であれば、それはあり得ないわ。さぁいくわよ。『RUM-七皇の剣』発動!! 通常ドローでドローしたこのカードを相手に公開し続けることで、デュエル中に一度だけ発動することができるわ! その効果により私は、エクストラデッキより『No.101
No.101 S・H・Ark Knight
★4
水属性,水族/エクシーズ/効果
ATK 2100
ORU 無し
七皇の剣を発動させると、私の場に流水を纏いながら、白を基調とした、中央に赤い球体の存在する変わった形の舟が姿を現した。
これこそ、『オーバーハンドレッドナンバーズ』最初のモンスターにして、その頂点に君臨するもの、『No.101 S・H Ark Knight』。でも、これはまだ仮初めの姿。その本当の姿を、今から解放する!
「更に、今特殊召喚したArk Knightをカオス化させ、ランクアップさせる!! 辺獄に集いし満たされぬ魂達よ!! 汝らに宿る混沌を今こそ解き放ち、方舟を守護する暗黒の騎士となれ!! カオス・エクシーズ・チェンジ!! これこそが、カオスオーバーハンドレッドナンバーズの、原点にして最強の存在!! 『
私が右手を掲げると同時に、先程召喚されたArk Knightの赤い球体部分から、先端が赤く光った槍を携えた、黒い騎士の様なモンスターが、その姿を現した。
CNo.101 S・H・Dark Knight
★4
水属性,水族→アンデット族/エクシーズ/効果
ATK 2800
CORU 1つ
『オォォォォォォォォ!!!!!』
『幽々子様ぁ、やっちゃって下さぁい!!!』
Dark Kinghtの登場すると共に、私の側の観客席にいた人達が歓声を上げていた。そして、目の前にいる吸血鬼の妹ちゃんも、私の場に現れた暗黒の騎士を見て、険しい表情をしていた。
「これが、Ark Knightの真の姿。『CNo.101 S・H・Dark Knight』…。」
「さぁ、ここから本番といきましょう。Dark Knightの効果発動!! 1ターンに一度、相手フィールドに存在する、特殊召喚されたモンスター1体を、自らのCORUとして吸収する事が出来る!! 吸収するのは勿論、『琰魔竜レッド・デーモン』よ! 『ダーク・ソウル・ローバー』!!」
Dark Knightがレッド・デーモンに向けて、槍から赤い光線をとばすと、レッド・デーモンは何の抵抗もなくその光に吸収され、Dark Knightの足元に浮かぶCORUへと姿を変えた。
「っ、レッド・デーモン!?」
「CORUに変えられてしまっては、さすがに復活は無理でしょ。バトル! Dark Knightでダイレクトアタック!!『カオス・ファントム・スピア』!!」
Dark Knightが私の指示に従い、右手に持っていた槍を2、3回回した後、投擲の構えをとって、吸血鬼の妹ちゃんに向かってそれを放り投げた。投げた槍は先程と同じ赤い光を纏って、彼女へと一直線に飛んでいき、直撃と同時に爆風を起こした。
CNo.101 S・H・Dark Knight
ATK 2800
フランドール・スカーレット
LP 7000-2800=4200
「キャアァァァァァァ!!!」
「ここでフラン選手に大ダメージぃ!! しかも、このデュエル序盤からフラン選手の戦線を支えてくれた『琰魔竜レッド・デーモン』も、幽々子選手のS・H Dark Knightに吸収されてしまったぁ!! これは大ピ~ンチ!!」
「ウフフ。私はこれで、ターンエンドよ。」
西行寺幽々子
LP 2000
デッキ枚数 32枚
手札 無し
場
CNo.101 S・H Dark Knight(CORU:2つ)
Pゾーン 無し
伏せ 無し
ふぅ、取りあえず返すことはできたけど、手札も伏せも無し。場もDark Knight1体と、だいぶ心細いわね。まぁ、次のターンが回ってこれば、何か引けるでしょう。回ってこれば、だけどね。
それに、Dark KnightはCORUを持っていれば、破壊されても復活し、更に攻撃力分ライフを回復できる。時間を稼ぐ事ぐらいは出来るでしょう。
さて、次のターンあの子が何を引くのか。それが、ある意味この勝負の命運を握っているわね。さぁ、何を引くのかしら、あなたは。
◇≡
「さぁフラン選手!! エースを奪われ、手札も残り1枚、更に伏せも1枚という絶望的な状況です!」
「しかも、先程から伏せを使う素振りすら見せない所を見ると、どうやらあの伏せは死に札の可能性がありますね。それに幽々子選手の場には、攻撃力2800で、更にCORUがある限り何度でも復活してきて、自分の元々の攻撃力分ライフを回復できるS・H Dark Knightもいますし、未だに使用していない伏せも1枚あります。あれも死に札の可能性がありますが、この状況は結構まずいですよ。」
私がフラフラと何とか立ち上がっていた時、鴉天狗と作者さんがまた何か話してたけど、私の意識は、もう二人の会話に耳を向けていられる程、余裕がなくなっていた。
くっ、強い。さすがは『オーバーハンドレットナンバーズ』の使い手、それも、唯一何の異変も起こさずに、自力で制御をしてみせただけあるよ。ライフ的にはまだ余裕があるけど、このターンでDark Knightを何とかしないと、確実に押し切られる。
負ける…、負けるの、私? こんな所で?
そう考え始めると、デッキの上に置いていた右手が、急に震え始めた。もしかして私、怖がってる? 確かに、ここでこの状況を打開できるカードが引けなかった場合、きっと押し切られる。今伏せてあるカードも、この状況じゃ使えない。死に札も同然の状態だ。こんな所で終わるの、私?
――嫌だ。
嫌だ。まだ諦めたくない! まだ引きもしてないのに、相手にターンが回ってもいないのに、こんな所で諦めたくない!!
「私の――」
私は目を閉じ、震えていた右手に無理やり力を入れて、震えを押さえた。そして、デッキの一番上のカードをしっかりと掴み、勢いよく引いた。
「――っ、タァァァァァァン!!!!!」
フランドール・スカーレット
手札 1→2枚
(お願い、来て!)
望んだカードが手札に来ている事を、心の中で願いながら、私は恐る恐る、引いたカードを見た。
そしてカードを確認し、私は目を閉じて、デッキの皆に心の中でお礼を言った。
「フフフ、いいカードは引けたのかしら?」
「えぇ。このターンでケリを付ける!! 私は、『ファーニマル・ドッグ』を召喚!!」
ファーニマル・ドッグ
☆4
地属性,獣族→アンデット族/効果
ATK 1700
「『ファーニマル・ドッグ』の効果発動!! このモンスターの召喚に成功した時、デッキから『ファーニマル』と名のついたモンスターか、『エッジインプ・シザー』を手札に加えられる!! 私は、『エッジインプ・シザー』を手札に加えるわ!!」
フランドール・スカーレット
手札 1→2枚
「そして、手札から『融合』を発動!!」
「『融合』? あぁ、。最初のターンに、あなたが『ファーニマル・キャット』の効果で、手札に戻していたものね。」
「そう。使えるタイミングがなかなかなくて、手札で腐ってたんだ。でもこれで、やっと使える!! いくよ! 私は、フィールドの『ファーニマル・ドッグ』と、今手札に加えた『エッジインプ・シザー』を融合!! 悪魔の爪よ! 咆哮する魔獣よ!! 今こそ一つとなりて、新たな力と姿を見せよ!! 融合召喚!! 現れ出ちゃえ!! 全てを引き裂く密林の魔獣、『デストーイ・シザー・タイガー』!!」
デストーイ・シザー・タイガー
☆6
闇属性,悪魔族→アンデット族/融合/効果
ATK 1900
「フラン選手、ここで『デストーイ・シザー・タイガー』を融合召喚してきたぁ!!」
「『デストーイ・シザー・タイガー』が場に存在する場合、自分フィールド上のファーニマルモンスターとデストーイモンスターは、それらの数×300ポイント、攻撃力がアップするよ!! そしてさらに、シザー・タイガーの効果発動!! このモンスターの融合召喚に成功した時、その素材に使ったモンスターの数まで、フィールド上のカードを破壊できる!! 素材に使ったモンスターは2体!! よって、その伏せカードと、『アンデット・ワールド』を破壊させてもらうよ!!」
シザー・タイガーがお腹のあたりにあるハサミを延長させて、あの幽霊女の場にあった伏せカードと、すでにフィールドにはられていた『アンデット・ワールド』を破壊した。すると、辺りに広がっていた薄気味悪い空間が消え、互いの場にいたモンスター達の雰囲気も元に戻った。
デストーイ・シザー・タイガー
アンデット族→悪魔族
ATK 1900+300=2200
CNO.101 S・H Dark Knight
アンデット族→水族
「あら、『闇の幻影』も破壊されちゃったわね。」
(やっぱりそれだったか。あのアンデットデッキ、何かと闇系のカードが入ってるからなぁ。)
「さぁ、これで邪魔なカードはふっ飛ばさせてもらったわ!」
「でもあなたのモンスターは、肝心の打点が足りてないわよ。どうするつもりかしら。」
そう、確かに今のままじゃ、シザー・タイガーでDark Knightを倒すことはできない。だけど――
「悪いけど、シザー・タイガーが出せた時点で、私の勝利の方程式は完成した!!」
「ッ?!」
「これがラストバトルよ!! いけ、『デストーイ・シザー・タイガー』!! S・H Dark Knightに攻撃!!」
私からの攻撃指示を受け、シザー・タイガーが空に向かって咆哮した後、Dark Knightに向かって勢いよく走りだした。
「フラン選手の攻撃宣言と共に、シザー・タイガーが勢いよく走りだしましたぁ!! ですが、今のままでは打点が足りていません!! どうする気なんでしょうか?!」
「っ、なるほど。そういう事か。」
「えぇぇ?! 作者さん、何か分かったんですか?」
「えぇ。同時に、あの伏せカードの正体も分かりました。」
「えっ、あのフラン選手の伏せですか? 何なんです、アレ?」
「それは、見てたら分かりますよ!」
おっ、作者さんはもう察し付いちゃったか。チェッ、驚かそうと思って、このカードを入れてみてたのに。まぁいいか。今目の前にいるアイツには、相当な奇襲になるしね!!
「(『デストーイ・シザー・タイガー』の属性は闇。闇属性には、光属性で言う『オネスト』のような物はないはず。何を考えているのかしら?)」
「見せてあげる、これが私の、最後の切り札!! リバースカード、オープン!! 速攻魔法、『決闘融合-バトルフュージョン』発動!! このカードは1ターンに1度だけ発動できて、自分フィールド上の融合モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時、その融合モンスターの攻撃力を、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップさせる!!」
デストーイ・シザー・タイガー
ATK 2200+2800=5000
「なっ、融合モンスター限定の、『オネスト』と同じようなカードですって?!」
「ななな、何とぉ!! ここでフラン選手、『決闘融合-バトルフュージョン』を発動させたぁ!! ってあんなカード、私もみた事無いですよ!?」
「あれはタイミングや発動条件こそ違えど、融合モンスター限定の『オネスト』として使用することもできる速攻魔法。融合を多用する【ファーニマル】なら、十分に入る可能性のあるカードですけど、まさかアレを入れているとは。」
そう、このカードは『オネスト』同様、相手の攻撃力分攻撃力を上昇させることができる。元々融合体のデストーイ達の攻撃力が低い事を気にしてた私は、何とかしてその攻撃力のディスアドバンテージを克服したいと思ってた。そして、その過程で見つけたのが、この『決闘融合-バトルフュージョン』。これなら、霊夢の【ライトロード】とかみたいな光属性中心のデッキや、この手の融合系のカードのメタを積んでるデッキでなければ、基本的に相手モンスターの攻撃力を上回ることができる。そして今回みたいに、相手のライフによっては、これでトドメをさすこともできる!!
「いっけぇ、『デストーイ・シザー・タイガー』!!『デストロイ・シザー・ブレイク』!!」
「…フッ、ここまでみたいね。だけど、このままって言うのも、嫌よね? Dark Knight、迎え撃ちなさい!!『カオス・ファントム・スピア』!!」
私のシザー・タイガーが、Dark Knightをその腹のハサミで断ち切ろうとする寸前で、Dark Knightが持っていた槍に、あの赤いエネルギーを纏わせて、投げずにそのまま突き立ててきた。シザー・タイガーは、それを空中で横に身体をひねって避けてみせ、暗黒の騎士をそのハサミで切断した。あの幽霊女の場に最後に現れた暗黒の騎士は、そのハサミの攻撃の前に、あっけなく爆散した。
デストーイ・シザー・タイガー
ATK 5000
CNo.101 S・H・Dark Knight
ATK 2800
西行寺幽々子
LP 2000-(5000-2800)=-200
winner フランドール・スカーレット
◇☆≡
「決まったぁぁぁぁぁぁ!! 激戦を制し、見事勝利を収めたのは、フランドール・スカーレット選手だぁぁぁ!!!」
『ワァァァァァァァァァァ!!!!!』
(あの伏せカード、『決闘融合-バトルフュージョン』とはな。てっきり『ファーニマル・クレーン』や『
「あやや、どうしたんですか作者さん。そんなフランさんばっかり見つめて。」
ん、いや。何でもない。それと射命丸、俺確かさっき裏で、実況モード以外だったら普通に名前で会話してくれていいって言ったよな。
「えっ、もう実況止めちゃった感じですか。」
試合終わったのに、実況続ける意味ねぇだろ? さっさと二人の所、行こうぜ。インタビューするんだろ。
「おっとそうでした。では、いきましょうか。それと、私の事は『文』でいいですからね、コウヤさん。」
ん~、まぁ次までに考えといてやるよ。今後実況席に作者が来るなんてことを、やるかどうかも分かんねぇしな。
「そうですか。では、次の時を楽しみにしてますよ。」
おう。
☆≡
あ~あ、負けちゃったわね。まぁ、これで良いかしら。あの子みたいに、本当にあそこに出たくて行ったわけじゃなかったし。
「ちょっと、大丈夫?」
「ん?」
声がしたので見てみると、そこには、さっきの吸血鬼の妹ちゃんがいた。その表情を見ると、、いや、さっきの声音だけでも、最後の衝撃で吹き飛んだ私を心配してくれているのだと分かった。
私は立ち上がりながら、彼女に言葉を返した。
「フフフ、大丈夫よ。これぐらいでどうにかなるほど、ヤワではないわ。」
「そ、そう。なかなか起き上がらないから、ちょっとびっくりしちゃった。」
「そうなの。それにしても、あなた本当に、あそこが好きなのね。最後の一撃で、それがよく伝わってきたわ。」
「えっ、い、いやいやいやいや!! わ、私、そんなので、あそこにいる訳じゃないよ!! ただ、その、出番が欲しかったとか、あのダメ作者が放っとけなかったとか、ホントに、そんな理由だし。あそこが別に、そ、そそ、そんななに好きとか、そういう理由じゃないから。」
「……。」
ん~と、これを俗にいう、『ツンデレ』って言うのかしら。フフッ、可愛らしいものね。
そう思うと、少し笑みがこぼれた。
「な、何よ?! 笑わないでよ!!」
「フフフ、ごめんなさいね。でも、あなたのそういうところも、可愛らしいと思ったから。」
「っ、もう!! からかわないでよ、この幽霊女!!」
そう言って妹ちゃんは、そっぽを向いてしまった。なるほど。こういうのに、男の人って萌えるわけね。確かに、可愛らしいから、余計に愛おしく感じちゃって、それが『萌える』という感情を引き出しているのかもしれないわね。
「フフフ、幽霊女じゃなくて、私の名前は『西行寺幽々子』よ。」
「……。」
「名前で呼んでくれたら、私としては、嬉しいわね。」
「…フランドール。」
「?」
「『フランドール・スカーレット』。私も、名前で呼んでほしいから、一応教えてあげる。長かったら、『フラン』って呼んでくれてもいいから。」
妹ちゃん、フランはそう言いながら、こちらを睨む様に見ていた。う~ん、やっぱり可愛いものね。ただ、あんまり愛でようとしすぎると、あの子の姉に怒られそうだから、これぐらいで止めておいたほうがいいわね。
「…フフッ、分かったわ。フラン。」
「……幽々子、だっけ。」
「えぇ。」
「次デュエルするときは、もっと、面白いデュエルにしよう。今日は、ありがとね。」
「…フッ、こちらこそ。次こそは、私が勝たせてもらうわ。」
「フン、次も私のレッド・デーモンとファーニマル達が、アンタをぼこぼこにしてやるんだから!」
私達はそう言いつつ、互いに手を差し出しながら、再戦を約束した。彼女とはいずれまた、どこかで相見えることでしょう。その時は、必ず勝たせてもらうわ。
「うーん、良い雰囲気になっちゃってますね。これじゃインタビューに行きにくいですよ。」
「まぁ、しょうがねぇな。ちょっと待ってから、あの輪に入らせてもらおうぜ。」
まぁ、後で紫から聞いた話だと、裏で実況していた二人が、こんな会話をしていたらしいわ。
どうも、お疲れさまでした!! いかがだったでしょうか!!
「ヤッホー、皆ぁ!! 私、勝ったよぉ!!」
おぉ、フラン。インタビューお疲れ。ていうかお前、いつの間にバトルフュージョンなんて積んでたんだな、あのデッキに。
「だって、デストーイ達は基本的にタイガーいないと打点が低いし、タイガーもフィールドに1体しかいれないから、時々困っちゃうの。おまけに闇属性だし。」
なるほど、それで底上げ要因にアイツを使っていると。まぁ、今回どっちも全力で動けた訳じゃ無さそうだしな
「そうだね。だって幽々子に至っては、今回エースモンスター以外で出したの、『終末の騎士』ぐらいだよ。」
そうだな。お前も今回は、ちょっと暴れ足りなかっただろうし、『エンタメ紅白』の本編で何かさせてやるよ。
「本当? エヘヘ、ありがとう。」
気にすんな。出す以上は色々と見せ場を作ってやらねぇとな。
「見せ場と言えば、幽々子は今後出るの?」
一応出すよ。どっちのどこで出るとかは言えないけど。ネタバレになるし。
「そうなんだ。そう言えばインタビューが終わった後、さっきスキマ妖怪にあの鴉天狗が呼ばれてたけど、あれも何か関係あり?」
さ、さぁ、どうかなぁ(遠い目)
「・・・何か引っ掛かるけど、まぁいいか。何か話しとかなきゃいけない事とかって、ある?」
ん、そうだなぁ。あるとすれば、この後にちょっとおまけがあるんだけど、実は『エンタメ紅白』の本編と関係があるヤツなんですね。先の展開を知りたくない方、もしくは本編を全然読まずにこちらを読まれている方は、ブラウザバックを推奨させていただきます。
「まぁいつも通り、読みたい人だけ読んでねって事でしょ。」
そうだな。ついでに言うと、先の展開をちょっと知りたいなって人達向けっていう感じかな。
「オッケー。他にはもう、何もない?」
うん。たぶん次は『反逆彗星』の方の最新話を先にうpすると思うので、よろしくお願いします。
「ということらしいから、皆。これからも応援よろしくね。それじゃあ、また次の話の前書き、後書きで会おうね!!」
コウヤ&フラン「「お楽しみは、これからだ(だよ)!!」」
おまけ:大会インタビュー終了後の射命丸文
※タイトル通り、射命丸を中心に据えた話ですが、途中からはほぼゆかりんメインです。『遊戯王ARC-V -エンタメデュエリストと紅白の巫女-』の本編と関係があります。
※書き方はいつも通り、台本形式です。
これらが大丈夫な方は、ゆっくりしていって下さい。それでは、どうぞ。
おまけ:大会インタビュー終了後の射命丸文
文「ふぅ。今日は久々にいい記事がかけそうですね。見出しをどうしようか悩みますが。」
紫「文、ちょっといいかしら。」
文「あやや、これは紫様。どうしましたか?」
紫「ちょっと、頼みたい事があるのだけど、いいかしら?」
文「・・・それは、私でなければ出来ない、ということでしょうか。」
紫「そういう事になるわね。急を要するのだけど。」
文「分かりました。私の家で、事情を聞きますよ。」
――数刻後、マヨヒガ――
藍「紫様。」
紫「あら、藍。どうしたの?」
藍「本当に、彼女一人で、あそこに行かせてよろしかったのですか?」
紫「えぇ。あそこに、『アカデミア』に潜入するのは、多人数より単独の方が好ましいわ。それに、彼女にはパチュリーに渡した物と同じ、次元移動用のカードを渡してあるわ。最速の彼女であれば、上手く逃げ切れるでしょう。」
藍「全く、霊夢と守矢一家、それにあの天人二人組をスタンダード、舞網市に送り込み、さらに魔理沙とレミリア、咲夜に神子をハートランドシティに送ったあげく、ついこの前にアリスをシンクロ次元へと連れていって。正直、何を考えていらっしゃるのですか?」
紫「さぁ、何を考えているのでしょうね。ただ一つ言えることは、これから先のすぐ未来で、なにか、大きな事が起こりそうな気がするの。そのためにも、今は力を集め、集わせ、蓄える必要があるわ。まぁ、暇潰しに送ってみたっていうのも、ないわけではないけどね。」
藍「・・・そうですか。では取り敢えず、私は言われた通り、文からの連絡を待ちます。」
紫「えぇ、頼むわね。私も久々に、霊夢達の様子を見てくるわ。ついでに、あの社長さんとも話して来ようかしらね。」
藍「あまり遊びすぎて、霊夢をまて怒らせないでくださいよ。」
紫「分かってるわ。じゃあ、留守は頼むわね。」
藍「分かりました。お気をつけて。」
紫「えぇ。何かあったら、必ず連絡しなさい。」
藍「はい。」
――スキマ内部――
紫「さて、霊夢達はどうなってるかしらね。案外、霊夢は遊矢君と付き合ってたりして。フフフ、想像するだけで微笑ましいわね。まぁ、叶うかどうかは、本人達次第、でしょうけどね。ウフフフフ。」